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迷いの谷

見えない糸に引っ張られる様に足がぎこちなく動く。
上半身もそれにふらふらと運ばれていき、脳が送り出す命令を聞かない。
表情と視線だけは自由だったので、男は乳魔の後を
勝手についていく己の体を憎憎しげに睨みつけていた。

それでも男は時折乳魔の白いビキニの後姿を見つめずには居られなかった。
小柄な体には不釣合いな程ムッチリとした尻が健康的に揺れ、
瑞々しい背中の横から時折揺れすぎたらしい爆乳が覗けると
喉が勝手に唾を飲み込んでしまう。その度に男は濃いピンク色の
ふわふわの髪の毛に目を移し、気分を落ち着けてから自分の体に
視線を戻していた。せめてもの儚い抵抗だった。

「お姉ちゃーん、新しい人連れてきたよー!」

どうやら目的地についたらしい。男は自分を呪縛した乳魔のアジトらしい
洞窟の中に連れていかれ、ある意味予想通りの光景に顔を更にしかめた。

清潔に保たれた大きなベッドやソファーも、食料や水が備蓄されている棚も、
テーブルその他諸々の家具も淫魔の為の物では無い。
捕らえた獲物をじっくりと楽しむ為の物なのだ。
現に乳魔が呼びかけた姉らしいすみれ色の髪の淫魔はソファーに座り、
全裸の年端も行かぬ少年の頭を撫で膝枕で寝かしつけていた。

「あら、お帰り。淫魔ハンターを連れてきたの?やるじゃない」

「うん。いや〜危なかったよ、もうちょっとでやられそうだったもん」

男は少年を心配したかったが、その前に姉に目を惹かれてしまった。
妹と違って長身の姉はその超乳さえなければスレンダーと言えるだろう体を
処から手に入れたのかメイド服に身を包み、丸っこい眼鏡までしていた。
ただしメイド服も落ち着いた黒色とロングスカートとは裏腹に首下から胸元の
布が乳首をやっと覆う程度にカットされており、鎖骨や谷間はおろか
胸の輪郭自体が丸見えと言う扇情的な代物だった。

人間だったらはしたないどころでは済まされないそのアンバランスな服装も
淫魔だとむしろ納得してしまうのが不思議な物だ。男はそんな事を思いながら
現実逃避していたが、姉妹の会話で我を取り戻させられた。

「でもその分精液はスッごく美味しかったよ!この人を大事に
食べていけば一ヶ月は持つよね!」

「そうね、壊さない様に大事にしましょう。未熟な精だけだと栄養が偏るしね」

「ショタくんばっかり食べているとショタコンになっちゃうってホントかな?」

「さあ?母乳の分泌を良くするには向いているって聞いた事はあるけど」

姉妹は男など居ないかの様に会話している。これが乳魔たちの
世間話なのだろうか?食べられる側の人間にとっては堪った物ではない。
男はせめて姉妹の淫魔達をなるべく胸を見ない様にしながら
睨みつけた。だがそれに気付いた姉妹はクスクス笑っただけだった。

「あらごめんなさい、無視して話を進めちゃって。私はイレーネよ。
短い間だろうけどこれからよろしくね。あ、怖がらなくていいわよ?
人間は目一杯可愛がってあげた方が良い精を出すもの」

「ちなみにあたしはイライザだよ!さっきは名乗りそびれちゃったね」

男は鬱陶しかった。肉欲を必死に抑えかき集めた憎しみをぶつけても
親しげに振舞う乳魔の姉妹が。この二人の名前など心底どうでも
良かったし、会話など絶対にしたくなかった。

「あら?随分むっつりとした人ねえ。BF中もこうだったの?」

「うん。唸り声や呻き声は出したけど、一言も喋ろうとしないの。
お陰でテクは相当凄かったけどムードが台無しだったよー」

「そう…淫魔に対する憎しみを糧に強くなってきたタイプなのかしら」

イレーネの推測は当たっていた。男はハンターだった両親を淫魔に
連れ去られ、ハンター育成機関に拾われた過去がある。
ハンター育成機関は行き場の無い孤児達を半ば強制的に
ハンターに育て上げる物議が絶えない組織だが、淫魔によって
孤児になった子供達は大抵自発的に冷徹なハンターに育つ。

男もそうだった。淫魔に対する憎しみと人間を守る使命感を募らせ
努力し続けてきた男は見事ハンターになり、数年間実績を積み上げてきた。
後輩から尊敬され、上層部からは評価され、同僚からは期待され、
一般人からは賞賛される立場の若き腕利き淫魔ハンター。
更に男には愛する妻と産まれたばかりの娘まで居た。
男は人一倍”人間”であり、淫魔に対する抵抗が強かった。

男は改めてイレーネを強くにらみ続けたが、イレーネは困った様な顔こそ
すれど気圧されたり気を害したりする様子は無かった。

「これはかなりの難物かもね…意地を張られたらこっちもやり難いのに」

「大丈夫大丈夫!あたしのおっぱいで何回か気持ちよくしてあげれば
すぐに喜んで食べさせてくれる様になるって!イかせれば分かる!」

「そうであって欲しいわね。私はさっきこの子を食べたから任せるわ」

「おっけー。ふっふっふ、ハンターさん覚悟してねー。大丈夫、痛い事は
絶対しないし嫌な事言ったりしないから。そんな意地悪な淫魔じゃないよ」

イライザは陽気に言いながらくいくいと糸を辿る様に指を動かした。
たったそれだけの動作で男の体は勝手に動き出しベッドの中心に
仰向けになってしまう。良く効いたスプリングがすべすべのシーツと共に
嫌になる程寝心地を良くしているベッドだった。

灯りに薄暗く照らされた天井を見ていた視界が馬乗りになってきた
イライザの肉つきの良い肢体に埋められる。男の世界は濃淡が艶かしい
肌色の海になり、白い布切れが大波に揺さぶられるヨットの様に
乳房に弄ばれていた。一般人なら見ただけで射精しかねない光景だ。

男も本能に逆らえず乳房を凝視したが、頬を緩ませる事はしなかった。
頑固な態度を崩さない男にイライザも苦笑せざるを得ない。

「見るならちゃんと見とれてよー。まるで毒を見る様な目じゃん?傷つくなあ」

男は相変わらず無言だった。イライザも返答は期待しておらず、
きめ細かい太ももとプリンの様なヒップを男の体にこすりつけながら
男の横に寝そべった。そして男の股間が持ち主の意思に負けず劣らず
固くなっているのを見、満足気に微笑んだ。

「あーあ、淫魔ハンターって本当にかわいそう。気持ち良いのをガマンして
苦しい思いを繰り返して…そんな事をしないと生きていけないなんて。
あたしとお姉ちゃんでたっぷり愛して、楽にしてあげるからね」

イライザの声に皮肉や侮蔑は混じっていなかった。純粋に男に同情し、
気遣っているのだ。それがまた新たな腹立たしさになってくれ、
イライザが乳房を股間に近づけてきても歯を食い縛る事が出来た。

ぽよんっ。

最初に感じたのは男では何をやっても得られない魅惑の弾力だった。
乳房が肉棒に緩やかな体当たりをしかけ、お互いの衝突と振動を楽しむ。
まるで精一杯踏ん張る鼠を猫が優しくからかっている様な光景だった。

そのままイライザは右の乳房を使って肌とビキニ両方、果てはその境目まで
使って肉棒と陰嚢に愛撫を加えた。男は堪えようとしたが無駄なあがきで
半立ちだった男の性器は見る見る熱くなり完全に勃起してしまった。

「あれ〜?もうガマン汁出して良い頃なのに…ハンターさん、
無理のしすぎは体に良くないよ?」

だがイライザは納得がいかなかったらしく、顔をしかめてビキニ越しに
乳首で男の亀頭をつついた。敏感な部分をいじくられた肉棒は
いやいやをする様に震えたが、亀頭から滑りは出てこなかった。

「あらあら、本当に手強いわね。呪縛した時はどうやって勝ったの?」

「いや〜、実を言うと他の淫魔とヤッた直後だったみたいで…
最初からガチガチのヌルヌルだったの。それでも手間がかかったよ」

「呆れた…万全の状態だったら負けていたって事じゃない。
相手が格上の場合は逃げておきなさいって何時も言ってるでしょ?」

「うー…お姉ちゃんに叱られた。これも君のせいだよ、ハンターさん」

イライザは勝手な事を言いながら男との距離を縮め、ビキニの前の紐を
解いた。拘束を解かれた両の乳房は遠慮なくお互いを弾き合い、
むっちりと閉じられていた谷間に侵入路を作った。

イライザが何をするつもりかは火を見るより明らかだったが、
指一本動かせない男に耐える以外に出来る事は無い。
首すら動かせないのでいざ挟み込まれる瞬間を見る事も出来ないのだ。

きっと卑猥な棒がトッピングとして突き刺さったクリーム菓子の様な
光景になるのだろう。そんな考えで気を紛らわせようとする
男が待つ時間はそう長くなかった。

むににに…

イライザの胸の狭間が獲物を取り込む軟体動物の様に男のペニスを
ゆっくりと滑り込ませた。恐ろしい事に潤滑液が無いまま乳肉に
摩擦されていると言うのに全く痛みが無い。乳魔自慢の乳房は皮膚も
凄く滑らかで、どんな乱暴な使い方をしても男を傷つける事など出来ない。

最初の感触に慣れるとたちまち快感が染み込み、脳に快楽物質を出せと
促してくる。滑らかさ、暖かさ、柔らかさが包み込まれると言う体験を
甘美に演出し理性を頭から追い出そうとする。男は一瞬だけ恍惚感に
捕らわれ、すぐに深呼吸してそれを追い払ったものの被害は既に出ていた。
たった一筋ではあるが、男の亀頭はカウパーを垂らし始めたのだ。

「強情過ぎだよ、ハンターさん。早く楽になりなよ。えいえいっ!」

むにっ!ぷるん!
ぎゅうう…むにむに…

業を煮やしたイライザが積極的にパイズリを始めるといよいよガマン汁の
流れは激しくなり、男も食い縛った歯の奥から呻き声を漏らさずには
居られなくなった。時に激しく揉み解され、時に共に揺らされる。
時にしっかりと抱き込まれ、時に柔らかく擦られる。
乳房にいい様に弄ばれた肉棒はビクビクと震え、声無き悲鳴を上げた。

だが男は射精しなかった。

「あーっもう!なんでそこまで意地を張るかなあ!こっちは早く君を
幸せにしてあげたいだけなんだよ?全く…お姉ちゃん手伝って!」

「はいはい、そうかんしゃくを起こさないの。ごめんなさいね、うちの妹は
短気なもので上手くいかないとすぐこうなるのよ。許してあげてね」

男に姉妹の会話に耳を傾ける余裕はもう無かった。
射精こそしていないが男のペニスは明らかに快感に喘いでおり、
それを不自由な全身に逃がして薄めているだけに過ぎないのだ。
遅かれ早かれ訪れる絶頂を苦肉の策で先延ばしにしても、
相手に攻撃出来ていないのだから勝利など有り得ない。
乳房に挟まれた自身の肉棒の様に男は絶望の湖に溺れそうになっていた。

ふにい…

そんな状態にある男がイレーネの乳房と言う新手を裁ける訳が無い。
妹の物より一回り大きいそれらは妹の物より数段柔らかく、
弾け揺れる弾力こそ劣っていたが滑らかさと暖かさでは明らかに勝っていた。

むにっ!ふにっ。
ぷるんぷるん!ふよふよ。

二組の異なる性質の乳房が同じ動作を行い、差を強調して互いの
感触を高めあう。慣れる事が出来なくなり、逃げ場も無くなる。
熱く張り詰めた肉棒が小刻みに奮え、ガマン汁を盛んに噴出す。
それでも男は精液の代わりに悲鳴を出して絶頂を拒絶していた。
叫ぶ事すら出来なくなる最後の瞬間の前の悪あがきとも言う。

「もう…見ているこっちが辛いよ。かわいそうに…今楽にしてあげるからね。
一回気持ちよくなればもうガマンする意味も無くなるからね」

「………!」

ぺろっ!ちゅっ!ちゅぱちゅぱっ!

単なる誘惑の言葉だろうか、それとも純粋な心遣いからだろうか。
イライザはラストスパートをかけようと舌と唇で男の肉棒をしゃぶりだした。
効果は覿面で悲鳴が絶叫になり、遂に全身が絶頂に備えて強張り始めた。

イライザはとどめに口を大きく開けて亀頭を吸い上げるつもりだった。
正に今、男は乳魔に乳と口に食べられようとしていた。

がしっ。

イレーネがイライザの肩を押し、乳房と唇を強制的に離させたのはその時だった。

「ちょっ…お姉ちゃん?」

「しーっ…」

狼狽する妹をたしなめたイレーネは続いて自分の超乳も慎重にゆっくりと
男の肉棒から引き離し、精液がこぼれ出ていない事を確認してから
安堵のため息をついた。そして何で止めたと顔に書いてある妹と
視線を合わせ、横を向いてそれを男の顔に向けさせた。

「ひっ!」

男は泣いていた。死に至りそうな激痛に苦しむ悲惨な表情で。
Sの気が強い淫魔なら思わず発情してしまう事請け合いの顔だったが、
獲物を愛して虜にするポリシーのこの姉妹には見たくない物だった。

「危なかった…あのままイかせていたら確実に壊れていたわ」

「なんで…なんでそこまでするのよ?姉さんがこの前捕まえてきた
ハンターさんはあっさり落ちたじゃない!なんでここまで苦しんで!」

「人間は数が多いだけあって千差万別なのよ。この人にとって
肉体の快楽に屈する事は死ぬよりも辛い事なんでしょうね」

男は荒い息をつきながら姉妹の会話を聞き流していた。
間一髪の所で射精を免れた事は認識していたが、何故淫魔達が途中で
止めたのかは分からなかった。イレーネの心配そうな言葉もイライザの
泣きそうな声も今の男の頭では理解できなかったのだ。

「じゃあ…どうしたら良いのよ。まさか人間の街に戻す訳にもいかないし」

「心配要らないわ。要は彼の心が体に屈する事を良しとしていないだけ。
それなら心を懐柔してしまえば良いの。そうすれば体も心に従うわ」

「心を…ってどうするの?記憶を奪うとか、若返らせるとか?」

「そういう手段もあるけど…記憶を奪っても子供の頃からこうだったのなら
意味が無いし、小さな男の子は既に居るわ。ここは原始的な方法を使うわよ」

姉妹が会話を続ける中、男はイきかけたペニスがようやく縮まったのを
感じていた。それに伴い僅かながら思考力が戻り、姉妹が何か企んでいる
事を理解したがぼんやりとした頭はそれ以上考えてくれなかった。
どうせ動けはしないのだからこのまま何も考える必要は無い。
男は疲れの余り頭に休みを与える事にした。

それが男の命取りとなる。

とさっ。

イレーネは壊れ物を扱う様に男を静かに横向けにし、
男の体の下に滑り込む様に後ろに寝そべった。
そして男を労わる様に背中から腕を回し、そっと引き寄せた。

ふわん。

男の後頭部に何かとても柔らかく滑々な物が当たった。
男は枕ってこんなに気持ち良い物だっけ、とぼんやりと考え
イライザが目の前に横たわるのを眺めていた。

「お姉ちゃん…本当にそれで大丈夫なの?」

「あら、ぱふぱふはパイズリと母乳に並ぶ乳魔の三種の極意の一つよ。
困った時こそ基本に立ち返ると道が開ける物なのよ」

ふわり。

男の後頭部がほんの少しだけ沈み、やっと男は理解した。
これが枕は枕でもイレーネの胸枕なのだと言う事を。

ほんの短い間、男はパニックに陥りかけた。この体勢だと
少しずつ少しずつイレーネの超乳の間に頭が飲み込まれていくだろう。
そうなったら今度こそ射精してしまうかも知れない。
あれ程我慢した男を苦しめる射精がやってきてしまう。

ふわふわ。

だがイレーネの柔乳が男の耳をくすぐり、乳魔の胸独特の甘い乳臭さが
鼻に入ってくると男の強張った顔はゆっくりと緩み始めた。
いけないと思って意志力をかき集めようとしても、暖かい肉の塊に
吸い取られていく様で段々楽な気分になってくる。

「あ、凄い!なんかリラックスした顔になってきてる!」

「でしょう?ねえ、ハンターさん。さっきは無理やり射精させようとして
ごめんなさいね。今度は気が向くまで射精しなくて良いから。
さっきのお詫びにこうして休ませてあげる。眠っても良いのよ?」

ふわあん。

煩わしかった筈のイレーネの声と言葉が温かく聞こえる。
男の理性は盛んに危険信号を叫んでいたが、ふやかされた脳は
更なる怠惰な安らぎを求めイレーネの胸に頭が沈んでいくのを放置していた。

男の肉棒は勃起し直していたが、男はそれに気付いていなかった。
射精しなくて良い、好きなだけ休ませてあげる。イレーネの言葉に
男は淫魔を相手にしている事も半ば忘れどんどん力を抜いていった。

「うわ〜、さっきの顔がウソみたい。凄いよお姉ちゃん」

「貴女がぱふぱふを軽視しているだけよ。良い機会だから練習しなさい」

「え〜でもあたしのおっぱいはお姉ちゃんのみたいに柔らかくないよ」

「それならそれでやり方がある物よ。そうね…軽く叩いたり、押し当てたり、
抱きしめたり、揺らしたりしてあげなさい?パイズリをしているつもりで」

「う〜ん…パイズリをしているつもりかあ…」

イライザがその爆乳を揺らして近づいてきても男はもう慌てなかった。
前の紐が解けたビキニが申し訳程度に乳首を隠しているのが
いやらしいな、とどこか他人事の様に考えている位だった。

「軽く叩く…」

ぱんっ。

瑞々しい肉塊が頬や額を叩くと男はなんとなく愉快な気分になった。
反動で更にイレーネの胸に沈んでいくのも心地よかった。

「押し当てる…」

むちっ。

柔らかく暖かい物が顔にキスをすると男は自然に目を閉じていた。
後頭部も更にふわふわと覆われていき、目が見えなくても周り全てが
乳魔姉妹の乳房になってしまったのが良く分かる。

「抱きしめる…お姉ちゃんの背中に手を回しても良いよね?」

「ええ、挟み込むの。でも息苦しくはさせない様にね」

むにゅむにゅ…

男は幸せだった。射精を我慢する必要無く乳魔の極上の乳房を
二人分も堪能出来るのだ。これ以上の幸せは思いつかなかった。

「あはっ、凄く嬉しそう…ゆさゆさっと」

ぷるるんぷるるん。

派手に揺らされた爆乳が男の顔面を可愛がり、頭は男の全てを
慈しむ様な超乳に抱かれている。男の世界は二人の乳房の間だけになった。

「もうすぐよ。ほら、もっと遊んであげなさい」

「ぱふぱふってこんなに楽しかったんだ!君、もっともっと
幸せにしてあげるね。気持ちよく気持ちよ〜くなってね」

狭く暖かく優しい牢獄で男は何時の間にか微笑んでいた。
どの位の間そうしていたかは分からない。
ほんの数秒間だろうか、それとも数分間だろうか?

どぴゅっ!
ぴゅるるるっ!
ぴゅうっ!

気が付いたら男の肉棒は射精していた。
ひときわ鋭い快楽に男は数秒間身をすくませたが、
姉妹のぱふぱふが続くとすぐにまた微笑んでいた。

「ばんざーい!最高のおっぱい奴隷のかんせーい!」

「これは…なんて良い香りの精かしら。こんなに凄い精の持ち主なら
精々長生きしてもらわないとね。後で最高の母乳を飲ませてあげましょう」

姉妹はとても嬉しそうに男を抱き続けてくれた。
二人の幸せは男の幸せでもあった。

「お疲れ様、よく頑張ったね。そろそろ休んじゃおっか?添い寝してあげる!」

「何時でも好きなだけ眠り、好きなだけ射精していいのよ。さあお眠り…」

導かれるまま睡魔の闇に連れて行かれる男の意識にふと疑問がよぎった。

そう言えば、何故射精を我慢していたのだろう?
明けましておめでとうございます。今年も多くのBF小説、
願わくば私好みのシチュが増える事を祈って…よろしくお願いします。

これは某所でリクエストを受けて書いたSSです。
私の常ですが、一度書いたらまた欲望が湧き上がるまでしばらく姿を消すと思います。

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