ここは北の大地と呼ばれる場所…
北の大地は極寒の地であった、常に吹雪に晒され、人が生活するにはかなり厳しい環境である
ここ、北の大地の奥深くにある洞窟にこそ、グングニルの本拠地はあった……
「クーがやられた、と…グングニルの極淫魔も胸、足、膣の3人になってしまったか」
金髪のツインテールの美女…白いドレスに身を包んだ彼女は、そう呟いた
「人間達は確実に強くなっています…もはやバトルファックにおける淫魔の絶対的有利という方程式は覆されたと言えるでしょう」
緑の長い髪を一つにまとめたポニーテール、知的な眼鏡、そして何より目を引くのは身にまとっている白衣の下からでもわかる豊満な胸
その言葉を告げた彼女の特徴を言えば、そんなところか
「はん、極淫魔を名乗る俺達だぞ?何を弱気なこと言ってんだ」
短いショートの黒髪、露出は先の2人に比べても明らかに多く、胸にはサラシを、下半身はスパッツを履いているだけだ
鍛え抜かれた肉体は、漢らしささえ感じさせる
「アラシ…人間を侮ってはいけませんよ、その油断によってテオナは操られ、クーは逝ったのですから…」
「ふん…チェリーは冷静すぎるんだよ」
足の極淫魔、アラシ…胸の極淫魔、チェリー
「今や淫魔も協力せねばならない…かつての人間達のように、人間を打倒するために」
「クイーン…」
白と金のコントラストを兼ねた美女、クイーン…膣の極淫魔
世界に残った4人の極淫魔のうち、3人がここに集結している
そしてそれはグングニルの中核でもあった
「くっそ…こいつらは……!」
レジスタンス本部は再び戦場となっていた
スークも敵を打倒していくが、キリがない
敵はグングニル…ではなかった
「スーク!大丈夫!?」
アキが心配そうにこっちに駆け寄ってくる
「ああ、僕は大丈夫だから、アキはジノやラムト先輩がいる別働隊に行ってくれ」
「でも…」
「これは僕たちの戦力を分散させる罠だ…ならば、可能な限り僕が敵を引き付ける!」
「…すぐに救援に向かうから、待ってて、スーク!」
アキはそのまま別働隊の方へ走り去っていく
それでいい……敵の標的は……
「そう、あなたなのですからね、スーク」
「…………くっ!」
振り返ると、そこにいる
長い金髪…神々しささえ感じられるその気配は、雰囲気を凍りつかせるものがある
「ファントムを倒したその罪…この制裁計画で償ってもらいましょう」
「お前が……………リリス!」
「あなたが私の影となるファントムを倒し、“生きている淫魔”は消えた…だが……」
リリスは細く美しい手をすっと前に出す、それはオーケストラの指揮者のようだ
「私は“死んでいる淫魔”を作り出すことができる、ファントムとは表裏一体なのです」
そしてその腕の示す先…光と共に女が現れる青く長い髪の成熟した体を持つ女…
「“人形”…これがあなた達人間を制裁する使者となる…行け」
「っ……!」
既に裸体を露にしていたその人形は一瞬で僕に近づいてくる
左手を背中に回し、体を密着させてくる…
「っ!」
その質感は、本物の人間の体とは明らかに違う
冷たく、僕の体を麻痺させるかのような…
「ぐあああっ」
僕を圧倒的な力で押し倒したその人形は、だがしなやかな指先で僕のソレを包み込む
軽く胸を押し付けられ、顔を頬に近づけられる
その吐息、舌先は限りなく人間に近いものではあった
「……………」
物も言わず、生気も宿っていないその目
だが、僕のソレはすでにカチカチになり、亀頭を指先でくすぐられると、僕の腰は否応なく跳ねた
「はあっ! く、くそ…」
「人形に犯されて死に至る…あなたにはふさわしい末路ですよ」
「ふ、ふざけ……ムッ」
反論しようとしたが、それは人形の唇に塞がれて適わなかった
僕の舌先の動きをことごとく読み、人形は唾液を僕に流し込んでくる
いや、これは…
「そう、人形が唾液など出す筈はない…人をイカせるためだけに作られた人形ですからね」
リリスの言葉が、遠くなっていくような…それを飲まされていくと、頭の中がボーッとする
「ん……………ん…………ん」
「じゅる…………ちゅ……………ちゅぱっ………ぢゅるる」
人形は息を切らせた様子もなく、絶え絶えになりだんだん無抵抗になっていく僕に更に唾液ではない何かを口の中に捧ぐ
指先が裏スジを擦った感覚を感じた瞬間、グッときた
ドピュドピュピュピュ!!
精液が体外に放出され、僕の体は倦怠感に支配される……
「ちゅっ」
人形が軽く僕の唇に最後にキスすると、立ち上がる
僕は……うぅっ、思考がまとまらない……これは、やばいな………
「十分な媚薬を体内に流し込めたことを確認、これより搾取に入る…」
人形は今度は僕のソレを両手で握り、舌先でチロチロと亀頭を舐める
刺激に僕の体はいつも以上にビクりと反応し、ソレもみるみるうちに元気になっていく
「搾取、開始」
短く告げると、人形はあっさりと騎馬位で僕のソレを自分の中に挿入した
「う、ああああああああッ!」
意識がトロんとしていた僕も、電撃的なまでの下半身の衝撃に悲鳴を上げる
あの飲まされた液体で更に感度が上がってるのか…?
いや、それだけじゃない、人形の膣は普通の人間のそれとは比べ物にならないほど気持ちが良かった
よく締まり、人間の精液を求めるためだけに出来たかのようなそれは…
人形が腰を降る、中のイボがソレ全身をくすぐる……
「制裁を享受しなさい……そう、狂ってしまうほどに……」
続く
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