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ある想いのカタチ(改訂版)

「ねえ、また一緒にBFやろうよ?」
ランの突然の言葉に俺は驚いた。
俺と幼なじみのランは中学までは同じBF部で汗どころか、愛液や精液を共に流した仲だ。
BFとは、男女の性差を最大に活かし、相手を如何に絶頂に追いやるかを競うスポーツで通称バトルファック、BFと呼ばれる。
競技人口は世界で男女合わせておよそ三億二万人と言われ、どこの学校にも部は存在するほどの一般的のスポーツだ。
この競技を同時期に始めた俺たちは、共に負けず嫌いという所もありBFという男と女の勝負でも互いに少しも譲らず。常にどちらが強いかを競い合っていた。
しかし、その、相手には負けたくないと言う強い想いがたたって起きたある事件がきっかけで俺は部を去った。
ランは俺を必死に引き留めたが、俺の意思は堅く、ランに止めることは出来なかった。
しばらくすると、ランも諦たのか何も言わなくなり、俺たちの仲も前のように軽口を言い合うように戻った。
高校に入ってすぐ、ランはBF部に入ったが、俺はランがいるBF部に入ることは出来ず。学校の外にBFの場を求めた。
「いったいどうしたんだよ?高校に入ってから一度もそんなこと言ったことなかったのによ」
「・・・今までだって、何度も言おうと思った・・・けど、切り出すのが怖くて・・・お願い、もう一度一緒にやろうよ」
そう言って俺を見つめてくるラン。
「そんなこと言われてもなあ・・・」
俺の脳裏に2年前の事件が浮かぶ、あれを思うとどうしてもその気にはなれない。
「まだ、あのときの事気にしてるんでしょ?」
ランが俺の目をじっと見つめて言う。
「私も分かるよ。タクヤの気持ちは。私の事を考えて辞めてくれたのも分かってる。でも、いつまでもこのままじゃいけないって最近思うの。
私もあの頃より成長した。今の私ならタクヤの思いに応えられるし、昔の私を越えられると思うの」
「俺の思いに?」
「そう。あの時テイルは私の為に辞めた。今度は私が応えてあげる」
ランが強い意志を持って言う。
俺の思いに応える。いまいち分からないが、ランも相当な決意を持って俺を誘ったようだ。
「分かった。入部してもいいぜ」
ランの目が光る。
「ホント!?」
「ただしだ!」
「ただしぃ?」
ランが拍子抜けしたように言った。
「お前が俺の気持ちに応えるって言ったよな、俺にはそれがよく分からない。それを見せてもらってからだ」
それを聞いてランが笑顔で言う。
「うん。私も最初にそれを分かって欲しかったの。じゃあ、放課後BF部に来て私がタクヤの望んでたモノを見せてあげる」
と言うと、ランは手を振って去っていった。
まだ、行くとも言ってないのに忙しい奴だな。まぁ、俺も気になるし行くしかないだろうな。
この時俺はまだ、ランが言う俺の望むものがなんなのか気づいていなかった。



放課後、旧校舎の食堂を丸々改装したBF部の部室に行く。
一度も来たことがなかったが、こんなにでかいとは。これなら公式大会を開く場合でも部屋数に困ることはないだろう。
中に入ると、部員らしい二人が実戦そのもののスパーリングをしていた。
見ると、女の方がベッドに仰向けに寝かされて両手をバンザイした形で手を押さえられている、それを男と言うにはまだ幼い少年が上から責めていた。
BFも格闘技同様マウントポジションを握ったほうが有利と言われている、何故ならば相手に組敷かられると下になった方は自由になる箇所が少なく相手の攻撃を甘んじるしかないからだ。
だが、この闘いは違った。
上から責めていた男が嬌声をあげる。
「あぁっーー、せ、先輩もうイッちゃいます」
そう言うと、たまらず相手を抑えていた手を離し、女の仰向けのままでも目立つ乳房をもみくちゃに揉んだ。シミ一つない白く、たわわな乳房が自在に形を変える。だが、柔らかな乳房を蹂躙する指は、揉んでいるというよりも、逆に乳房に埋もれて、囚われているようだった。
先輩と呼ばれた女が男の背中に巻き付けていた足を、更に締め付ける。
「あぁんっ♪んっ、我慢しなくて良いんですよ。私の中にヨウ君のを一杯出して下さい」
「うわっ、あっ、だ、駄目、そんなに締めたら、出、出ちゃう」
その言葉と共に部屋に大きな射精の音が轟く。
どぴゅっ、どびゅっ。
射精と共にヨウが崩れ落ち、女の豊かな胸の上に抱かれるような格好になった。
女の方も男を愛しそうに、抱きヨウのさらさらとした女性も羨むような髪を撫でていた。
間違いない、この先輩と呼ばれた女はM系だ。BFにも戦い方にいろいろなスタイルがあり、その一つがM系だ名前の通り受けが中心の戦い方だ。
相手の責めを受けて、その快感を相手に何倍にもして返すという仕方だ。だが、相手に後手を取るので、プロの世界でもこのスタイルの選手は数えるしかいない。まさか、こんな学校の部活にいるとは。
しばらくそのまま抱き合っていた二人だが、俺にやっと気づいたのか先輩と呼ばれていた女が少し恥ずかしそうにしてヨウを離した。
この二人、出来ているのだろうか?と俺が思っていると、女が立ち上がりローブを羽織ると、俺の方に来た。
「貴方がタクヤさんですね。私はここの副部長で2年のマドカです。部長のランさんから話は聞いております。宜しくお願いいたします」
そう言うと、頭を深々と下げる馬鹿丁寧なお辞儀をするマドカ。
「部長!?」
思わず、大きな声を出す俺。
「ええ、ランさんから貴方が入ってくださると」
あいつ部長だったのかよ。俺はそんなこと一度も聞いてないぞ。確かにBFの話題はしてなかったがそれくらい言ってくれてもいいだろう。
「あっ、そう言えば、ランさんに貴方が来たら、最奥のリングの部屋に来るようにと言伝られていました」
本当に今思い出したかのように、あっとした表情で言うマドカ。
「リング?」
リングと言えば、公式戦でも決勝の時に使うモノだ。まさか、こんな学校の部室にあるとはな。
「ランさんはそこで、貴方が来るのをお待ちしていますので」
「ああ、ありがとう」
そういって、奥に進む俺。
「くれぐれも気をつけてくださいね」
マドカが本当に心配した声で言う。
この警告の意味もまだ俺には分からなかった。




扉を開けると、ランがいた。
淡いピンク色のローブを身にまとい、ベッドに座りこんでいる。こちらを見るなり、笑顔で話しかけてきた。
「よかったぁ、ちゃんと来てくれて。もしかしたら、来てくれないかなとか思ったんだから」
「お前があそこまで言うんだからな、来ないわけ無いだろ。それより、お前部長何だって?初めて聞いたぞ」
「驚いたでしょ?この時が来たら言おうと思って、今まで言うの我慢してたんだから」
この時まで我慢してた………、てことはランは前から俺にBF部に入るよう言おうと思ってたのだろうか。
「で、お前は俺に何を見せてくれるんだ?」
ここに来た理由はそれだ、俺はランに問いかける。
「ふふ、言ったでしょ?タクヤの望むものだって。ほら、こっちに来て」
笑顔で俺をベッドの方に誘うラン。
やっぱり、こういう風になるか。
「BF部に来て」と言われた時から、この展開は予想していた。
俺はいつ仕掛けられてもいいようにと警戒しながらランの横に座る。
制服の上からでも、目立つその躰の凹凸は、薄いローブによって更に強調され、俺の視線を否応なしに奪う。
それに気づいたのか、ランが俺に見せつけるように躰を向けてくる。
「どう私のカラダ?あの頃より、胸も大きくなったし、気持ちよさだって全然違うのんだから?」
そう言うと、身につけていたローブを下ろしていく。
まず、そのたわわな胸が明らかになる。大きくかといって垂れていない乳房は若さならではのみずみずしさに溢れ、ローブを脱ぐ動作だけでぷるぷると魅惑的に揺れている。胸からお尻のラインには見事なくびれが形成されており、胸の大きさを強調する。また尻はツンとした張りがあり、垂れることなくキュッと突き出ている。不用意に触れば、それだけで指が快感に襲われるだろう。そして、股間はヘアーが上品にカットされており、それがまた男の欲情を誘う。
「うふふ、裸をテイルに見られるなんて久しぶりだからなんか照れちゃうな」
手で胸を隠すような格好をするラン、だがその大きな胸はランの小さな手では少しも隠れず、乳首を隠すだけでいっぱいだった。
久しぶりに見るが、こいつはやはり凄い。昔からイイ躰はしていたがやはり、中学生の頃とは比べようがない。それに外でもこんなに良い躰の奴なんてなかなかいない。プロと同等ぐらいの素晴らしい肉体なんじゃないか。俺はそう思い、ランと闘いたがってる自分がいることに気づいた。
「お前が言ってた俺の望むものってのは、お前との勝負ってことなのか?」
確かめるようにランに尋ねるが、俺には望むものがそれしかありえない気持ちだった。目の前にこんなに素晴らしい相手がいるのだ、闘ってみたいと思わない奴がいるだろうか。
「う〜ん、だいたいは合ってるけど……それだけじゃないの。でも、大丈夫。すぐに分かるから………」
そう言うとランはいきなり俺を押し倒してきた。
「ぐむ」
これから始まるだろう、ランとの闘いに気を取られていた俺は突然の事に対応出来ず、思わずカエルの潰れたような声を出してそのまま倒される。
俺を眼下に置き、悠々と構える。
「おいおい、いきなりかよ?まだ服だって、脱いでないんだぜ」
「大丈夫よ。今、脱がしてあげるから」
そう言って、本当に何もせずに素直に服を脱がし始めるラン。
攻撃してくるだろうと思った俺は、少し拍子抜けしたが、ランらしいなと苦笑いしてそのまま身を任せる。
それにだ、もし攻撃が始まったとしても、この組み伏せられた状態はなんというものでもない。
両手さえ使えれば、どうとでも出来るという自信が俺には有った。
そのまま、特に何もせずに服を脱がしていくラン。が、パンツの所で動きが止まった。
「むぅ。裸の女の子に服脱がせてもらってるてのに勃ってないなんて、失礼な奴ね」
そう言って、パンツを脱がすと指でペチンと俺のモノを叩いた。
「イテっ!当たり前だろ、いくら成長したとは言え、お前の裸を見ただけで勃つほど俺はヤワじゃないんだよ」
正直、かなり俺もこいつの裸にはやられているがまだ勃ってはいない、やはりあの時のことが頭の中にあるからだろうか。
またあの時の事に気をやってるうちに、ランは完全に俺を裸にした。
「それじゃあ、タクヤをひん剥いてやったし、ここからは鳴かせてあげる」
言うなり、俺のモノを太腿で挟み込んだ。
すべすべだがしっとりとしたキメ細かい肌が、ペニスを両面からしっかりと圧迫してくる、そしてランは圧迫するチカラを強くすると俺のモノを挟んだまま上下に動き出した。
まるで極上のシルクで竿を扱かれているかのような感覚に陥り、竿の表面からジンジンとした快感が芯の部分に迫って来た。
「………うおっ!」
思わず声が出てしまう、はっきり言って気持ちいい。
すぐにでも、我慢汁が出てしまいそうになる。
ランの肉体を見た時に俺が想像した快感よりも、更に上だ。
こんな刺激が5分も続いたら、あっけなく射精してしまうだろう。
それほどまでに、ランのむっちりとした太腿が繰り出す魅惑の上下運動は気持ちいい。
だが、俺もこのままやられる気は無い。
気合いを込め、ペニスの方に気を集中して、ペニスの血流量を増加させる。これにより、ペニスの硬さと熱さが通常の比ではなくなる。
竿は鉄を思わせ、また発する熱は高炉のそれを感じさせる。
プロの世界でもよく使われる技の一つで、この硬さと熱さが肌越しに刺激を与えて、女のカラダを内側から燃え上がらせるというものだ。
太腿にキツク挟んでいたペニスにただならぬ熱さと硬さを感じたランが、それまでの規則的な動きを思わず止める。
「あぁ、何これ、凄くあっつい、こんなことまで出来るようになったの?タクヤがBF部辞めてから、外で闘ってるって言うのは知ってたけどこんなに強くなってたなんて」
「ああ、お前も部で頑張ってたろう、俺も負けられないだろ?」
そう、ランが部で強くなってるというのに、何もしてないというのに耐えれなかった俺は外で様々な人と出会い、また非公式の大会やアンダーグラウンドな試合に出たりなどして、強くなってきた。既にプロのチームにも誘われている、卒業後はプロの選手として活躍するつもりだ。はっきり言って、学生レベルぐらいじゃあ、俺には通用しない。ランが部長になるほど強いとしてもだ。
ランと闘っているということに、満足していた俺はランの言う俺の「望むモノ」の事も忘れていた。
突然、ランが挟み込んでいたペニスを解放すると、指を秘部に這わせ自らマ○コを弄り始めた。
「んっ、あんっ、んん〜、ああぁん」
さっきまで軽く湿っていた秘部がとたんに潤いを増す。
細い指を一心不乱に動かして中を余すことなく弄り、またもう一つの手はチョコンと立っている控えめな乳首に伸びて、指でコリコリと弄っている。
その度に、ランの口から悩ましげな吐息が漏れて、同時に膣口からねらねらと輝く愛液が流れ出て太腿をつたり、俺の硬い剛直にもしたたり落ちる。
いきなりのこの行為に俺が惚けていると、ランがマ○コを弄っていた指を止めてこっちを見る。
「んっ、……びっくりした?タクヤが強いから、私もちょっと技を使おうと思ってね………それっ」
そう言ってランの愛液にまみれた俺のモノを、また太腿に挟み込むラン。
「ふふ、動いちゃうからね」
何をしたかは知らないが、少しぐらいでは俺を崩すことは出来ない、そう思っているとペニスにさっきまでとは全然違う快感が流れてきた。
「ううっ、うあっ、な、なんだ、これは」
まるで女の中に入れたかのような、ネットリとした今までとは違う快感が俺のモノを襲ってきた。人の中、独特の吸い付く感じに、中以上の圧迫感を生み出す太腿が合わさって、堪らない快感がくる。
見ると、俺のモノを挟んだ所は白く泡立ち、ネチネチとした、いやらしい動きをゆっくりと行っていた。
「どう、私の愛液の味は?タクヤがあそこを硬く熱く出来るみたいに、私もローションみたいな愛液をここから出せるの」
そう言うと、また指を自分のマ○コにやり中を弄り出すラン、それにあわせてまたそこから、粘り気を含んだ白みがかった愛液が滲み出てくる。
今までの、シルクで擦られるような快感から、ぬちゅっとした愛液でペニスを溶かすような快感に変わる。
それまでの快感に慣れていた俺のモノは、突然の変化に対応できず、それを単体でやられた時よりも何倍ものの気持ちよさを感じる。
!!!
マズイ、このまま攻撃を受けているわけにはいかない。動かないでいたらすぐにでも出てしまいそうだ。
そう思った俺は、今まで好きに動かさせていたランの蠱惑的な動きに挑戦するかのように下から突き上げていく。
ずちゅうっ、ずにゅっ。
ランのムチムチとした太腿を押し分けて、腰を突き上げる。
突き上げるたびにそれを阻止しようと太腿がペニスに吸い付いてくるが、それを上回る勢いで振り切って気合いを入れて突き上げる。
ランは必死に俺の動きに対抗するが抑えきれず、太腿に挟み込まれていた俺のモノがランのクリトリス辺りにまで突撃する。
「あっ、はぁあんんっ」
女の敏感な部分を、普通以上の熱を持った俺のペニスに擦られて、苦悶の声を上げるラン。
効いている!!そう確信した俺は、ねっとりとした快感を振り切り、執拗にランのそこを攻撃していく。
ねばねばとした愛液でも強く力を込めた太腿でも、俺の勢いづいたペニスを押さえ付けることが出来ず、俺の攻撃をただ受けるラン。
「ンッ、アンッ!んん、ンッ………ホ、ホントに凄いねタクヤ、アァンッ、………けど、これはどう?」
そう言うや否や、ランは素早く体勢を変えてシックスナインの格好に持ち込んた。
眼前にランの秘部が拡がる、しっとりと濡れたそこから放たれる牝の香りはそれだけで俺の怒張を限界まで奮い立たせる。
俺の剛直が自分の意思とは関係なく、更に凶暴さを増した。
だが、シックスナインで挑んでくるなんて余程自信があるのだろうか、真っ向勝負なだけにお互いの技術がもろに影響する体勢だが………。
そうしてるうちにランが俺のモノを根本まで一気に呑み込む、そして唇で竿を締め付けながらゆっくりと俺のモノを、吐き出していく。その動きは亀頭辺りで止まり、ランの口腔内に亀頭が丸々と含まれた。
ランはそのまま唾液で光るピンク色の舌を、蛇のようにぬっとりと亀頭に這わせる。 
敏感な鈴口の辺りを舌でチロチロと舐めたかと思うと、素早く裏筋に舌が移り刺激する、また、俺の意識がそこに向く前にエラ部分を強く擦りつけるかのように舌で嬲る。                  
「うあっ、んぐっ、・・・さすがにこっちの方も上手いな」
こちらも負けずにそれ以上の愛撫を開始する。
ランの内部は攻めずに、秘部の周りを舌で少しづつ攻撃していく。そして、空いている両手を使って、俺をさっきまで攻めていた見事な太腿をねちっこく先の方から股間の方へとサワサワと刺激していく、無論中心部には触れず焦らせるだけ焦らしていく。
ランの口撃は止まらないが、効果が現れるのを期待し、手と舌を休めることなく動かしていく。
さすがにこれに耐えきれなくなったか、ランの尻がピクンと動いた。
それを合図にして、口と手を駆使して本丸への攻めを開始する。舌を入れると中は既にとろとろにとろけていた。
ベロをツンと尖らせると、Gスポットを探すために潤んだ襞を掻き分けてそこら中を突きまくる。そして、指はクリトリスを捕え押しつぶすかのようにぐりぐりと刺激する。
しかし、ランは喘ぐこともなく、俺のモノを舌で嬲り続ける。。
その攻撃は、竿の方には一切触れず亀頭部分を集中的に攻めるというものだった。
俺はじわじわと底の方から沸き上がる快感をペニスに感じ始めていた。
おかしい、男はそこだけを攻められても射精までには至らない、ランがそれを知らないとは思えないが………。
そう思いつつ、舌を休めることなくランの中を攻撃していく。
すると、ある一点を俺の舌が捉えた時、今までけして離すことなく銜えていたランが、突然俺のモノを離した。
「ああぁんっ」
その嬌声に俺は、ランの弱点を捉えたことを確信する。
すかさず、指を入れてその場所を直に弄くり廻す。
「ん〜〜っ、あぁ、そこはあっ、だめェ!」
最も感じる場所を責められ、俺のモノを口に含むことも出来ずに喘ぐラン。
その姿を見て、勝利が目前まで来たことを感じる。
そして、中を攻める手はそのままに、更にもう一方の手でクリトリスを強く指で弾く。
「はうんっ!あぁっ、も、もう、だめだって言ってるじゃない!!!」
ランがそう言った瞬間、膣内が強く躍動し襞を震わせて、柔肉が中に入っているものを食い尽くすかのように、押し迫ってくる。
子宮口が締まり、入り口が締まる、今までの溶ろけるような内部が一瞬で万力に変わった。
「つっ!!」
中に入れていた指を凄い力で締め付け、更に拘束するかのように熱い襞が指に絡まってくる、とてもじゃないがこれでは動かすことが出来ない。
ランの中はぐにぐにと動きながら、ペニスにするかのような愛撫を指にしてくる。
まるで、指がペニスになったかのような強い快感が指から腕へ、腕から脳へと伝わってくる。
俺が呆気に取られていると、ランが上体を起こしこちらを見てきた。
「ハァっ、ハァ、これなら、指を動かせないでしょ?今までタクヤの闘った相手でこんなことしてきた人っていた?」
「まさか、いるわけないだろ。こんな非常識なことが出来る奴なんて」
「こら!人をびっくり人間みたいに言わない」
ランが入り口を更に強く締めて腰を捻る。
「うわっ、テっ、イテテテ、悪かったから動かすな、まじで折れる!」
「ふふん、生意気な口を聞くからよ」
言うとランは、再び俺のモノへと向き直る。
「おい!まさか、このままやるのか?俺の指を人質に取ったまま」
「まぁ、それもおもしろそうだけど、さすがにそんなことはしないわよ」
そうランが言うと、俺の指を締め付けていた圧力が無くなり、内部のうごめきも治った。
すかさず、指を抜く。
ランのマ○コに蹂躙された指は湯気を放ち、痙攣のようにヒクヒクと震えている。
ランの中に閉じこめられていた指は、襞の芯から溶かすような快感でおかしくなっていた。
不味いな、これじゃ迂闊に攻められない。
かといって、舌を入れてまたランにこれをやられたら………。
俺が次の攻撃に手間取っているうちに、ランは亀頭を5本の指で摘むようにしてゆったりと上下にさすっていく。
更にその指達を細かく動かして、亀頭の周り全てを甘く刺激し、まるで包まれているかのような錯覚に陥いらさせる。
その動きは指でやっているというのに、先ほどの舌でのよりも滑らかなでぬちゃっとした淫靡な動きをする。
ランの動きを助けるカタチで、いつのまにか俺のペニスが大量の先走り液を流し始めたなど、俺は全然気づかなかった。
俺の背中が快感で震える。
「ぐぅっ!」
この快感はやばい、俺は反射的にそう感じた。
そんな思いとは関係なしに、ランは右手でVの字を作り、挟むようにしてカリ部分を扱き始める。
初めゆっくりと始まった動作だが、すぐにもの凄い早さに変わり、息つく間もなくカリを刺激する。
まるで、ヤスリで擦られているよな凶暴な快感が俺を襲う。
「ぐうう、あぁぁっあぁああああっ!!!」
我慢していた声が抑えられなくなり、信じられないような大きな声が漏れた。
「やっと効いてきたみたいね。これは亀頭責めって言って、快感がどんどん蓄積されていくの。男の子は出したら終わりだけど、ここだけ責めてるといくら出したくても、出せないから、ずっとこの快感を味わえるのよ」
そう言って、ランは亀頭を手のひらで包み込みこねくり回し出す、多量の先走り液を出す亀頭の上で踊るかのように華麗に舞うランの手。そして、もう一方の手も休めず、指を輪っかにしてカリ部分をしっかりと挟み小刻みに動かす。
敏感な亀頭部分を執拗に責められて、睾丸に精液が溜まってくるのを感じるだが、竿を全く弄られないために竿を登ることはけしてない。
「ああああああああああ!!!」
声を抑えようにもとても抑えられない。
どうにかして、抜け出そうにも下半身にチカラが全然入らない。まるで麻酔でもかけられたかのように………。
ランは俺のモノを両手で大事そうに包み込みこむと、さっきとはうって変わってゆっくりとした動きで扱き始めた。
今までの鈍器で叩かれるような強力な快感から、真綿で首を絞められるようなゆっくりだが確実に仕留める快感に変わる。
優しい快感にどうにか声を抑えられる、だが性感を最大限まで高められているため荒い息づかいはどうしようも出来ない。
俺の部屋中に響いていた嬌声が収まったのを確認すると、ランが静かにささやく。
「ねぇ。こうやってると、昔の事思い出さない?ほら、よく私がタクヤの事、鳴かせてたじゃない?」
「ハァ、ハァ、………俺を?違うだろ、中学の時はよく俺がお前を…………!!!」
そこまで言って俺は全てを思い出した。
「そうだ。確かに俺はお前にずっと鳴かされて来た。そう、2年生ぐらいまではそうだった…………」
何故、忘れていたのか。俺の脳裏にあの頃の事が浮かんでくる。
BFは男女の差がそのまま武器になる競技だ、男子よりも成長が早い女子は、この時期のまだまだ子供のままの男子よりはるかに強い。
男子は、胸が膨らみだし大人の色香を放ち始める、女子達に一方的に絶頂に追いやられる。
俺とランもそうだった、俺はいつもランに負けていて、そのくやしさをバネにまたランに挑んだ。ランもまた俺に負けないよう練習を怠らずいつも俺に勝利していた。
しかし、男子の、女子より時期が遅い成長が始まった頃からそれは変わっていった。
声が変わり、骨格も男らしいものになる、それに伴って俺の肉体も、女をより感じさせることが出来る大人のものになっていった。
身体が男らしくなるにつれて、俺はランに勝つようになっていき、三年になった頃にはいつも俺が勝っていた。ランに負けてきた俺は、それを喜んでいたがどこか虚しさも感じる風になっていった。
「思い出したみたいね………。そう、私はいつしかタクヤに全然勝てなくなった。そして、あの最後の試合の時に、何で勝てないの。って泣いちゃったよね………。その次の日にタクヤが辞めるって言って、私、凄く悲しかったんだから………」
悔いるように喋るラン。
そうだ。俺は、ランに泣かれて、ランの涙をまた見るのがいやでBF部を辞めた。
けれど本当にそうだったのか?それ以上に、ランに勝つごとに積み重ねられていった説明しようの無い虚しさが本当の理由だったんじゃないだろうか。
「私はタクヤのいないBF部がつまらなかった、今までずっと一緒にやってたし、勝ち逃げされたみたいだし、全然張り合いも無いし。けど、どうやったら、タクヤがまた私と一緒にやってくれるか考えたの。そして、それが分かったから今までやってこれたし、ここまで来れた」
ランが俺のモノを握っていた両手を離し、俺の上で器用に躰を反転させる。
ランの熱を持った瞳が俺を見つめる。
カラダを動かそうとするが、まださっきの責めの影響で動きそうにもない。
ペニスも今にもはち切れそうな程膨張している。
しかし、ここまで追いつめられても、今まで鍛えてきた俺のカラダは、ペニスはどうにか抵抗しようと必死に鼓動を刻む。
そんなカラダとは裏腹に、何故か俺の心は落ち着いていた。
まるで、ランに負かされるのを、ランにイカされるのをずっと望んでいたかのように………。
ランが俺のモノを握って、自分の熱くたぎった秘部に入れようとする、先走り液が止まらなくなっている俺のモノは触れられただけで暴発しそうになった。
「タクヤは私に勝つにつれて、だんだんつまらなそうになっていったよね。それで、私分かったの、タクヤは私に負けるのを望んでいるって。だけど、あの頃の私じゃタクヤに敵わなかった………、だから、今まで頑張ってきたの。私がタクヤに勝てるようになるまで」
そう言うとランは飛び切りの笑顔でこう続けた。
「やっと叶えてあげられる。これが私からのプレゼントだよ!」
ずぶぶっ。
ランが腰を一気に沈め、俺のモノがランに中に埋った。
瞬間、この時を待ちわびていたかのようにランの内部が今までにないうねりを見せ、襞の一枚一枚が意思を持っているかのようにペニスに喰らいつく。
狂うほど高められていたおれのモノは、そんな刺激に耐えられるはずもなく呆気なくイった。
びゅぐっ、どびゅどびゅっ、どびゅうううぅぅぅっ!!
「うああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
今まで寸止めされていた俺のペニスは、信じられないような量の精を放った。
まるで、今までランにイカされなかった分を取り戻すかのように。
俺の全身を稲妻が走る。余りの快楽に口からは、よだれが流れ出て、体中の筋肉は弛緩し、どこも満足に動かない。
だが、不幸な事に、これほどの快感でも、幾多の闘いで形成されてきた俺の精神は陥落せず、この頭が触れてしまいそうな快感を、失神することなく受け続ける。
「あんっ!凄いよぉ」
膣に怒濤の勢いで押し寄せる精液に、ランが吐息を漏らす。
「大丈夫?今、楽にしてあげるから」
そう言うとランは、先ほど俺の指にした時のように俺のペニスを信じられないような圧力で締め上げる。同時にランの襞が触手のようにペニスに絡まり、愛おしそうにさわさわと撫で上げる。
「あっ………………………」
その瞬間、脳のブレーカーが落ちて、やっと俺は気を失うことが出来た。




「……ヤっ!大丈夫?起きてよ、タクヤ!」
誰かの呼ぶ声が聞こえる。
「あれほど言ったじゃありませんか。また、殿方を殺すおつもりなんですか?」
静かだが、怒りの籠もった声が辺りに響く。
「なっ!?いつ私が殺したの、入院しただけだったでしょ」
「何を言うんですか、あの方はもう男性の役目を果たせない身体になったんですよ。タクヤさんもそうしたいんですか?」
「そんなっ、ただ私の気持ちを伝えようと精一杯……」
「ランさんの精一杯は人の生命に危害を及ぼすんです!だから、男子部員もヨウ君以外辞めてしまうんですよ」
「うう、部員の事を言うのは無しって約束したじゃない、マドカ」
二人が揉めている間に俺は完全に意識を回復した、まだ頭がガンガンと痛むがこれぐらいどうにかなる。
だが、下半身は動かそうとしても動かなかった。まだ快感による痺れが残っている。
それにしても、ランの奴、人一人殺してるとは…、俺もこれからは気をつけないといけないな。
そう心に誓う俺のすぐ脇で、二人の口論は続いていた。
「それでは私との約束、殿方を殺さないというのはどうなったんですか?」
「だから!私は殺してないってば、………あっ」
痛む頭を抑えて、起きあがる俺に気づくラン。
「タクヤっ!大丈夫?心配したんだからね」
俺に抱きついてくるラン。ふくよかな胸が俺の顔に押しつけられる。
「ぐうっ……」
普通ならば、大丈夫だが今は、この柔らかく、男を溶かす感触はマズイ。
頭に響くので、俺にくっついたランを丁重に押し離す。
「そんなぁ」というような顔をするランだが、俺の状態に気づいたのか、それ以上抱きついては来なかった。
「それにしてもよかったですわ。もう起きないんじゃないとか思いました。タクヤさん4時間も失神していたんですよ」
本当によかった、というふうに言うマドカ。
「ゴメンね……。非道いことしちゃって。こんなんじゃBF部に入ってくれないよね………」
ランが目に涙を浮かべる。
あの時以来、見ることがなかったランの涙。
もう絶対に泣かせないと、誓ったというのにまた泣かせてしまうなんて。
そんなランを見て、俺の中に新しい想いが生まれる。
「馬鹿。これ以上、お前による被害を拡大させないためにも、俺がBF部に入ってお前を見張っててやるよ」
俺の本心だった、俺の為にここまで強くなった女の子を、泣かせないと誓った女の子をこれ放っておけない。今度は俺がこいつに応える番だ。
「えっ!ホントに?ウソじゃないよね?」
「ああ、ウソつくわけないだろ」
「やったー!じゃあ、また昔みたいにタクヤと一緒にやれるのね」
ランが歓喜の声を上げる、ここまで喜んでもらうと俺まで嬉しくなってくる。
「タクヤさんが入ってくれれば4人、これなら秋の大会には団体戦に出れますわ」
マドカが声を弾ませる。
「そうよ。それに、タクヤがいれば、今度のは絶対優勝できる。そうすれば、また部員が増えるかも♪」
嬉しそうなラン。
そんなランにこれからへの期待が、胸に湧いてくる。
俺もランに負けっぱなしでいる気はない。けれど、多少強くなったぐらいでは、ランに勝つことは出来ないだろう。
だが、俺の前を走ろうと頑張るランを追いかけ、これからの学園生活を送るのも、けして悪くはないだろう。


                      END
指摘を受けて、投稿したモノを自己満足の為に直したものです。適当だった名前を統一感あるものにしたりしています。。
次は淫魔ものをそのうち載せさせて頂きます。

[mente]

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