結局のところ『女教皇』に奪われた服は見つからず、俺は裸のまま3階の扉を開いた。
前回の失態を教訓に今回は慎重に扉を開いている。豪華な赤絨毯の中央に配置されたクイーンサイズの中央に、
派手なロングの金髪に巨大な胸を強調するような袖なしのチャイナドレスを着た背の低いサキュバスが仁王立ちで立っていた。
「遅い!もっと早くここにたどり着くと思っておなかをすかせて待ってたのよ!」
つり目をしたきつめの顔の美人だが顔どおりの性格のようである。
「もうちょっと幼馴染みが照れ隠しに怒る感じで言ってくれ」
「…。あなたはこの私、『女帝』の手によって無様に消滅してしまうのよ。覚悟しなさい。」
なんとなくそんな感じに聞こえたので言ってみるが無視されたようだ。しかしなぜだろう。
なんとなくこの『女帝』というサキュバスの外見に違和感を感じる。
「さぁいくわよ。」
大きな胸を震わせて『女帝』が突進する。なるほど。大きい胸の割に布の多い上半身に違和感があったのか。
こういう場合胸が弱点の場合とそう思わせる罠の場合とある。迷ってる暇もないしとりあえず攻めてみるか。
突進をサイドにかわしつつカウンターに胸を鷲掴む。おお、思った以上にやわらかい。
「きゃ!」
強気な性格の割にかわいい声を上げる『女帝』。やはり弱点か。
「ん…あ…」
円を描くように撫でたり握ったりしながら乳首の位置を探る。触るたびに控えめな嬌声をあげる『女帝』。
しかしいっこうに乳首が見つからない。陥没しているのだろうか。
「ふふ…」
疑問に感じたところで俺に大きな隙が生まれしまった。胸を触らせたまま『女帝』が俺のモノを愛撫し始めているのに気づくのが遅れた。
「いっぱい気持ちよくしてあげるんだから感謝しなさい?」
絶妙な力加減の手コキにあっけなくモノが勃起する。やばい。手技がこれほどのものとは…
「もうこんなになって。無様ね、あむ。」
言葉で攻めながら咥えこむ『女帝』。舌技もすごい。しかし先ほどからまったく胸の愛撫に反応がなくなった。なぜだ。
こうなったら直接…胸元のボタンを外したところで俺は真実に気づいてしまった。
「あ、こら!」
あわてて離れて胸元を隠す『女帝』だがもう遅い。
「お…お前…」
あまりの驚きに興奮も冷めた。まさかあの大きさがなぁ…
「何よ!貧乳じゃいけないって言うの!?」
あまりに恥ずかしかったのだろうか。と言うかばれないと思ってたんだろうか顔を真っ赤にする『女帝』。
「あたしだって大きくしようと努力してるんだから!」
豊乳を努力するサキュバスって…しかしペースが乱れたの今がチャンスかもしれない。
俺は言い訳を続ける『女帝』を無視して突進を仕掛けた。そして胸元の布を強引に掴み、
ビリビリ!
力いっぱい引っ張り破った。山盛りについた乳パットとないに等しい胸の谷間が物悲しい。
「いやぁ!」
胸を押さえて蹲る『女帝』。本当はこういう性格だったのか?
やや罪悪感が芽生えるが言ってはいられない。ここは手に入れたばかりの力の使いどころだ。
「大丈夫。優しくするから。」
癒しのオーラ全開で笑いかけると、『女帝』は恥ずかしそうに頷いてゆっくりと腕を下ろした。
ちょっとかわいいじゃないか。なんとなく興奮する。
その後、癒しのオーラを纏いながらのいたわる様なセックスであっさりと『女帝』は昇天した。
あっさり過ぎて拍子抜けするくらいだ。無言のまま最後にキスをして消えていく『女帝』。
彼女の持つ高い気品が俺に宿っていくようだ。次は4階。まだまだ塔は始まったばかりだ。
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