将軍が天下を治め、太平の世となった現代においても、将軍家に仕え、影の任につく「忍」の存在は必要不可欠だった。しかし「忍」となる者は強大な素質を必要とする為、優秀な子孫を後世に残していくことは大変重要なことであり、その為「忍」は年頃になると、その素質や将来の可能性を考慮に入れ、子作りの相手が定められる。
無論、そこに個人の感情など含まれるはずはない。
※ ※ ※
――俺は「忍びの里」を抜けることにした。
短い言葉だが、これほど重い決断はない。「忍」を抜けるということは将軍家、そしてそれに仕える「忍」全てを敵に回すことだ。だが俺がこのまま残れば俺は親友の恋人と子作りに励み、親友も彼女も傷つける。
上忍の長老連中から言わせれば「情に絆された愚かな男」なのだろうが、俺はそんな青臭いもんを嫌いにはなれなかった。
それに――……いや、語っている暇はなさそうだ。
「――こんな夜遅くにどこ行くのかな〜?」
鬱蒼と生い茂る森の中に立ち止まった俺は、空を仰ぎ見た。黄色い満月をバックにして、大木の枝に立つ彼女の姿を発見したのだから。
「陽花……先輩」
「やっほ〜っ♪ ご無沙汰っ♪」
蠱惑の術を使って男を骨抜きにし、任務を遂行する女忍者――くノ一にとって美しい容姿は強い武器になる。まるで美しい花が蜜を使い、虫を集めるように……彼女らは虫を使い、時に殺す術を全て理解している。
陽花先輩は名前の音のように「妖花」と呼べる程に美しかった。女性にしては背が高く全体的に豊満――と言っても鈍重な肥満とは決して違う。
大抵の肉棒を完全に包み込んでしまう美しい双乳、男ならば誰でも息を呑むような腰のくびれ、オスの欲情を引き立てる大きなお尻、そして忍び装束に付けられた外来語で「タイツ」に包まれた脚線美――それは長い歴史の中で、いかに男の劣情をそそるか計算されてきた忍び装束によって、数倍にも魅惑的になっている。
ただ一方で、妖婦とも思える体つきとは別に、彼女の顔立ちは生娘のように凛としていた。長い髪を後ろで束ねた、目の大きな美少女……笑顔だけ見れば、活発で純真そうな乙女としか思えない。巫女か、武士、あるいは「陽の花」の意味するように、ひまわりのような溌剌とした印象すら受けるだろう。
女性の色香を存分に引き出す扇情的な体つきを持った可憐な乙女――だが俺は知っている。彼女はくノ一の中でもかなりの〈仕事〉をこなし、上忍になる素質さえ覗かせる優秀な女忍者だということを。
彼女はひょいっと木から飛び降りると、にっこりと笑いかけてきた。
「このまま森を出ちゃったら、掟破りだよ? 自主練もいいけど気をつけなくちゃ。抜忍と間違われちゃったら大変だし」
さりげない口調で言っているが、きっと分かっているはずだ。知り合いとしての最後の警告のつもりなのだろう。
「先輩。俺は――里を抜けます」
「……」
明確な意思表示をすると、陽花先輩は軽く宙を仰いでため息を吐いた。
「……がっかりだなぁ……ボクは結構仲良かったつもりなのに、一言も相談してくれないだもん」
「……すみません」
「そーだねー。すまないよねー……だって、それってさぁ。今からボクと殺し合いますーって言ってるんだもんねー」
口調は軽いが、表情は暗く陰鬱だ。
忍は非情と言われるが、それは感覚がないのではない。ただ切り替えているだけなのだ。仲間を殺すということに快感を得るものなどいない。
「それにさぁー。ボク、ちゃんと理由を聞きたいんだよね。……やっぱりお友達の為? お友達の恋人さんと子供作れって言われたから?」
「……それも、あります」
「も? とゆーことは、他にも理由があるってこと?」
俺は何も言えなかった。誰にも聞かれたくなかったが、何よりも陽花先輩にだけは教える訳にいかなかったのだ。
「……ボクにも、言えないの?」
「すみません」
俺からしてみれば謝るしかない。
「まあ、いーケドさ。力ずくで聞き出せばいーんだしっ」
陽花先輩はカラ元気を出すように明るい声を出して戦闘体勢を取る。
「……いいんですか、先輩」俺は陰鬱な気持ちで言った。「体術で、先輩が俺に勝ったことはないはずですよ」
純粋な白兵戦では、俺の方が強いはずだ。普通に戦えば(今は隙を見て逃げる気満々だが)、俺の勝つ可能性は高いだろう。
「そうだねー。キミ、強いもんねー。けどぉ……」
陽花先輩は艶然とした微笑を浮かべ、網タイツの脚線美をスカートから覗かせる。あまりに色っぽいしぐさに、俺の目は彼女の足に釘付けになってしまう。
「淫術で、キミがボクに勝ったことも無いよね♥」
淫術――魅惑や性交で用いられる技術によって相手の心を掌握する、忍びの基本技巧で、特にくノ一が得意とする技術のことだ。何度か、俺も淫術の鍛錬としてくノ一相手に戦ったことがあるが、どうしても陽花先輩にだけは勝ったことがなかった。
「えへへ〜っ♥ 前は〈乳包み〉の術で負けちゃったんだよね?
ボクのおっぱいにおちんちんふわふわに包まれて……ほんのちょっと揉んであげただけなのに我慢汁で谷間が湖みたいになっちゃったんだよね?
敏感な亀頭とか、カリとか乳首でなぞられる度に体びくびくしちゃって♥
出しちゃった後もしばらく、ボクのおっぱいで腰振っちゃったんだよね♥ たくさんのくノ一たちの前で♥」
頭がぼんやりと霞掛かってくるかのような甘い声での語りが、かつて俺の肉棒に襲い掛かってきた快楽を思い出させてくる。
「ほら……思い出して♥ ボクのおっぱいの感触を♥ いつもチラチラ見てた、キミの大好きなおっぱいに挟まれて、ゆっくりと、優しく包まれて、蕩けさせられる感覚を……♥
キミが一生忘れることの出来ない感覚を……またここに入れれば、今度は満足するまで楽しめるよ……♥」
陽花先輩は忍び装束によって強調された巨乳の谷間を前面に出し、小さな舌をぺろっと出して淫靡で可憐な笑顔を見せる。
先輩の可愛らしい笑顔と美しい双乳に視線は奪われ、興奮で息苦しく、呼吸が荒くなり、今にも男根を豊満な谷間に包まれたい欲求に負けそうになってくる……
「ほら……ボクのおっぱいを見て……♥」
陽花先輩の甘い誘惑の声を聞いた瞬間、俺は谷間から視線を逸らそうとした。男を魅惑するくノ一の術は甘い声の催眠と共にある。そう分かっているはずなのに、目の前の美巨乳が陽花先輩の掌でゆっくりとしなやかな動作で揉みまわされる光景から目線を逸らすことができない……っ!
「――くノ一淫法〈淫・靡・乳・惑〉♥
もうキミはボクのおっぱいから目を逸らせないよ……♥ ボクが暗示を解かない限りずーっと♥ 前にもこれでいーっぱい搾り取られたのにまた引っかかっちゃうなんて……くすっ♥ よっぽどボクのおっぱいで搾り取られたいんだーっ♥」
「ちっ、ちが……――うっ!!」
俺の忍び袴は簡単に下ろされ、俺の男根は勢い良く飛び上がった。
「うわぁ♥ もうこんなに膨らんじゃってるーっ♥ やっぱりボクのおっぱいに包み込まれていっぱいどぴゅどぴゅしちゃいたいんだー♥ いいよ。今、包み込んであ・げ・るっ♥ キミのだーい好きな淫法でっ♥」
「や、やめ……っ!! あああああっ!!!!!」
次の瞬間、俺の男根は、陽花先輩のおっぱいの谷間の奥深くに包み込まれてしまった! 巨大で美しい双乳はふわふわと真綿のごとく、それでいてむちむちと吸い付いてくる柔肌が、男根の敏感な部分を中心とした快楽攻めを展開してくる!!
しかも陽花先輩はニッコリと可憐な微笑を浮かべながら、ぽよんぽよんと手で横から圧力を掛けたり緩めたりを繰り返していく!
「――くノ一淫法〈乳包み〉の術♥
えへへ〜っ♥ ボクが来てからずーっと期待してたでしょ? 真面目な会話してたのにボクのおっぱいチロチロ見ちゃって。ボクのおっぱいに包まれて犯されたいって思ってたんでしょ? ふふっいやらしいっ♥ ひょっとして抜忍になろうとしたのも、ボクのおっぱいに犯されたかったじゃないの〜?」
「ち、ちが……うああっ」
口答えをしようとすると、陽花先輩のおっぱいは 男根を 快楽という牙で甘噛みして耳以上の性感帯である男根を優しく刺激し、力を抜けさせてしまう!
「あ…ああ……」
俺の腰はあまりの快楽に立つこともままならず無様にその場に腰を落とすが、その一連の動作にも陽花先輩のおっぱいは獲物を逃すことなく、優しくかぶりついたまま、倒れこんだ俺の上に圧し掛かる……!!
「くすっ♥ ボクを上に乗らせちゃって、やっぱりボクのおっぱいに弄ばれたかったんだっ♥ 最初から言ってくれればいーっぱい犯してあげたのにっ♥ ほーらほらっ♥ キミがだーい好きな、ボクのおっぱいにぃ、キミのおちんちんが犯されちゃうゾー♥」
「ふっふわああああああああああっ!!」
陽花先輩のおっぱいぱふぱふが、急激に早くなった!
先ほどが穏やかな川の流れだとしたら、今は滝のごとく、俺の射精感を一気に解き放とうとする。だがくノ一に射精するということは、自我を失い、完全な虜となってしまうこと――そうしたら、俺の内心を悟られてしまう! 先輩に対する想いだけは悟られるわけにはいかない!!
俺が歯を食いしばって耐えようとした瞬間――
「あぁんっ♥ 可愛い〜っ♥」
陽花先輩が甘い声を上げた。見ると、淫靡で可憐な笑顔はそのままに、はあはあと息を荒くさせ、顔を赤らめている。
――しまった! 我慢してしまった!!!
俺は自分の失態を恥じた。
陽花先輩は〈乳包み〉の術の快楽に耐える男の顔を見るのが大好きで、特に俺が我慢しているのを「可愛い」と賞し、ますます搾り取りに力を入れてくるのだ!!
「我慢すれば絶世の快楽を受けられる」としても「下手をすれば命の危機にも陥る」為に、他の下忍たち(無論、男)は死を恐れて我慢せずに陽花先輩の術を受け入れる(あるいは反撃の機会を伺う)が、俺はいつも我慢してしまい、その度に死ぬほど精液を搾り取られていたのだ!
「久しぶりに見たキミのその顔最高だよ〜っ♥ えへへっ〜♥ ボク、久しぶりにキミの精液ぃ飲みたくなっちゃった♥ キミのねばねば、久しぶりにボクのお口に飲ませてよぉ〜っ♥」
「うっうわああああああっ!!」
うっとりとした表情を浮かべ、おっぱいを両脇から手で圧迫すると、まるで牛の乳を搾るかのように、俺の男根を絞り上げてきた!!
今までは「ぱふっ♥ ぱふっ♥」と、わずかな休みを入れつつ攻めていたのに「ぎゅ〜っ♥」と強く圧迫しながら、ゆっくりと上下におっぱいを移動させ、一気に射精させようとしてくる!
「ダメぇっ♥ 我慢しちゃあ♥ キミの精液はぁ……ボクのおっぱいに絞りつくされる定めなのぉ♥ ほらぁ♥ は・や・く・飲・ま・せ・て♥」
陽花先輩の甘い声を前に、俺はもう我慢の限界に達していった!
「――あっ!! あああああああああああっ!!!!」
どぴゅっ、ぴゅーーーっ!!どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ!!!
「――きゃんっ♥」
亀頭の上で射精を待ち望んでいた先輩のお口が、俺の精液を受け止めた。だがあまりに勢い良く出る白い液体は、先輩の口から弾け飛び、おっぱいもお口も真っ白になってしまった。
「ごくっ……あはっ♥ こんなに一気に飲みきれないよ〜っ♥」
顔を赤らめた陽花先輩が本当に嬉しそうに言う。どろどろとお口から流れ落ちる白い液体が妖艶で美しい。
あまりの快楽に俺は、動くことすらままならない……
「こんなにこぼしちゃった〜……もったいないもったいない♥」
「――うっうああっ!!」
陽花先輩は、精液の残り汁が滴り落ちる男根をぺろぺろと舐め出した。しかも両手で軽く圧迫を加え、〈乳包み〉の術を終えるつもりは無い!!
ちろちろとした舌の快楽とおっぱいの柔らかい誘惑が、精液を出してすっきりしたはずの男根を更に勃起させていく……!!
「あはっ♥ もうこんなに大きくしちゃって♥ キミのいやらしいおしっこ、もっと飲ませてくれるの〜?」
「ふわっ! ふわっ……!!」
ぷにぷにとおっぱいで挑発を加えつつ、陽花先輩はますますキラキラした目でこちらを見てきた。可愛らしくて淫靡な天才くノ一は、まだまだ俺の男根から精液を搾り取るつもりなのだろう……!!
「やっ……やめて下さっ……も、もう………」
かすれて搾り出すのもやっと声で反論を述べる。
だが陽花先輩はわざとらしく耳に手を当てると――
「えーっ? よく聞こえなーいっ!
なーに? もっとして欲しいの? それともやめて欲しいのー?」
絶対に聞こえているだろうと予測できるしぐさで言った。
「じゃあ、いいよぉ。素直にぃ、“ボクのおっぱいからぁ、キミのおちんちんを出してください。お願いします”って言えたら離してあげる」
「ほ、本当ですかっ!?」
「ボクは嘘つかないよぉ?」
「じゃ、じゃあ、せ、先輩の胸――うっ、うあわああっ!!」
そう言った途端、俺の男根は先輩のおっぱいに揉みしだかれた。温かくて柔らかく、しかも俺の精液でよりペタペタと吸い付き、滑り良くおっぱいの谷間に俺の男根が食べられてしまう……!!
「胸、じゃなくてぇ、お・っ・ぱ・い♥ キチンと言わないとやめてあげないゾぉ? それからぁ……制限時間はキミのおちんちんがどぴゅどぴゅしちゃうまで♥ その間に言わないとぉ……ふふっ♥」
「ふっ……ふわぁ……ふわああ!!」
陽花先輩はお口から唾を出すと俺の亀頭に垂らし、おっぱいの谷間を使って更に塗り包み始めた!! 俺の精液と先輩の唾液、それに先輩の甘い匂いのする汗が混ざり合い、快楽を更に倍増させていく!!
「キミはボクのおっぱいのと・り・こ♥ 永遠に、ボクのおっぱいには逆らえないよーん♥ キミはボクのおっぱいの命令のままに、白いおしっこをどぴゅどぴゅする虜になっちゃうの♥ えへへっ♥」
妖艶さと可愛らしさが混在する声で陽花先輩は囁いた。
しかも今まで体験した模擬戦の時ほどの快楽とは比べものにならない! まるで俺の男根が性感帯そのものになってしまったかのようだ!!!
まさかこれも――
「――くノ一淫法〈誘い水〉っ♥」
快楽付けに苦しむ俺を可憐な笑顔で見つめ、陽花先輩は言う。
「くノ一の体液にはぁ……オトコのコの快楽を数倍に増やしちゃう効能があるんだよぉ? しかも今日は特別にぃ、いつもの数倍の量をキミのおちんちんに塗っちゃった……♥」
「そ、そんな……あ、あああっ!!」
男根は淫液まみれのおっぱいに包まれ、揉みしだかれ、どんどんと精液を搾り出されていく……!! 今まで経験したことがない程に凄まじく、男根に稲妻が落ちるかのような快楽だ!!
「ほ〜らほ〜ら♥ こんなに大きくなっちゃって♥ キミのおくちとおちんちんは反対のことしか言わないんだね〜♥ 本当に可愛いよっ♥」
本当に俺の男根を愛おしそうに見つめながら、陽花先輩は笑顔で言った。
「――えへへっ♥ 今まで色んなおちんちん おっぱいで食べてきたけどぉ……やっぱりキミのが一番っ♥ 最近は力が強いからって女の子泣かしてきた奴とかぁ、身分が高いってだけで女の子虐めてたバカな男ばっかり相手にしてたけど、全然比べ物にならないよぉ♥」
ぽよんぽよんと乳を揉みながら、感激の声を上げて陽花先輩は言う。
「バカな男の大きいだけのおちんちんなんて、搾り出しちゃえばしわしわになっちゃうし〜……女の子泣かせて喜ぶような奴の精液なんて、ねばねばしてるだけのまずーい膿なんだもん。
くすっ♥ でもぉ……キミのおちんちんは昔のまんまっ♥
ボクのおっぱいに包まれただけで大きくなっちゃう可愛いおちんちんクンなんだもんっ♥ しかもぉ……精液は甘くて、美味しくって、熱―っいの……♥ もう最高っ♥ こうやって包んでいるだけで可愛くって愛おしくって……虐めたくなっちゃうの♥」
「ふっ……ふわっ!! ふわあああっ!!」
陽花先輩はうっとりと語りながらも、俺の男根を攻めるおっぱいの動きを止めることは無い! だが下忍のくノ一と違うのは、簡単に射精させてしまうのではなく、快楽を無意識に手加減し、完全に精液を貯めさせたところで射精させ、一気に快楽付けにしてしまうつもりなんだ!
「我慢しなくていいんだよ♥ ただ、ずーっとボクのおっぱいに勝てないようになるだけだから♥ 模擬戦になったら射精祭りだね♥ そしたら、白いおしっこボクが独り占めぇ♥ あはっ♥ 楽しみだなぁ♥」
無邪気に淫靡なことを言う陽花先輩。
射精してしまえば楽になれるのに、陽花先輩の的確な手加減によって射精には至らず、俺は歯がゆい快楽に歯を食いしばるしかない!!
「せ、先輩の……お、おっぱいからぁ……うあぁ……くっ!!」
俺は必死に先ほどの契約条件を満たす為に、言葉を紡ごうとする。
「俺の…お、おちんちんを……」「――ダメぇ♥」
陽花先輩が甘い声を出してきた。
目を潤ませて、息を荒くしながら、とろーんとした目を向けてくる……
――違うっ! これも淫術のひとつだ!
俺は警戒の色を強めようとしたが、すでに時は遅し。
俺は淫術のひとつに……あれ?
とろーんとした……潤んだ……瞳を……綺麗な……桃色の……瞳……に……あれ……あ…ああ……か、可愛い………
「ボクのおっぱいからぁ……キミのおちんちんを取り上げないでぇ……♥
優しぃ〜く……蕩けるまでもみもみしてあげるからぁ♥
キミのおちんちんどぴゅどぴゅして極楽に連れて行ってあげるからぁ♥
ボクのおっぱいにキミのおちんちん……独り占めにさせてぇ……♥
お願ぁい……♥」
「ふっ……ふわあああああああああああっ!!」
目の前の女の子が可愛すぎて、女の子のおっぱいに包まれた男根があまりに気持ちよくて、俺は声を上げてしまっていた!!
何を我慢しているんだろう……早くこの女の子に射精してあげなくっちゃっ!! この女の子の言う通り、俺なんかの精液で良かったらいくらでも捧げてしまうのに……!! 俺は自分自身で腰を上下させ、男根をおっぱいに差し入れし、快楽を貪り始めた!!
「――あぁン♥ ふふっ♥ くノ一忍法〈甘ぎ声〉♥」
一瞬くすりと笑った後、女の子は、一生懸命 彼女のおっぱいに男根を差し入れする俺に、甘い声でこう言った。
「いいよぉ♥ ボクのおっぱいに全部ぶっかけて♥ ボクのおっぱいでいっぱいいっぱい気持ちよくなって、白いおしっこ全部どぴゅどぴゅしてぇ♥ ボクのおくちにぃ、キミの美味しい精液いっぱい飲ませてぇン♥」
「あ、ああっ!!! あああああああああっ!!」
可愛い!! 可愛すぎる!! もう、もう出る!! 可愛い彼女の顔に、俺の精液を全部出し切っちゃう……!!
可愛い女の子の甘いささやきが、最後のとどめになった!!
「アアアアアああああああああああああああああああああ!!!!!!」
どぴゅっ、ぴゅーーーっ!!どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ!!!
どぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ!! どぴゅっ、ぴゅーーーっ!!どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ!!!
一気に襲い掛かる快楽が頭の中を真白にしてしまった。
あまりの気持ち良さに今の状況判断もうまくできなくなる。
「――そ・し・て。くすっ♥
精液どぴゅどぴゅして気持ち良くなっちゃったら……
キミはもう、
ボクのおっぱいのと・り・こ♥」
女の子の甘いささやきが、俺が最後に聞いた声だった……
※ ※ ※
「――ふっふ〜♥ キミはもう、ボクのおっぱいに囚われちゃった♥ ボクの言うことには逆らえないはずだよ♥」
俺の男根から零れ落ちていた精液を全て吸い取った目の前の可愛い女の子は、にっこりと笑って言った。
頭がぼんやりと靄が掛かって、何が正しいのかすら分からなくなる。
「ということでっ。キミ、どうして抜け忍になろうとしたの? ボクには素直に教えてくれるよね〜?」
「……どうしてって……」
俺は素直に答えてしまっていた。
「……結ばれたい人がいたから」
「えっ!?」
靄の向こう側で誰かが驚くのが分かった。
「そ、そうなんだ……ま、まあ。確かに魅力的なくノ一の娘がいっぱいいるもんね……で、誰? 百合? すみれ? ひょっとしてバラとか?」
「それは……」
俺が結ばれたかった人……優しくて、頼りがいが合って、相談にいつも乗ってくれた女性……強いくノ一のはずなのに、腕に溺れたり、調子に乗らず、気さくに話してくれた……一番好きな、先輩……
「……陽花、先輩……」
「……………えっ?」
靄の向こうにいる誰かが驚きの声を上げていた。
「ええ〜っ!? ほ、ホントにっ!? で、でもキミ他にも可愛い娘とかいっぱい知り合いに――」
「……それでも、俺は……先輩がいいんだ」
誰かも分からない相手に、俺はポンポンと言葉を進めてしまった。
「でも……忍に恋は禁物だし。先輩は優秀なくノ一だし……俺がいなかったら、全部うまくいく……そう、思った」
「……そっか……」
靄の奥にいる誰かが納得したように言っていた。誰なんだろう……決して忘れてはいけない人だった気がする……そして。
「……あはっ♪」
突然笑い始めた。
「あははははっ♪ そっか。そんな理由だったんだっ♪ それならいいやっ♪」
靄の奥にいる誰かが本当に嬉しそうに笑う。その笑顔を見ていると、心の中がとても温かくなる。絶対どこかで会っている。どこかで……絶対。
「いいよっ。キミを抜け忍にさせてあげる♥ それに、殺させてあげない。ただ、キミにはちょっと辛いかもしれないけどねっ♥」
靄の奥にいた誰かは俺の目前におっぱいを近づけて――
ぱふっ♥ ぱふっ♥
と、俺の顔を包み込んでしまった!!
柔らかぁいおっぱいに俺の鼻も口も塞がれて息苦しくなり、そして俺はハッと気付いた! 俺の目の前にいるのは、俺が最も今の話をしたくない陽花先輩その人だったのだ……!!
「あんっ♥ 鼻息が荒いよぉ……くすっ♥」
陽花先輩は俺をおっぱいに包み込みながら、嬉しそうな声を上げた。先ほどまでの誘惑の声よりも声が軽く、嬉しそうな色が伺える。
「抜け忍にならずにお友達を傷付けなければいいんでしょ? そんなのぉ簡単なことだよぉ♥ キミがぁ……ボク以外の女の子に射精できなくなればいいの♥ ボクが完全にキミを調教してぇ……ボクのおっぱいとオマンコ以外の何にも勃起しないようにしてあげる♥」
「もっ……もごごっぺっ!!?」
(なっ……なんだってっ!!?)
可愛くもあまりに残忍な言葉を受けて、俺の背筋が凍りつく!!
「――だーいじょうぶっ♥ キミの心まで壊しちゃったりしないから♥ この事も覚えてると気持ち良くなれないだろーし、忘れさせてあげる♥ ただ、ボクのおっぱいをモミモミしてるのを見ちゃうと、おちんちんはカチカチになってぇ……息もはぁはぁ……ボクのおっぱいで抜き抜きしちゃうの♥」
顔を赤らめて、本当に魅力的な笑顔を浮かべる陽花先輩。
「キミは体術じゃ一番だしぃ、淫術にも惑わされないからぁ、キミは最強の忍者になれるよ♥ ……ボク以外の相手ならね♥」
そんな、想い人とは言え、奴隷になるなんて男の意地が許さない。そう思っているはずなのに……そんな抵抗感すら、おっぱいの感触の前に解かされ、柔らかく蕩けさせてしまう……!!
甘くて淫靡な香りが、俺の全てを溶けさせてしまう……!!
「ねえン♥ キミにボクのくノ一淫法もっといっぱい使わせてぇ……♥ ボクの完全な虜クンになってぇ……お願ぁい……♥」
「ふわああああああああああああああああ……………」
陽花先輩のおっぱいの誘惑に俺はもはや抗うことは出来なかった。柔らかくって、もう何も考えたくなるなる程に柔らかい。俺はもう、彼女のおっぱいぱふぱふに溺れていった……
※ ※ ※
数年後。
「忍の里」に新しい当主が着任し、自由恋愛が認められるようになったのだが……
それはまた、別のお話。
なお、歴史書の中で、その当主の妻となったくノ一は後世にまで残る程「永遠の美貌の持ち主」とうたわれたが……一方でその旦那である当主はいつも非常にやつれており、部下に調達させた精のつく料理ばかり食べていたと言う。
それが真実かどうかは歴史のみが知る……のかもしれない。
THE END
Please don't use this texts&images without permission of タロー.