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なんちゃってハンターの冒険その3:高原の妖孤編

ショタ化を目指すと言う目標を得た貴方は淫魔ハンター協会に赴き、
情報を買いに行った。無所属のフリーハンターである貴方は金さえ払えば
協会へのしがらみを気にせずに情報をもらえるのでこういう時は自分の
立場が有難い。アルラウネの花弁を売った金が減ったのは痛いが。

魔母系淫魔の情報は残念ながら得られなかった。
元々乳魔の亜種であり数は多くないし、ガツガツと人間を食い漁る系統の
淫魔に比べると被害も小さいので情報は出回らないのだ。

ただ、近くの古城に住むサキュバスは巨乳らしい。乳魔かどうかは
分からないが、サキュバスなら魔力も非常に高いだろう。
問題はサキュバスは性格がまちまちなので、危険度も高いと言う事だ。

他に魔力が高いモンスターとなると…

・森の中の洞窟に住むと噂のラミア
・高原の小屋に住んでいるらしい妖狐
・港町を最近騒がしているマーメイド

などの情報も手に入った。どれも一長一短であり、一筋縄では行きそうにない。

貴方は散々悩んだ末に、比較的危険度が少なさそうに思えた妖狐に
会いに行く事にした。朝一で高原に向かったが、たどり着いた頃には
もう夕方になっていた。どう見ても日帰りで行ける場所ではない。

足が棒になっていい加減休みたくなった貴方は、ふと周りの
風景がおかしい事に気付いた。砂利道を辿っていた筈だが、
振り返る度に後ろには道が無く通り辛そうな藪になっている。

狐に化かされた。直感で貴方は理解したが、元々会いに行くのが
目的だったので返って好都合な位だと貴方は元気を取り戻し
サクサクと進んだ。やがて見えてきた小屋はいわゆるログキャビンで、
小奇麗に保たれており窓から灯りが漏れている。

そしてドアの前に立っていた長身の美女は疑い様も無く妖狐だった。
しっとりと輝く長い黒髪の中から大きな耳が突き出ており、
安産型の尻の後ろから何本もの太く長い尾が生えているのが見える。

間違いなく人間ではない事を確認しつつも貴方は彼女の美しさに
目を奪われずには居られなかった。白くて薄い生地の肌襦袢を
緩く肌蹴ており、肩と鎖骨と谷間がほぼ丸見えな上赤い乳首が
うっすらと透けて見える。それは下も同様で、股間の布が
黒ずんで見える為肌襦袢以外は何もつけていないのが良く分かった。

まじまじと遠慮なく凝視する貴方の様子がおかしかったのか、
彼女は垂れ目を細めてくつくつと笑い出した。

「お兄さん、驚かへんの?うちの姿見てもそないに落ち着いとるんなら
ひょっとしてわざとうちに会いに来てくれたんかな?そやったら嬉しいけど」

第一印象は大切だ。本当は彼女を捜し求めてわざわざここにやってきたのだが、
それを知られるとどうしてもスケベ男と言う印象は逃れない。
そう考えた貴方は偶然来ただけと言い張る事にした。

それを信じたのかどうか、妖狐はくつくつ笑いを止めなかった。

「それは災難ねえ。どう、うちの家に泊まっていく?
別に獲って喰ったりはせえへんよ。喰ったりはね」

微妙に不安になる台詞と共に彼女は小屋に引っ込んだ。
ここまで来て引き返す訳にはいかない貴方も勿論後を追う。

小屋の中は本当にこじんまりとした一部屋だった。
土に埋めた丸太の床は中央だけ剥き出しになっており、火鉢が
唯一の暖房器具として置いてある。他の家具も乏しく、
入り口近くの土間に備え付けられた小さな炊事場、たった一つずつしかない
箪笥と卓袱台ぐらいしか無い…と思いきや布団だけはやけに大きく
豪勢で、枕も二つある事から明らかに一人用ではなかった。

妖狐は貴方を卓袱台と火鉢の側に座らせ、自分は対面側ではなく
すぐ隣に座った。さりげなく太ももをくっつけられ、
少し横を向けば嫌でも彼女の豊満な胸と谷間が見えてしまう。
隠そうともしないわざとらしさに返って興奮する貴方に構わず
彼女は卓袱台の上の瓢箪からお猪口に酒を注いだ。

「まずはお酒で体を暖めるのはどう?気持ちよく眠れるで〜」

貴方は勧められた酒を遠慮なく飲み始めた。甘辛い様な複雑な味だが、
喉越しがさわやかで後味が残らないので水の様にいくらでも飲めそうだった。
妖狐が酒を注ぎなおすのを見ながら貴方は彼女にここで一人暮らしを
しているのか、と聞いてみた。

「うん、ここにはうちしか居らへんよ。もともと妖狐って数が少ないし、
群れないのよ。たまに人間が迷い込んでくるけど、皆別の所に家が
あるからなあ。一晩経ったら帰ってしまうんや」

彼女は自分も酒を飲み始め、ほうと一息ついた。ほのかに桜色になった
頬がなんとも艶かしいが、それ以上に僅かに開いた細目が印象に残る。尚も貴方に酒を振舞いながら彼女は続けた。

「人間ってすぐ死んじゃうでしょ?しかも若い時代が極端に短いねえ。
命が短くて、力も無いのに一生懸命生きてる姿がめんこいの。
だからこうして遠くから見ながら、たまにお兄さんみたいな
若い男を泊めるのよ。うちも女やからねえ」

彼女がにい、と笑った。貴方は愛想笑いをしようとして、上手くいかなかった。
今更ながらお猪口を持つ手が力なく震えているに気付いた。

一旦自覚しだすと止まらなかった。体中が暖かい浮遊感と脱力感に
包まれ、思わずこぼす前に酒をすするとますます酷くなった。
もう自力で座っている事すら適わず、自然と貴方は彼女の肩に
寄りかかる。服越しに伝わる体温に貴方の頬が勝手に緩む。

最初に見た時から美人だと思ったが、今は更に彼女の美貌と
セクシーな体の一つ一つが目を奪い、脳に焼きつき、鼓動が収まらない。
ほれ薬でも入っていたのかな、と貴方はぼんやりと考えた。

「お酒、効いてきたん?とろーんと良え顔になってきてるよ。
ね、このままうちと一緒に寝ない?夢の様な一晩になるで…」

妖狐の囁き声がやけに大きく聞こえる。いくらか酩酊してきてはいるが、
まだある程度の思考力は残っている様だ。なんて答えよう?
刻一刻と酔いが回ってくる…

貴方はもたれかかった体温と何処か甘い女の香りに陶然としながらも、
口を開き寝る前に聞いて欲しい事があると話した。
妖狐は無理強いは好みではないのか、貴方を支えたまま
貴方の華麗なる?野望に相槌を打ちつつ耳を傾けてくれた。

「人間もやっぱり若い時期が短いのはイヤなのねえ。心はともかく、
体が老いていくのは良え事なんか一つも無いしね。女にモテたい?
おおいに結構や。その方法が子供化っちゅーんは初耳だけどね」

意外と言うべきか、彼女は貴方の野望を好意的に受け止めてくれた。
それに気を良くした貴方が何か方法に心当たりは無いかと
訊ねてみると、彼女は申し訳なさそうな表情になった。

「堪忍な。うちは幻術は得意やけど、神通力が使える程強い狐じゃ
ないのよ。自分の体を変化させるのはともかく、他人になると
実際の姿とは違った物に見える呪い位しかかけられへんの」

どうやらこの妖狐は貴方を若返らせる力は持っていないらしい。
ただ、幻と言えども子供に見せかけられるのは魅力的かも知れない。

思考力が一層鈍っているのが分かる。恐らくこれがまともに出せる
今夜最後の発言だろう。

自分をショタに見せかける事が出来る。その概念に一瞬心惹かれる
貴方だったが、やはり見せかけだけではダメだろうと言う気持ちが強い。
そう判断した貴方は正直にそれを告げた。

「うんうん。それが良えと思うよ。子供に見える様になっても、
実際の背丈や体重とかでおかしいって思われるやろうし
ある程度魔力があれば幻を見切ってしまえるからねえ」

妖狐はやはり貴方の意思を尊重してくれる様だ。予想以上に
友好的な事に拍子抜けしつつも安心し、それ以上にリスクの無い
逆レイプを楽しみたくなる。貴方の股間は当然の様に
ズボンを盛り上げる程張り詰めていた。

「そろそろしたいの?ほな、お兄さんの好みも聞けた事だし…
ちょっとサービスしてあげるわ。はい、うちの指先に注目〜」

妖狐は貴方の顔の前に人差し指を伸ばした。すると彼女の指が
青く光り、すぐにその光が指から離れ掌大の青白い火の玉になった。
目の前で燃えているそれは熱さを感じさせず、音も経てずに静かに燃える。

「これがいわゆる狐火よ。じーっと見てて。段々大きくなるよ〜」

彼女の言う通り、狐火は段々大きくなっていく様な気がする。
狐火そのものの大きさは変わっていない筈なのに、視覚を埋める範囲が
広がっていっている様な錯覚を味わわされているのだ。
しばらくの間上手く働かない頭でぼんやりと狐火を見続けていたが、
やがて彼女が指を振ると狐火はふっと消えてしまった。

思わず瞬いた貴方は何か奇妙な違和感に囚われた。何かがおかしい。
周りの家具や床がさっきとは様子が違う気がするのだ。
説明を求めようとして隣の妖狐の方に振り向くと、彼女の豊満な
胸の谷間が目に入った。これも違和感を感じさせる。
確かにグラマラスな体つきだったが、ここまで大きかっただろうか?
しばし凝視してから彼女の顔を見上げると、実に愉快そうな笑顔が目に入った。

「うふふ、そろそろ分かってきたかなあ?鏡が無いのが残念ねえ。
でも、自分の手や足見てみればきっと分かるよ?ぼうや」

お兄さんではなくぼうやと呼ばれた事でようやく貴方は違和感の正体に
気付いた。視線を自分の手足に向けてみると、それなりに鍛えられた
成人男性の物ではなくまだまだ長い成長期を控えた細く短い子供の手足が
目に映る。周りの物が大きくなったのではなく、貴方が縮んだのだ!

「びっくりした?ホンマに縮んだんじゃなくて、ただの幻覚だけどねえ。
今晩は子供として愛でてあげるわ。次は心も子供に戻そうか」

彼女はまた指を伸ばし狐火を呼び出そうとしている。
今度は何をするつもりなのだろうか?
このまま好きにさせていて良いのだろうか?
彼女はいままでこっちの言い分を聞いてくれた。
きっと嫌がる事はしないだろう。多分。

そう冷静に考えつつも結局貴方は好奇心を優先させ何も拒まなかった。
幻覚で自分を子供に見させる暗示の次は一体なんだろう。
そんな期待感を持った貴方は妖狐の指先から浮かび上がった
桃色の狐火を言われるまでもなく熱心に見詰めた。

「綺麗でしょ?これがゆうっくり回るのよ。ぐ〜るぐ〜るってね」

彼女の言葉を待っていたかの様に狐火は中の色の濃淡が
螺旋状に回りだす。すぐに目が離せなくなった貴方を妖狐は隣から
後ろに回りこみ、後頭部を胸に預けさせた。

どきん。

想像よりはるかに柔らかく暖かい感触に貴方の心臓は跳ね上がった。
ただ胸を枕にしているだけなのに、貴方の鼓動は勝手に高まり
収まってくれない。その間も狐火はぐるぐると回り続ける。

「うちのおっぱいまくら、気持ち良え?もっと楽にして良えのよ」

どきどき。

おっぱいまくらと言う単語を聞いただけで鼓動が更に高まった。
更に彼女に抱き寄せられ、耳や頬まで乳房で挟まれると
最早顔から火が噴き出ているのではないかと錯覚してしまう。
制御できない興奮で頭の中がパニックに陥り、羞恥の念に囚われて
何も考える事が出来ない。ただただ回る狐火を凝視するだけだ。

「面白い程簡単に術にかかるぼうややねえ。どう、もうどきどきが
止まらへんでしょう?だって、やらしい事されたの初めてだもんねえ?」

彼女の言葉に少しだけ思考力を取り戻した。こんな事をされたのは
初めて?そんな筈は無い、自分は良い歳をした淫魔ハンターなのだ。

その筈なのに。胸の柔らかさ、暖かさ、大きさがあまりにも凄すぎて信じられない。
微かな筈の女の匂いがそれ以外は何にも感じられない程濃くなっている。
頭は真っ白で、胸は破裂しそうで、そして股間は痛い程膨らんでいる。

「ぼうやは忘れてしまったのよ。今までにしたえっちな事全部。
えっちな知識も技も、みーんなうちの狐火に吸い込まれたのよ。
なして気持ち良えか分からへんから、何をされるか分からへん。
だって、全部初めて尽くしやもん。こんな風にねえ」

妖狐が指を振り狐火を消し去ると、貴方の視線は彼女の細く長い手に
固定された。それが貴方のズボンの中にもぐりこもうとすると
なんだか訳が分からない恐怖感に襲われたが、抵抗しようとする前に
股間を掴まれてしまい…貴方は悲鳴を上げた。

ぶぴゅるっ、ぴゅるうっ!

精液が漏れ出てくる感触。それは馴染み深い至福の瞬間の筈なのに、
恐怖と混乱を快感で塗り潰されると言う今までに無い体験に変わっていた。
出している最中もその後もぐにぐにと股間を弄られ、貴方は幸福感と恐怖の
両方に圧倒され涙を零しながらあえぎ続けた。

やがてようやく嵐の様な絶頂が過ぎ、はあはあと息をつきながら目を開く。
とてもいとおしい物を見つめる様な妖狐の笑顔が見下ろしていた。

「精通と初体験、いっぺんに味わい直すのはどやった?」

彼女の声は相変わらず優しい。子供を相手にしているからか、尚更そうだ。
貴方は答えたかったが、言葉が口から出てこなかった。

「恥かしゅうて何も言えないの?ううん、それでも良えよ。ぼうやだもんねえ。
さ、次はどうされたい?うちは接吻も得意だけど、やっぱりぼうやは
おっぱいが良い?それとも…あそこが良えんかな?」

どきんどきん。

またえっちな事をしてもらえる。考えただけで胸が高鳴り股間が
膨れ上がる。今度は何をしてもらおうか?

貴方は何をしてもらいたいか必死に考えたが、暗示によって性知識を
隠されてしまった脳は熟知している筈の様々なプレイを全く
思い出してくれない。やっとの事で浮かび上がってきた願望は
子供でも知っている恋愛の行動、キスだった。

妖狐は真っ赤な顔で唇を突き出した貴方を笑わずに撫でてくれた。

「唇が良えの?めんこいねえ。ほな、たっぷり可愛がってあげるわ」

ちゅっ。

額への軽い、淡雪の様なキス。それだけで貴方は瞼を自然と閉じてしまい、
今にも消えそうなひんやりとした感触に酔いしれた。

ちゅっ、ちゅっ。

次は閉じた両の瞼へのキスだった。ぷりぷりとした表現しがたい柔らかさが
僅かな湿り気を残していき、不思議と目を開ける気がしなくなってしまう。

ちゅっ、ちゅっ。

頬にキスをされると何故かとても幸せな気分になれた。
そこに彼女のひんやりとした掌が被せられると陶酔感がいや増す。

「接吻、好き?ぼうや」

今更の様な質問に貴方は目を瞑ったままコクコクと頷いた。
動悸が激しいのもあったが、それ以上に感情のうねりが凄すぎて
口を開けなかった。言葉が浮かんでこないのだ。

「素直やねえ。ごほうびに特別の接吻をしてあげる」

くちゅっ。

闇の中で何かとても気持ちの良い物が貴方の唇を覆った。
乾いていた唇と舌が癒さるにつれ、いままで真っ白になり何も考えられなかった
貴方の頭の中が少し晴れ、そこに理解できない感情が流れ込む。
あれ程高鳴っていた胸に締め付けられる様な痛みが走り、
少し苦しいが何処か落ち着いてきた。

唇が離されると自然に貴方の目は薄く開いた。睫越しに見た彼女の笑顔は
今までに無い程綺麗に思えた。こんなに美しい物がこの世にあるなんて
信じられない。むしろ自分も含めて彼女以外の全てが偽物で、
彼女だけが本物なのではないだろうか?

「精通と初体験の後に初恋って、ちょっと順序が逆だけど…
良い気持ちでしょ?ぼうや」

貴方は一も二も無く頷いた。彼女が何を言っているのか良く分からないが、
自分が彼女にとてつもない好意を抱いているのは理解できたからだ。

「あん、そないな切なそうな顔になっちゃって…今楽にしてあげるからねえ」

くちゅっ、ちゅるるっ。

卑猥な湿った音が貴方の耳に届き…逆側の耳から出て行った。
舌が舐め取られ、唇が甘噛みされ、口内が嘗め回され、唾液を
吸われ飲まされ、空気がどんどん減っていく。
貴方の脳は未知の体験を快楽として処理するのがやっとで
聴覚や視覚は意味をなさなくなっていた。
心に到ってはもう彼女の存在だけで全てが埋められ、自分自身すら忘れている。

何かがそっと握られ、くいくいと優しく引っ張られた。
鋭い感覚が何処か下の方から突き上げ、燃え上がる様な感覚に変わる。

気がついたら貴方は彼女に息を吹き込んでもらっていた。
気だるい視線をさまよわせてみると、露になった下半身の
白い汚れを彼女が手ぬぐいでふき取っているのが見える。
良く見ると彼女の手や腕にも僅かながら白い汚れがついていた。

ようやく息が整うと、倦怠感がやってきた。自然と瞼が重くなるが、
彼女が申し訳なさそうな表情になっていたので心配で目を開けざるを得ない。

「堪忍なあ、ぼうや。精一杯優しくしたんだけど、
ぼうやの心と体、思った以上に敏感にしてもうたみたいなの。
気持ち良過ぎて疲れてきたでしょう?もうおねんねしたい?」

確かに疲れてきた。けれどもっと彼女に愛されたい気持ちも強い。
どうしたら良いんだろう…

このまま眠ってしまったらどれ程幸せだろう?睡魔が腕を広げて
招いている様にすら見える。だけど目の前の妖狐の抱擁の方が
気持ちよさそうだ。貴方は目をこすりながらまだ眠りたくないと訴えた。
彼女はそれに心配と喜びが入り混じった笑みで応えた。

「まだやらしい事したいのね?分かったわ、とびっきり
やらしい事してあげるね。続きはお布団でしようね、ぼうや」

彼女は見かけより力が強いらしく、貴方の体をひょいと抱き上げ
布団にそっと座らせた。頭の片隅で小さく見えるだけで重さは同じ筈だと
ふと思い出したが、そんな事はすぐにどうでも良くなった。

彼女が服を脱ぎだしたからだ。

元々白く透けやすい上に露出度が高い服だったが、それでもあると
無いとでは大違いらしい。鎖骨から乳房、乳輪から乳首、太股から股間まで
どんどん露になっていくのを貴方は口を開けてぽかんと見ているだけだった。
続いて彼女が貴方の服を脱がしたが、間近に迫った彼女の裸体に
考える力全てを吸い取られていて何時裸になったのかも分からなかった。

「うちの体、気に入ってくれた?ぼうやのかわいいここは
すっごく喜んでいるみたいねえ。もうぴんぴんや」

きゅっと股間をつままれ、体が勝手に飛び跳ねた。またあの怖くて
嬉しい放出感がやってくるのかと思ったが、彼女は手を離し
代わりに自分の足の間の何かをそっと広げた。

くぱあ。

艶かしい色の割れ目。ぷうんと不思議な匂いが出てくる、ちょっと
濡れたそこはもう名前は分からないが、とてもエッチで気持ち良い
場所だと思う。ただ、何をどうすればいいのか分からない。

彼女が抱き寄せてくれた。暖かい腕の中で、大きな丸い丸い乳房が
目の前まで迫る。この胸に見蕩れれば良いのだろうか?
だけどさっきの名前の分からない割れ目も気になって仕方が無い。

「うちの中は温泉みたいに暖かいよ。いらっしゃい、ぼうや…」

くちゅっ。ちゅぷぷっ。

更に抱き寄せられ、股間が何か暖かくて柔らかい物に包まれた。
すこしきつい感じがして、やわやわと揉み解されている。
何故か息苦しくなり体中が縮み上がる様な感覚を味わうと、
またあの怖くて嬉しい気持ちがいっぱいになってきた。

ぱふ。

妖狐の方からも抱きついてきた。顔が胸の中に納まり、
薄暗い肌色以外何も見えなくなってしまった。
それなのに恐怖は不思議と安らぎ、絶頂が近づいてくるのが
怖くなくなってくる。芳しい匂いと静かな心音のせいだろうか?

「ほら、我慢せんで出して良えのよ。その方が疲れないよ?」

優しい声と共に頭を撫でられると、自然と全身から力が抜けた。

ぴゅううう、ぴゅうっ。

何かがこぼれ出た音が聞こえた。目を瞑って夢見心地になっていると、
本当に温泉の中で最高に清々しい放尿をした様な錯覚に陥る。
大好きな妖狐が抱いてくれ、体中のあちこちをさすってくれている。
体の全てが蕩ける様な痺れに支配されている。幸せだ。

ころんと彼女が寝転がった。それでも視界は胸でふさがれ、
股間は彼女の中に入ったままなのがホッとする。彼女の割れ目だろうか、
何かがぐにぐに動いてまた尿が溜まる様な感覚が蘇ってくる。

「3回も出して疲れたでしょう?でもぼうやはわがままだから、
きっともっと出したいのかなあ?疲れていても出したい?」

遠くから響いてくる様な問いかけに貴方はなんとか頷き返した。
頬が乳房に可愛がられ、気持ち良いので何回も繰り返してしまう。

「ほんまにおませなぼうや。良えよ、ねんねしながら好きなだけ出して」

それが貴方の思い出せる彼女の最後の言葉だった。後は
胸がひたすら温かい事と何回か搾り出された事だけが頭に焼きついた。



朝日が貴方の瞼を強引にこじ開けた。
体を起こしてみるとそこは木の陰の草むらで、小屋など何処にも見当たらない。
体は当然の如く大人らしいサイズで、勿論裸ではなく服を着ている。

妖狐の残り香が少しだけ鼻に残っている気がする。あれが夢ではないのは
確かだが、彼女は一体何処に消えたのだろうか?
いずれにせよ彼女にショタの体をもらう事は無理な様だ。
一抹の未練を残しつつ貴方は街へ戻り、次の作戦を考えた。



<なんちゃってハンターの冒険その4:古城のサキュバス編>に続きます。

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