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麗子と俺

チュパッチュパッ…
「やめっ…イクッ…」
ドビュドビュドビュ
暖かい液体が彼女の口内へドクドクと流し込まれる
彼女がその液体をゴックンと飲み込むと俺に冷笑を浮かべると
「また、私の勝ちね…もう諦めてこれで勝とうなんて思わない事ね…」
「ち…ちくしょ…ぅ」
俺は完敗直後だというのにこの女に対して憎まれ口を叩く
「絶対に…絶対にいつか降参させてやるからな…」
「ムリよ…もう私あの頃の私じゃありませんもの…」
女が笑う…俺とこの女はこうして攻撃的な会話を交わしてはいるが、決して仲が悪い訳じゃない。
女は、俺との勝負を重ねるうちに一つの提案をするようになる。
そう、彼女との勝負で勝てば結婚するというものだった。
この話は、一週間前に提言されたもので、それから、俺は彼女との勝負に勝つことがなくなってしまった。
話は一年前に遡る。

女の名は進藤麗子…進藤家という卯月町では名の知れた名家の才女である。
その生活ぶりは登下校にリムジンを使う等派手である事が伺える。
また、彼女自身とても美しかった…ただ、重大な一つの欠点があった。
それは、性格が悪いのである。
そのせいで、誰も彼女とつき合おうとする者は居なかった。

俺は、高校生活最後の年…この女に嫌がらせをするつもりで何度も嫌がらせをしていたのだが、それをどう受け取ったのか知らないが、デートをする事になった。
その時俺はどう答えたんだっけ?
ああ、思い出した。
「お前、礼儀作法の事全然知らねーだろ?」
だったな。彼女も俺もそんな事知らなかったし、別にどうでも良かったのかもしれない。
俺は本気で嫌がらせしてたが、後から麗子に聞いてみると、始めはうざいと思っていたらしいが、
何度も尋ねて来られた事が心底嬉しかったと語っていた。
結果オーライとは言え、美人の彼女を手に入れたのは俺にとって微妙だが嬉しい誤算だった。

少しだけ昔の事を思い出してしまった。…
俺は、独り言のように大きな声で麗子に聞いてみた。
「…いつの間に俺はお前に敵わなくなったんだよ…始めての時はブルブル震えてたのによ…」
麗子が答えた。
「そうね…あの時はとても怖かったわ…いきなり私の中に入ってくるのだもの…でも今はとっても幸せよ。こうして貴方という男を支配出来るのですもの…」
幸せ…良くわかんねぇ…この女は敗者に対しては容赦ない蔑みの目を向けるはずなのに幸せとかイってやがる…不気味だ。
俺は不貞腐れる様に眠りに入った。

翌日…今日は運がいい事に、講義はない…麗子も講義に出ていた。
俺は高校時代の友人に電話を掛ける事にした。
「はい、橘ですけど…」
「真由美か?」
俺が真由美に話しかけると真由美が話を振る。
「ちょっと○○…何の用で私に掛けて来たの?」
「ああ…ちょっとな…昔の事を思い出してな…会ってみたくなったんだよ。」俺がその言葉を言うと真由美はこう言って電話を切った。
「ごめん、私…そんなに気持ちの切り替え早く無いから…慰めて欲しいなら麗子に頼めば!」
ガチャン!!
激しい音だった。
それもそのはずだ。
情けない話だが、俺は麗子と真由美と二股を掛けていた。
その事もあって彼女とヤル事で自分の実力を試そうとしていたのだが、完全に当てが外れてしまった。
「ふむ…どうしたものか…」
俺は、小遣い稼ぎを兼ねてあるバイトをやる事を思いついた。

3回連続で濃く発射出来る人募集…
俺は、恥を捨てそのバイトをする事にした。
かつて、その募集を見た時は何とも思わなかった。
だが、俺はあの女に勝たないといけないと思ったのだ。

しばらくして、俺の相手がやって来た。
その仕事は3人の女の相手をする事になっていた。…俺は見事に3人のうち2人から良かったわよ…という返事をもらい。三人目の相手をする事になった。だが、その姿を見て俺の顔は大きく変わっていた。
ブロンドのようなウェーブの掛かった長髪、気品のあるオーラ…サングラスで目元を隠してはいたが
すぐにその正体を俺は見破った
「麗子!」
「だ…誰かしら?そんな女ここには居ないわ…」
女の肩が震えだした…
だが、これは仕事だ。
俺はこの女を目の前に手早く服を脱いで行った。
女もおずおずと恥じらう様に脱いで行った。
「…きれいだよ…えっと名前なんていうの…」
「…怜…怜でいいわよ。」
女が答えた。
そうしているうちに女も衣服を脱ぎ終えた。
大きめの胸と引き締まったウェスト…
磨きがかかっている女の裸を見て俺の一物が早速反応しだす。

「とっても、大きいのね…私の知っている男と良い勝負ね…」
怜が俺の一物を握る…
柔らかい手の感触によって俺の一物も俺の意思と別物のように動いている。
シュッシュッ
怜は優しく俺の気分が高揚する様に手を動かした。
しばらくすると彼女は俺のモノを自身の胸部へと導いた。
「くっ…」
俺が小さく声を上げると、怜は笑った。
「当たり前でしょ?だってこのビデオの題名知らないの?密着パイズリ48人ってやつ…貴方にはドビュドビュってアタシの胸でイかないと…ねっ?」
怜はゆっくり俺の一物を挟みあげた。
ムニュムニュ……
極上の弾力が俺の分身を締め付けた。
前の二人も俺のモノを嬉しそうに挟みあげ…見事に俺から精を奪っていった。もちろんそれなりのモノを彼女達は味わった。
だが、最後の女…怜の胸は最高だった。
どういう訳か俺の一物との相性が合うというかある種の懐かしさを覚えるようだった。
俺の一物が少しだがピクッと動いた。
「今…気持ちよかったでしょ?…我慢しなくていいの…むしろ射してくれないと皆困っちゃうの…ねっ…お願いっ!」怜がギュッと俺の一物を締め上げた。その時に俺の敏感な場所が彼女の2つの突起が触れた…
それがきっかけになった。
ドビュドビュドビュ
俺の分身が勢い良く暴発した。それは、怜の胸だけでなく、彼女の顔までも汚してしまった。
白くて独特の匂いを秘めた化粧水が垂れた所を怜は舌で掬って舐めた。
「お疲れ様…あんたの出番はこれでおしまい…アタシも今日は上がるから…」そういって尻餅をついている俺の耳元で怜がささやいた。
「上がったら裏口で待ってて…」

俺は手早くシャワーを浴びて外で待っていた。季節は春だがまだ肌寒さが残っていた。
「へくしっ…」
俺は、いらいらしながら怜が出てくるのを待っていた。
「ごめんなさい。待った?」
怜が出て来た。
俺は、怜が出てくると彼女の腕を掴んだ。
「お前…麗子だろ…どうして…どうして嘘なんか付くんだ。」
怜が観念したかの様に…言った。
「そうよ…私、麗子よ……でも元はと言えば貴方が悪いんじゃない。皆貴方のせいなんだから。」
麗子が怒った様に答える。
俺は麗子の手を離し、こういった。
「まだ外は寒いぜ…悪いが帰らないか…風邪引いちまう。」
麗子が答える。
「あら、貴方の心配なんてする必要ないわ。何とかは風邪引かないって言うじゃない。」
こうして、言い合っても仕方ないので俺は麗子をつれてマンションへ帰って来た。

「どうして、あんな事してたんだよ。」
俺は麗子に対して怒りをぶつけた。
「………貴方が悪いのよ……貴方があの女と…あんな下品な女と寝たのが悪いのよ…」
麗子の目から汗がにじんで来た。
「……そんなの関係ないじゃないか……」
俺は、その事実を何故麗子が知っているのか気になったが麗子がさらに捲し立てた。
「あの下品な女から聞いたのよ。貴方であの男が満足している訳ないって…マグロとか無茶苦茶に言われて……」
成る程…真由美から聞いたのか…
「だが…それがあのビデオに出ていい理由にはならないだろ?」
麗子に言い返すと…麗子はついに泣いてしまった。
「貴方が…貴方が…いけないのよ…他の女と寝るから…貴方を見返す為に他の男と寝る事の何処が悪いのよ…私が…私が貴方を一番愛してるのに裏切ったりするから…」
俺は麗子の涙を拭うと頭を床にこすりつけて一生懸命謝った。
「すまん…俺が間違っていた…一時とは言え真由美と二股掛けていたのは俺が明らかに悪かった。思う通り麗子の好きな様にしてくれ…」
麗子はしばらく泣き続けていたが、俺を最終的には許してくれた。
「…私も悪かったわ…もう、ビデオに出るのは止めるわ。…あんなものが世に出回ったら進藤家の名に傷がついてしまうわ…」
全くそうなのだが、麗子はそれをしてでも俺を選んでいたのだ。
多分これは彼女の中で 俺>進藤家 という図式があったからに違いない。
「麗子…俺も本当はあんな真似するつもりは全くなかったんだ。…ただ、お前が…お前がきちんと勝負して勝ったら結婚するって言ってくれたから…自分を鍛える為に…」
俺と麗子はお互いの非を認め合いはその後再び愛を確かめ合ったのだった。

翌日の夜…
「イッ…イクーーーーーーーーー」
ドビュドビュドビュ…
「んっんっ…コクコク…」
チュポン…
麗子が美味しそうに白濁液を飲み干してこういった。
「また、あたしの勝ちね…情けない男…」
麗子の冷笑が俺に向けられる。
「くそっ…何故だ…何故勝てねぇんだよーーーーーーーー!!!」
俺の悲しき怒号が卯月町の夜にこだまする。
しばらく悶々としながら俺は本日も眠りに堕ちていく。
その様子を隣で見ている麗子が俺の耳元で囁いた
「頑張ってね…そうでないと私…一生結婚出来ないじゃない……」
麗子は意識の無い俺にそう言った。

そしてさらに一年が過ぎたある日
俺と麗子の戦いは毎日続いている。
麗子はあの日から俺の一物を胸で扱く事を止めた。
それでも俺は麗子の技と肉体に溺れてしまう毎日だ。
今日もまた俺の悲しき悲鳴が聞こえる…
そして、麗子はそれと同じだけの冷笑を俺に投げるのだった。
だが、俺は信じている、彼女が俺の事を認めてくれる日が来る事を…

PS.元ネタは下級生のキャラの一人進藤麗子をネタに作りました。
まぁ、彼女自身アレを勝負とか言ってるので、BF分野に持って行きやすいと思いますたが、
私自身、男負けスキーなので、こういう流れに持って行っちゃいました。
あ、門井亜矢先生初めとするイーエルエフの社員様がおりましたら、スルーしちゃって下さい。
謝罪も賠償も求めないで下さいねっ!

[mente]

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