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少年の旅 十八章

僕は目を覚ますと屋外にいた。女神に手も足も出ず、惨敗だった。やっぱり魔界に来ない方がよかったのかな・・でももう地上には帰れない・・帰れるとしたらリーリアを封印できた時だ。
僕は身を起こして、周囲を見回すとさっきまで居た教会が近くにあった。そして遠くの方に城が見える。あれがリーリアが言ってた城なのかな?とりあえずあの城を目指そう。僕は城に向かって歩き始めた。
暫く歩くと広大な森が広がっていた。中はきっと淫魔の巣窟だ。森を迂回して、城を目指そうと思ったけど、この森はとても広いみたいだ。迂回すると何日かかるか分からない・・仕方ないけど森を抜けよう。僕は淫魔の巣窟に足を踏み入れた。
そういえば・・今思い出したけど、僕がリーリアに渡した盃・・最後の一つは誰が飲んだんだろう?僕はその事を考えながら歩いていたら、遠くの方に裸の女性を見つけた。見た感じは人間みたいだけど・・こんな森に裸でいるんだから人間な訳がない・・僕は木の影に隠れながら、女性に近づいた。そしたら、突然彼女の顔に苦痛の色が表れた。どうしたんだろうと、思っていたら彼女はこっちを睨み付けて来て、僕の方に歩いてきた。そしてまるで透視したかのように、木に隠れている僕を見つけた。
緑色の長い髪をして、胸も大きく、気の強そうな人だった。見たところやっぱり尻尾も翼もないし、耳も尖ってないからエルフでもなさそうだ。人間なのかな?
「ちょっと!人の体を踏まないでよ!」
「え?僕踏んでなんか・・」
「惚けないで!足元見てみなさい!」
僕は怯えながら足元を見たけど、足元に何かの蔓以外何もない。
「さっさと足を退けなさい!」
「な・・何から・・」
「その蔓からに決まってるでしょう!」
僕は訳の分からぬまま、彼女の言う通りにした。そしたら彼女の顔から苦痛の色が消えた。
「全く・・これからは気を付けるのよ。」
「ねぇ・・何であんなに怒ってたの?・・」
「何でって、自分の体踏まれて怒らない人なんか居ないでしょう?」
「だって僕が踏んだのって蔓だよ・・」
「だからそれは私の体の一部・・ああ、そういうことね。あんた私を人間だと思ってたの?」
「うん・・」
「だったらそれは間違いよ。こっちに来なさい。私が何か教えてあげるわ。」
僕は彼女に手を引かれて、奥へ連れて行かれた。そしたらそこには、大きな赤い花があった。
「さあ、これを見て私が何か分かったでしょ。」
「ひょっとして・・アルラウネなの?」
「そうよ。」
でも変だな・・アルラウネが自分の花から出ることができるなんて、聞いたことがないのに・・
「不思議だと思ってるみたいだから教えてあげる。私達のアルラウネの女王様があんたの精液を飲んで力を得たの、その時私達にもいくつか力を得ることができたの。こうして花から出て10kmぐらいだったら、移動できるわ。以前まではそんなことはできなかったけどね。私達アルラウネは人間と見た目は変わらない。だからこれからは服を着て人間の振りをして、男を簡単に捕まえることができるようになったの。男って馬鹿よね、ちょっと色目を使ったら簡単に連れて来れるんだもん。今のあんたみたいにね。」
僕はその言葉を聞いてすぐに逃げようとしたけど、彼女の蔓が僕の足に絡み付いて来て、逃げることができない。
「無駄な事はやめなさい。さ〜て、楽しい食事の時間だわ。」
彼女は花の中に戻ると僕を花の中に入れた。
「いらっしゃい。もう逃げられないわよ。知ってると思うけど、アルラウネの花の中に体が入ってしまったら、私が出してあげるか、私を倒すしか脱出する方法はないわ。まあ後者は無理かしらね。」
うう・・馬鹿にして・・こうなったらこの人をイカせてここから抜け出してやる!僕は彼女の乳首をチロチロと舐め始めた。そしてもう片方の乳房に手を添えて揉み始めた。
「うん!・・やるじゃない・・でも私はそんな程度じゃイカないわよ!」
アルラウネは僕のペニスを挿入して、僕の顔を上に向かせて唇を奪ってきた。僕の口内に舌を入れて唾液を飲まそうとしてくる。僕は彼女の舌に自分の舌を絡め唾液を流し込まれないように応戦した。
けどやっぱりキスの技術は相手の方が上だったから、全部流し込まれることはなかったけど少し唾液を飲んでしまった。
「・・女王様に聞いたよりずっと強いわね・・でももうダメね。母乳を飲ませてあげるわ。大好きなんでしょう?奥の手を使うまでもないわ。」
アルラウネは僕の口に胸を含ませようとしてきた。僕は彼女の両胸に手を添えて母乳を飲まないようにした。でも胸にばかり気を取られていたら、腰の動きが疎かにしてしまう。両方に気を配るのは大変だけど、こうするしかない。
僕はアルラウネの乳首を抓んで、彼女の胸を愛撫でし始めた。こうすれば母乳を飲まされることはないし、彼女を感じさせることができる。あとは膣での攻撃に気をつければ大丈夫だ。僕は彼女の膣からペニスを出し入れして、彼女を胸と膣両方で感じさせることにした。
「ああん!・・そんな・・噂じゃ胸にすぐに吸い付くって聞いてたのに・・でも私にはまだ奥の手があるのよ・・あん!ダメ!そんなに激しくしないで!」
奥の手は何か知らないけど・・使う前にイカせれば僕の勝ちだ!僕は彼女に休む暇を与えずペニスを出し入れさせた。
「もうダメ・・イッちゃう!!」
アルラウネは僕を強く抱きしめて絶頂に達した。暫くしたら、ぐったりとして意識を失った。彼女が意識を失ったから花から出れるようになった。今回は彼女が油断してたから勝てたけど、まともに闘ったから僕は勝てなかったに違いない。
やっぱり戦闘できるだけは避けたほうがいいや。
「ううん・・気持ちいい・・」
そうだ!魔界じゃ淫魔はイッても気絶するだけなんだっけ!?彼女が目を覚ます前にここを離れよう。
BADENDも近々作ろうと思います。

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