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学生BF大会 第二章

リングの上で冬校の石川詩織と西校の白田冬彦が対峙する。
石川が非常に細身な選手のため、
がっしりした白田の体が余計に逞しく見える。

「パートナーに厳しいんだな」

「見てたの?
 広ちゃんはパートナー以前にペットだから。
 白田くんもペットになる?
 毎日、すっごく気持ちいい思いさせてあげるけど」

石川は白田の目を見つめ、待ちきれない様子で舌なめずりをする。
大人しそうに見える石川詩織の扇情的な振る舞いは、
白田の欲望を引掻くように刺激した。

「それでは第2ラウンド……はじめ!!」

石川が滑り込むように白田の下半身に抱きつく。
冷たくて細い腕を筋肉質な太ももに絡め、
既に硬くそそり立っているペニスに嬉しそうに頬ずりをする。

「ふふ…思った通り、白田くんのすごく良い匂い。
 美味しい精液がたくさん搾れる匂いがするよ。
 空っぽになるまで出してあげるからね」

「ぅ……」

舐めることも扱くことも無く、
一気に根元までペニスにしゃぶりつく。
突然に熱くぬめる快感に晒され、否応なく下半身が緊張する。
絡みつく石川の細い腕はとても冷たいのに、口内は焼けそうに熱い。
上目遣いで白田のことを見つめ、口の中でペニスをペロペロと舐める。
敏感な場所を探るようにペニスを嘗め回し、
少しでも反応があれば抉るようにそこを責めてくる。
序盤からの激しい責めに我慢汁が次々と溢れてくる。
石川は嬉しそうにそれを唾液と絡め、
ぬるぬるになっていく口内でペニスを舐める。
柔らかい舌を裏筋に押し付けながら、
ゆったりと亀頭の方に唇が上がっていく。
この短時間の責めで一気に射精まで追い込まれているのを感じながら、
白田は石川の肩に指を添えた。
それしか行動を起こさない白田を見て、
石川は嬉しそうに目を細める。
亀頭のくびれを締め付けていた唇がペニスの付け根に押し付けられる。
喉の奥でカウパーが勢いよく溢れるのを感じ取り、
石川はじゅうじゅうとペニスを吸いたてた。
華奢な肩に添えられた白田の指に力が入る。
石川の頭を掴み、喉の奥に精液をぶちまけたくなる。
この女がそれを喜んで受け入れる確信があった。
もったいぶったような動きで口内をペニスに擦りつけながら、
また亀頭まで唇が滑っていく。
鈴口がチロチロと舐められ、下腹部に溜まった射精感が膨張する。
石川の肩を掴んだ手から力を抜きいてゆっくりと白田は反撃に出る。

「んっ…♪」

肩に添えられた指が胸まで滑り落ちてきたのを石川詩織は少し意外に感じた。
口の中の熱い感触から察するに、
抵抗も出来ないままに射精してしまうと思っていた。
濃厚で美味しい精液がすぐに飲めると思ったのに残念。
だけど大丈夫。
いっぱい我慢して我慢して出してくれた精液の方が美味しいから。
一度出したら失神するまで吸い出してあげる。
楽しみで楽しみで唾液が止まらない。
あまり大きくない胸を優しく摩る指先が、なかなかいやらしい。
肌をなぞり期待させながら、軽く揉んだりする。
指の使い方はたぶん広ちゃんより上手い。
ますます精液を飲むのが楽しみになってくる。
石川詩織のゆっくりとしたフェラが、
徐々にリズムを刻み始める。
軽く興奮して見える石川の瞳は白田から目を離さない。
白田が射精するまでの表情の変化を全て見ていようとする。
快感に圧倒され、射精しそうになるたびに石川の瞳が妖しく輝く。
大量の唾液とカウパーが混ざり合い、石川の顎を伝ってリングに滴り落ちた。
下半身に腕がしっかりと絡みついて逃げられない。
石川がとても嬉しそうにペニスを根元までぐっと飲み込んだ。
何度か大きな波を退けたものの限界だった。
熱い喉の奥にめいっぱい精液を迸らせる。
審判がカウントを開始し、石川詩織が歓喜に目を細める。
舌と喉で濃厚な精液を味わい口の中で掻き混ぜる。
そうかと思うと射精のタイミングに合わせて強く精液が吸い上げられる。
精巣から直接吸い出されるような快感に腰が抜けそうになる。
ひたすら絶頂が続きそうになるのを堪え、下腹部に力を込めた。

「石川詩織、8.07ポイント!!」

審判の言葉が聞こえても石川はペニスを吸う事をやめない。
射精した直後にも関わらず、
気を抜いただけでそのまま精液が吸い上げられてしまいそうだった。
可愛い唇が精液で濡れているのが見える。
ようやく吸引をやめたかと思うと、ふっと口を開いた。
ペニスを口内に保ったまま、粘膜が離れる。
口内に精液は既に無く、泡だった透明な液体が口から滴る。
強烈な吸引から開放されて白田の力が抜けた。
その瞬間を狙われていた。
痺れたような感覚が残るペニスにそっと舌が這わせられる。
さっきまでの激しさを少しも感じさせない柔らかい舌使いに、
急激に絶頂感の波が押し寄せる。
くすぐるような甘い責めが耐える事を許さない。
ぬるりとした舌が根元から亀頭の周辺を絡めるように舐め、
吐息が敏感な亀頭をくすぐる。
追い込むように、れろれろと裏筋を舐められて一気に精液が導き出された。
石川詩織の舌の上に精液が溢れ出してた。
舌の上に乗った精液をペニスに塗りつけながら、
再び根元までペニスにしゃぶりついた。

「石川詩織、5.22ポイント!!」

再び精液を吸い上げられる前に射精を止める。
連続の射精による軽い疲労が体をだるくする。
だけど、まだ大丈夫だ。
ひよこが稼いだ27.12ポイントには遠い。
このまま思う存分攻めればいい。


***

秋校、応援席。
代表の桂木裕輔と東雲さくらは試合を観戦していた。

「西校の白田、上手くないね。
 冬校のあの女の口で責められ続ければ勝ち目は無いのに。
 まともに責め返せないなら、今すぐ無理矢理にでも引き剥がすべきじゃない?
 俺ならもう少しどうにか…ちっ、もどかしいな」

熱心に試合を見ている桂木裕輔に対し、
東雲さくらは落ち着いている。
豊かな胸に手を添えて、試合よりも裕輔を見ていた。

「白田冬彦に頑張ってもらわないと、
 小森ひよこと戦えないもんねー」

「本当だよ。小森ひよこを叩きのめす事が、
 優勝の次に楽しみなのに。
 これじゃあ、西校の勝敗が怪しい」

「そしたら、賞金でちょっとした招待試合を組もうよ。
 面白そうじゃない?
 自分の実力と関係無いところで敗退しちゃった選手と戦って、
 改めて築いてきたプライドを叩きのめすの。
 そしたら西校が買っても負けても楽しめるもの」

「あぁ、それすごく良いアイディアだよ!!
 さくらはさすがだなぁ」

ふたりは嬉しそうに見詰め合ってキスをする。
BFの天才と呼ばれるふたりの興味は既に今の試合から離れていた。

***

白田くんは予想以上に頑張っている。
最初の射精も二回目の射精も、もっと長く搾れると思った。
射精までの時間は長い方じゃないけど、
射精を止めるのは上手いのかもしれない。
本当に美味しい精液。
もっと欲しいのに。
自分のふとももを熱い体液が滴り落ちていく。
優しく胸を触る以外は全然反撃してこないけど、
白田くんは搾りがいのある相手だ。
積極的には責めてこないけど、上手い。
精液も美味しい。とっても美味しい。
精液の味も楽しんで、雑魚じゃない相手を攻略する悦びも噛み締めて、
おまけに程よい快感も味わって、その挙句に私と冬校は勝利する。
素敵な時間だ。
ボロボロに負けてくれてありがとうね、よわっちぃ広ちゃん。
硬い肉に舌を絡ませて付け根からさっきっぽまでを何度も責めると、
口の中で白田くんのがまた大きく膨らんだ。
美味しい美味しい精液が上ってくる。
頭で考えるよりも速く喉の奥まで亀頭を受け入れて、
思いっきりちゅちゅう吸う。
こういう時に苦しさは感じない。
赤ちゃんを作るための大事な体液を自分が吸い出してることが
どうしようもなく嬉しくなる。それだけだ。
喉に濃厚な精液が絡みつく。
今度はもっともっとたくさん搾ってあげる。
口全体で白田くんのを搾り上げる。
三回目でも少しも勢いが弱くならない。味も濃いまま。
次々と喉に向けて白田くんの遺伝子が弾ける。
少し苦しそうに歪む白田くんの表情が、可愛いくて、少し格好良い。
そろそろ射精が終わりそうかな?
気持ちよかったね、白田くん。

「石川詩織、10.67ポイント!!」

審判の声が聞こえる。
ひくひく震える白田くんのを口の中で弄ぶ。
今のところ合計で23秒ちょいかな?
広ちゃんが小森さんに取られたのが27秒だから、
もう一回搾り出せば私の勝ち、白田くんの負け。
白田くん体力有りそうだしKO負けまで追い込むのは時間的に厳しいかもだけど、
あと二回は美味しい精液、もらうからね。

「あんまりやられっぱなしで終わるとひよこが怒るな……」

あんまりにも小さい声で聞き取れなかったけど、
その声の調子が落ち着いていて私は少し動揺した。
硬く膨れてるここにも、汗が浮かんでる表情にも余裕は感じられないのに、
今呟いた白田くんの声は少しも焦っていなかった。
白田くんは私の頭を抱え込むようにして私の背筋に手を伸ばした。
骨と筋肉の間を指がなぞっていく。
かなり無理のある姿勢をしてるはずなのに少しもそれを感じさせない、
うっとりするような手つきだった。
お尻の割れ目に指が到達して、慌てて腰を引く。
攻めるのは私だけでいい。

「触らせてくれると嬉しいんだけど」

返事代わりに入り口をぺろぺろ舐める。
白田くんはそこまで頑張らなくていいの。
お尻の上の方を触っていた手が、
腰周りを撫でながら胸まで移動してくる。
このまま攻めるつもりなのかな。
手の動き具合から、いつでもあそこに手を伸ばそうとしてるのがわかる。
正直に言って白田くんみたいな優しい触り方で下を触られたら、
だいぶ気持ち良くなっちゃいそうで不味い。
白田くんは体も柔らかいみたいだし、手足も長い。
強引に手を伸ばしてくる事もあるかもしれない。
そう思った瞬間に下半身に向けて白田くんの手が動いた。
咄嗟に腰を白田くんから遠ざける。
一瞬、下半身の方へと動いた手は私の胸から離れると、
両肩に添えられていた。
やられた。その場に座り込むように白田くんが腰を引く。
さっきまではしっかりと抱きついてたのに、
重心が後ろに行ってしまったせいで軽くフェラから抜け出されてしまう。
勢いよく口から白田くんのが抜けて透明な糸を引く。
追いかけようとしても肩に添えられた手が邪魔だった。
乱暴に押し倒されるかと思ったら、
白田くんは腰を引いた勢いのままその場に座り込んでしまった。
逆に、バランスを崩した私をそのまま抱き寄せる。
両腕でしっかりと私の体を抱きしめ、
首筋に唇を近づける。脈の辺りが優しく吸われる。
…不覚にもきゅんときてしまった。
胡坐をかいた白田くんにすっぽりと抱かれ、
下腹部にさっきまでしゃぶっていたものが押し当てられる。
口に含んでいた時よりも、熱く大きく感じた。

「前戯はいらなそうだけど…
 それでもちゃんと触ってからがいいよな?」

首にキスを繰り返しながら、両手が臀部を弄る。
いけない。これは駄目。このままじゃ駄目。
分かっているものの白田くんの腕の中で抵抗が出来ない。
愛液に濡れたふとももをなぞり、ゆっくりと複数の指がそこに伸びる。

「あっ―――」

出したくもない喘ぎ声を漏らす。
左右の指で優しく撫でられると堪らなかった。
指を入れたりクリを擦ったりしようとはせずに、
優しく粘膜を撫でられる。
時折、膣の入り口やクリトリスの際をなぞられると、
もう駄目だった。
欲しくて堪らなくなってしまう。

「このまま気持ちよくなっても、
 あんたのせいで冬校が負けるわけじゃないし、
 我慢するのはよしなよ」

避けられていたクリトリスにそっと指が添えられる。
そのまま指の腹で優しくそこが摩られ、同時に耳たぶを軽くしゃぶられた。
あっさりと耐えていたものが崩落する。
息が漏れ出し、視界が白く光った。
ふわふわした絶頂に身を委ねる。
抵抗できない。白田くんの指は優しくそこを摩る事を止めない。
気持ち良くて涎が垂れそうだった。
全身が緊張しているのか脱力しているのか分からない。

「白田冬彦、12.75ポイント!!」

ふっと力が抜けて白田くんに体を預けてしまう。
ほんの短い時間だったと思ったのに、13秒近く経っていた。
…これじゃ全然、広ちゃんのことバカにできないなぁ。
すっかりやられた。
もう反撃の時間も無い。

第2ラウンド終了を告げる鐘が鳴った。

「あ、入れる前に終わっちゃったか」

それは絶対わかっていたでしょう、白田くん。

「第2ラウンド終了!!
 西校、12.75ポイント!!
 冬校、23.96ポイント!!」

個人のスコアでは勝ったけどこれじゃあ差が少なすぎる。
広ちゃんが小森さんに取られた分は取り返せなかった…
あぁ、もう悔しいなぁ。

「第1ラウンド、第2ラウンド合計スコアは――
 西校、39.87ポイント!!
 冬校、23.96ポイント!!
 勝者、西校!!」

私の肩を軽く叩く。
立ち上がれ、ということらしい。
私が立つと白田くんも立ち上がり、軽く礼をした。

「口でされるのが気持ちよすぎて危なかった。
 本当は個人でも勝ちたかったんだけど、
 さすがに強いね。敵わなかった。
 ひよこが強くなかったら西校の負けだったよ。
 良い試合をさせてくれて、ありがとう」

そう言ってよたよたとリングから降りていく。
不思議な感じ。
冬校は負けた。
個人では勝った。
だけど、個人でも勝った気がしない。
そのくせ、嫌な気分じゃない。
悔しいんだけど、さっぱりした気持ち。
広ちゃんへのお仕置きはやめておこうかな。
リングの外の広ちゃんを見る。
探るように私のことを見ていた。
なんだかイラっときちゃうなぁ。
やめやめ。
やっぱり今日のデザートは広ちゃんだ。
どうせ私たちの大会はこれでお終い、
私も楽しむことにしよ。









濡れたタオルを後輩が白田に渡す。
マントを羽織って下腹部を拭く白田を、
小森ひよこがじっと睨みつけてた。

「犬…一回戦は通過したけど……
 もうちょっと頑張れたんじゃないの?」

「あれで限界だ。
 俺は負けたが西校は勝ったんだ、いいじゃないか」

「あんたもちゃんと勝ちなさいよ。
 あんたに頑張ってもらわないと、
 安心して戦えないじゃないの」

「俺の経験則から言って、
 俺が勝とうと負けようと
 ひよこは勝つよ」

「そういうことを言ってるんじゃないのよ、頭悪いの?
 早く戻るわよ。
 着替えて、春校と南校の試合を見るんだから」

「ひよこ」

「何?」

「どこか調子悪いのか?」

「……何処も悪くないわよ。
 あんたがどうしようもなくて頭が痛いだけ」







***

女子トイレにて。
(冬校の代表、キスは本当に上手かった……
 まだ体の奥に熱が残ってる…
 勝負は私の圧勝だったけど、
 序盤で主導権を握れなったら危なかったかもしれない……)
個室で座り込み、白田冬彦のことを考える。
冬彦は今日の試合、どのくらい本気だったんだろう。
あんな風に射精して気持ち良さそうな顔してたけど……
なんか変な感じだ。
ずっと西校BF部のトップとして一緒にやってきたけど、
未だにあいつのことはよくわからない。
一度も話したことのない男の弱点は少し触れればすぐに分かるのに、
あの男の弱点は掴めない。
特に弱点が無い、ってこともないだろう。
西校は強い学校じゃない。
自分で言うのもなんだけど、私は特別だ。
他校の生徒と比べても強い自信があるし、
実際に勝率もかなり高い。
それに対して、白田冬彦はあくまで西校男子の中では一番なだけ。
戦績もあまり良くない。
だけど、あんな風に時々すごく上手く相手を責めたりする。
白田に抱かれた石川詩織の表情はとても気持ち良さそうだった。

(だめ…やっぱり、体の熱が引かない…
 少し醒ましてから控え室に戻ろう……
 このままじゃ白田とまともに話せない……)

ぐっしょりと濡れたそこに指を伸ばす。
指が軽く敏感なところを圧迫し、円を描く。
小森ひよこは声を押し殺し、行為に没頭する。
SNSに投下したもの。
感想ありがとうございます。
一言でも二言でもやる気が湧いて参ります。

こっちでも画像貼れるみたいなんで、トーナメント表をぺたり。
誰が誰だか分からなくなった際に見て頂ければ。

次回は春校と南校の対戦です。


※追記。画像、表示されないね…

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