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セックスバトルダンジョン 7 再up

(マジックガール…どんな能力を持っているかわからない、慎重にいかないと)
「行きますよ…私の“魔術”じっくり味わってください」
マジックガールはローブと帽子を脱ぎ捨てると、全裸になる
「わざわざ防御力を下げるのか?」
「いえ…私の魔術は露出が多ければ多いほど強い効力を生みます…今の私の攻撃力は最高潮ですよ」
「………」
マジックガールは両手をかざす
「魔術“磁力”!」
直後、サウはマジックガールに見えない力で引き寄せられる
「うっ…!」
ペタリ
柔らかい音がし、マジックガールと正面から密着する状態になってしまった
お互い全裸でこの状態…抗える筈もなくサウは欲情していった
マジックガールの方がサウより背が少し低く、ペニスはマジックガールのお腹辺りにあてがわれている
それに感じてしまう
「くっ……離れない……」
「魔術“幻惑”」
間髪いれずマジックガールは次の魔法を唱える
すると背後からもう一人のマジックガールが寄り添ってくる
「なっ……!?」
「サンドイッチですね、このまま感じてください」
前、後ろからの全身愛撫に感じてしまう
少しずつ押し倒されていく、言われた通りサンドイッチとなってしまった
上の方のマジックガールが全身で揺らいで刺激を与えてくる
「気持ちいい……?」
下にいるマジックガールが耳元で甘く囁く、脳が甘い疼きで痺れそうになるがすんでのところで耐える
(後ろにいるのは幻覚だ…闇と同じ原理なら精神の集中で消せるはず)
目を瞑り意識を静かに高める
すると下で言葉責めをしていたマジックガールは消えていく
「この程度の魔術は効きませんか…なら」
磁力の効力でまだくっついている二人、マジックガールは両手でサウの顔を掴み、近づける
「……!?」
「魔術“妖息”」
ハァァァァと息を吐く、ピンクの霧のようなものが出てくる
それを嗅ぐと、とても気持ちがいい…サウは意識が朦朧としていた
「じゃあ、そろそろイってください…」
下のマジックガールがいなくなったが、騎乗位の状態になっている
磁力を少し解き、アソコにペニスを導く
「えいっ」
そして一気に挿入
「…………………」
意識が遠のき、性欲だけを高める妖息を吸わされたサウにこれを抗う術はなかった
ドピュピュピュピュピュッ!
強く抱き合ったまま、中に出してしまう
「ウフフ、美味しいですよ、アナタの精液」
マジックガールは耳元でサウに甘く囁く
「……なら、次は俺の技を味わってくれ」
「―――――え!?」
いつの間にか意識を戻していたサウはマジックガールの顔を両手で掴み、唇を重ねる
「んっ!……はぁ……」
最初は抗っていたマジックガールだが、うっとりと目を閉じてしまう
唇を離す、磁力も解かれておりサウは離れる
「そんな…キスだけでこんなに…」
マジックガールは快感が抜けていないらしく、へにゃへにゃと崩れ落ちる
「これが“闇の性技”…普通の技を数倍まで高めてくれる内術だ」
サウはマジックガールを見下し、言う
「…闇の力…………ま、まさか……」
マジックガールはガクガクと震える
「君は、あの人の……!?」
「……あの人?」
首を捻る
「…降参です、闇の力を持つ人に…私のようなレベルの異形がかなうわけがありません」
「……………」
「ですが、一つだけ忠告しておきます、闇の力を持っただけでは、このダンジョンを制覇などできませんよ」
それだけ言い残し、マジックガールは音もなく消え去った
「闇の力、解放のきっかけを渡した私が言うのもなんだけどすごいわね、キスだけで降伏させるなんて」
戦闘中は意識すら感じなかったシャドーが話しかけてくる
「……シャドー、お前は何か知ってるのか?」
「……私の口からは何も言えない、謎の答えはこのダンジョンの奥にある、自分で見つけて」
「………わかった」
「あと、マジックガールじゃないけど私も忠告しておくわ」
「…?」
「闇の力の多用は禁物よ、アナタの中に宿る“闇の魔力”がなくなったら使えなくなるわ」
「……魔力?」
「あなたの力は唇、手、ペニスと言ったそういう攻撃手段をもつ所の攻撃力を何倍にも増大させる力なの、でそれに対する魔力が必要なのよ」
「……」
「後、敵によっては闇の力を封印してくる敵もいる、気をつけて」
「……ああ」
「OK、それじゃ先に進みましょうか」
サウは、再び歩き出した





サウがマジックガールを倒した頃
このダンジョンの入り口に、一人の女が立っていた
女は黒装束といった感じで、くのいちという表現が適切だろうか
「サウ・カシュオペンド…今年唯一のダンジョン挑戦者か」
一人呟く女、口元を歪め、笑う
「カシュオペンド…我ら忍にとって縛めの名」
そして、手をかざす
「11年待ったぞ…復讐の時は来た」
かざした先で、何かが割れる音がする
扉を守っていたバリアーが、弾けた
「サウ…お前をイカせてやる」
女は、ゆっくりと進んで行った







「何、逃げられただぁ!?」
サラマンダーの怒声が響く
地下奥深くの一室、四天王とマジックガール、そして奥の方では主がいた
「申し訳ございません」
マジックガールは素直に謝る
「全く、ちゃんと見張っておけと言っただろーに!」
「良いではないですか、サラマンダー、楽しみが増えたと考えれば」
なだめるセイレーン、渋い顔のサラマンダーだが
「……そうだな」
納得する
「だが、油断できないようになったな」
主の威厳ある声が響く
「ええ、私と同じ匂い…闇の波動をこの身にも感じましてよ」
同意するサキュバス
「奴は闇の力を手に入れた……これは正直予想外だった、やはりスライムガールとの戦いで見せた力はマグレではなかったと言うことだ」
「闇の力……やはりあの男、サウはカシュオペンドの一族なのでしょうか」
問うエンジェル、主は頷き
「完全にそうだとは言い切れないが……恐らく、な」
「10年前の再来、か?」
サラマンダーは誰に問うともなく言う
「10年前、我らが集まった時もカシュオペンドの一族が相手だった…奴の闇の力は絶大だった」
主は何処か遠くを見るように呟く
「私達四天王全員で、なんとかイかせました」
淡々と言うエンジェル、サラマンダーは頭をかきながら
「無様だったなぁ〜、四天王の二つ名が台無しだ」
「ですが、歴史は繰り返すと言います…また私達4人の総出で倒せば良いのでは?」
セイレーンの最もな意見、だがサラマンダーが首を振り
「俺は反対だね、これ以上四天王の名を汚したくない、それに俺はあの野郎に借りが出来た」
「私も反対、4人じゃ食事もボリュームダウンだしぃ」
サキュバスもそれに同意する
「ふむ、なら少しの間は様子を見ることにしよう、わらわも正直、まだ楽しみたいしな」
意見をまとめる主
「では、とりあえず解散としよう、各々、待機していてくれ」
「はっ!」
四天王とマジックガールは返事をし、その場を去る
「……闇の力、か」
誰もいなくなった部屋で独りごちる
「主様、少しいいですか?」
凛とした声が静寂の部屋に響く
「…“乙女”か?」
シュッ、とかすかな音を立て、影
黒く長い髪の和風美女、と言った感じの女だ
背も高く、180はある
だがそれは、異形ではない、まぎれもない完全な“人間”だった
「報告します主様、侵入者です」
「侵入者……?」
「ええ、気配からして人間だと思います」
「どうやって入ったのだ…入り口のバリアーは作動しなかったのか?」
「……恐らく忍だと思います」
「!」
その言葉に驚愕する主、主が動揺するのは珍しかった
「忍…何故このダンジョンに?」
「わかりません……」
乙女という女は困ったような表情で告げる
「ですが私の意見を言わせてもらえるならば、放っておいても問題ないかと」
「どういう意味だ?」
「侵入した忍は女、らしいです」
「女?」
「状況を見るに、女はあの例の男、サウを追ってるみたいです」
「あの男を?何故忍が追っているのだ…?」
「不明です…しかし女ならば我らの味方という可能性は高いです、最悪でもこちらに襲ってはこないかと」
「なるほど、な」
「どういたします?」
「わかった、静観と行こう、下がっていいぞ」
「了承」
そして乙女は来るときと同じようにかすかな音を立て消える
「サウという男…実に面白い、我ら以外の因果も持っているとは」
主は闇の中で笑って口を歪めた




7階
このフィールドは5、6階と違い、特に変わっているところはない
今まで通りクッションしかない普通の部屋、と言ったところだ
「敵は…」
「……来るわ、気をつけて!」
直後、上から影
「!」
5mほど前方に落ちてきたが、今までの登場の仕方との違いに思わず後ずさってしまう
「男…いい匂いねっ!」
シュルシュルと触手のようなものがサウに飛ぶ
「うわあっ!?」
避けきれず、それに全身を絡みつかれる
「つ〜かま〜えたっ」
ジュウウウウウウ
触手から何やらヌルヌルした液体が滲み出て、それがサウの体に纏わりつく
これは…ローション!?
「お、お前は……っ!?」
敵の姿を見る、上半身からアソコまでは普通の女だが、足の辺りからはタコのような足が何本も生えている
「うふっ、私スキュラって言うの、よろしくね!」
「スキュラ…だと?」
聞いたことがある、押さえ込みなど行動不能系の技に置いては右に出るものはそうはいない異形だ
「くはっ…」
考えてる間にもどんどん感じてしまう、触手の微妙な動きとローションのコンボがたまらない
ペニスは触手の巻きつきから解放されており、ピンと起っている
この状態は非常にマズい、スキュラのアソコは名器と呼ばれている、挿れられたら…
「アハハ、動けないでしょ〜でも気持ちいいからいいよね〜?」
「何、をっ…!」
「体は正直だね〜、我慢汁どんどん流しちゃってさ」
「くっ…!」
ペニス自体は愛撫されてないのでイきはしないが、この状態はジリ貧だ
「アタシの名器で吸うまでもないね…ほいっ!」
シュルルルル
触手の摩擦が激しくなり、乳首なども擦られていく
アナルをぐりぐりと刺激してくる触手もある
「あっく……」
「その表情、たまんないよぉ〜…これで、終わりね?」
そして一つの触手の先端が、ペニスと向かい合っている
「そぉ〜れ!」
直後、先端が四方に割れ、口のような形になる
それが一気にペニスを飲み込む
じゅるるるるるっ
「がああっ!こ、これ、は……」
中で凄まじい締め付けと吸引
「吸われ……てる!?や、やめ……ろ」
「や〜めな〜い」
スキュラは右手を突き出し、それを引く
触手に掴まったまま、引き寄せられるサウ
触手越しにだが、密着した形となってしまう
「私の唇も潤して」
そして顔を掴み引き寄せられ、唇を奪われる
チューチュー吸われるようなキスに、力が抜けていく
そして抵抗力も奪われて……
ドピュピュピュピュピュッ!!
触手の中に放出してしまう
唇をふさがれたサウは喘ぎ声も出せず、瞳を閉じてスキュラに身を任せていた
吸引が終わると、ペニスと唇を解放する、触手には捕らえられたままだ
「ふふっ、意識を失うほど気持ちよかったの?」
スキュラの嘲る声に目を開けるサウ
「ふざけ、るな…」
「ふーん、強気で素敵ね」
(マズイ…この拘束された状態じゃ闇の力も思うように使えない…)
「ごめんね、触手の中なんて気持ち悪かったでしょー?でも感じた?イっちゃったもんねー?」
引き寄せてサウの首に手を回し、軽く抱きしめる
耳元で甘く囁く
「次はぁ…本当にしてあげる」
「……っ」
触手を一度解放する、サウは力なく横たわる
反撃のチャンスは今だ、今しかない
だがサウは動けないでいた
(なんだ…動けない…っ!)
「アハ、ごめんねー、触手ちゃんのローションには身体能力の麻痺の力があるの、動けないでしょう?」
スキュラがいたずらげに笑って言う、だがサウの方に笑う余裕はない
(この動けない状況…どう打開すればいい…?)
「さぁ…ショータイムだよ?」
スキュラは、じっとりとサウに覆い被さってきた……




続く
(原文)
今回はBFより物語の描写の方が多いと思われ、、、スイマセヌ
人間も結構出てきたりして、くのいちみたいなのは結構ツボだったり
描写も濃くしていくよう頑張ります

[mente]

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