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織田信代 淫女王の軍団 序章

世は戦乱、男達が自らの命を賭し武器を持ち、相手を打ち倒し武勇を馳せた者が統治するという
世界・・・
時は1534年・・・尾張の国に突如現れた流星が一人の女児に降り注いだ。
後に、天下人となるであろう女織田信代の誕生であった。

信代は赤子の時より男子が近づくと笑い、急に離れると大声で泣き喚いたとされる。
彼女の父信秀が傍に居るとどんなに大泣きしていようとぴたりと泣き止むほどだった。

その信代が数えで八つになりし日のことであった。
この世では、女児は八つになりし時髪結いという成人の儀を行う・・・
信代も例外なく、行われようとしていた。

「これより、髪結いの儀を始める・・・」
京より呼び出した3人の坊主はその儀式を始めようとしていた。
「はい・・・お願いします・・・クスッ・・・」
信代は幼き顔の中に妖しき笑みを残し、衣服を脱ぎ捨て生まれたままの姿となった。

信秀の見守る中、坊主達は衣服を脱ぎ信代の前に立ちはだかった。
儀式と言っても、戦乱の世における女性の地位は低く、いわば男児を生む機械という感じであった。
「それでは、始めますぞ・・・なるべく肩の力を抜いて望むのですぞ。」
3人の坊主は次々に信代の周りを取り囲み幼き信代に襲い掛かった。
「・・・・・・・・・ウフフッ・・・・・・」
信代は妖しい笑みを浮かべて、坊主達を迎え入れた。
一人は自らの秘所へ、他の者は小さき彼女の手に一物を受け入れた。
ヌチュヌチュシュッシュッという淫音が響き渡る・・・
坊主達は面食らった・・・なぜなら、信代は3人の大人の男を目の前にして畏怖を抱くどころか、
逆に坊主達を自らの肉体を駆使し快感を与えているからである。

こうした儀式が続くにつれて、次第に坊主達の息が荒くなっていく・・・
(この姫は・・・何者なのだ・・・・・・・・・)
信代は、坊主の表情を察したかのようにこう言い放つ。
「気持ちイイなら・・・気を開放してくださっても結構ですわよ。」
信代は三人の坊主を目にしてあたかも主従が逆転したかのような事を言い放つ・・・
いや、その通り、もはや主従関係は逆転していた。
三人の坊主はもはや儀式を行う者ではなく・・・信代の為に用意された玩具に成り下がっていた。
彼らが気とともに白い液体を信代の肉体に放つのはそう時間は掛からなかった。
ドビュドビュドビュ・・・幼き信代はその液体を受けた。

三人の坊主はバツの悪そうな顔を浮かべ信代から離れようとした。
しかし、どこにそのような力があるのだろうか・・・信代は彼らの一物を離そうとはしなかった。
坊主達は事の異様さに気がつき信代に諭すように話した。
「もう、儀式は終了いたしました。そろそろ開放して下さらぬか?」
その言葉を聞いた信代は・・・・・・
「ウフフフッ・・・離してほしいなら私を満足させて御覧なさい?」
信代の責めは止まらなかった。
そして間髪いれず彼らは白い液を放出していった。
「ひいい・・・た・・・助けてくれぇぇぇぇぇ・・・」
坊主達は、完全に信代に組み敷かれてしまった。

その様子を見た、儀式の主催者・・・闇黒寺の一休という高僧が弓矢を取り出し信代に向け矢を放った。
「ええい、物の怪め、男の精を喰らう物の怪め!ここで成敗してくれよう!」
だが、その矢は信代に突き刺さることなく、その手前で落ちてしまった。

それを見た信代はギロりと一休の方を睨むと三人の坊主を開放した。
そして一休の方へと一歩一歩近づいていく・・・
「もう、よいだろう信代・・・一休殿には後日、織田家に落とし前をつけてもらう事にしておく・・・だから、ここは落ち着くのだ。」
信秀が信代に対して一喝した。
「とと様・・・ごめんなさい・・・」
信代は先ほどまでとは違い普通の八つの娘の顔に戻った。
そして・・・儀式を行った三人の坊主の頬に接吻をし、儀式の場を後にした。
信秀と彼の家臣も晴れの舞台を見物に来ていたのだが、彼らの音物は恐ろしいほどにそそり立っていた。

後、一休は、織田信秀自ら斬首の刑に処される事となった。また、儀式を行いし三人の坊主は二度と髪結いの儀に参加する事はなかったという。

一休を斬首し、しばらく思案にふけっていた信秀に一つの策が思い浮かぶ・・・
「我が娘とは言え・・・男と初めて交わりし時に、あのようなじゃじゃ馬ぶり・・・そして事もあろうに守護代の娘を手に掛けようとした一休の矢を触れることなく落とした技・・・何も仕掛けはなかった。
あの気丈で有名なあやつの姉の市でさへ泣いじゃくっておったというのに・・・並みの女子ではない。
家督は・・・慣例どおり男子である信行に継がせようと思うておったが、これは面白い・・・
信代ならば・・・信代なら我が仕事を間違いなく継いでくれよう。・・・ゴホッゴホッ・・・」

信秀は、この時すでに不治の病に冒されていた。それを気づかずか気づいての事か知らぬが、
その翌日、信秀は信代に家督を譲ると公表し、政略ならびに謀略の一部始終を伝授するのだった。

庶民からは、この事件が起こりしときから尾張のじゃじゃ馬として語られる事となった。
元ネタは解るとは思いますが、主人公はあの有名なあのお方です。
最後京のあるお寺で謀反を起こされ死んだとされる人・・・
うん、名前は出さなくてもいいと思うんだ。
今、別の名前でこれのゲーム作ってるんだけど、やっぱり大変です。
公開できるかわかんないけど一応報告だけやっておきますね。

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