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一発のオマンコ

(注意*この作品には激しい暴力描写及び差別的表現等が含まれています。内容が内容だけに誰も読むべからず)

         「汝の欲するままに為せ。それが全てのルールなのだ」
                        ──アレイスター・クロウリー

これは荒廃した小学校を舞台に繰り広げられるとある淫魔の
母子家庭の不良と金持ちの朝鮮人と腋臭でデブな変態と類稀なる美貌のキチガイとモヒカンのオカマと逆モヒカンのジャンキーとその他のイカレた生徒達との
血と暴力とレイプとドラッグとザーメンにまみれた日常に加えて彼らとの間で起こったBFを綴った愛液と肉欲の凄春物語である。

                            「燃えよ小学校」

「ふざけんじゃねえぞォッ!この腐れ朝鮮人がああアァッ!」
顔面をぶん殴られて床に蹲る金田(かねだ)の右腹めがけて真理雄(まりお)が右足を飛ばした。
つま先が腹部にめりこんだ。金田の体が派手にバウンドする。出来の悪いアニメーションを見ているよう気分だ。
「ぼぼぼ、僕にここここ、こんなことするなんてただですむとおもうなよォっ、生活保護もロクに貰えない母子家庭のくせにぃッッ!」
真理雄を睨みつけ、金田がわめいた。間髪入れずに真理雄が顎を踵で蹴りつける。頭がサッカーボールみたいに跳ね上がった。
「じゃかましいッ、このカスがァァッ、人の昼食を台無しにしやがってよォォッ、それに俺が母子家庭だってのはテメエに関係ねえだろうがよッ!」
血と黄色い胃液を吐き散らしながら、金田が腫れぼったい一重瞼とエラばった頬を震わせ、情けない奇声をあげた。
うげえ、こいつ汚ねえなどと騒ぎながら生徒達が面白そうに一部始終を見物している。
「ひぃ、ひいいぃぃぃッ、顎がぁァ、僕の顎がァァッ!、いでえぇっ、いでえええよォっ!」
金田が死にそうな芋虫のように、身体を蠢かせながら教室の床を転げまわった。
そんな金田と真理雄を他の生徒たちはニヤつきながら遠巻きに見物していた。担任も同様に生徒と一緒になってニヤついている。
この五年二組の教室ではごくごくありふれた出来事だった。
「ひぃぃ、マ、ママァァっ、給食費も払えない奴に顎を蹴られたよォォッ、助けてパパァッ!」
「てめえ、まだほざくつもりかッ!」
真理雄がもう一発の前蹴りをかますよりも早く、金田がポケットに手を突っ込んだ。真理雄が警戒する。
無意識に真理雄は自分の尻ポケットを探っていた。相手が得物を使うならこっちも使うまでの話だ。
フォールディングナイフを指先で確かめると真理雄は半身に構えた。この体制からダウンフェイスで金田の顔面を派手に切り裂いてやるつもりだった。
「こ、これで勘弁してよォ」
弱々しく震えながら金田が掌を真理雄に向かって差し出した。開かれた掌の上──クシャクシャに丸められた福沢諭吉の姿があった。
「ゆ、諭吉ッ!諭吉じゃねえかっ、久しぶりだなっ、お前こんなとこにいたのかよッ!」
諭吉を奪い取るようにポケットにねじ込むと、真理雄がゲロで汚れるのもかまわず金田の体を抱き起こした。諭吉さえあれば当分は餓死する恐れもない。
「しっかりしろォォッ、しっかりするんだ金田ッ!俺がいますぐ保健室につれていってやるからなッ!」
床に広がる血と胃液のコントラストがやけに眩しい。金の偉大さと有り難味を噛み締めつつ、混濁した意識の中で金田はほくそえんだ。
     *       *        *         *          *           *            * 

六年三組の担任教師である田亀源吉(たがめげんきち)は来年には四十二歳になるというのに未だに童貞だった。
身長百五十三センチ、体重百三十八キロを超えるコレステロールにとりつかれてブクブクに太った醜い身体はほぼ球体といってもいいだろう。
豚のようにめくれた鼻の穴──伸びた鼻毛の先端にこびりついた鼻糞をヒクつかせながら、源吉は皮を被った小指サイズほどのペニスを一心不乱にしごいた。
「ああぁ、は、はつね(初音)ちゃぁぁん、はつねちゃああぁぁぁん、は、は、は、はつねちゅあぁぁぁんッッ」
不気味なイントネーションを発しながらさらに源吉はセンズリに専心した。鼻息とともに勢い良く黄緑色の鼻汁と黄色く濁ったザーメンが飛び散った。
「ふう、きもちちよかったなあぁ。きょうははちびょうかんもがまんできちゃったしぃ、じぶんをほめてあげたいなぁ」
源吉は極度の早漏でもあった。すでに精液で干からびた異臭を放つテッシュで亀頭を拭う。ついでに鼻汁も拭いた。
テッシュで山盛りになったピンクのゴミ箱に丸めたテッシュを放り投げた。テッシュがゴミ箱とは見当違いの方向へと飛んでいく。
コントロールが恐ろしいほどに悪い。運動神経は最低レベルだろう。
「ふう。は、はげしいうんどうをしたからのどがかわいちゃったぁ。おちゃでものむかなぁ」
脇の下を滑つく汗でビッチョリと濡らし、ふうふうと肩で息をしながら湯飲みにお湯を注いだ。
お茶葉入れをあけるとグフグフと喉を鳴らして気色の悪い笑い声を発する。
「ぐふふ、た、たのしみだなあ。み、みき(美樹)ちゃんのおあじはどんなのだろうぅ」
源吉がお茶葉入れから取り出したのは生理用品──血を吸って赤茶に膨れ上がったタンポンだった。
タンポンをさながらティーパックのように湯飲みにいれる。ポチャンという音が室内に響いた。
「ああ、も、もうすこしでやすみじかんがおわっちゃうなあ。あ、あんなくそがきどものあいてなんてしたくないんだけどォ、お、
おきゅうりょうをもらわないとねぇ」
二重顎を揺らして生臭い湯気を放つ湯飲みを掴むと、源吉は経血茶をズズッとわざと音を立てて啜り始めた。
「ハアハア……ま、またこうふんしてきちゃったなぁ。も、もういっかいだけオナニーしちゃおうかなぁ」
フケのへばりつく髪を掻き分けて、ニンマリと微笑むと源吉は本日二十八回目のマスかきを開始した。
     *       *        *         *          *           *            * 
学校の一階にある職員用の女子トイレ内──モヒカン刈りと逆モヒカン刈りの少年ふたりが女教師を襲っていた。
モヒカンが、ダーマルパンチで穴を開けた左の耳朶を弄びながら女教師の乳房に触れる。女教師の身体がピクンと反応した。
「おとなしくしてなさい。良い子にしてればすぐに終わらせてあげるわよ」
モヒカンの右手に握られた刃渡り十三センチのプッシュダガー──女教師のパールグレイのスーツにいやらしく這った。怯えの表情が女教師の顔に走る。
「こ、こんな事して貴方達一体ッ」
「騒ぐと殺すわよ。それともお綺麗なそのツラを切り刻んであげようか」
まばらになった眉毛をひそめてモヒカンが女教師を恫喝する。女教師の微かに唇が歪みを見せた。モヒカンが怪訝そうな表情を浮かべる。
「あたし達ね、愛に飢えてるのよ。女の身体が恋しくてしょうがないの。ねえ未優(みゆ)先生、あたし達に愛を分けてちょうだいよ」
「おおおおお、俺ッ、セ、セ、セ、セックスしたいッ、未優先生のオオオオ、オマンコッ、オマンコにチチチ、チ、チンコッ!チンコいれたいッッ、
オマンコッ、オマンコッ、オマンコォォォッ!」
逆モヒカンがオマンコを連発しながらチャックを下ろしてペニスを剥き出しにした。包皮が剥けてグロテスクに艶光りする赤黒い亀頭が鎌首をもたげた。
「そんなに興奮しちゃダメよ。隆(たかし)ちゃん。先生が怖がってるじゃないの」
隆と呼ばれた逆モヒカンが、舌の真ん中辺りにつけたバーベルスタッドを覗かせて喘いだ。未優のウエストに隆の爪先が食い込む。
痛みに未優が眉根をひそめた。スカートをめくりあげて、隆がスットキングごとピンクのショーツを引きちぎる。
「隆ちゃんよっぽど溜まってるのね。かわいそうに。先生もボランティアだと思ってやらせてあげなさいよ」
眉間に縦皺を浮かばせたモヒカンが歯を剥いて未優に顔を寄せた。吊り上ったモヒカンの口角──狂犬の如き牙が覗く。
「わ、わかったわ。大人しくする。だからその物騒なものをしまってちょうだい」
「物分りがいいわね。そういうの好きよ。そうだ。大人しくやらせてくれたらあたしの大事なブッダスティック(タイ特産のガンジャ)とLSD少し分けてあげるわ」
「勇次(ゆうじ)俺早くオマンコしたいッ」
「あんまりあせっちゃだめよ」
モヒカンオカマの勇次が未優の後頭部に手をかけた。ぐいっと手前に引き寄せる。上体が傾き、未優は前屈みの姿勢になった。
未優の白いうなじが汗で濡れ輝く。匂いたつような色気を前にして、勇次の股間が激しく隆起した。
「あたしもなんだか興奮してきちゃったわ」
「オマンコッ、オマンコ一発ッッ!」
傲慢な陶磁器のように突き出した未優の臀部を指で、鷲掴みにすると隆が谷間に顔を突っ込んだ。飢えた野良犬の如く性器に食らいついた。
膣に舌を入れてせわしく舐める。肉づきの良い太腿にも頬をすり寄せた。たっぷりと感触を味わう。いつのまにか未優の秘唇が生暖かく潤んでいた。
「勇次ッ、先生濡れてるッ、無理やりツッコミ(強姦)されてるのに感じてるッ!」
「あら、先生って意外と好き物みたいねぇ。普通こんな状況で感じる女なんてそうはいないわよ。大抵は必死に抵抗して暴れるのに」
「勇次ッ、俺、嬉しいッ、先生が感じてくれて俺すごく嬉しいッッ」
「泣かせるわね。先生、今の隆の台詞聞いた?感動しちゃうわ」

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