9013

上手な淫魔の作り方

しまった!やはり罠だったか!!!
扉を開けるとピンク色に染まった霧状の何かが吹き付けられた。
防ぐこともかわすことも出来ずに俺は…俺の意識は…だん…だん…失われ…て…。


少し話を戻そう。
俺の村で若い娘がさらわれるという事件が起こった。それも消えるようにつぎつぎと。
何も手がかりもないまま数日がたった。そんな折、村長のもとへ一通の手紙が届いた。
『女たちは町外れの屋敷にいるわよ。若い…誠実そうな人がいいわね。男一人で迎えに来てね』
いかにもあやしい手紙でいたずらの可能性もあった。だが手がかりもない今、これにかけるしかない。
誰が行くか話し合った結果、決まったのが俺、ということだ。
何があるかわからない。かなりの重装備で気合を入れて出向いた。重くて動きにくいくらい。
しかしそれが仇になるなんて。


気がつくと俺は全身裸にされて囚われていた。
「ここは?どこだ?」
朦朧とした意識で周りを見回してみる。部屋の中には薄桃がかった靄のような物が充満していて
正確な広さはわからない。だが雰囲気からも広めの部屋のようだ。甘い香りが漂っているので
この霧は香のようなものがが焚かれているのだと思った。
上を見上げると天井から紐が下がっている。俺は手枷をされ、紐で吊るされていた。

「手荒いお出迎えでごめんなさい」
いつからいたのだろう?俺の目の前には一人の女が立っていた。かなりの美人じゃないか。
見た目は10代後半から20代前半だ。さらわれた村の娘の一人か?しかし記憶にはない。
だが俺は警戒よりもなによりその姿に目がいった。
女は下着姿だったのだ。下を見ると白い肌に三角の布。そこから伸びるスラっとした白い足。
だがなにより目を引いたのは目の前にある大きな胸。大きいのだ。ブラジャーからはちきれないばかりに。
それでいて張りがあり、形よくつんと上をむいている。見ているだけでそのむっちりとした肉感が伝わってくる。

女が口を開く。
「私は力は弱いから普通の戦いじゃあなたに絶対勝てないわ。だからわたしの得意分野で戦ってもらうの」
まったく訳がわからない。
「おい、お前はいったい誰だ?戦うってどういうことだ?」
しかし女はその問いに答えず何かつぶやいていた。
「別にわたしはこんな回りくどいことする必要はないんだけど、この娘たちが納得しないから…」
だが次の瞬間には獲物を狙うような瞳でこう言った。
「今からするのは―とっても淫らで、とってもいやらしくて、とっても気持ちのいい戦いよ」
「わたしには男っていうものはただ射精したいだけの餌にしか見えないのよね。
あなたがそんなの関係なくわたしの責めに耐え切ることができたら今回はあきらめてあげる」
「あなたは強い男なんでしょう。みんなを取り戻すためにちょっと射精をがまんすればいいのよ」

そうして俺の言い分などなにも通らず、戦いとやらは始まった

「まあハンデとして性器は使わないであげるわね」
「ふふ、どうだった?若い女がいなくなった生活は?いろんなものが溜まっちゃってるんじゃないの」
女が後から耳元でささやく。ささやきながらふよんふよんと背中に柔らかい膨らみをあててきた。
うっ。背中に感じた女の体に俺のペニスがぴくん、と跳ねてしまった。
「あれ?もう反応しちゃってるの、楽勝じゃない」
女は横に回り中腰になって俺の股間のあたりをくんくんと嗅ぎ始めた。
「あれぇ、ここからぁ、すごーくいやらしい匂いがしているよ。何を期待しているのかなぁ?」
女はゆっくりといとおしそうにペニスを撫で始めた。
「あなたは女の人のどこが好き?足?おしり?あそこ?それともやっぱり」
「おっぱいかな〜?おっぱい大好きなんでしょう。さっきからじっと胸ばかりみてるもの。
この下着の中が気になるの?おっぱい見たいの?見たいんでしょう?」
「ふん誰がそんな」
「ふふふでも下半身は正直ね。見たがってるみたいよ」
女がゆっくりとブラジャーを外した。煽るように乳首をみせるかみせないかぎりぎりのところで後を向く。
なんとなく焦らされてるのがわかる。口ではああ言ったがやっぱり見たい。

「おい何もしないなら俺の勝ちでいいか」
「もう、そんなにあせらないの。見なさい。わたしのおっぱい。とても綺麗でしょう」
振り向いた彼女の大きな胸は上気してやや桜色に染まっていた。
その胸のさきにあるちょこんとある乳首も綺麗な桃色でなんとも美しくいやらしい。
俺の理性に反し分身は彼女の胸へと首を持ち上げていた。俺もついつい見とれてしまった。
「大丈夫、あなたもすぐに正直になるわ」
いけない。俺は裸を見ないよう上を仰いだ。
「ふうん、見ないの?折角可愛がってあげるのに。まあいいわ」
「ふふ凄ーく熱くなってるねぇ」
「私のおっぱいで気持ちよくなってね」
ふよん。
突然今まで感じたこともないくらい柔らかく温かな感触が勃起したペニスへとあてられた。
「どうかしら?私のお胸は?すごくいいでしょう」
「おちんちんをお胸にくっつけてるだけで変な気分になってくるでしょう」
柔らかいのに弾力がある。蕩けさせるような感覚。ペニスはさらに固くなってゆく。
「普通はパイズリって、こう…両手で押さえておちんちんを挟み込まないとできないよね」
女のおっぱいに挟み込まれる感触が伝わってくる。それだけで感動のような心地よさがある。
「でもわたしはこんなことが出来るのよ」
女が両手を放した。なのにペニスにかかる力は落ちない。それどころか…
ぐっ!な…なんだ?乳房がぷるぷるとひとりでに震え始めた?!
それが吸い付くように次第に密着してくる。
たまらずおれは下を覗き込んだ。そこには震えるおっぱいにしだいに飲み込まれてゆく肉棒があった。
「やっぱり気になっちゃった?わたしはおっぱいだけを自由に動かすことが出来るの」
一度見てしまうともう目を逸らすことはできなかった。
何度も何度も擦りつけられるおっぱい。だめだ。パイズリは見た目にも気持ちよすぎる。
「ほらこれをすると両手が使えるでしょう」
空いた両手をお尻の方へと回された。そのままさわさわとゆっくり撫で回される。
「うふ、形のいいお尻ね、いっぱい揉んで上げるからね」
女の両手にお尻を弄られる。肛門のところまで指で刺激された。
「このままおっぱいに射精してもいいわよ?わたしのおっぱいにいっぱいかけてね」
やばい!このままだと本当に射精してしまいそうだ。あまりの気持ちよさに思わず腰を引いてしまう。
?!!ふいに肛門から刺激が走った。腰を引いたため女の指が肛門から進入したのだ。
「あらあ自分からお尻をつきだすなんて。エッチね」
ずぶずぶと体内へ異物と入ってくる感覚を前立腺が捉えた。
「ふふっ。今までここを刺激されたことなんて、あるかしら?」
ペニスを体内から擦るように女が指をくにくに曲げた。瞬間、強烈な快感が駆け抜けた。
「びっくりした?大丈夫よ、射精しないくらいに調整してあげてるから」
くりっくりっくりっ…
女の指の動きにあわせて声が漏れてしまう。
「あっ…あっ…や」
指先から逃れるように尻を窄め腰を前に突き出す。また女のおっぱいに飲み込まれた。
「あらあ、可愛いおちんちん。帰ってきちゃったわね。今度は離さないからね」
女はお尻に入れた右手はそのままに、さらに下半身に抱きついてきた。
そのまま左手で股の間から抱え込むように睾丸を刺激して。
「この金玉とても重そうね。いっぱいいっぱい精液が溜まっているんだね。
ふふ、誰にも処理してもらってないんだもんね」
もみもみもみもみ……。
今度はさらに密着してしまったため腰を引いても逃れられなくなった。
「おちんちんとおっぱいがぴったりくっついちゃった。どう?わたしのおっぱいの柔らかいのやあったかいのが
びんびんに伝わってくるでしょう。わたしもあなたのおちんちんすごく感じてるよ。
まだまだ大きくなっていってるね。はちきれそう。おちんちん、わたしのおっぱいとっても気に入っちゃったんだねぇ」
おっぱいの谷間から真っ赤に怒張した亀頭が現れる。
「もうパンパンだね。出ちゃいそう。すこし冷ましましょうか。んー」
女は口を閉じて唾液を溜め…亀頭のうえにたらたらと垂らしはじめた。
女の唾液が涎が俺のペニスをぬるぬるに濡らしてゆく。
「あれ?変ね、もっと熱くなってきちゃったぁ。もしかして唾を垂らされて喜んでるの?変態」
「しょうがないわね。そんな変態にはお口でフタをしてあげる」
我慢汁の溢れる鈴口を舌先でちょろちょろとなめられながらパクッと飲み込まれた。
おしりを撫で回され、睾丸を揉みし抱かれながら、
唇を窄めてカリ首のところをちゅぽん、ちゅぽんと何度も責め立てられる。
腰を引くと前立腺をくりくりとつつかれ、たまらず腰を突き出すと口で亀頭をいじられる。
その上陰茎と睾丸は絶えず刺激を送り続けられている。
包み込むようにいやらしく形をかえて責め立てる豊かな乳房。
二つの乳圧に挟まれてにゅるりにゅるりとこすり続けられているペニス。
先端から溢れる我慢汁が女の唾液と混ざり合い、にちゃにちゃと音を立てている。
潤滑油のようになりおっぱいの中のペニスをさらにぬるぬるに滑らせてゆく。

イきたい!イきたい!イきたい!!!もう勝負なんてどうでもいい
出してやる!この女のおっぱいにべとべとにかけてやる!口の中に俺の精液を出してやる!
ペニス、亀頭、睾丸、前立腺、あらゆる男を満遍なく同時に責めたてられ
下半身を無様にぐしゃぐしゃに濡らしながら俺は果てようとしてた。

きゅぽん。

まさに精液が飛び出そうとしたその瞬間、俺のペニスはおっぱいのなかに再び沈められた。
「ぐあ…がああああっ…!!!!」
三度ペニスを覆うおっぱいによる圧力。ペニスはびくびくと痙攣し精液を押し出そうとしている。
だが女の凄まじい乳圧に押し返されまったく出すことができない。
おっぱいで尿道口にフタをされてしまったのだ
体はびくんびくん震えと絶頂を迎えているのに射精の開放感を得ることができない。
「すごいわ!おっぱいの中でどくんどくん脈打ってるよー。ふふ気持ちいい?…それとも苦しい?」
「た…頼む出させてくれ!俺の負けでいいから」
もう恥も外聞も関係なかった。はやくこのもやもやした気持ちを開放したかった。
「まだびくびくしているね。でも出させてあげないわよ、そんな攻撃的な気持ちじゃあね」
「そ…そんな」
「まあ少し待ってね。考えてあげなくもないから」

「ふふ少しは落ち着いたかしら」
女が体を離す。抜き出されたペニスの表面はぬるぬるにに光り、そそり立っていた。
射精できなかったことを怒っているように真っ赤に腫れ上がっていた。
びくんびくんと女を求めるように暴れるペニス。
「早く、早くどうにかしてえ!!!」
俺は腰をくねらせ懇願した。
「くくっ。わかったわ、出させてあげる。でもわたし疲れちゃったのよね。
これを使っていいからそこで自分でしなさい」

女が器用に足で掴みこちらに投げてきたもの、それは下着。
ブラジャー。あの女のおっぱいを包んでいたブラジャーだった。
それから手枷をはずされる。しかしすでに逃げようだの襲おうなどとはまったく考えられなかった。
俺は盛った様にブラジャーを握り締めその匂いををくんくん嗅ぎながらオナニーを始めた。
下着から漂う香りを胸いっぱいに吸い込みながら必死でパイズリを思い返した。
「ああ、さっきのパイズリ最後までやって欲しかったよう」
俺は想像する。
乳房が腰に密着する―――
唾液が垂れて亀頭をぬるぬるに光らせて―――
そんなにおっぱいくっつけないで。出ちゃうよ―――
「あはっ、今何を想像しているの?わたしがパイズリしているところ?」
右手で肉茎を扱きながら左手で玉を揉みしだいた。
そのまま左手を肛門へと回し自らの指を挿入させた。
「今はわたしがおしりの穴をいじってるところかな?」
「想像の中でわたしはぺろぺろって舐めてるのかな?ちゅぱちゅぱ吸ってるのかな?」
「やっぱり最後はおっぱいに射精しちゃう?」
ブラジャーの匂いを嗅ぎながら女のおっぱいを凝視する
「気持ちいい。気持ちいい!出るよ。射精するよ。あああ出るよ!」
びゅっびゅる、びゅるるる……
何度も何度も虚空へと飛んでいく精子。
痙攣がおさまらない。こんなに気持ちのいいオナニーは初めてだ。
「あーあ、床、よごれちゃったね。まさかこんなに出るなんてね。
あははオナニー、気持ちよかった?」
ブラジャーを握り締め、ぽたぽたと精液を零す俺はきっととても情けない姿なのだろう。
だが俺はかなりすっきりとした気分になっていた。

だから忘れていた。これが戦いだったことを。

「ふふふ、女に指示されて、女の前でせんずり始めるなんてとんだ変態ね」
「ああそうそう、あなたのオナニー見ていたのはわたしだけじゃないのよね」
女がパチン指を鳴らすと、部屋を覆っていた霧が晴れた。
そこには―――

ま…まさか
部屋の中には俺を取り囲むように村の娘たちがいた。
みな一様に蔑むような非難するような冷たい目で俺を見つめていた。
一瞬思考が働かなくなった。
は?ずっと…?見られていた?
「そう。みんなに見られてたのよ、全部、ぜーんぶね。
情けない顔で射精を止められたところも。ブラジャーをくんくん嗅いでるところも。
イきたいよぅイきたいよぅって言いながら必死でオナニーしていたところも。
とっても恥ずかしい格好だったよね。あーあみんなにばれちゃったね」
「みんなわかったでしょう。人間の男なんてこんなものなのよ。口ではカッコいいこと言っても
結局はヤりたいだけ。精子を出す機械でしかないの」

「なんでこんな…ことを?」
やっと搾り出した言葉は疑問。
「仲間を増やすために淫界に連れて行こうと思ったんだけど、人間がいいって言うのよ。この子達。
だから男の惨めさを教えたらきっと納得して淫魔になってくれるんじゃないかって…ねえ、聞いてる?」

ショックの中、俺には最後まで理解できなかった。ただわかったのは負けたこと。
助けられなかったこと。そしてさっきまで冷めた目だった村の女たちの俺を見る目が
獲物を狙う瞳になっていたことだけだった。
前作とタイトルが似ている?構成も似ているような。
むしろ前作の方が今作に似ているのですが。
私はオッパイスキーかつオナニースキーなのですよ。

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