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悪夢の館 第2章

僕は階段の踊場の扉を開けると、裏庭に出た。屋敷の光で足元はなんとか見えるから、進む事ができた。途中墓を2,3個見つけた。そして墓の上に『D』と書かれている、プレートを見つけた。
何かに使えるかもしれないから、とりあえず持っていくことにした。裏庭の奥まで行くと、大きな石版があって、他には何も無かった。
「行き止まりかな・・あれ?」
僕は石版に文字が書かれているのに気づいた。そして一番最初の部分に四角い穴が空いている。穴のなかには『D』と書かれていた。さっき見つけたプレートと形、大きさが似ているから、僕はプレートを石版にはめ込むと、床が開いて階段を見つけた。折角文字が完成したけど、文字が殆ど削り取られているから、何て書いてあるのか解らなかった。
階段を下りていくと、広い部屋に出た。部屋の奥に本が二冊置いてあった。僕は本を手にとって読んでみた。誰かの日記みたいだ。
『○月×日
ここはどこなんだろう?昨日・・町をウロウロしていて、酒場に行き店の軟派した女と一緒に飲んでたら、いつの間にか眠くなって気が付いたらここにいた。扉には鍵がかかってるから出ることができない。幸い食料は部屋に置かれていたので、暫くは大丈夫だろう。

○月△日
朝になって起きると、男が二人この部屋にいた。どうやら、俺同様気が付いたらこの部屋にいたみたいだ。そして話を聞くと俺が行った酒場で酒を飲んでいたという。あの酒場何かあるのかもしれない。ここを出ることができたら、一度調べてみよう。

○月□日
今日、知らない女が部屋に来て、二人を連れて行った。そして女は部屋を出るときに、『明日はあんたの番よ。』と俺に告げてきた。明日は俺の命日になるかもしれない。せめて、死ぬ前にもう一度家族に会いたかった。』
日記はここで終わっていた。僕はもう一冊のファイルを読み始めた。こっちは研究員のファイルのようだ。
『△月□日
今日も新しい淫魔を作り出せた。これで五人目、このままいけばあの国王を殺して、国を滅ぼすことなど簡単にできるだろう。しかし、もうこの研究所に人間の女はいない。明日町に行って、何人か拉致してくるとしよう。

△月○日
何ということだ!サンプルの淫魔達が、カプセルから消えている!近くに男の死体があったとこから見て、この男が逃がしたに違いない!このままではこの研究所にいるは男は皆殺され、女は淫魔に変えられる!何とかしなくては!!』
この先は全て白紙だ。どうやら次の日から書くのをやめたか、殺されたみたいだ。この二つのファイルを見た限りだと、あの人たちはここで作られて、今も増えつづけているんだ!
何とかしてここから逃げ出して、本部や国王に報告しないと・・でもただ脱出しただけだと、誰も信じてくれないかもしれない・・何か証拠を持って帰らないと・・僕は一冊目のファイルに紙が挟まってることに気づいた。どうやら研究員が書き残した物みたいだ。
『何とか、あいつをこの部屋に閉じ込めることができた。この棺桶は外から仕掛けを解かない限り、決して開けることはできない。仕掛けを解除するためのネックレスとティアラは俺の部屋に捨ててきた。これでもう、あいつが外に出ることはないだろう。だが、慌てすぎて一緒に地下室へ行くための鍵も棺桶に入れてしまった。だが今更あんな物どうでもいい・・どうせ地下にも奴等はいる、今は生き残ることだけを考えよう。』
よっぽど慌てて書いたみたいだ。筆跡が荒いし、間違って書いた文字を消さずに、上から塗りつぶしてある。棺桶って何だろう?僕は周りを探してみると、天井付近に、大きい棺桶が吊り下げてあることに気付いた。
あれの事かな?あれ?これなんだろう?僕は近くに女性の像があることに気付いた。そして女性の足元に文字が刻んであった。『二つの鍵が揃う時、災い再び甦る。』どうやらこれが仕掛けを外すのに、必要な像のようだ。でも別に態々、危険を冒す必要はないや、この事は忘れよう。
僕は館に入ろうとしたら、扉に鍵が挿してあることに気が付いた。どうやら数箇所の扉は、この鍵で開けられるみたいだ。僕は鍵を調べてみると、太陽が書かれていた。
館に入ると、さっきミント達が入っていった扉に、太陽の模様が彫られていた。僕は鍵を開けると、部屋に入った。中は美術室みたいだ、絵が沢山飾ってある。全て調べたけど、特に怪しい物はなかった。
さらに奥に進むと長い廊下に出た。窓ガラスが割れている・・二人に何かあったのかな・・突き当たりの扉を開けると、廊下が続いていた。近くにあった扉を開けると、浴室だった。床に男が一人倒れていた。手に何か持ってる・・
『安全だと思って、二階の空き部屋に逃げ込んだのに、淫魔が住み着いてやがった!襲われそうになったが何とか逃げ出す事ができた。だが代わりに相棒が捕まった。俺は相棒を見捨てて逃げた。生きてる資格がねぇ・・どうせこの館にいたら、あいつらに殺される。ならいっそのこと、楽になろう。最後に書き記しておこう。絶対にこの二つはするな!一つこのネックレスを、墓地の地下にある像に戻すな!一つ星の模様が書かれている扉を見かけたら、その部屋には絶対に入るな!この館には星の扉は一つしかない、いいか星だぞ!絶対に入るな!』
どうやらこの男が書き残した遺書みたいだ。僕は男の死体の近くにネックレスがあるのに気付いた。これが仕掛けを解除するのに必要なネックレスらしい・・でもそんなに危険な物があの中に入ってるのかな?・・僕は浴室を出ると、先に進もうとしたら、何かにぶつかった。
「あ〜ら、あの時の坊やじゃない。また会えて嬉しいわ。」
「えっ?」
僕は顔を上げると、そこには食堂付近で僕を襲ってきたサキュバスがいた。僕は背を向けて走り出そうとしたけど、それより早くサキュバスが僕を捕まえた。
「ふふ・・あの女達はいないみたいね。ゆっくり坊やを可愛がれるわ。」
「やだ・・放してよ!」
「ダ〜メ。」
サキュバスは僕を抑え付けながら、服を脱がせてきた。何とかして逃げ出そうとするけど、力はサキュバスの方が上だった。
「ふふ・・今度こそイカせてあげる。んっ♪」
「んむっ!んーーー!!」
サキュバスは僕にキスをしてきて、おちん○んを手で触ってきた。何だか気持ちいいけど・・このまま身を任せていたら危険だと、僕の理性が告げている。サキュバスは僕の手を掴んで、自分の胸を触らせてきた。
あ・・柔らかい・・物心が付いて初めて女性の胸に触れた・・さっきまで抵抗しようとしてたけど、今は胸の感触を楽しんでいる。うう・・もう我慢できない・・○○っこが出ちゃうよ・・出る!
僕はおち○ちんから出ているのが、お○っこじゃないことに気付いた。な、何これ!
「ふふ・・イッちゃたわね。」
「何これ?・・」
「知らないの?うふふ・・いいわ、お姉さんが教えてあげる。これはね精液って言って、男の子が気持ちよくなると、ペニスから出しちゃうの。あっ!ペニスっていうのは、男の子のおちん○んの事よ。私達、サキュバスには無理だけど、人間の女のここに出せば、赤ちゃんができるのよ。」
そう言って、サキュバスは自分の股間を僕に見せ付けてきた。
「じゃあ、貴方のペニスを挿れてあげるわ。沢山だしてね♪」
僕は抵抗もせず、ペニスがサキュバスの中に挿入されるのを、黙ってみていた。逃げなきゃいけないのに・・体が動かないよ・・サキュバスの中にペニスが挿入されると、とても気持ちよかった。僕は彼女の背中に手を回してしまい、彼女に身を預けてしまう・・
「ふふ・・坊やの童貞もらっちゃた。さあこのままイッて・・」
「ああ!また・・」
僕はイキそうになると、突然ペニスがサキュバスの中から抜かれた。そして僕は誰かに抱かれて、そのまま運ばれていった。
「きぃーー!!またあんたたちは私の邪魔をして!次に会ったら淫魔に変えてあげるわ!!」
僕は床に下ろされると、また二人が助けてくれたことに気付いた。
「マオ!待ってなさいって言ったでしょう!」
「ごめんなさい・・」
「もうちょっとで、死ぬところだったのよ!まあ・・精通がはじまったばかりだから、快楽に身を任せてしまうかもしれないけど、とにかく次からあいつらに会ったら、絶対に逃げなさい!わかった!?」
「はい・・」
「・・マオ、吉報かわかりませんがこれを見てください。」
僕はミントが渡してきたファイルを読むと、研究員の報告書みたいだ。
『どうやら淫魔達は絶頂に達すると、死亡してしまうようだ。これなら一体ぐらなら遭遇しても生き残ることができそうだ。だが、虜になってしまったら、イカせても死ぬことはないようだ。つまり、もし戦闘になったら、虜になる前に淫魔を倒すしかないようだ。』
「もし逃げる事ができず、襲われたら闘いなさい。主導権を握れば、女性をイカせることも難しくありません。しかし、逆に主導権を握られれば、終わりだと思いなさい。特に男性が一方的に感じる、フェラやパイズリには気をつけて下さい。」
「うん・・でもさっきも聞いたけど、フェラとパイズリって何?」
二人はまた顔を赤くして、フレアが僕に近づいてきた。
「いい?フェラっていうのは、ペニスを口に咥えること。パイズリは胸の谷間にペニス挟むこと。わかった?」
「う、うん・・」
突然フレアから説明されて驚いた。
「これからは三人とも別行動にしましょう。三人だと目立って、狙われます。」
「何かあったら、このロビーに来ることにしましょう。マオ、次からは助けが来るなんて思っちゃダメよ。私達も無事でいられるかわからないんだから。」
「うん。」
「では、二人ともお気をつけて。」
今回はちょっとエッチなシーンが少なくて申し訳ない。

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