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なんちゃってハンターの冒険その5:森林の淫魔再び編

最初に貴方がしたのはフードつきの大きな外套を買う事だった。
インキュバスの体の効果は予想以上に素晴らしく、道行く女達の
9割以上が振り返り、半分以上が凝視し、5人に一人は声をかけてくる。

最初は楽しかったが移動に時間がかかりすぎるし、美しくない女に
声をかけられても嬉しくないので身を隠す外套が必要だったのだ。
隠者の様な格好をしてしまえば流石に注目を集める事も無くなった。

さあ、これからどうしよう?

考えるまでもない。彼女に礼を言わねば。

貴方は「ショタになれるかもしれない」と言う話をしてくれたアルラウネに
会いに行く事にした。見果てぬ夢でしかなかったショタ化の実現手段を
教え、キッカケを与えてくれたのは彼女なのだ。一度会って礼が言いたかった。

再びあの森にやってきた貴方は空中の糸状の光や肌色の木などに
でくわさない様気をつけつつアルラウネの匂いを探した。
匂いを発見する事自体は簡単だったが、そこからしばらく歩かないと
いけなかったのは予想外だった。インキュバスに転生して
嗅覚も鋭敏になったのだろうか?

やがて浮遊感にも似た脱力が貴方を襲い始めた時、にこにこした彼女の姿が
現れた。相変わらずお世辞にも豊満とは言えない体だが、視線が
低くなったせいか自然に彼女が年上に見える。

「はろはろ〜、かわいい少年くん♪こっちへおいで〜?
いいにおいでぽーっとしながらおねえさんと遊ぼうよ♪」

やはりインキュバスの体のせいなのか、彼女の匂いは記憶の中の物よりも
ずっとはっきりと感じられ、甘い陶酔感もいや増していた。手招きされるまま
ふらふらと近寄りながら貴方は彼女が以前会った者だとは
気付いていないのだなとぼんやりと考えていた。どうしようか?

アルラウネは貴方の正体に気付いていない様だが、わざわざ
教えなくても良いと思えた。彼女の香りで思考が鈍り面倒くさくなったのも
あるし、それ以上に未熟な子供として逆レイプを体験してみたかった。

そう決断した貴方はふらふらと彼女に近づいたが、後2mと言った所で
脚が笑い膝と手を地につけてしまった。既に全身が火照りまくっており、
そのまま倒れこまないので精一杯だ。ここでも感じやすく
疲れやすい子供インキュバスの体の影響を感じざるを得ない。

「あっ!ごめんね〜、もう歩けなくなっちゃったんだね。いいよ、
お姉さんの方から来てあげる。ちょっと待っててね」

動けなくなってしまった貴方を見て彼女はやや慌てた様に近づいてきた。
そのままおっかなびっくりと貴方の小さな体を抱き上げる。
彼女の腕の心地よさに貴方がうっとりとため息を洩らすと
少しホッとした様だった。

「すっごく敏感なんだね。痛くならない様にお薬飲ませてあげる」

薬とは何の事だろう、と思う暇も無く彼女が唇を奪ってきた。
ああ、唾液の事かと納得しながら飲み込むとたちまち夢見心地に
なってくる。唾液とキスの両方のせいで体中から力が無くなり
瞼まで重くなった貴方を見て彼女は満足そうに微笑んだ。

「眠くなったら何時でも寝ちゃって良いからね?さあ、脱ぎ脱ぎしようか〜♪」

彼女は貴方を花の中に寝かせ舌なめずりをしながら手早く服を
脱がした。植物なのにどうして人の服の脱がし方を知っているんだろう?と
どうでもいい疑問を脳内で転がしている内に貴方の肉棒が現れた。

「わー、すっごくかわいい!匂いもほんわかで、正に青い果実って感じ!」

貴方の新しい肉棒は細くて短くて如何にも頼りなさげで、その上
長い皮に守られている完全な包茎だった。男としては恥かしい限りだが、
女から見ると弄くり易い分魅力的なのだろうか?

ぬちゃっ。

アルラウネの小さな手が更に小さい貴方の肉棒を包み込んだ。
手から直接蜜を分泌させているらしく、摩擦が加減されてとても
具合の良い手コキになっている。否、それは手コキと言える程の物ではなく
勃起しても柔らかい貴方の肉棒がそっと握られているだけだ。
それなのに肉棒は悦びに震えだし快感の呻きが勝手に口から洩れる。

これが子供の体の快感…!

念願の感覚を味わえた貴方は感動で涙を流し始めた。
だが彼女はそれを誤解し滑稽な程に慌て始めた。

「えっ?えっ?こ、これでも痛いの?うそー!ごめんね、大丈夫?」

以前は貴方の意思も体調も関係なく、マイペースに一方的に快感を
味わわせてきたアルラウネがいまや貴方の挙動全てに一喜一憂し
なんとしてでも機嫌を損ねない様に懸命になっている。
その事実に更に感動しながら貴方が痛くない、もっとしてほしいと
声に出して訴えるとアルラウネはあからさまにホッとした顔になった。
初対面でも言っていた通り、彼女は相手が自ら望んで射精してくれた方が
嬉しいのだろう。

「よかった〜、私が下手なのかと思っちゃったよ。それじゃ…剥くね?」

彼女は貴方の肉棒の先端を握り、指先で粘液を塗りこみながら
ゆっくりと皮をむき始めた。敏感なピンク色の亀頭が少し出てきて
空気や指に触れた事で強い刺激を訴える。痛くは無いが、衝撃的だ。
思わず悲鳴を上げそうになったが、彼女がじっと貴方の様子を見ているのに
気付き必死に口を閉じて耐えた。

「我慢してくれてるんだね…えらいよ。でもこれ以上は剥けないかな?」

亀頭の先端がはみ出た状態で貴方の肉棒の皮はピチピチになってしまった。
無理をすれば剥けない事もなさそうだが、このままの方が気持ちよさそうだ。

「先っちょが出たからこれで十分かな。それにしてもきれい…宝石みたい…」

彼女はまるで使われた様子の無い、生々しいピンクの亀頭に
心奪われたらしい。淫魔らしからぬ躊躇を見せながらそうっと
唇を寄せ、舌を出してぺろっと一舐めした。
途端にじいんと強い痺れが亀頭を襲い、貴方は眩暈を覚え目を閉じた。

「うわっ、なにコレ!凄く美味しいんだけど!夢みたい!」

暗闇の中から彼女の興奮した声が響く。どんな顔をしているのか
気になって目を開けようとした矢先に…

じゅぼじゅるっ。

彼女のフェラチオが始まった。考えるよりも早く目がぎゅっと閉じ、
口から泣き声の様な音がこぼれ出る。

「んんっ!ごめん、君の美味しすぎる!んじゅうっじゅう〜!」

じゅぱああっ!

あっと言う間に亀頭が膨れ上がり、彼女の口内で爆発し精液を撒き散らす。
アルラウネの喉がごくごくと音を立て、唇が一滴も逃すまいと
吸い付きを強める。貴方の首が勝手にイヤイヤと横に振り子運動を
繰り返し、涙と泣き声が精液に負けじとあふれ出る。

インキュバスはサキュバスの家畜であり、人間には無い”味”の
精液を作り出せるらしい。それなら人間から転生した貴方は
両方の良い所取りをした精でも出せるのだろうか?

強すぎる快感に支配された頭がどうでも良い事を考えて
現実逃避をしようとする。半ばお馴染みの体験をしながら
貴方は楽しめる余裕が無い程気持ちいいフェラチオに泣き喚いた。

ちゅぽんっ。

ふやけた肉棒がようやく解放された時、貴方の顔は涙でぐしょぐしょだった。
頭は落ち着いているのだが、体と心はすっかり参っていると言う奇妙な状態だ。
性の快感を大人のままの頭では理解しているのに、幼くなった体と心は
それを受け止めきれない。それが更なる欲情に繋がり、
あり地獄に囚われた様にもがけばもがく程コントロールを失う。
自分の弱さと脆さに泣きじゃくるのがとてつもなく幸せだった。

やがて絶頂の波が少しずつ穏やかになり、目を開ける余裕が出来る。
最初に見たのは目と口を閉じ、頬を赤らめて陶酔しているアルラウネの
顔だった。飲み込んだ精液の余韻に浸っているらしい。
だが貴方が泣き濡れた顔で見詰めているのに気付くと彼女は
あたふたと取り乱した。

「ごっ、ごめん!結局手加減できなかった!痛かったよね、苦しかったよね。
ごめん。敏感な少年くんが相手だったのに、ダメなおねえちゃんでごめんね…」

彼女は泣き出しそうな表情で必死に貴方の顔の涙を手で拭った。
お人よしと言っても良い程友好的で明るい性格に加え、
相手を恍惚とした快楽に酔わせる事が信条のアルラウネにとって
相手が苦しむ様な強すぎる絶頂を与えた事は恥ずべき事なのかも知れない。
絶頂のせいか思考力もだいぶ回復している。どう反応しよう?

精を絞った後の淫魔が罪悪感で焦っている姿はとても新鮮だったが、
恩人にあたるアルラウネを困らせている事で逆に貴方が罪悪感を
感じ始めた。忍びなくなった貴方は口を開き、彼女と以前
出会いアドバイスをもらった事を話した。

アルラウネは最初は訳が分からなさそうに目を瞬かせていたが、
ショタ化の提案や花弁をもらった事に話が及ぶと納得が行ったらしく
徐々に不機嫌そうな表情に変わっていった。

「ふ〜ん…つまり、か弱くて感じやすすぎるショタッ子ちゃんのフリを
してあたしをからかってたんだ、おにーさん。良い根性してるね♪」

ぐいっ。

笑いながら怒ると言う器用なマネをしつつ彼女は貴方の肉棒を強く掴んだ。
ぬるぬるの粘液越しだが乱暴一歩手前の力加減は一気に貴方の股間から
背筋を伝って脳に強すぎる快楽信号を送り込んだ。許容できる範囲を
遥かに超えたそれはある意味痛みよりも辛く、勝手に悲鳴と涙が
こぼれ出る。精液も出したばかりの肉棒を容赦無く膨張させた。

「うっ…も、もうダマされないんだからね!これはお仕置きなんだから、
痛くても止めてあげないわよ!ほら、ほら、さっさとイきなさい!」

ぐにょぐちゅっ!
ぶしゅっびゅるうっ!

アルラウネは一瞬戸惑ったものの、力を緩めずにしごき続けた。
幼い体の防衛反応なのか、貴方はあっと言う間に射精した。
さっきのフェラチオも激しく苦しい絶頂だったが、その時の泣き方は
気持ちよさに飲み込まれていくのを自覚した嬉し涙だった。
今回は最早気持ちいいと認識する事が出来ず、拷問の様な刺激の嵐が続く。

やっと快感らしき物が感じられる様になったのは射精が止まってから
数秒後の倦怠感からで、それも頭が他人事の様にひっそりと
楽になったな、と考え始めただけだった。体は感情が要求するままに
しゃくりあげ、涙を零し続け、病の様に震え続けた。
犯された挙句無理やりイかされた処女はこんな気分になるのだろうか?

そんな貴方を見るアルラウネの表情は何時の間にか怒りから切なさに
変わっていた。彼女は貴方をみつめたまま自分の手についた精液を
ペロリと舐め、ため息をついて首をふった。

「さっきの方が美味しかったなあ…やっぱり無理やりイかせるのは
良くないよね。ごめんね、いじめちゃって。もう2度としないから、
おねえちゃんと仲直りして?少年くん」

彼女は貴方の横に寝そべり、首と腰に腕を回して抱き込んでくれた。
そのままついばむ様なキスを貴方の顔に何度も降らせ、
涙を吸い取っていく。1分もすると貴方の涙は止まり、自然と笑顔になっていた。
同時に刺激によって遠ざけられていた陶酔感が疲労感と混ざり合って
戻ってくる。今まで忘れていた花の芳香も可愛がる様に鼻を満たしてきた。

瞼を半分閉じあくびを繰り返す貴方を見詰める彼女の目はとても優しかった。

「ね、おにーさん…ううん、これからはずっと少年くんだね。
おめでとう、夢が叶ってよかったね。これからはどうするの?」

眠気を誘う、静かな声のピロートーク。深く考えずに自分の素直な
気持ちを伝えるべき時間だ。

そして貴方には伝えたい気持ちがあった。

ずっとアルラウネと一緒に居たい。他の淫魔の下に行くよりも、
彼女に可愛がられ続けたい。貴方はその気持ちを素直に伝えた。

それを聞いたアルラウネはかなり驚いた表情になったが、すぐに
ゆっくりと首を振り明確に断ってきた。愕然とする貴方に彼女はふっと
芳しい息を吹きかけて落ち着かせ、説明を始めた。

「ダメだよ〜、それは。アタシは少年くんを養ってあげられないもん。
アタシの蜜を飲んでも大した栄養にはならないし、この森には
人間が食べられる物は限られているよ?一部では沢山
果物が生っているけど、そこは絶対ドライアードの縄張りだしね…」

眠気が段々強くなってきた。開けているのも辛くなった目を上から
そっとなぞられ、瞼を落とされてしまう。更に彼女は喋る度にわざと
息を吹きかけている様で、意識が少しずつ眠りの園に押しやられていく。

「だから殺さないで飼ってくれる淫魔を探してごらん?
中には搾り取る以上にエネルギーを与えてくれる淫魔も居るし、
人間の食べ物を手に入れられる淫魔も居るだろうからそういうのを探しなよ。
アタシは凄く美味しい精の持ち主が目の前に居るのにガマンするのも
イヤだし、かと言って絞りすぎて殺しちゃうのはもっとイヤ。
だからキミの門出を祝福してあげる。もうここに来ちゃダメだよ?」

彼女の声が何処と無く切なそうに聞こえるのは気のせいだろうか。
頭を撫でられて沈み込む意識の中ではハッキリとは分からなかった。



数時間後、やはり貴方は裸で目を覚ました。アルラウネはとっくに
立ち去った後の様で、服の側に花弁が置いてある。彼女の親切さに
感謝し、フラれた悲しみを堪えながら貴方は次にどうしようか考えた。



<なんちゃってハンターの冒険その6:淫魔ハンター編>に続きます。

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