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なんちゃってハンターの冒険その2:妖精の島編

ショタ化を目指すと言う目標を得た貴方は
夢の成就に向かってまずは妖精の女王ティターニアの情報を探す事にした。

だがハンター協会や酒場などで情報収集した貴方は成果の少なさに
ガックリと来た。元々妖精は人間に友好的で危険度も低い為、
情報を積極的に集める者も少なかったのだ。

最終的に貴方が至った結論はシンプルだった。
妖精の事は妖精に聞け。この一念の元に貴方は船を乗り継ぎ
妖精が人口の9割以上を占める”妖精の島”へやってきた。

この島にはどうやら三つの村がある様だ。サイズの異なる妖精達が
それぞれ固まって村を作っているのだ。

一つは人間より大きい妖精が住む村。
一つは人間と同じサイズの妖精が住む村。
一つは人間より小さい妖精が住む村。

どれも人間には友好的だそうだが、妖精の女王ティターニアについて
知っていそうなのはどれだろう…?
貴方はしばし考え、人間より小さい妖精が住む村に行く事にした。

島の内部、森の中に作られた小さい妖精の村。それは大きな木を
マンションに改造した人間には想像もつかない住宅地だった。
空気中にキラキラとした粉が漂っており、とても綺麗な場所だ。

貴方は歩き回って妖精を探し始めたが、数分もすると何故か
体から力が抜けてきて立っているのがやっとになってしまった。
それを待っていたかの様に50cm大の妖精達が急にあちこちの木のうろから
わらわらと出てくる。スタイルも髪の色もさまざまだが、皆葉っぱで出来た
服を着込み頭から触角を生やしトンボの様な羽を持っているのが共通点だ。
そして皆羽からキラキラ輝く粉を常に振りまいている。

「あー、へばったよー」
「あんまりながくもたなかったねー」
「こんにちはー。まずはかんげいのいたずらだよー」

どうやらこの奇妙な脱力感は妖精のリンプンを吸い込んだせいらしい。
意識はしっかりしているが、それも何時まで持つのだろうか?
貴方は話を聞いてくれ!と必死に訴えたがにまにまと笑う妖精の集団には
ジョークとしてしか受け取られなかった様だ。

「おはなし?うん、いいよーあとでねー」
「いまはなによりも、つまみぐい!」

真っ先に飛びついてきた妖精は貴方の顔を小さな手で捕らえて
ディープキスをぶつけてきた。大好物を貪る様に舌と唇が忙しなく動く
情熱的なキスの勢いに負け貴方はあっと言う間に尻餅をついてしまった。

すかさず他のフェアリーが数人がかりで器用に貴方の服を脱がす。
非力なフェアリーと言えども数が揃えば人間を圧倒する事も出来るらしく、
貴方は抵抗する間も無く素っ裸にされてしまった。

「んー、にくづきはまあまあかな」
「もうちょっとキンニクがおおいほうがいいよー」
「アレもひょうじゅんサイズだね。かもなくふかもなく」

勝手に品定めで盛り上がるフェアリー達に腹が立たない訳でもないが、
間近に寄られた事でますますリンプンを吸い込んでしまった貴方はもう
寝たきりだ。こうなったら彼女達が早く満足するのを待つしかない。

貴方の顔は一匹のフェアリーの小さな唇に接吻の嵐を浴びせられている。
胸には二匹のフェアリーが群がり乳首を中心に嘗め回され、ジンと
しびれる様な快感を塗り込まれている。どちらも全身に降りかかった
リンプンが唾液と混ざってさらさらとした感触を生みつけ、
くすぐったさ一歩手前の快感で貴方の肉棒をそそり立たせた。

「あは、たった!おちんちんがたった!」
「これがおもしろいんだよねー、にんげんってふしぎ!」

すかさず更に別の二匹のフェアリーが肉棒に飛びつき、まっ平らな
胸やぷにぷにの頬を押し付けもみくちゃにしてくる。感じさせようと言うよりは
好き勝手に遊んでいる動きだが、ぐにぐにとまさぐられる不規則な快感は
返って抗いがたい物だった。しかも出遅れたフェアリー達が
わき腹をくすぐったり足の指をしゃぶったりしているので
腰に力を入れる事も出来ない。元々耐える気も無かった貴方は
2分もすると精を盛大に放出していた。

「わ〜い、でたでた!」
「すっごくはや〜い。そうろうだ〜」
「べちょべちょだ〜。あらってこないと」

フェアリー達はキャッキャッと喜んでいる。
足を棒にしてここまでやってきたのに、いきなりリンプンで脱力させられた上に
抵抗できないまま抜かれてしまった。こんな事をされたら気持ちいい疲労感が
押し寄せてくるのは当然であり、貴方は体が欲するまま目を閉じた。
フェアリー達が何か騒いでいたが、何を言っているのかは分からなかった。

数分後、貴方は夢精と共に目を覚ました。重い瞼を開くと、
二匹のフェアリーが貴方の逸物を嘗め回していた様でキャッキャと
笑いながらこぼれた精液を舐め取っているが見える。
更に周囲を見渡すと、貴方は裸のまま葉っぱのベッドに寝かされているのが
分かった。どうやら円形の木造の部屋の中らしく、意外と清潔な場所だ。

「お目覚めになられましたか?」

そうこうしている内にいまだに精液を舐めている二匹とは別のフェアリーが
話しかけてきた。葉っぱではなく花びらで出来た服を着ており、更に
頭に花の冠を被っているのでおそらく他のフェアリーとは身分が違うのだろう。
何気にフェアリーらしくなく胸や尻も発達しているのも印象的だ。
彼女は二匹のフェアリーを下がらせ、優雅な仕草で空中に止まった。

「私はこの村の長です。人間がここに来るのは珍しいですね。
何か我々に御用でも?」

長だけあって比較的まじめらしい。もっとも、視線は貴方のモノをちらちらと
見ているのであくまで比較的に過ぎないだろう。

さて…用件なら決まっている。まずは挨拶からだ。

「妖精の女王ティターニアよ、愛しい貴女に会いたくて来たのです!
いきなりイタズラされて困りましたよ、本当に」

貴方は目の前の長がティターニアだと期待して上記の
愛の言葉をぶつけた。勿論股間を更に固くさせるのも忘れていない。

長はきょとんと瞬きをしてから…プッと吹き出した。

「それは災難でしたね。しかも骨折り損です。私は女王様では
ありませんよ。女王様はこの島の別の場所におられます」

きっぱりと否定された貴方はガックリと顔を落とした。だがこの程度の
障害で諦める訳にはいかない。貴方は続けて女王の居場所を問おうとして…
快感に呻いた。何時の間にか長が逸物に抱きついていたのだ。
ただ抱きつかれているだけなのにさっきフェアリーの集団に
襲われた時より何倍も気持ちいい。

「敏感なんですね。もう漏れ始めていますよ。それで、何故人間が
私たちの女王に会いたいのですか?別に敵対する理由も無いでしょう?」

貴方の玉袋に座り込んだ長は比率的には長い足と腕を使って
逸物をあやす様に抱き撫でている。しかも跳ねる様に体を上下させて
いるので摩擦が加わり、柔らかい尻で睾丸に重みがかかるのも
堪らない。柔らかい物腰とは裏腹に長は相当なテクニシャンな様だ。
このままではイかされて話どころではなくなってしまう!

貴方は長の巧みな全身コキとでも呼ぶべき愛撫に圧倒されつつも、
なんとか正直に自らの目的を話す事に成功した。すると長は
目を丸く開いて驚き、体を揺らすのを止めた。

「子供の体にされたい…?その為に女王様と会いたいのですか?これは
中々珍しい話ですね。でも私の知る限り、女王様にそんな力はありませんよ?」

悪いニュースを聞かされ貴方は慌てて起き上がろうとしたが、直後に
ため息を漏らして仰向けに戻った。意外と強引らしい長がぎゅっと
ペニスを抱擁し、力を奪ってきたのだ。

「確かに女王様は人間の子供と遊ぶのが大好きです。
しかし、それはしばしば人間とのトラブルを生み出す事もあるので
迂闊には出来ない事です。大人を子供に返す力などがあれば
もっと苦労せずに済むでしょうから、とっくに使っていると思われるのですが…」

長は論理的に説明しながら全身を使って愛撫を激しくしてきた。
体長から見れば十分に巨乳だと言える胸を肌蹴て亀頭に押し付け、
挟み、擦っている。更に踵で根元をぐりぐりと押し、両腕の位置を
少しずつずらしながらぎゅっぎゅっと圧迫され貴方は喘ぎ声が
止まらなくなってしまった。

フェアリーならではの絶妙な力加減の圧迫感でどんどん射精感が
高められ、そこに亀頭だけパイズリされると言う新鮮で耐性の無い
快感が加えられ貴方はガマンする気にもなれなくなった。
それを見て長はにっこりと笑った。

「限界の様ですね。それでは選んで下さい。長く続く緩やかな射精が
お好みですか?気絶する程一気に絞り上げられるのがお好みですか?
それとも…私独自の特別な魔法を、味わってみたいですか?」

貴方は射精の予感に9割が乗っ取られた脳で必死に考えた。
だがいくら考えても特別な魔法と言う胸躍るフレーズに貴方は抗う術を
持たなかった。震える声で懇願すると、長はいよいよ嬉しそうに微笑んだ。

「嬉しいです。これは私もお気に入りのイかせかたなんですよ。
それでは目を瞑っていて下さいね…@#$%^&*…」

長はなにやら聞き取り辛い発音で呟いた。すると彼女の唇が白く輝きだす。
驚く貴方を尻目に彼女は唇で尿道口を塞ぎ…チロチロと舐めだした!

人間相手のフェラチオでは体験できない尿道責めを元々絶頂に近かった
貴方が耐えられる筈も無く、射精はあっけない程唐突にやってきた。
だが噴き上がる筈の精液は遅々として少しずつしか出ず、
本来数秒で終わる筈の快感のピークが凄くゆっくりとした物になっている。
堪らず目を閉じ快感に打ち震える貴方の頭の何処か奥底で
思い当たる事があった。ひょっとしたら、フェアリーの抱擁で尿道が狭められ、
射精にかかる時間が長引かせられているのかも知れないと。

それ以上は頭が働かなかった。長が尿道に舌を突っ込んだまま
ジュルジュルと精液を吸い上げ始め、もう快感の事しか考えられなくなる。
1回分の射精が十回以上に分けられ、それを連続で味わわされている様な
錯覚に陥った貴方の世界は彼女の口に咥えられた亀頭だけになってしまった。

圧力が緩められたのか、射精の勢いが徐々に激しくなってくる。
剥き出しの亀頭をパックリと咥えられ、しゃぶられる快感に貴方は
どこか安らかなため息を漏らした。するとカリ首が舌の先端でなぞられ、
穏やかになりかけた絶頂に刺激的なアクセントをつける。

今度はか細い悲鳴を上げた貴方だったが、もうそろそろ出す精液も
尽きる事を無意識に理解していた。ペニスはいまや全体が長の
口の中に収められ、陰嚢は両手に持たれ睾丸を揉みこまれている。
限界まで射精を持続させられているのだ。

何時しか射精が終わっていた事に昏倒寸前の貴方が気付くのには
時間がかかった。通常よりはるかに長引かされた射精の後の
解放感と疲労感はまた格別であり、それをより心地よい物にしてくれる為に
長が徐々に萎えていくペニスと陰嚢をそうっと可愛がってくれている。
礼を言おうとして目を開いた貴方は目を瞬かせた。

ペニスを口内に頬張っている彼女はどう見ても大きすぎる。
そもそも亀頭だけでも咥え込む事すら無理だった筈なのに、
今や睾丸を片手で包み込んでいるではないか。
まさか精を吸って巨大化したのか?と貴方が混乱する中、
長はちゅぽんと口を離しクスクス笑い始めた。

「良い顔していますよ、今の貴方。ほら、周りを見て下さい?」

言われるままに周囲を見た貴方は彼女が巨大化したのではない事に気付いた。
今まで寝ていた草のベッドや、周囲の木製の壁がさっきより遥かに
大きく目に映る。彼女が大きくなったのではなく、貴方が縮んだのだ!

「これで私と同じサイズです。ふふふ。さあどうしましょうか?」

今更ながら目の前の妖精がとんでもない美人だと言う事に気付いた貴方は
もっと小さくなれないの?と驚きよりも好奇心を優先し質問した。
すると長は余程意外だったのか目を大きく見開いた。

「あのう…今やったのは全般的なサイズを縮めただけで、貴方の
肉体年齢が縮まったのではないんですよ?誤解していませんよね?」

彼女はどうやら貴方が若返りを望むあまり勘違いしたのかと危惧した様だ。
そうではなく、自分より大きな存在にイかされてみたいのだと
説明すると彼女は納得が行ったらしく頷いた。

「Mらしい願望ですね。残念ですが、私はこれ以上貴方を小さく
してあげる事は出来ません。自分よりも大きい女性に
愛してもらいたいのなら大きい妖精の村に行くと良いですよ。
ただ、彼女たちに気に入られるのは難しいかも知れませんね」

長は会話している内に貴方の体にしなだれかかってきた。
同じサイズで触れてみると分かるが、妖精の肌は並の人間の肌より
はるかに滑々で触っているだけで興奮してくる。しかも
明らかなナイスバディを押し付けられ貴方の逸物は再び臨戦態勢に入った。

ところが長はクスリと笑っただけで目を閉じた。
このまま一緒に寝るつもりなのだろうか?

しなだれかかったまま何もしてくれない長に貴方はムラムラをガマンできず、
おもむろに覆いかぶさって唇を重ねた。すかさず舌を入れて
口を弄ろうとした時、貴方は急激に戦慄した。

ぬるぬるとした唇はきめ細かく、ぞっとする程なめらかだった。
キスを仕掛けたのはこっちの筈なのに、唇を当てているだけで
快感を口伝いに与えられ、意識がどんどん曇っていく。

そこに長が舌で応戦し始め、花の香りがする唾液を飲ませてくる。
襲い掛かった筈なのに一瞬で虜にされてしまった貴方は
深い陶酔感に陥り、彼女が唇を離し寝返りを打ち騎乗位になった時も
ぼんやりとだらしなく頬を緩ませているだけだった。

「強欲な方ですね。しかも敵わないのを知った上で挑んでくるなんて…
余程被愛玩願望が強いんですね。良いでしょうとも、貴方の望みを
叶えてさしあげましょう。ただし、それなりの代償を払って頂きますが」

代償という言葉で少しだけ理性を取り戻した貴方は長が
いままでになく大きく微笑んでいるのが分かった。
そして彼女の目はエモノを見る淫魔の目そのものだった。

「先程私の唇を味わったでしょう?同サイズになったら、人間より
はるかに細かく出来た私の体の気持ちよさが存分に味わえるんですよ。
そして…これから貴方は味わうんです。私の一番気持ち良い所を」

彼女の声に脅す様な響きがまじりはじめ、貴方は僅かな怯えを感じたが
如何せん約束された快楽への期待が強すぎて抵抗の意思など湧かない。
そんな貴方を見る彼女は心底愉快そうだった。

「そう…私のおまんこです。そんじょそこらの淫魔とは段違いに
気持ちよくて堪らないですよ。一度入れてしまったが最後、
貴方はもう私の体に中毒して二度と離れられなくなります」

恐ろしい宣告。淫魔に呪縛されるのと変わらぬ運命。
それを聞かされた貴方の心は真っ二つに割れた。

このまま彼女のモノになって一生を費やしたい。
彼女だけじゃイヤだ、もっと他の淫魔にも可愛がられたい。

贅沢で不埒な葛藤を抱く貴方の心中を知ってか知らないでか、
彼女は更に残酷な宣告を行った。

「ですが私は人間が悲しんだり苦しんだりする姿は好みません。貴方にも
やりたい事、帰りたい場所、会いたい人などが居るでしょう。ですから…」

解放してくれるのだろうか?そんな淡い期待を抱いた貴方を
愛しそうに見詰めた彼女は今までで一番美しい笑みを浮かべた。

「貴方の記憶を封印してさしあげます」

妖精は悪戯好きだが人間に対して友好的である。ただし、彼女達も
間違いなく淫魔であり、人間の価値観を優先してくれるとは限らない。

淫魔ハンター候補生だった頃に学んだ教科書の内容が
窮地に立たされた貴方の脳裏を過ぎった。

記憶を封印する。そんな事が可能なのだろうか?
いぶかしむ貴方を他所に長はもごもごと何かを口ずさんだ。
すると彼女の唇が再び白く光り輝き出した。

「さあ、行きますよ」

ずぶっ…じゅるっ。ぐっ。
どぴゅぴゅっ!

いきなり挿入させられ、いきなり絶頂に達せられた。
貴方がその事に気付いたのは射精している瞬間その時だった。
続いて彼女が額に吸い付く様なキスをした時にようやく貴方の脳は
肉棒に与えられた快感を認識した。フェアリーの膣の快感を。

そこはやはり恐ろしい程滑らかだった。
愛液のせいもあるのだろうが、段々になっていて
摩擦はしっかり感じさせるのに吸い込まれる様に簡単に入ってしまった。
そして締め付けるのではなく吸い付く様な圧迫感があり、
たった今精液を吐き出し脈動している肉棒を形を変えて
ぐにぐにと心地よい弾力を味わわせてくる。

強烈な射精感な筈なのに、自分が居るべき場所に還ったかの様な
充実感。まさにそこは理想郷だった。

「気持ち良いですか?ええと…そういえばお名前を聞いていませんでしたね」

絶頂後の息を整えながら落ち着いていく至福の時間を過ごしていた貴方は
彼女のおもむろな質問に答えようとして…何か違和感を感じた。
何かが変だ。何故か答えられない様な気がしてならず、
彼女に自分の名前を教える事が出来ない。

「でもどうでもいいですよね。妖精のペットに名前なんて要りませんし」

彼女の美しい声で綴られた残酷な言葉に貴方はやっと理解した。
貴方の頭の何処を探しても貴方の名前がみつからないのだ。

じゅぷぷ…ぬるり。
じゅぼっ!
どぴゅうううっ!!

彼女が腰を上げると、極楽から追い出されそうになった肉棒が悲鳴を上げた。
そして彼女が腰を下ろすと、極楽に戻る事を許された肉棒が歓喜の涙を流す。

あまりにも簡単にイかされ、心が襲い掛かる絶頂の波を乗り切れない。
気が遠くなった貴方の額に彼女が目覚めのキスを施した。

「イイでしょう?妖精の膣は。人間が本来は絶対に味わえない
感触ですから、人間には絶対に耐えられないんですよ」

くすくすと笑う彼女は相変わらず綺麗だった。

「ところでご存知ですか?精神に作用する魔法って、相手の心が
弱ければ弱い程効き易いんです。相手に抵抗の意思が無ければ、
魔力をほとんど消費せずにかける事が出来るんですよ。
さて、貴方は何をしにここに来たんでしたっけ?」

何をしにここに来た?そんなのは決まっている。それは…

思い出せない。

「次は貴方の年齢を忘れさせてあげます」

彼女の宣告に貴方は咄嗟に脳内に自分の年齢を数字で思い浮かべた。
それは自分の何かが奪い取られる危機への本能的な抵抗だった。

じゅぽっ、じゅぽっ、ぐちゅっ。
ぴゅっ、ぴゅぅううう!

気持ちいい。彼女の騎乗位が信じられない程気持ちいい。
そして彼女が光り輝く唇でしてくれるキスがとても嬉しい。

「はい、貴方はおいくつでしたか?」

朦朧とする意識の中で必死にさっき思い浮かべた筈の数字を探し、
そしてみつけられない。段々馴れてきたのか、感じた恐怖は僅かだった。

「絶頂の直後、何も考えず余韻に浸っている瞬間は心が
完全にむき出しなんですよ。そこで魔法をかけて差し上げれば
貴方の記憶も感情も私の思うままです。嬉しいですか?」

また彼女が腰を振り、また精液が噴き出る。そしてまたあの素晴らしいキス。

「嬉しいですよね?消えた記憶の隙間は私が与えた快感が代わりに
埋めていますから、もうすぐ私にイかせてもらう事しか考えられなくなりますよ」

何を忘れ、何を覚えているのか。もう考えるのも億劫だ。
絶頂と余韻と接吻と宣告と性交の五拍子による極楽のメロディーが
延々と続き、それが幸せで堪らない。

「もう人間であった事も忘れましたか?じゃあ最後にこの魔法を
かけられた事も忘れさせてあげます。そのままお休みなさい」



湿ったいやらしい音と気だるい射精感に目を開く。
ぼんやりと目を開き、彼女が貴方の精液を飲み干しているのを
見てああ、起きる時間なのだなと納得した。

「おはようございます。今日も体の調子は良いみたいですね。
きちんと運動していますか?」

貴方はコクコクと頷く。彼女に美味しい精液を飲ませる為に
適度な運動は大事なのだ。彼女が言うのだから当たり前だ。

「それは大変結構。今日はこれからでかけなければいけませんが、
今夜は他の者も連れてきてたっぷり遊んであげますからね」

貴方は少し顔をしかめた。彼女の事は大好きだけど、他の女達は
好きじゃない。彼女ほど優しくも知的でも無いし、あまり気持ちよくないのだ。

「…不満そうですね。でもガマンして下さい。あまり独り占めしていると
すねられるんですよ。明日はつきっきりで可愛がってあげますから、ね?」

貴方は頷いた。彼女の為ならなんだって出来る。当然の事だ。

「良い子良い子。あ、餌と水もちゃんと食べておくんですよ。それじゃ、また後で」



                GAME OVER!

<なんちゃってハンターの冒険その3:高原の妖孤編>が正規ルートです。

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