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キャッスル(レベル9)

タチバナ・パート



「くあっ……はぁ……はぁ……」
言い逃れのできないほどの精を吐き出させられた。
目の前で屈辱と罪悪感にまみれるタチバナを見ながら、ストラは嬉々として萎えたペニスにのこる精子を手ですくいなめとっていく。
豊満な肉体と太ももから解放されたタチバナはしゃがみこんでしまった。目の前の絨毯に信じられないほどの量の白濁液が飛び散っている。
(こ、こんなに……) 
頭の中が快感でいっぱいになり、白くスパークしたかのようだった。
「ふふ。まず一回。気持ちよかったんでしょ? まだ勝つ気でいるのかな?」
「くっ……」
勝ち誇った表情で見下ろすストラ。
気持ちよかった。今まで味わったどの快感よりも。本来ならもう敗北している。タチバナの心は少しずつ追い込まれていた。
そんなタチバナを見ながらストラがクスクスと笑う

力の入らないタチバナを押し倒す。絨毯の上に仰向けになるタチバナ。腰に全く力が入らず、迫ってくるストラをかわすことができない。
「次は……」
(ち、力が……) 
そう言って頭をまたぎ、ゆっくりとタチバナにその淫媚な肉体をかぶせていった。
タチバナの目の前にストラの尻がせまった。逃げることができない。上を取られた69の姿勢へと持ちこまれた。
「うっ……あ、あああああ……」
タチバナに襲い掛かったのは全身で感じるやわらかいストラの肌と、甘い溶けるようなペニスへの攻めだった。
「はあ……ああ……どうしたの?タチバナくんも私のここ責めていいんだよ? それとももうメロメロかな?」
尻を小刻みにふってくるストラ。
(いたぶられている……くそ……)
やわらかな感触に下半身が包まれる。見ることすらできない。
「気になるの?……鏡を見て……」
その声に従うようにタチバナは首をひねり、鏡を見てしまった。
(な、なんて姿だ……)
ストラは力が抜けた足の間でそそりたつペニスをしゃぶっていた。その下で快楽に呆けた顔で喘ぐ自分自身の姿。
頽廃的で官能的な姿に目を奪われる。
ペニスを責めながら鏡を見るストラと視線があった。
ほほ笑むストラ。
強く鼓動が高鳴るのを感じる。
(ちくしょう……まだ……) 
頭によぎった考えを振り払おうと秘所を責め始める
「ああっ!!」
「どうしたのぉ?」
突如としてタチバナの表情が快感にゆがんだ。
みるとストラはタチバナのタイミングに合わせ頬がへこむほどのディープスロートをしていた。力が抜ける。タチバナはストラの口の中でカリ、亀頭が舌に蹂躙される快感にさらされていった。
「我慢しないでよがり狂ってもいいんだよ……?」
甘い声が快感と共にタチバナの頭まで染みいる。
(くっ、ああぁ……だがもう一度イカされたら……)
ここでイカされたら最期、もうこの淫魔に逆らえないかもしれない。その思いがタチバナを踏みとどまらせた。
「…なめるなよ……!」
「あっ……えっ……」
頭を拘束してくる下半身をがっちりと拘束し、秘所を責め、クリトリスを刺激し、舐めあげる。
「や、この……」
タチバナの反抗に気づき、ストラも激しいフェラと手コキでタチバナを責める。
下半身に叩きつけられる快感に理性が蝕まれていくのを感じつつも、必死に責め返していく。
「ぷはっ…んんっ!……ああっ」
激しい責め合いが続き、ストラが快感に喘いだ。フェラをやめる。
それでも手コキを繰り返してくるが、フェラと合わさった時程の快感はない。
(……拘束が緩んだら抜け出す……!)
この体勢からの脱出をまず優先しよう。そう決めたタチバナはさらに激しく秘所を責める。
「この……やああ……」
ストラがだんだんと震え始めた。
「おまえをよがらせてやるよ……ストラ」
「あぁん!」
ひときわ大きくストラが震え、ストラが身体を浮かせた時だった。
(今だ……! まず体勢を……)
この体勢から逃れるべく、ストラの秘所から顔を離し、抜け出す……
「くああああああ!!!!」
(な、なんだっ!?)
「ははっ……ふふ……いい声で喘ぐねぇ」
快感の悲鳴を上げたのはタチバナだった。ペニスが温かく、やわらかいものに全てを包みこまれている!
(ま、まさか……こいつの……)
唾を飲み込みながら鏡を見ると、ストラはタチバナが体勢を変えようとしたその隙を狙って拘束をとき、逆にその大きな乳房にペニスをとらえていた。余すことなく包み込まれ、ペニスはまったく見ることができない。
「あのまま責め続けてれば…違ったかもね……その顔……最高だよぉ」
鏡越しに絶望と快感に染まるタチバナの顔を嬉々として見つめるストラ。
その唇から唾液が胸の深い谷間に落され、亀頭に垂れたのがわかった。
「じゃあ、行くよ……」
ゆっくりと、パイズリをはじめた。
「う、あ、ああ……」
味わったことのない快感に包まれていく。
「ああ……すっごく熱いね……」
口から喘ぎ声が洩れていく。止められない。
「ふふふっ……こんなカッコになっちゃって……君は今淫魔にパイズリされてるんだよ?」
「くはっ……ああ」
(わかってる……)
その事実を頭に浮かべても、この淫魔から与えられる快感から逃れることができない。
むしろ背筋を走る背徳感と快感が、タチバナの喘ぎを大きくしていく。
汗ばんだ艶めかしい肌に下半身が包まれ、温かく柔らかい乳房の間で弄ばれるたびに、タチバナは快楽に囚われていった。
「こんなに悦んじゃって、本当に倒したかったのかなぁ?」
「ああぁ、はあぁ……」
ストラに組み伏せられ、その妖艶な肉体からの責めを甘受する姿は闘いとは呼べなかった。巨乳が上下するたびに頭の芯までとろけそうな快楽に恍惚になる。
被虐的な快感が脳にしみわたる。
ストラの巨乳で頭が満たされていく。
濃厚な責めが続いた。



我慢を重ねてなんとか射精をこらえるが、打開策が見つからないまま時が過ぎていく。
(ああ…ああぁ……!)
思いとは裏腹に身体はストラの責めに悦び震えていた。限界が近づいていく。
「はぁ……ふう……ねぇ……?」
ペニスを弄びながらストラがつぶやく。
「我慢しないで……もうイッちゃったんだから……こうやって皆もイカせてあげたんだよ……」
脳裏にフラッシュバックが光った。あの魅惑的な淫魔……その淫魔にペニスを責められている。
(あの時の……!! 皆これに…… いやだめだだめだだめだ!)
あの時のストラに責められよがり狂う人達を思いだしてしまう。
すぐに頭から消し去ろうとしたが、タチバナのペニスがビクビクと脈打ち、腰が快楽を求めるようにかすかに浮き上がったのをストラは逃さなかった。
「ふふっ。おちんちんは正直だね……搾りだしてあげる……」
そういうと片方の乳房から手を離し、一方の乳房を反対側に押し付けるようにして強烈なパイズリを始めた。
「ううう!? あああっ!!!」
「気に入ってくれたみたいだねぇ」
(ペ、ペニスが溶けてる……?!)
「あぁっはぁ……ああ……な、なんでこんなに……き、キモチい……」
「ふふ……だんだん強情も溶けてきたみたいだねぇ?イッっていいんだよぉ?」
思わず漏らしてしまった本能の叫びがタチバナの理性をむしばんだ。
(なにも考えられない……気持ちいい……!ああ……) 
足が痙攣を始めた。
自らの谷間に沈みこむ虜囚の屈服を感じ取ったのか、ストラは亀頭を露出させ、口で包み込み吸い上げた。
(ああっ、アアッ、イクッ!)


ドクッ! ドクン!


「イ……あああああああ!!!」
タチバナは思い切り身体をそり上げた。
声をあげ、責めに屈服したあかしをすべてストラの口内に吐き出してしまう。
(と、止まらない……)
痙攣しながら頭が白くなる。
「んんんっ!んんん」
すべてがストラに奪われ、激しい快楽の渦に理性が飲み込まれていく。
腰が跳ねあがり、捧げるように震えた。その間もストラは乳房の間でペニスを刺激し続ける。
「ンッ……ンッン」
射精がとまると、さらに手で丹念に竿をしごかれ、残りかすまでなめとられる。
(はああ……もう……)
タチバナは身体の奥で、ガラガラと大切な何かが崩れていくのを感じ取った。そこに、ストラから与えられる快感がとろとろと入りこんでいく。




「あぁ……はぁ……くっ」
ゆっくりペニスと下半身を開放するとこちらに向き直るストラは口を大きく開け、精液にまみれた口内を見せつけてきた。目の前で喉をならして飲みこんでいく。
「こんなにたっぷり……何年も待った快楽はどう……?」
淫媚にほほ笑むストラから顔をそむける。

だがその顔を両手で挟まれ、無理やり見つめあわされた。
「まだ私に逆らえるかなぁ……?」
嬉々として問いかけてくるストラ。
タチバナはすぐに否定することが出来なかった。
もうこの責めには逆らえない。知ってしまった、いや教え込まれた。
ストラの眼光に吸い込まれていく。
タチバナの心にじっとりと暗い幸福感が広がり、罪悪感がしぼんでいく。
(な、なにか……)
必死に目で部屋を見渡すが、入ってきたドア以外に何もなかった。
それを見つめ、笑うストラ。
「一度入ったら逃げられないよ。わたしより強い淫魔か、人間が来ないと開かない。もうおかしくなっちゃいそう?」
(ストラを倒すのか、クラが来るまで耐えきれるのか……それとも) 
このままでは倒せない。なんとかしのぐしかない……だがもししのげなかったら。
「ふふっ。そろそろ終わりしようか。君の本当の気持ちを聞かせてもらうよ」
長いの書くのって難しい。あーでもない、こーでもないをしていたらこんなに時間がたってしまいました。読んでくださっている方申し訳ありませんでした。
年内には完結させたい……
感想を書いてくださっている方、ありがとうございます。
決していやいや伸ばしているわけではないです(笑)欲望の結果ですね(笑)
ただ結果として、クラ・パートが短く感じられるかもしれません。申し訳ない。
こういうのを書いていると同レベルガチンコとか書きたくなりますが、技量がない。

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