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悪夢の館 第3章

二人と別れて、僕は館の二階を調べていた。あれから淫魔と遭遇はなく、順調に部屋を調べる事ができている。

ガシャン!

何だろう?向こうの方から何かが割れる音がしたけど・・僕はロビーに戻り、音がした部屋に向かうと、フレアの声が聞こえてきた。何かあったのかな?
「ああん・・」
「ふふ・・大したことありませんね。これで貴女も私達の仲間入りですね。」
「さっきまでの威勢はどこにいったのかしら?」
フレアが二人のサキュバスに襲われてる!一人はフレアを背後から抑えて、胸を触っている。長い赤い髪をして胸が大きい・・もう一人は青い髪をしていて長さは肩まである。こっちのサキュバスも胸が大きい・・って見とれてる場合じゃないよ!確か絶頂に達すると、女性は淫魔になっちゃうんだ!助けないと!
「フレアを放せ!」
僕はサキュバスに突撃して、二人をフレアから引き放した。
「マオ・・」
「早く逃げて!」
僕はフレアを部屋から逃がして、僕も部屋を出ようとしたら、後ろからサキュバスに抱きしめられた。
「ふふ・・勇敢ですね。仲間の救うために身を危険に晒すなんて・」
「私年下に興味ないから、その子はあげるわ。私はさっきの女見つけ出して、淫魔化させるわ。」
「放せ!」
このままじゃフレアが危ないよ!僕はサキュバスから離れようと抵抗していたら、サキュバスは僕をベッドに仰向けに寝かせて、僕の上に覆い被さってきた。
「大丈夫です。優しくしてあげますから、恐れず私に身を任せなさい。んっ・・」
サキュバスは僕の唇を奪ってきた。そして豊満な乳房を僕の胸板に押し付けて、ペニスを挿入した。
「んふふ・・いかがです?気持ちいいですか?」
「気持ちよくない・・」
「ふふ・・ではこちらを楽しんで下さいね。」
そう言ってサキュバスは僕の手を掴んで、自分の手と重ねて胸を揉まされた。柔らかいよ・・僕は誘惑に負けて、自分から彼女の胸を揉んでしまう。
「気に入っていただけましたか?」
「うん・・」
「ふふ、光栄です。もっと気に入ってくださいね。」
サキュバスは僕の手を払いのけると、今度は僕の顔に胸を押し付けてきた。僕の首に腕を回して、離れることを許さない。
「そろそろ動きますよ。」
そう言うとサキュバスは腰を左右に振り始めた。僕はどう抵抗していいかわからず、彼女に身を任せてしまう。
「あん・・貴方も腰を振って下さい。自分ばかり気持ちよくなって、ずるいですよ。」
僕は彼女に言われて、慌てて腰を動かし始める。彼女の腰の動きに合わせて、僕も左右に腰を動かす。少しずつだけどサキュバスが声を上げ始めている。だけどこのままだと僕が先にイッちゃうよ・・僕は腰を突き出すと、彼女は急に声を上げた。
気持ちいいのかな?僕はもう一度腰を突き出してみると、彼女はまた声を上げた。感じてるんだ!このままいけば勝てるかもしれない!僕は腰を左右に振るのをやめて、代わりに腰を突き出し始めた。
「ああん!調子に乗らないで下さい・・」
彼女は僕にキスをしてきて、口に舌を入れてきた。そして僕の舌に絡めて、歯茎や内頬を舐めまわしてきた。気持ちよくて、腰の動きを疎かにしてしまう。彼女はその瞬間腰の動きを速めてきた。
反撃しようにも、これ以上腰を動かすと僕の方が先にイッちゃうよ・・僕はどうすることもできず、快感に身を任せてしまった。
「これで・・終わりです。沢山出して下さいね。」
彼女の膣が思いっきり、僕のペニスを締め付けてきた。
ドビュルルルル!!ビュルルルル!!
僕は射精を我慢できず、彼女に精を提供してしまった。この館に来るまでに大分疲れが溜まってたのかな?・・急に眠くなってきた・・僕はそのまま目を閉じて眠ってしまった。








「あれ・・ここは?」
目を覚ますと僕は投獄されていた。僕は牢の外を見ると、サキュバスが一人いた。椅子に座って本を読んでいたけど、僕が起きたことに気が付くと、本を読むのをやめて、こっちに来た。
「目が覚めたのね。・・これで侵入者は全員捕らえたわね。」
「全員!」
「そうよ。あんたの仲間の女二人両方とも捕らえたわ。ふふ・・大丈夫よ。殺したりなんかしないから」
サキュバスは微笑みながら僕に言ってきた。暫くすると、入口からサキュバスが何人か入ってきた。奥の方へ行き、誰かを連れ出しに来たみたいだ。連れて行かれてるのは人間みたいだ。誰だろう?
僕は牢屋から連れて行かれる人の顔を見ると、連れて行かれてるのはフレアとミントだった!
「ミント!フレア!」
「マオ・・無事だったのですね。よかった・・」
「マオ・・あんたは絶対に生きて帰りなさいよ。」
二人は僕にそう言うと、部屋から出て行った。僕の見張りをしていたサキュバスも一緒に出て行ったので、牢から何とか脱出できないかと、色々試してみたけどダメだった。
僕はベッドの上で寝てると、机の下に一組のファイルを見つけた。表紙には抗生物質と書かれていた。どうやらここで働いて研究員の日記みたいだ。
『何ということだ・・私の妻が淫魔ウィルスに感染して、サキュバスになってしまった。いや・・サキュバスになったとはいえ、死んだ訳ではない!必ず治療法があるはずだ、私は必ず淫魔ウィルスのワクチンを作り出してみせる!

やった・・遂にワクチンが完成した・・一人のサキュバスにワクチンを試してみた結果、サキュバスは人間に戻った。脈も正常、意識もはっきりしている。これで妻を人間の姿に戻してやれる!』
ウィルスの治療法も完成してたんだ・・待てよ・・ここを抜け出して、ワクチンを手に入れれば、サキュバスに会っても闘わずに済むかもしれない。とりあえずここを脱出したらワクチンを探さないと!僕は明日脱走をするためにも、今は休むことにした。







「う〜・・」
扉の方から音がする・・誰かが格子を叩いてるみたいだ。僕は起きると誰が格子を叩いてるのかなと思った。格子を叩いていたのはミントとフレアだった。二人とも無事だったんだ!
「二人ともサキュバス達から逃げ出せたの!?」
「いいえ・・残念ですが・・」
「私達は・・もう人間じゃないの・・」
「えっ?」
二人の背中から黒い翼が生え、同時に尻尾も生えてきてしまった。二人はウィルスに感染してしまったんだ。
「何とか理性が残ってる間に、貴方だけでも逃がそうと思いここへ・・」
「今鍵を開けるわ・・だからすぐにここを出て、町に戻ってこの事を本部に報告するの・・いいわね?」
「待ってよ!二人も一緒に逃げようよ!」
「マオ、言ったでしょう・・私達はいずれ性欲に負けて、貴方を襲いだします・・今自分を抑えるのもやっと何です・・もう私達は人間と一緒に過ごす事はできません・・」
「大丈夫だよ!ここでさっきウィルスを治療できる方法を見つけたんだ!これで二人も人間に戻れるよ!」
「本当に?・・でも治療するための道具はあるの?」
「うっ・・無いけどこの館のどこかにあるかもしれないから、僕が探し出して見せるよ!」
「マオ・・まあいいわ・・好きにしなさい。どうせ私達が無理に館から追い出しても、戻ってくるんでしょ?」
「当然だよ!二人を助けるまで僕は帰らない!」
「マオ・・わかりました。しかし、館内でもう一度会ってしまったら、私達は貴方と闘わなければなりません。」
「どうして!?」
「言ったでしょ。その時にはもう、自分を抑えきれないの、とりあえず早くこの部屋を出なさい。誰が来るかわからないわよ。」
「うん・・絶対にワクチンを手に入れて、二人とも助けるてみせるよ!」
僕は二人にそう告げて部屋を出た。
「うふふ・・」
「女王様・・」
「ふふ・・ご苦労様。中々の演技でしたよ。」
「ありがとうございます。しかし、何故私達が彼を逃がす必要があったのですか?別に他の人が逃がしても」
「あの子の性格からして、貴女達二人が淫魔化したと知ったら、必ず治療法を探すわ。そしたら彼は絶対に館から逃げ出さないし、私達をより楽しませてくれますから」
「はぁ・・」
「それに幼い男の子が頑張る姿は、とても可愛らしいでしょう?そういうのを見たいって淫魔も多いの。だから貴女達に頼んだのですよ。」
「そうですか」
「そうそう、あの子には特殊な魔法をかけておいたから、貴女達も好きな時に勝負しなさい。もうあの子に、イカされても私達は死なないのですから」

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