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悪夢の館 第5章

僕は目を覚ますと、メイドのベッドに寝かされていた。周りを見ても彼女の姿は見当たらなかった。どうやら仕事に戻ったみたいだ。近くの棚の上に星の鍵が置いてあった。
僕は鍵を取るとメイドが帰ってこない内に部屋を出た。さてこれからどうしよう・・鍵が手に入ったけど、あそこの部屋は危険みたいだし・・でもひょっとしたらあの部屋にワクチンがあるかもしれない・・よし!一度あの部屋に入って危険だと思ったら、外に出て鍵をかけよう!
僕は星の部屋に入る決意をすると、扉のある所まで戻った。
「んっ?何だろうこれ?」
僕は扉の前でファイルを見つけた。表紙にはマザーサキュバスと書かれていた。
『マザーサキュバス。一人の女に淫魔ウィルスを投与すると、他の淫魔より圧倒的に力を持った淫魔が完成した。母性本能がかなり強いので、マザーサキュバスと名づけることにした。・・・・』
ここから先は破り取られている。重要なことが書いてあったかもしれないけど、仕方ない。僕は扉の鍵を開けて、部屋の中に入ると、中は真っ暗だった。僕は扉を閉めて、足音を立てないよう忍び足で歩き部屋を調べ始めた。
「特に変わった物はないかな・・」
「いらっしゃい・・」
特に何も無いので、外に出ようとしたら、後ろから誰かが抱きしめてきた。耳に息を吹きかけて、首にキスをされた。
「わっ!誰だ!」
僕は慌てて拘束を解いて離れると、抱きついてきた淫魔の方を向いた。部屋が少しだけ明るくなって、淫魔の顔や体が見えるようになった。
「ふふ・・自己紹介代わりに部屋の前に置いておいたでしょう。」
「あんたがマザーサキュバス?・・」
「ええ、そう呼ばれいるわ。」
長くて綺麗な赤色の髪・・大きい胸、青い瞳をして、レオタードを着ている女性が僕の前に立っていた。マザーは部屋の奥にあるベッドに座り、手招きして僕を呼んだ。僕は警戒しながらマザーに近寄ると、彼女はクスクスと笑った。
「これから5分間の間私は何もしないわ」
「?何で?」
「だって私と正面から闘ってら、坊やはすぐにイッちゃうじゃない。それじゃつまらないでしょう?」
うう・・馬鹿にして・・見てろ!5分といわずに1分でイカせてやる!僕はベッドの上に乗り、彼女にキスをするとそのまま彼女を押し倒した。僕が舌を入れても、マザーは舌動かすどころか、抵抗すらしなかった。僕は舌をマザーの舌に絡めて、彼女の歯や唇を舐め回した。
「うん・んっ・・チュ・・キスは苦手なの?」
「う、うるさいな!別にキスだけで勝負が決まるわけじゃないんだから、いいでしょ!」
「うふふ・・ごめんなさい。・・服は破ってもいいのよ。」
僕はマザーの服を破くと、彼女を一糸纏わぬ姿にし、ペニスを挿入した。
「ふあぁ!凄い!!」
「あん・・もっと奥まできて・・」
僕は彼女に言われるまま、ペニスを根元までゆっくり挿入していった。気持ちいいよ・・でもここで快感に負けたら、もうマザーをイカせるチャンスがない!射精を堪えて彼女を絶対にイカせないと!
僕はペニスをマザーの中から出し入れし始めた。マザーは感じてるけど、僕ももうイキそう・・今はマザーが無抵抗だからいいけど、5分たったら腰を振り始めるかもしれない・・腰を動かされたら、我慢なんてできない!僕は捨て身を覚悟して、腰を突き出す!
「ああん!上手よ!もっと・・もっと激しくして!」
マザーももうすぐ限界だ!あとちょっと我慢すれば勝てる!僕は一気に勝負を決めようと腰の動きを速めた。
「あん!ダメ!・・イク・・イッちゃう!!」
マザーは胸を揉みながら叫ぶと、絶頂に達した。僕もあとちょっとで、イッちゃうところだった。危なかった・・僕はペニスを抜くと、枕元に置いてある時計が鳴り始めた。どうやら5分経ったみたいだ。
時間内にマザーをイカせることができてよかった。僕は時計を止めると、部屋を出ようと思い、扉の方に歩いていった。
「まだダメ。」
突然後ろから声がしたので、慌てて振り向くとマザーが立っていた!そんな!確かにイッたのにどうして!?僕が距離を取る前に、マザーは僕を捕まえて、胸元へ導いてきた。
「ううん!!」
「気持ちよかったわ・・5分経ったことだし、今度は私が気持ちよくしてあ・げ・る。」
胸から逃れようとしても、マザーは僕をしっかり捕まえてるから胸から逃げられない!だんだん息苦しくなってきた・・僕は口を開けて息吸おうとしても、胸が邪魔でうまく息を吸えない・・鼻で息をすることができるけど、息をすると胸の谷間からいい匂いがするので、吸うたびに理性が削られてしまう。
僕は苦しさに耐えることができず、息をする方を選んでしまった。新鮮な空気と共に彼女のいい匂いも吸い込んでしまう・・いい匂い・・もっと嗅ぎたいよ・・頭が真っ白になってきて、僕は胸から逃れるのをやめて、自分から胸へ顔をめり込ませていこうとすると、マザーに胸から引き離された。
「続きはベッドで・・ね。」
「うん。」
僕はベッドに移動すると、マザーの胸に顔を近づけていった。マザーは両手を広げて、僕を迎え入れてくれた。マザーの胸に顔をどんどんめり込ませていった。マザーは僕をギュと抱きしめて、体を密着させて僕を押し倒してきた。
「ふふ・・可愛い・・さあ、さっきお礼をしてあげるわね。」
マザーは僕のペニスを掴み、狙いを定めると腰をゆっくり落としてきた。亀頭が膣に触れると、僕は我に返ったけど、遅すぎた。マザーはそのまま腰を落として
、ペニスを挿入した。マザーは僕の頭を撫でて、腰を動かし始めた。
「イキたくなったら、遠慮せずにイキなさい。」
マザーの背中が突然盛り上がると、黒い翼が出てきた。普通のサキュバスの翼より少し大きい。マザーは翼で僕を守るように包み込んできた。これじゃ逃げられないよう・・こうなったらやるしかない!僕は腰を動かそうとしたら、マザーは僕の顔を上に向けて顔を近づけてきた。
「抵抗なんてしちゃダメ・・ママに身を任せて」
「な!んむっ!!」
僕はあんたの子供じゃないって言おうとしたら、マザーはキスで唇を塞いできた。マザーは舌を絡めてきて、僕の口内を舐め回し、僕の唾液の吸って、自分の唾液を飲ませてきた。何だかマザーとキスしてたら、力が抜けてきた・・マザーは僕にたっぷり唾液を飲ませると、ようやく解放された。
「どう?ママのキス?気持ちよかった?」
「僕はあんたの子供じゃないよ!」
「ふふ・・そうねごめんなさい、言い直すわ。お姉さんのキス気持ちよかった?」
「全然気持ちよくないよ!」
「あら?それじゃどうして私の中でペニスが硬いままなの?」
「そ、それは・・」
「ふふ・・可愛い・・」
マザーは再び僕を胸の谷間へと導いてきた。
「そろそろ私が与えられた能力を教えてあげるわね。」
「??能力?」
僕は顔を上に向けてマザーに聞いた。
「知らなかったの?じゃあマ・・お姉さんが教えてあげる。私達淫魔は上から三番目以上に昇格すると、功績を称えて女王様が褒美として、能力を与えてくださるのよ。それによってその淫魔の中で眠っている能力が覚醒し、真の力が発揮できるの。私が与えられたのは相手を弱体化させる能力。私とキスする度に、貴方の力は半減するのよ。そして最後には抵抗することすらできなくなるの。一番最初にキスした時は、能力を使わなかっただけよ。どう?凄いでしょ?」
だからさっき脱力感があったんだ!キスする度にってことは・・
「坊やの考えてる通り、最初は2分の1、次は4分の1、8分の1ってどんどん力が入らなくなるわ。さあもう一度キスしてあ・げ・る。」
マザーは再び上を向かせて、目を瞑って顔を近づけてくる。抵抗するけど、1分の1の状態で力負けしてるのに2分の1の力で勝てるわけがなく、キスされてしまった。また脱力感がでてきた・・彼女を突き放そうとしても力は圧倒的にマザーの方が上だ。
僕が一切抵抗できなくなると知ると、マザーは腰を振り始めた。キスばかりに気を取られて、僕は腰の動きを疎かにしていた。突然のことなのでイキそうになったけど、なんとか堪える事ができた。
「んっ♪・・頑張るのね・でももう1つの能力を使えば、貴方は必ずイクわね。」
「もう1つ?・・」
「そう・・私の能力はキスだけじゃないの。もう1つはこれ♪」
マザーは胸を両手で下から持ち上げて、強調するかのように僕に見せ付けてきた。
「ふふふ・・どんな能力かわかる?」
僕は考えたけど・・胸で何ができるんだろうと思っていた。マザーは微笑んで僕の頭を撫でてきた。
「わからないなら教えてあげる。ほら、飲んで・・」
「!!」
僕は今の一言で何の能力なのか想像がついた。今の言葉から察するときっと母乳だ!飲んだらダメだ!飲んだら・・どうなるんだろう?・・僕の心に好奇心が生まれた。でも今は勝利が第一!そんなことは今すぐ忘れるんだ!
「ほら・・来なさい・・」
「あっ!」
僕はマザーに引かれて、顔を豊満な乳房の前まで近づけてしまった。そしてさっき芽生えた好奇心と、母乳を飲みたいという感情がどんどん強くなっていった。僕は誘惑に負けて彼女の乳首を咥えてしまった。
「吸って・・吸いなさい・・」
僕はマザーの言う通りに胸を吸うけど、なかなか母乳が出てこない。もう少し強く吸ってみると、勢いよく母乳が出てきて、僕の口に流し込まれる!僕は流し込まれた母乳を、音を立てて飲み始めてしまった。
「ああん!上手よ・・ふふ・・いいの?そんなに沢山飲んで・・私の母乳を飲めば飲むほど、理性が削られるのよ。」
「!ふむぅ!!」
「うふふ・・もう遅いわ・・理性が完全に崩壊したとき、貴方は素直でいい子になるの。そして私のことをママって呼ぶのよ。ふふ・・うふふ!・・私のことをママって呼んでイッた時、貴方は私の子になるのよ。ふふ。」
「むぅ〜!!」
「やめちゃダメよ・・全部飲むの。」
僕は胸から離れよとするけど、マザーは僕の首腕を回して離れられない!そして腰も動かして僕の射精を促す!僕にはもう腰を振る力も残ってない・・このままじゃマザーの子供にされちゃうよ・・母乳を飲み終えると、僕は胸から離された。
「さあ呼んで私を・・」
マザーは腰をグラインドさせて、僕を感じさせてくる・・
「ま・・マ・」
「マ?はっきり言って・・私は誰?」
「マ・・・マザーサキュバス!」
「!!」
「僕はお前の言いなりにも!子供にもならないぞ!」
「そう残念だわ・・」
マザーは悲しそうな顔をすると、再び僕を胸元へ導き、僕を抱きしめてきた。
「・・・イキなさい・・」
マザーの膣がギュギュと僕のペニスを締め付けてきた!マザーの誘惑には勝てたけど・・射精感に負けてしまった・・これじゃどっちにしろ僕の負・・け・・僕は目を閉じてまた眠ってしまった。
「ふぅ・・私の負けね・・」












「う〜ん・・」
目を覚ますと、僕はマザーの膝の上で寝ていたマザーの顔は彼女の大きな胸が邪魔で見えなかったけど・・怒ってるかな・・
「起きたの?」
「?・・何で何もしないの・・」
「何でって、坊やが勝ったじゃない?」
「僕が!?だって僕イッちゃったし!」
「そういうことじゃないわ、坊やは私の誘惑に打ち勝った、あの時点で私の負けよ・・ほら私に勝てたご褒美よ。」
マザーはマネキンの頭に着けてあった、ティアラを僕に渡してきた。
「ほら受け取りなさい。」
「いいの?」
「いいのよ。」
僕はティアラを受け取ると、マザーは僕を抱きしめてきた。
「寂しくなったら、いつでも会いに来なさい・・私はずっと貴方を待ってるから・・」
「うん・・」
僕が返事をすると、マザーは僕を解放して、布団に入り寝てしまった。僕は部屋を出ると、棺桶があった墓地へ向かうことにした。
次は有名なあのサキュバスを出そうと思っております。色んな物混ぜてしまい、申し訳ありません。

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