東方辺境の一国ヤポーの淫魔ハンター養成学院で、訓練のひとつとして行われているヤポー伝統国技『淫相撲』。
だがその相撲大会も、淫魔が結界を破って学院に侵入するようになって、すっかり淫魔軍団に乗っ取られてしまった。
学院生の屈辱は男女問わず大きく、土俵を人間たちの手に取り戻そうと、必死の抵抗が続いていた。
一般淫魔は、ハンターの卵同士の相撲などに興味あるはずも無く、こういうくだらない意地比べにちょっかいを出すのは、 淫魔なりた ての若いレッサークラスばかりだ。
それでも、横綱をはじめ番付上位はサキュバスが独占。幕内下位に女子学院生の強豪、その星の奪い合いに幕下の男子学院生が 尻に敷かれる…という構図が完成して、 数ヶ月が経とうとしていた。
「ひがぁぁぁしぃ〜…レイナぁ〜レイナァ〜ダーク・サキュバス、メス、黒夢の森出身…大関ィ〜」
「にぃしぃぃ〜…タイチィ、タァイィィチィ〜南海族、オス、エリスの浜出身…前頭八枚目ェ〜」
土俵中央。
一糸まとわぬ姿で、鍛えた褐色の肌を堂々と蹲踞する学院男子生徒、タイチ。
対するは、紫色のロングヘアーにダークブラウンの美肌。 仁王立ちのままタイチを艶然と見下ろす牝淫魔、レイナ。
「かまえてッ!」
専用のチュニックをまとった行司役の女生徒が、蹲踞の姿勢に 構えるよう、淫魔レイナにうながす。
しかし、レイナは腰に手を当てたまま、全く動かない。
「淫魔っ、大関とは言え従わないなら不戦敗にするわよっ!かまえてッ!」
「クスクス…構えてないのは、そっちのヒンソーな学生クンの方よ」
「何ッ?」
「行司さぁん…よく見なさいよ、そのチ○ポ…そんなウス汚いホーケーで、土俵に上がる資格があると思うの?」
「なッ…なんだとッ!」
ややカブり気味の仮性包茎を指摘され、タイチは初顔合わせの相手に顔を赤黒くしていきり立つが、レイナはどこ吹く風。
「さ…行司さぁん?ホラぁ、ちゃんと取組を進行させたいなら、 皮をムいてっ♪」
「あ!アタシ…が…?」
「そりゃそーでしょ?だってコレ行司の仕事じゃないの?クスっ…まぁ、さわりたくないのなら、そっちの不戦敗かしら…」
「こッ、こんなのは自分で−−−」
「ダァーメッ★」
抗議の声を上げたタイチを鋭く淫魔がさえぎると、悪戯っぽい笑みを浮かべ、
「土俵に上がったら、自分のものも、相手のものも、いかなる理由があろうと手で秘部を触るのは禁じ手。
私に、淫相撲の基本ルールから教えて欲しいのかしら…ホーケークン?」
「…〜ッ!!」
確かにその通りだ。秘部の手淫は、淫相撲では禁じ手。
まさか、淫魔なんかに自分の国技のイロハを指摘されるなんて…屈辱だ…
「さ、行司さん?
こんな皮かぶりのズルをしたまま相撲を取ったら、皮がジャマしてコッチの快感を送れないまま一方的にイカされて負けちゃうわ!
そ−んなの卑怯でしょぉ?サッサとぉ、その恥垢マミレの皮ミミズちゃんを、む・い・て・あ・げ・て♪」
「淫魔ァッ!!!」
「ダメよッ!」
今度タイチを遮ったのは、行司役の女生徒…タイチの1年先輩格の学院生だ。彼女は既にタイチの後ろに回っていた。
背中越しに声を掛けながら、タイチの脇の下に腕を伸ばしていく。
「ダメよ…土俵に上がる前に剥いてこなかった貴方のミスだわ。
実際は、相撲では気にしないで組み合ってくれるコがほとんどでしょうけど…言い訳にはならない…」
すッ…と蹲踞の姿勢を取ったままのタイチの後ろから、冷たく柔らかい指がさわさわとタイチのイチモツを包み込む。
(う…っ…ぁ…えッ!?)
タイチは眼をみはった。上から見下ろしていたはずが、いつのまに!?
向かいの仕切り線で、大股開きの蹲踞で股間のマ○コを見せつけるように、紫髪の淫魔レイナが堂々と相対している。
冷淡な表情であざ笑いながら、行司に剥かれ始めてヒクヒクとふるえるタイチのイチモツを見つめている…。
(あッ…ち、ちくしょぉ…!むッ…むいて!ただ皮を、むかれてるだけなのに…ッ!)
今からがっぷり組み合う女淫魔に、自分のイチモツを別の女が剥くところを、抵抗する術もなく視姦されて…
「えッ…!?」
行司の子が戸惑いの声をあげる。
とぷっ…とぷぅっ…
剥かれて今やカリが張った亀頭の鈴口から、ネットリと透明のガマン汁がみるみる先走り、亀頭全体をゼリー状に覆っていく…
とぷ…とぷとぷとぷとぷとぷ…
「……っ……ふゥ……」
「クス…クスクスクス…」
後ろでは離れていく行司役の先輩の、あきれたようなため息。
前では堂々と蹲踞した淫魔の、先走ったイチモツを哀れむような忍び笑い。
タイチの顔が紅潮する。悔しい。恥ずかしい。泣かしてやりたい。目の前がうねってグルグルと回っている気がする。
心臓が早鐘を打ち、平衡を保てない。膝が笑う。ふくらはぎがふるえる。
「時間イッパイ!構えてッ!!!」
鋭い行司の指示の声。
今度は憎らしいほど素直にスッと仕切り線に両手を下ろし、たわわに実った艶ケツを上げて万全の仕切りに構える、若きサキュバス・ レイナ。
フラフラ…と、早過ぎる行司の声に何の準備も出来ないまま、普段の稽古を忘れレイナに誘われる様に手を着いてしまう、淫魔狩りの 卵・タイチ。
かたや、嬉しそうな笑みとは裏腹に包茎坊やに何の興味も憶えず、じゅうにぶんに締まり膣圧万全の、
淫魔メスマン。
かたや、怒りと悔しさに気合の入った顔をしながらも、目の前で剥きショーを見せてしまった恥ずかしさに先走り汁が止まらない、
包茎オスチン。
−−待った無し!
ハッケヨイ!!
その矢声でハッ!と正気を取り戻すタイチの眼前には、既に褐色の肉壁がせせり立っていた。
ドプゥンッ!!!
圧倒的なレイナの魔乳を、頬をひしゃげさせながら顔面に受け、太い首に幾重にもウネが刻まれるタイチ。
完全に立ち合い負けして機先を制されたタイチは、魔乳ブチカマシを受けて体が反り上がり、腰が浮いてしまった。
くわえて、淫魔の乳房の柔らかくも重量感ある衝撃に脳を揺らされ、一瞬目が泳いでしまう。
「ノコッタ!ノコッタァ!」
完全に劣勢に入った後輩の、せめて秒殺だけは防ごうと、行司は大声でタイチに喝を入れる。
「んふ♪」
そんな行司をチラと流し目をくれながら、レイナは余裕の体で両腕をタイチの脇にゾボ…と差し込み、その細くしなやかな指をタイチ の尻肉に食い込ませた。
ギュブッ…!
レイナは、褐色の細腕のどこにそんな力があるのかという勢いでタイチの腰を引き寄せる。
タイチも必死に両上手でレイナに組み付くが、腰は浮き上がり、土俵を掴まなければいけない足は爪先立ち。完全に棒立ちで、レイ ナのモロザシ充分の体勢だ。
相撲の組み手で最も有利な位置の一つであるモロザシに差されたタイチに、観客に回っているサキュバスから嘲笑が飛ぶ。
「ノコッタノコッタァー」
「ノコッタノコッタ♪」
行司の声に合わせ、タイチに劣勢を跳ね返してみろと「ノコッタ」の大合唱。
学院側の学生力士たちは、タイチの自業自得ぶりに、声援もまばら。
多くはむっつりと腕を組み、大関レイナの動きを目に焼き付けておこうといった態だ。
「くソッ…くそッ!」
当のタイチには、そんな観衆を気にしている暇もない。
褐色の柔肌をモロザシで密着されているだけでも玉が迫る上がりそうなのに、こうして組み合った状態では、レイナの極上大関トロマ ンの咥え込みから逃れる方法がない。
組み合った体は、レイナに尻タブを握られて引き付けられ、力負けの結果思う様に動かせない。
そうこうしている内に秘裂の感触がヒタァ…っとイチモツのスジ沿いに当たり、次の責めを予告してくる。
…ダメだ…
逃げられない…。
「(クスクス)あァ〜あ…っ…やっぱイヤだなぁ……」
!?
…レイナがモロザシのまま腰を引くと、タイチの肉棒を咥えぬまま、淫魔の秘肉が距離を取る。
ツツゥーーっと股間の間に、タイチの先走り汁で練られた糸がひいて橋を架ける。
美しくかつ豊満な、涙滴のカーヴを描く黒尻を揺らし、土俵周囲の注目を集めると、レイナは声をあげた。
「やっぱり、正々堂々の相撲とはいえ、剥いたばっかりの汚いホーケーを咥え込むのは、フケツでイヤなのよねェ〜★」
ドッと土俵周囲のサキュバスたちが爆笑し、そうだそうだと野次に加わる。
学院生たちも、流石のレイナのサディスティックな声に、同情の視線をタイチに投げ出した。
いたたまれないのはタイチだ。
確かに、咥え込まれれば窮地に追い込まれるのと同じだが、こうまで蔑まれ、仲間と敵の真っ只中で笑い者にされては、引き下がれ るものではない。
「このォッ!言わせておけばァッ」
タイチはムキになり、ならば望まずとも食らわせてやる!とイチモツをレイナに撃ち込むべく腰を振る!
「アン、いやぁッ!」
鋭く腰を引き足を使って土俵を回りながら、モロザシを差したままでタイチの撃ち込みを器用に避けるレイナ。
「逃げんな!ちきしょうッ!」
「き…汚いッ…カスチンポ汚いよォう!」
一合、二合…タイチを傷つける悲鳴を上げながら、土俵を使って腰を回し避け続けるレイナ。
「くそぉッ!そりゃッ!ウォラァッ!」
息を荒げ、レイナが差し手の肘を返しているため無様に持ち上がってしまっている両上手で必死に組み付きながら、何度も挿入を試 みるタイチ。
「やだァッ!当たったッ!キッタナイカスチンポのガマン汁まみれの先っぽが、アタシの唇に当たった!
伝染っちゃう!皮かぶり病がウツっちゃうよォォォォ!」
レイナの独演会に湧き上がる土俵周り。
「ノコッタ!ノコッタノコッタノコッタノコッタ!!!」
激しい立ち回りに速いテンポで囃し立てながら、行司役の先輩が唇を噛む。タイチの苛められっぷり、不甲斐なさにではない。
(なんて懐の深さなの…モロザシとはいえ密着して組み合ってるのに…、タイチの挿入が全然成功しないなんて−−−?…)
そうやってレイナの股間に注目しているうちに、行司役は、さらにもう一つの動きに気付かされた。
ズニュ…ヌルルルルッルッ!!!
「ハァっ…ハァッ…!」
ズ…ルルルルルルル!!
「はッ…アァッ…!はッ…ウァッ…!」
タイチは挿入できないだけではない。
入ると思わされた瞬間、上に下に鋭く動かすレイナの腰使いで、淫魔の陰唇による激しいセンズリにあっているのだ。
挿入を試みて一歩二歩と寄るたび、タイチのイチモツが激しく反り返り、玉袋が射精直前のポジションへと刻々と引き上げられていく …。
さらに円を描くレイナの土俵使いで、タイチは寄れども寄れども一向に余裕の表情のレイナを土俵際へ追い込むことが出来ない。
(コイツらが…コイツらが淫相撲を知ったのは、ほんの数ヶ月前なのよ…?どうしてこんな動きを会得してるの…。何なのよ…淫魔って 何なのよッ!)
「きゃァ♪…あーん行司さァン、声、こぉえ!声出てないよー?」
レイナが、わずかに汗ばむ顔をニマッと笑ませて声をかけてくる。
自分の動きに気付いた行司役の方に向かい「貴女とは楽しめそうね?」とばかり誘惑の熱視線。
組み合ってるタイチの方は、気にもかけない。そのレイナの肩口の上で、タイチは−−−
「はッ…あッ…アッ…アゥッ…ァァッ…」
ついに顎が上がり、瞳が潤み、太い眉がハの字に寄り、唇が震える。
全く大関の興味を引けないまま。
股間を組んですらもらえないまま。
ドビュルルルルルッ…!!ビュルブッ!!!ビュブブブッ!!!
湯気と共に噴き上がり、レイナの暗褐色の腹と下乳を撃つ濃厚な白糸。
「逃げ回っている大関の秘肉を追いかけているだけで、性器はほぼ一度も触れ合ってない」という、レイナが土俵周囲に語った設定 の中で。
タイチは射精を強制された。
土俵へ湧き上がる怒号と歓声。
ポタッ…ポタタッ…ポタッ…
レイナの全身から、タイチからほとばしった熱い精液が滴り落ちる。
ズマッ!!
タイチが射精直後の硬直と虚脱から抜け切れない時間に、レイナは再びモロザシから体を密着させると、
ズバッ…ブワッ!
まだ若く、射精の隙をかばう術も知らないタイチを、無抵抗のまま跳ね上げ、教科書どおりの美しい下手投げで土俵中央に叩き付け た。
ズバッシィィィィイン!!!!!
汗と精液の飛沫を散らしながら、レイナの下手投げに一度、
二度と、尻を跳ね上げながら、土俵に沈むタイチ。
「…ッぅぁ…ァ…アァッ…あッ…ぅ…」
全く何もさせてもらえなかった…相撲でも、前戯でも、絶望的なまでの実力差を見せつけられ、霞む目で対戦相手を見上げる。
ダーク・サキュバスは、まるで何事も無かったかのように自然体でたたずみ、褐色の全身に映える白濁の負け汁を毛穴という毛穴から 吸い取ると、陶然と微笑んだ。
「……。ねェ〜…、前頭何枚目か知らないけどさー。包茎の子は大関以上との対戦を禁じるってルール作らない?」
その包茎から噴き出した牡汁を味わいつくしておきながら、我儘な美女は傲然と言い放った。
「フケツなんだもん」
「勝負アッタッ!下手投げで、東、レイナの勝ちッ!」
行司の勝ち名乗りの声。
興が乗ってリングアピールならぬ土俵演説を打とうとしたレイナは、邪魔立てした声に振り返ると、
視線を行司に絡めたまま、東の土俵際へと退がり、ルール通り蹲踞にかがんで勝利の手刀を切った。
その間も視線は絡んだままだ。
次の土俵か。
それとも今晩か。
土俵中央で完敗マゾのショックに立ち上がれないタイチを放ったまま、二人の間で微かな火花が散った。
【射精 タイチ ● 下手投げ ○ レイナ 平常】
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