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悪夢の街 第五章

ホテルから数分で教会に着いた。教会へ向かう途中たくさんのサキュバスと会ったけど、約束通り一人も僕に襲いかかって来なかった。ここから先はサキュバス達が襲ってくる気をつけないと・・僕は教会の扉を開けると中には誰もいなかった。
「あれ?ここにサキュバスの女王がいるって聞いたのに・・」
僕は辺りを見回したけど誰もいない。カトレアが言ったことは嘘だったのかな?僕は考えていると突然祭壇から物音が聞こえてきた。
「何かな?」
僕は祭壇を調べていると、祭壇が回るようになっていることに気が付いた。僕は祭壇を回転させると、近くの床が開いて隠し階段を見つけた。僕は階段を下りて行くと、一番下に扉があった。僕は扉を引くと部屋には僕と面識があるサキュバスが椅子に座って本を読んでいた。
「待っていましたよ。」
「ミント・・ミントがサキュバスの女王なの?」
「まさか、女王の称号を与えられたのは私よりずっと強い人ですよ。」
「じゃあ何で?」
「その人に頼まれたのですよ。『私の代わりにあの子と闘ってくれない?』と断る理由はありませんから引き受けたのですよ。貴方の欲しいメダルもここにありますよ。」
ミントは近くに置いてあった宝箱を指差した。あの中にメダルが・・
「私に勝つことができれば持って行っても構いませんよ。」
「ミント・・一つ約束してくれない?」
「何です?」
「僕に負けたらワクチンを使って人間に戻るって・・」
「・・いいでしょう・・勝てたらの話ですけどね・・さあこちらに」
ミントは椅子から立ち上がり本にしおりを挟んで閉じた。そして服を脱いで下着姿でベッドの上で仰向けになった。ミントは長い金髪に似合うレモン色の下着を着けていた。僕もミントに倣って服を脱いで彼女の上に乗った。
ミントはモリガンやティリスほどじゃないけど、胸は大きい方だ。能力を持ってるかもしれないし、どんな攻撃をしてくるかわからない。それに人間の時からだけど、彼女の長くて綺麗な金髪からする香りにも気をつけないと・・
ミントは僕の首に手を回して、顔を近づけてくる。僕も目を閉じて彼女に顔を近づける。まずは様子をみよう、キスをしながら手で愛撫でをして彼女の性体感を探そう。
「んん!!」
「んっ・・どうしたのですか?」
ミントと唇が触れた途端嫌な感じがして僕は本能的に顔を遠ざけた。
「女性とのキスから逃げるなんて失礼ですよ。」
ミントは僕の背中に手を回して横に転がって上になった。
「以前私とキスしたのを覚えていますか?」
そうだ・・前にもミントとはキスしたことがあったんだ・・あれはお母さんと再会した時でミントが突然キスをしてきてきたんだ。そしたら突然意識が朦朧として・・ひょっとしたらキスするだけで相手を気絶させることができるのかもしれない!
「説明してあげましょうか?」
ミントが僕に尋ねてきた。僕は首を縦に振ると彼女は微笑んだ。
「いいですよ。でも私にキスをされた後でね♪」
ミントは両手で僕の顔を固定して目を閉じて顔を近づけてきた。これじゃ逃げられないよ・・僕は彼女の肩を押して逃げようとしたけど、力じゃ敵わないよ!
「ん♪」
「んむ!」
僕はミントにキスをされてしまった。何これ・・力が抜けていくよ・・
「ん・・ちゅ・・うふふ・・私の能力を教えてほしいですか?」
「何をしたの?・・」
「ふふ・・私はキスをすることで男性からありとあらゆるものを奪うことができ、そしてそれを自分の物にすることができるんですよ。貴方と館でキスをしたときは貴方の精神力を奪ったんです。」
だからあの時気絶しちゃたんだ・・今は体力でも奪われたのかな?
「今は体力を奪ったんですけど・・こんなものは力の片鱗にすぎません。次は・・うふふ。」
ミントがまた僕にキスをしてきた。体力を奪われて疲れきってるから抵抗なんてできないよ・・あれ何だろう?何か変・・ミントは長いキスから僕を解放すると優しく微笑んできた。
「うふふ・・気分はどうですか?今度は貴方の記憶を奪いました。それも館とこの街で戦闘に関する記憶を・・うふふ・・これで貴方はSEXの経験と知識は無いも同然です。私の勝利は決まったようなものです。」
「そんな・・」
ミントが僕の顔に胸を押しつけてきた。柔らかくて暖かいよ・・今まで触ってきたどんな物よりずっと柔らかくて気持ちいい・・
「どうですか?私の胸は女王様ほど大きくはありませんが、暖かくて気持ちいいでしょう?」
「うん・・」
僕はミントの胸に子猫のように甘えていた。僕が胸に夢中になっているとミントがパンツを脱がせてきた。そして僕のおちんちんを触ってきた。
「あ!」
「大丈夫・・怖くないわ私に任せて・・」
ミントも下着を捨てて裸になった。そしてミントは僕のおちんちんを挿入した。
「んああああ!!」
「うふふ・・どうですか?初めて体験する女性の体は?気持ちいいでしょう?」
「怖い・・ミント・・怖いよ!」
「大丈夫・・何も怖くないわ・・私がこうして抱きしめてあげるから・・」
ミントに抱かれると恐怖が消えて安心が湧いてきた。僕はミントの背中に手を回して彼女に身を任せた。ミントは腰をグラインドさせて僕を感じさせてくれた。
「ミント・・何か出そうだよ・・」
「出して・・我慢せずに私の中に・・」
「ミント・・ミント!!」
ドビュルルルルル!ビュルルル!!
「ああん!熱くて美味しい・・?どうしたんですかマオ?そんなに震えて寒いのですか?」
僕は首を横に振った。
「何だか体が凄く熱くなって・・溶けちゃうんじゃないかって怖くて・・」
「うふふ・・大丈夫ですよ。」
ミントはペニスを抜いて、僕を抱き起して背中をポンポンと叩いてきた。
「よく頑張りましたね、ご褒美にキスしてあげましょう。」
ミントは目を瞑って顔を近づけてきた。僕も目を瞑ってミントのキスを受け入れた。キスした瞬間僕の舌が勝手に動いてミントの口の中に入れてしまった。何だが気持ちいい・・僕は彼女の舌や内頬を舐め回し始めた。
ミントはビクビクと体を震わして、僕から離れようとしていた。僕は彼女の首に手を回して離れないようにした。何だかミントとキスしてたら段々力が湧いてきた。僕は息が続かなくなったのでキスをやめてミントを放した。
「あれ?」
僕はミントに奪われた記憶をいつの間にか取り戻していた。何でだろう?
「マオ・・」
考えるのは後にしよう!とにかくわかってるのは勝機は今だってことだ!僕はミントを押し倒すと彼女にキスをして胸を揉んでペニスを挿入した。そしてミントに反撃する隙を与えず積極的に責め続けた。
ミントも最初は抵抗していたけど、少ししたら僕の背中に手を回してペニスが抜けないよう足をお尻に回した。僕はキスは不慣れだから適当なところでやめて胸を舐め始めた。
「ああん!マオ・・気持ちいいの・・」
「え?うむ!」
ミントは僕を思いっきり抱きしめてきた。く、苦しい・・僕は息苦しいのを我慢して腰を動かし続けた。
「あっあっ!もうダメ・・マオ!!」
ミントは僕を力強く抱きしめると絶頂に達した。何とか窒息する前にイカせることができた・・
「あら?勝ったの?」
「え?も、モリガン!?」
「今頃その娘にメロメロにされてると思ったのに・・そう坊やも成長したのね。」
「ひょっとしてサキュバスの女王って・・」
「私よ。でも私と闘って結果は見えてるからこの娘に任せたの。まあ私に勝ったってことでそのメダル持って行ってもいいわよ。」
僕はミントが持っていたメダルを持つと次の教会へ向かおうとした。
「ねぇ・・」
「その娘の能力について?」
「な、何で?」
「大体わかるわよ。その娘キスすれば相手からあらゆる物を奪えるけど、キスで感じさせられると相手に奪い返されちゃうの。」
「だから・・あとそれと」
「アルラウネのことは自分で考えなさい。」
「何で?」
「弱点なんか教えたら、私がアルラウネの女王に色々言われるのよ。私の身にもなって・・」
「は〜い。」
「それとあんた坊やとは城で闘うことにするわ。うふふ・・楽しみにしてなさい。たっぷりいじめてあ・げ・る♪」
「い、いいよ!」
「うふふ冗談よ。ほら早く次のエリアに行きなさい。サキュバスは今は坊やを襲わないように命令しといたから」
「ありがとう。」
僕はモリガンにお礼を言うと部屋を出た。アルラウネと闘って勝てる自信はないから、反対側のエリアに行こう。

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