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セックスバトルダンジョン 6 再up

このダンジョンに入るためには、基本的に3つの条件がいる
1つは男であること、1つは20歳のフォルク村の住人であること
そして最後の1つは、フォルク村の女性達を相手にある程度の修行を積まなくてはならないということだ
ルーンはサウの姉だったが、バトルファックの実力は最高クラスの一人であった
その豊満な胸によるパイズリを受ければ、どんな屈強な男でも身を任せたくなる
実際サウは、姉に一度も勝ったことはなかった




「姉貴……」
そしてその姉が、今サウの前に立ちはばかる
「…………違う」
サウはゆっくり首を振る
「お前はシャドー、俺の心の不安に入り込む異形だ」
「そう、確かに私はシャドー、所詮はただの影」
姉、シャドーは否定もせずに言う
「でも、こうも言ったわ、私の能力は“不安の具現化”」
「……どういう意味だ」
「ここはあなたの心の中、心の中にいるあなたの姉は……紛れも無い本物ということよ」
そして、シャドーはゆっくりと微笑んだ
「さあ、楽しみましょうサウ、ここは二人だけの世界…身も心も楽にしてあげる」
「……俺は、負けない」
シャドー、姉はゆっくりと近づいてきた
サウは、歩調に合わせて後ずさる
「……冷静さは失っていないようね、サウ」
サウは、あくまで後ずさっていた
あの胸にペニスが納まれば最期、サウはそれをよく知っていた
「でも、不安は隙を逃さない」
瞬間、ルーンの姿が闇に飲まれ、消える
「!」
警戒する、だが遅かった
次の瞬間、サウはルーンに後ろから羽交い絞めにされていた
「離っ……」
言葉は最後まで言えなかった、背中にゆっくりと押しつけられる胸
「気持ちいい?」
耳元で甘く囁き、サウの脇下から腕を回し、指先で乳首を弄る
「あっ……ああ」
切ないため息を漏らすサウ、昔からこうされるともう抵抗は出来なかった
首筋をねっとりと何度も舐められ、思わず身悶える
「サウ、可愛い♪」
首筋から頬、そして唇に移動するルーンの舌
「んっ……」
サウは抵抗できず、唇を開き舌を絡める
もうペニスは発ちきっていた
「修行の頃みたいに…してあげる」
サウをゆっくりと押し倒していき、ペニスを胸の谷間に導いていく
あっさりとペニスは納まり、先端がちょこんと出てる状態になる
ゆっくりと、弄るように胸を手で押さえたり揺らしたりを繰り返す
「ふぁ……」
サウは恍惚の表情を浮かべ、目は何処か虚空を見ていた
「あらあら、もうこんなにいやらしい汁を出しちゃって、いけない子ね」
ルーンは先端から出てくる我慢汁を見て目を細める
「こんないやらしい汁は、お掃除しちゃおうね?」
直後、先端をグリグリと舌で愛撫してくる、谷間の百合だ
「サウ、出して…私の体で…イって?」
「姉…貴……イクっ」
ピュピュピュピュピュッ
静かに精液は吹き出た、我慢汁共々、舐めとっていくルーン
サウは抵抗すらせず、目を閉じて心地よさげに身を任せている
「……やはり姉との戦いでは精神状態も弱っていくようね」
急にルーンの口調が変わる、いや、シャドーに戻ったのか
「完全に心の闇に囚われている、やはりアナタでは私に勝てないわ」
「……くっ」
正気に戻ったサウはゆっくりと立ち上がり
「違う…俺は、俺は」
「何が違うというの?無様に姉に醜態を見せて、絞り取られて…アナタの負けよ」
「違う!」
ハッキリとした口調で、サウは言う
「違う……俺は、まだ心の闇に喰われたわけじゃない!」
「そう…じゃあ今度こそ精神まで完璧に犯してあげる、アナタの姉として、感謝なさい?」
そして、シャドーはルーンとなる
「はあああああああああっ!!」
サウは突撃し、ルーンに飛びかかる
だが手を伸ばした先には、闇が広がるだけ
「サウは期待してるんだよ…心の片隅で、私の胸に包まれることを」
背後から、声
「違うっ!!」
振り向き、胸を掴もうとする
だがあるのは、やはり闇
「イカせてほしいんでしょう?気持ちよくなりたいんでしょう?」
「違う……」
「無理しないで、あなたはまだ子ども…素直になって?」
「違う………」
「………じゃあ、耐えてみて?」
そして、サウの顔は背後に音もなく現れたルーンの胸に包まれた
「………っ!」
「ほーら、動けない、ぱふぱふしてあげる」
両手でゆっくりと揺すってくる、両方から来る圧迫感、心地良い匂い、落ち着く静かな闇
全てがサウの敵だった、そしてサウは抵抗できなかった
「あ……ああ………」
指先で乳首もいじられ、再び力が抜けてくる
気づいたらさっきと同じ体制になっている
押し倒されている自分…胸に包まれているペニス…ちょこんと出た先端…子悪魔のような顔の姉貴…
「姉貴……違う、お前はシャドー」
最後まで言い終わらないうちに唇を重ねられる
両手で頬を掴まれ、強く唇を押しつける
激しい情熱的なキスに頭がクラクラする
「あ…く…」
「フフ」
眩しく微笑むルーン、サウは完全に魅了されていた
「今度は、ちょっとパワーアップするよ?」
言うとルーンは、乳首をペニスの方に傾け、こすりつけるようにしてくる
直後、乳首から何かヌルヌルとしたものが出てきた
“母乳ローション”だ
確かにその豊満な胸も脅威ではあるが、それだけでは村最強クラスにはなれない
この母乳ローションが、彼女を最強と言わせる兵器でもあった
そのヌルヌル感と乳圧のコンボは、まさに天国の二文字がふさわしい
ペニスは瞬く間に母乳ローションでベタベタになっていった
そして更に乳首で鋭くペニスを擦ってくる
「やめろ……姉貴っ」
「抵抗の意志があるだけ大したものだよサウ、でも終わり」
そして先端をペロリと舌で舐め上げた瞬間
「ぐあああああああああああああっ!!」
ドビュビュビュビュビュッ!!
今度は激しく出た、噴き出した白濁液は闇に飲まれ、消えていく
「後1回出せばアナタは終わり、やはりアナタはこの先に進むべきではないわ」
「…………」
「大人しく、快楽を甘んじて…受けなさい」
シャドーとルーンの声が交錯する
脱力する体、だが思考だけは働いていた
シャドーの時はサウは冷静だった
姉のルーンの戦闘能力は異常と言ってよかった、サラマンダーより上かもしれない
しかし、シャドーの時、その力の気配はない
つまり、シャドーは完璧に姉、ルーンになってはいない
相手の不安に付けこみ、精神にそれを具現化する能力…
精神の不安が敵にとって最大の武器になる、なら……




(心を、“無”にするんだ)



闇の奥底から声が聞こえた……ような気がした
そう、精神の不安を消去すれば、シャドーは消える
だが
(俺に……この闇(シャドー)を超えれるか?)
不安だった、だが
(やるしかないか…)
覚悟を決める
「最後の快感、たっぷり味わってね、サウ」
ルーンの姿に戻るシャドー、再び胸にペニスを導かれる
三度の責め、サウは目を閉じていた
「そう、もう抵抗しないで…気持ちよく、イってね?」
「違う……」
サウは静かに首を振る
「違うよ……お前は、姉貴じゃない」
目には目を、精神には、精神を
「お前は、俺の中の闇だ…だけど」
目を開く
「闇があれば、必ず対極となる“光”があるんだ!!」
「―――――ッ!」
姉の表情が歪む
直後、闇が何か輝いたものに少しずつ飲み込まれていく
「そんな……私の闇が、消える」
「闇(シャドー)…それは闇がなくては生きられない存在」
「私の誘惑に、勝ったと言うの……!?」
「不安は、確かにある…だが、乗り越えることもできる」
光の中に消えていくシャドー
「……アナタの勝ちよ、約束通り、力の解放をしてあげる」
シャドーは黒い小さな塊となるとサウの体の中に入り込んだ
全身を駆け巡る熱い何か、サウの中で知らない記憶が流れ込む
「これは“闇の性技”と呼ばれる秘技」
「闇の性技?」
「そう、アナタの心の奥底に眠る技、半端な力でそれを振るえば暴走を引き起こすけど、力を解放できた今のアナタなら大丈夫」
「……わかった、ありがとう」
「じゃあ、戻りましょうか…戦いの舞台へ」
そして―――
意識は覚醒した






――――ッ!!
目を開く
薄暗く、冷たい場所……
サウはそこに横たわっていた
「ここは、何処だ……?」
立ち上がり、辺りを見回す
牢獄、と言ったところだろうか
「ここはこのダンジョンの地下6階…の牢屋ね」
頭の中から、声
驚くが、状況を理解する
「シャドー…いるのか?」
「心の中に、アナタの力が目覚めたから、私も目覚めることになったの」
「なんか、気持ち悪いな」
頭をかきながら、サウは半眼になる
「我慢しなさい、とりあえず私は一応このダンジョンの異形だから、ナビぐらいはできるわ」
「そうか、ありがとう…それにしても、地下6階は牢屋になってるのか?」
鉄格子越しに左右の様子を確認してみるが、人の気配はなく、一本道が左右に続いている
「ええ、地下5階…サラマンダーと戦ったところは闘技場だったでしょう?このダンジョン、5階以降は特殊な地形の場合が多いの」
「このダンジョンに来た者をかく乱させるための罠の一つか」
「恐らくはね」
鉄格子の扉を握り、押したり引いたりしてみる
「……ダメだ、ビクともしない」
「恐らくサラマンダーは一度気絶したアナタをここまで連れてきて後でゆっくり食事を楽しもうって魂胆ね、ダンジョンは階層さえ移ればイったか回数は無効になるから」
「サラマンダーがいないな……」
「……どうやら、主様に呼ばれてるらしいわね、脱出するなら今がチャンスと思うわ」
「と言っても、これじゃ出られないな……」
「そこは私に任せて、その鉄格子に手をかざしてみて」
言われた通り、鉄格子に手の平を向ける
「……“闇の解除”(ダーク・オフ)!」
手に衝撃が走る
「ぐっ」
苦痛に顔を歪める、黒い波動のようなものが手から流れ、それが鉄格子を吹き飛ばす
「……すごいな」
「大抵の罠はこの闇の解除で吹き飛ばせる、けどこの技はバトルファックには無力だから、覚えといて」
「ああ」
鉄格子がなくなったおかげで、あっさりと脱出成功
「じゃあ行くぞ」
「地下7階への道は左の方向……急ぎましょう」




「そうはいかないわね」




背後から、声
振り向く
「……異形か、こんなときに」
「戦闘になったら悪いけど私は一切サポートできないわ」
「わかった」
心の中のシャドーに頷く
改めて敵を見る
黒いローブに帽子
「サラマンダー様に君の見張りを頼まれててね、悪いけどここで消えてもらうよ」
「そういうわけには、いかない」
「心がけはいいみたいだけど…それだけじゃこの私…マジックガールは倒せなくてよ?」
女……マジックガールは妖しく微笑んだ





続く
(原文)
なんか普通の必殺技っぽいものまで出てきたりしてますが、バトルの方も頑張ります
闇の力は次回ぐらいでわかるかも

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