俺 vs 明日香
「次は、このあたしと勝負よ」
宣言するや否や、未だ先のバトルで盛り上げられた興奮が鎮まらない俺の亀頭に、明日香の指が絡みついてきた。
「へっ、お前はどんな風にイカせて欲しいんだよ、あ?」
「一人負かせたくらいで調子にのって、これだから男って嫌なのよ」
「ぐっ……」
巧妙な指さばきで裏スジを弄られる。
人差し指を繋ぎ目に合わせて往復させながら、親指と中指で溝を擦られる。
三脚のように亀頭冠を包み込む三本の指が、連携プレイで俺のペニスを責めたてる。
肉棒のほんの微弱な痙攣も、明日香の指は見逃さず、確認するように同じところを刺激する。
その意図を知る俺は体を強張らせて、息子のウィークポイントを偽装しようと抵抗するがムダだった。
見破った俺の弱点を繰り返し、巧みな指が翻弄する。
琴でも弾くように、リズミカルに軽やかに、俺のカリを弄ぶ明日香の指使い。
弱点に気付かれまいと痩せ我慢する俺は、快楽を外に逃がすことも出来ずに、やがて体を思いっきり奮わせ、喘ぎ声をあげさせられた。
俺にとっては、長い長い責め苦だったが、実際にはその間ほんの数秒だろう。
俺はたちまちピンチにまで追いつめられた。
このままではあっさり昇天させられてしまう。
慌てて、明日香の胸にしゃぶりつく俺。
乳首を吸い、舌で刺激するが、いつもの実力がまるで出せない。
三脚責めをほどこされる下半身のせいで、腰の力がすっかり抜けて、身体を思うように動かせないばかりか、脳味噌もまともに働かなくなってきやがった。
「さっきのシンって人と、同じようにしてあげようか?」
「あっ…、ムダだぞ今さら審判にインチキしようったって……」
「そうじゃなくて……見てたんでしょう? あたしのスペシャル尿道責め♪」
「バ……馬鹿。やめ……ろ………。は、反則だぞ。あれやったら、次はレッドカー……んっっ」
唐突に明日香の左手で握られた竿から、我慢汁がビュクっと噴き出す。
先端の割れ目が、右手の小指でくすぐられる。
小指が超高速で前後すると、何とも堪らない性感が押し寄せてきて、俺は思わず腰を引いて逃げようとするあまり、足元がもつれて転びそうになった。
「ほ〜ら、外側をちょっと虐めてもらうだけで、こんなに気持ちよかったりして……」
力の入らない身体を支えられつつ、明日香に誘惑される。
「でも、ダメなもんはダメだよねぇ…// ルールにしたがって尿道責めはお預け♪」
「うぅ……」
お預け宣言に、自分の意志とは関係なく肉棒が不満にうち震える。
我慢汁の漏れる尿道口が痙攣して、蕩けそうになった腰が自然と動く。催眠術で傀儡にでもされたかのようだ。俺は、自分から敵の指先にモノを擦りつけてしまっていた。
「中を虐める代わりに、すごいことしてあげるね。あたしたちの仲間に恥をかかせてくれたお礼に、あんたをすっごく恥ずかしい方法で負かしてあげる♪」
不気味な宣言に、冷汗が出そうになる。
「何する気だよ……?」
「まぁ、それはフィニッシュのお楽しみw」
明日香の指が、俺のモノからだだ漏れのカウパー腺液をすくって、亀頭全体をシコシコと擦り出す。
薄く引き延ばされた我慢汁が、摩り込まれ、あるいは蒸発して、じょじょに消えていく。
もちろんその刺激で、俺の肉筒からは、新しく分泌された液が溢れ出す。
その分が、また女の巧みな指先で、ヌルヌルと塗りたくられ、亀頭粘膜の表面から消えるまで指で弄ばれる。
俺は、乳首への攻撃に再度集中しようと頑張るが、明日香の指テクは半端じゃない。
このままじゃ簡単に発射態勢に持ち込まれると、俺は丹田に力を込めて身構えた。
だが、どういうつもりか、明日香の指先は射精に持ち込むような激しい刺激を、あえて避けているようだ。
生殺しにして、俺に恥をかかせる作戦だろうか。
イクことも萎えることも許さずに、男に射精を懇願させるのは、女性BFファイターにとっては一種の撃墜マークである。
もちろんそういう勝ち誇ったやり口を快く思わないものも多いし、確実な勝利をわざわざ不安定にするわけだから、チームの内規として試合でそういうことをしてはならないと定めている学校もある。
だが公式ルールで禁止はされていないため、気に入らない相手へのトドメとして、そういったラストに持ち込む女子は少なくないし、それが鮮やかに決まれば会場は大盛り上がりだ。
俺も以前に、そういうマネをされたことが何度かあるが、この屈辱はなかなかのものだし、それでBFをやめていった奴も何人か知っている。
だが、それにしては、明日香のやり方は、ギリギリまで俺を追い込もうという感じではない。
俺は訝しく感じつつも、とにかく乳首を口と指で責め続けるしかなかった。
それにしても、いったい明日香の奴は、どんな作戦で俺に恥をかかせようと企んでいるのだろう。
互いにルーティンの責めを続ける状態が数分続いた頃だろうか。俺のモノに奇妙な変化があった。
先走りを塗りこまれた部分に半透明の膜のようなものがこびりつき、パリパリと固まり始めているのだ。
「うっ……何だよ、これ?」
亀頭を覆うナゾの物体。
ややザラつく感触が、妙に亀頭に馴染んで気持ち良い。
明日香の指で竿を握られただけで、尿道をせり上がる我慢汁が簡単に搾られてしまう。
明日香が何か仕組んでることは間違いないが、意図がまるでつかめない。
俺は、その変なモノをペニスから剥がそうとしたが、亀頭の粘膜にしっかりとこびりついていて、指でこすったくらいじゃ綺麗に落とすのは無理そうだ。
「フフン、自分で自分のモノを触っちゃうなんて、あたしの魅力に参っちゃってるわけ?」
「馬鹿言え。それより何だよ、これ? まさか変な道具を使ってるんじゃないだろうな?」
「勘違いも甚だしいわねぇ……それはあんたのカウパー氏腺液が乾いてできた結晶よ♪」
「あっ?」思わず自分のモノを確認する俺。確かに、言われてみれば、そんな感じだ。
「そんなもん使って、俺に何する気だよっ!?」
「ふふ〜んっ♪ そろそろ触らなくても興奮が収まらなくなってきたかなぁ?」
明日香の指が俺のペニスから離れる。
内股や下腹部をマッサージするように、這い回る指先。
くすぐるような、かじるような、微妙な指使いだ。
気持ち良くなくはないが、特に致命的な快楽には繋がりそうにない。
急に攻撃の手を緩めた明日香の作戦が見えず、俺は戸惑った。
明日香は、時おり俺の我慢汁をすくって指をなめらかにしては、また俺の肌に擦りつける。
これは垢すりマッサージなんだろうか?
その指使いで、俺の表皮がポロポロとこそげ落ちてきた。
「ふ〜ん、ちゃんと洗ってはいるみたいねぇ。垢が白いもの」
明日香が楽しげに耳打ちする。
「ま、まあな。身体は清潔にってのは、BFファイターの常識だろ?」
「それでね。これをどうするかっていうとぉ♪」
「お、おいっ!!」
明日香の指先が肉棒のクビレに入り込む。
溝の奥に、我慢汁でとろけた垢が塗り込められてしまう。それもかなりの量だ。
「気持ち悪いことすんなよっ!…ったく」
俺は自分のモノに手を伸ばした。
だが、我慢汁は簡単に乾いてしまうのか、塗り込められた垢も泥粘土のように固まってしまって、簡単には剥がれない。
「くっそ、どうなってんだ…」
俺はしばらく、亀頭冠の溝をこすってみたが、これじゃあオナニーしてるのと同じである。
敏感な場所から生まれる快楽を無視はできず、俺はとうとうムリに剥がすのをするのを断念した。
カリ溝の奥で固まってしまった物体から、異様な感触が伝わってくる。
亀頭を糸で縛られたような圧迫感と、猫の舌で舐められるようなザラザラ感が同時に俺を苛み出した。
これは部の他の奴らとも共通した意見だが、ナニの中で一番弱いのはカリ裏だ。
そして、そんなことはもちろん歴戦の女の明日香だって、とうの昔に知ってるはず。
「気持ち良い?」と、してやったりの顔で訊ねてくる。
「うるせーっ、トラップを決めたつもりだろうけど、この程度で男をイカせられると思うな」
「まっさかぁ。。こんなのただの下ごしらえよ。マトモな負け方をさせてもらえると思ったら大間違い。あんたみたいな負け犬に相応しい屈辱的なフィニッシュを用意してあげたから、せいぜい頑張ってブチまけるといいわ♪」
「なっ…?」
「しんぱ〜んっ!!」
明日香が審判を呼び出した。
「対戦相手の恥垢で続行が困難なので、ペニス・クリーニングを要求します」
完璧に俺の作戦ミスだ。
明日香といったら、まずはこの種の卑怯な手口を警戒すべきだったのに…
審判に事情を説明したものの、試合中に分泌されたモノでできた澱を落とすのも、ルール通りなんだそうだ。
試合は一時中断。
俺は審判の支持でベッドに座らされた。
保健のセンセーが、俺のとこへとやってくる。
これまた若くて、綺麗で、しかもえらく乳のでかい保健医だ。
そのセンセーが、消毒綿をピンセットで摘むと、俺のペニスをクチュリクチュリと洗い始める。
亀頭の敏感な粘膜にそんなモンが這い回るのだ、もちろん気持ち良くないはずがない。
俺は自分を律するため、美人のセンセーの胸の谷間なんて見ないぞと目を背けたけど、白衣の合間からのぞくその光景が、否が応にも脳裏に浮かぶ。
「やっべ…//」
変に禁欲的にあろうとしたのが、余計に刺激となってしまったのか、俺の息子はもうギンギン。
希釈した消毒液のヒンヤリとした感触に戦慄き、ドバドバと我慢汁が溢れてくる。
わざとに塗り込められた恥垢は、なかなか落ちない。
綿のついたピンセットで、亀頭冠を周回するように、くびれが責められる。
ペニスの最弱部分に、消毒液を塗りたくられて、その上、綿毛の感触がはいまわるのだ。
「ここは、綺麗にしておかないとね」
「あっ、はい……」
「あらあら、せっかく洗ってるのに、また体液が」
「いや、センセー…そんな風にされちゃうと、これはもう不可抗力っていうか……//」
ペニスにこびりついた汚れは、まだまだ落ちそうにない。
ピンセットと脱脂綿なんてやり方がまどろっこしいせいだ。
俺の我慢の限界の方が早いのは、もはや明らかだった。
思わず上半身をのけぞらせて固く目を閉じるが、膝がガクガクと震え、タマがせり上ってくる。。
追い討ちをかけるように、美紗と明日香の声が聞こえてきた。
「やっだぁ、信じられない? ペニス・クリーニングで感じちゃってるなんてぇwww」
「ホント、最低だよねぇ。。消毒してもらってるのに興奮するなんて、女に対する侮辱っていうか…」
「みっともなくハァハァしちゃって、あのまんまイッちゃうんじゃない?」
ペニスはもう発射まで秒読み段階に入っていた。
悔しさのあまり、俺はとうとう涙をこぼしてしまった。
ベストを尽くした上で試合に負けるのとは訳が違いすぎる。
こんな作戦で、しかも直接に手を下されることすらなく、イカされしまうなんて…
そのとき、俺の股間に冷水が浴びせられた。
驚いて目を開けると、審判のジイさん先生が水差しを持っていた。
「ほら、これで拭きなさい」とタオルを渡される。
まさしく水を差された効果で、俺のモノは固さを失い、危機的状況を脱していた。
「あ……アザーすっ!!」
思わず立ち上がり、最敬礼で審判を見送ってから、俺は息を整えた。
明日香は、作戦が失敗したせいか取り乱していた。
「やだっ、こないで」と逃げ出すのを掴まえ、ベッドの上に組み敷いてやる。
背中越しに、美紗が胸を押し付けたり、手コキをしようとしたりするが、俺は完全に無視してやった。
とにかく今は、この明日香を倒さねばならない。
「卑怯なマネばっかりした相手に、いよいよ自分が犯られちまう気分はどうだ?」
精一杯の悪役顔で脅してみる。成功した自信はないが、明日香の奴はすっかりビビっていた。
「やめてっ、お願いだから。。」
「うるさいっ!! 黙ってろっ!!」
一度は芯が抜けてしまったペニス。まだまだ射精まで余裕の俺は、一気に明日香のヴァギナを貫いて、Gスポットを思う存分にかきまわしてやった。
一方的な征服欲を満たす久々の勝負展開に、俺は酔いしれた。
「俺、TUEEEEEEEっっっ!!!」
と大声で叫びたいくらいの爽快な腰振りに、とうとう明日香は屈した。
「いやぁぁぁぁっっ!!!」っと絹を引き裂く悲鳴と共に、撃沈した敵からさっさとモノを抜く。
この勢いにのって、返す刀で美紗も蹴散らしてやろうとしたその時だった。
審判の笛が鳴る。
電光掲示板に俺たちの学校の勝利が表示された。敵側が降参したというのだ。
会場から歓声があがる。
カズやシンがかけよってきて、
「やったな、キャプテン」
「マジですげぇよ、お前はっ」
と、めちゃくちゃに祝福される。
「ど、どういうことだ?」
すっきりしない展開に呆然とする俺に、対戦校の野郎が握手を求めてきた。
午前の試合で、うちの女子部のキャプテン:ユリ子を痛めつけてくれた奴だ。
握手を拒絶し、「降参って、どういうつもりだよ?」と睨む。
「僕が降参するように命じたんだ。このまま美紗に勝たせてやっても良かったんだけど、それだけじゃ面白くないだろう?」
「黙れよ、お前らが降参なんかしなくたって、俺が勝ってたさ」
「へぇ、自信過剰なんだね。まぁ、いいさ。来週のプレーオフ、楽しみにしているよ。また君のとこの女子キャプテンと対戦したいし。まったく彼氏の君が羨ましいよ」
「別に俺たち付き合ってるわけじゃねぇし……」
「ふーん、そうなんだ。じゃあ、僕が勝ったらセフレの一人になってくれるように頼んでみようかな…。彼女、すごく感度が良くてね、僕の指が性感帯に触れるたびに、それは艶っぽい音色を聞かせて……」
「黙れよ、この変態野郎っ!! あと一言でもユリ子を侮辱したら、その前歯全部へシ折るぞっ!!」
「おー、怖い。それじゃ、僕は失礼するよ」
気障な態度で片手をあげて、野郎は帰っていった。
こういう展開になってしまい、俺はユリ子が心配だった。
男子部と女子部でそれぞれ対戦し、一勝一敗になった場合、試合はプレーオフにもつれこむ。
それぞれの主将同士が対戦し、先に連続して相手の男女を倒した方が勝利する。したがって引き分けはない。
かなりハードな精神戦になることは間違いないだろう。しかも相手は人間としても最低の連中である。
俺はユリ子にムリをさせたくなかった。
しかし彼女は絶対に逃げないだろう。昔から知ってる。あいつはそういう性格なのだ。
プレーオフは一週間後だった。
次回対戦
俺(3年) vs 美紗(2年)
ユリ子(3年) vs 霧夜(1年)
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