第一話「舌戦?」
9月。BF学園では毎年恒例となっている男女対抗試合が行われる。
ルールはただ一つ。双方5人ずつの代表を選出し、どちらかの全滅をもって決着とする。試合形式等は総て生徒に委ねられる。
今年の場合は、先鋒から大将までがそれぞれ戦い、勝者によって改めて勝ち抜き戦をする、というものだ。全ての選手に最低一回は活躍の機会を、という配慮である。
そして今まさに、戦いの火蓋が切って落とされようとしていた。
「ふん、女子が男子に負けるわけないじゃん」
「どーせ今年も女子の完勝だよねー」
「頼むぜ、男の意地を見せてくれ!」
「今年こそ、今年こそ俺たちに勝利を…」
男女の応援席は対照的であった。それもそのはず、過去の対抗戦で男子側が勝利を収めたのは数回しかなく、ここ十年は女子の連勝が続いている。
女子は余裕たっぷりに、自分たちの代表の勝利を疑わず談笑していた。
彼女たちにとっては、これから始まるのは対抗戦などではなく、学園女子勢のトップたちの華麗なる技の披露、くらいの認識であった。
男子はそんな状況を打破するため、一縷の希望を代表たちに託す。
「それでは、選手たちのにゅーじょーですっ!!」
実況の大声と共に、戦いが、始まった。
「おう香織ちゃんキミ舌先の魔女とか言われてチヤホヤされとるらしいやん?俺も自称かつ公称口先の魔術師いわれとるモンとして
ここは一体全体どっちがこの学園でナンバーワンの舌業師かはっきりさせたい思うんやけどどやろ?」
と、長い台詞を聞き取るのが精一杯なほどの早口でまくしたてたところで、男子チームの先鋒―「口先の魔術師」高志は対戦相手をじっくりと観察する。
プロポーションは整っとる。並外れて大きくはないが、ツンと上を向いた美乳に、キュッと締まったケツ。
それに気の強そうな美貌―うん、一発合格やな。
一体何に合格したのかわからないが、とにかく高志は香織を強敵と認識した。
このお調子者でマイペースな所が、高志の長所であり短所でもある。
香織はそんな高志を半ば呆れた目で眺めつつ、
「は、よく回る口ねぇ。口先の魔術師っていうのは、そのへらず口のこと?いいわ、黙らせてあげる。」
私の舌技でね…と言うと、真っ赤な舌をベロリと出すと、不敵な笑みを浮かべながら自分の鼻先を舐めてみせた。
うお、なんちゅう長い舌や。
高志は内心戦慄した。あの舌こそが、多くの男子を屈服させてきた、魔女の武器なのである。
「ほな、シックスナインで勝負しよか。舌技ナンバーワンの称号を賭けてな」
それでも、舌での戦いなら自分に分がある―高志は誇りを賭けて、戦いを挑む。
「いいわよ…ふふ、あんたのザーメンはどんな味かするのかしら?」
同じく、舌技に絶対の自信を持つ香織はこれをあっさりと受ける。
こうして、男女対抗戦先鋒戦―シックスナイン対決が始まった。
男女対抗戦先鋒戦―シックスナイン対決は、互角の好試合の様相だった。
互いに一歩も譲らず、自慢の舌技で相手を責める。
高志は舌を高速で動かし、ヴァギナを、クリを、アナルをまんべんなく責め立てる。
相手にはまるで舌が何枚もあるように感じられるだろう。この舌の高速回転こそが、高志が「魔術師」と呼ばれる由縁であった。
高志が舌を動かすたびに、香織の秘所からはぽたぽたと愛液が滴り、高志の顔を濡らす。
しかし、香織のほうも負けてはいない。高志とは対照的に、ねっとりと人並みはずれて長い舌をペニスに絡ませ、
ゆっくりと舐めしゃぶる。緩慢な動きであったが、確実に男の急所を捉えた責めに、高志のペニスはたまらず我慢汁を迸らせる。
カリ首は特に丁寧に弄くられる。周囲を舌先でチロチロと何回か舐めた後、裏筋に舌を突き立てられると、ついに高志の口から喘ぎ声が漏れた。
いままで緒戦の行方を固唾を呑んで見守っていた生徒たちから、一斉に声が上がった。
女子からは歓声。
「あーあ、もうキマリね。香織センパイに舐められて耐え切れる男子なんているわけないか。」
「きゃー香織センパーイ!一気に吸い出しちゃってー!」
男子からは悲鳴。
「ああっ、高志さん!」
「高志ぃ!頼む、根性見せてくれー!」
遠くから声が聞こえる。いや、無理やて、こいつ強すぎや、バケモンや。もう後は残りの4人に任せて…
「高志ーーーーーーーーーっ!」
…あーくそっ。そーいうわけにもいかんよな。人気者はつらいで…
「さあフィニッシュいくわよっ!」
香織が口を離し、応援席に向かって宣言する。
どっ。と応援席が沸く。女子は既に、香織の勝利を信じて疑わなかった。
男子も最早これまでか、と思い、当然香織自信もそううだった。
故に、隙ができた。
「おおおおっ!」
高志はその一瞬の隙を見逃さず、最後の力を振り絞って反撃に出る。
「え…まだ、こんな…ああんっ!」
香織が嬌声を上げると、応援席はまた沸いた。
高志は、最早ペース配分など考えず全力で責める。
―コイツかて、もうかなりアクメが近いはず…俺がイクのが早いか、イかせるのが早いか…我慢比べや!
「あっ…こ…のっ!調子に…乗るなぁっ!」
ぱくん、と香織が亀頭を口に含む。その瞬間―
「ーーーーーーーーーーーっ!!」
高志は声にならない叫びを上げた。熱い。香織の口の中はとんでもなく熱く、
口に含まれただけで我慢汁が大量に噴き出す。
これが―「魔女」の由縁。魔女の大釜である。
香織の平均体温が人より高い、というのもあるが、それでも一℃程度。
この技の秘密は、先のゆっくりとした責めである。香織の唾液をたっぷりとまぶされ、
外気にさらされたペニスは冷え、温度差を殊更敏感に感じるのだ。
唇がカリ首に張り付き、きゅっ、きゅっと締め付ける。そして―
「おうっ!」
香織が仕上げに入った。「舌先の魔女」の魔法の杖たる舌先を鈴口に突き入れる。
しかし、声を上げてしまったものの高志は舌を止めずに責め続ける。
そこのところは、さすがBF学園男子五席と言った所だったが
・・・だめや、コイツには舌技では勝てへん、すまん後は任せた。
「おい高志!おまえ、全力出さずに負けるのかよ!!」
次鋒の涼の檄が飛ぶ。
おいおい、舌技じゃ圧倒的に勝てないんだぜ?どうしろと?・・・・あれ?ってことは?
高志は最後の力を振り絞り、香織の前後の入り口に狙いを定める。そして、貫いた。舌ではなく指で。
舌はクリトリスを執拗に攻め、両人指し指を高速回転でかき回す。「口先の魔術師」別名を「三枚の舌を持つ男」
もっとも、舌技ばかりを使うため、別名が呼ばれることはほとんどない。
この意表をつく攻撃に香織が反応した。前後をかき回され、クリトリスをなぶられても香織の舌は止まらない・・・はずだった
香織のアナルの奥に到達したと同時に、愛液が迸る。
「ら、らめぇ!あうぁっ!」
高志の指は、自由に湿らせたり温度を上げたりできる。まるで舌が指のような動きするのだから、中をかき回される香織はたまらない。
しかし、香織も負けるわけには行かない。
じゅ、じゅるるるるるるるるるっ!
最後の力を振り絞ったバキューム。高志のペニスから全ての精が吸い出されそうな感覚に陥った。
「っ、ン、っ、っ!」
「っ、っ、ん、っ!」
それは、香織も一緒だった。高志にアナルの奥をかき回され愛液をぼたぼた垂らしている。お互いの声は、相手の精器へと伝わっていく。
尿道を舌先で押し広げられ、睾丸から直接精液を吸い上げられるような吸引
アナルをかき回しながら、膣口から直接愛液を吸い上げられるような吸引
お互い、最後に意地のぶつけ合い・・・
その吸引に先に耐えられなかったのは・・・
香織だった。
ちゅぽん!
「く、あぁっ!!だめぇっ!!あぁーーっ!」
ペニスが香織の口から外れ、香織が絶叫する。
体が硬直し、香りは声にならない声を上げ続ける。
愛液が多量に噴出し、高志の口へ流入していく。
イッた!高志は勝利を確信した。
しかし、唇からカリ首への突然の刺激にさすがの高志もひとたまりもなかった。
「うぉあっ!」
どぷっ、と香織の顔に最初の迸りが放たれる。
それでも、高志は香織の愛液の吸入を止めない。
「す、吸われちゃうぅ!あぁぁぁぁぁ!」
どぷっ、どぷっ
高志の真っ白い迸りを顔に受けながら、香織は硬直し、失神した。
それでも、高志はちゅーちゅーと吸い続ける。
30秒近く続いた吸液がようやく終わり、香織の体が崩れ落ちる。
香織の顔は、高志の精液で真っ白だった。
これは、ある意味屈辱的なことかもしれない。
その横で、顔面愛液でてかてかに光っている高志が立ち上がった。
先にイカせた方が勝ち。電光掲示板には、高志の勝利が表示されていた。
「試合には勝ったが、舌技じゃあんたの勝ちや。でも、今度はワイが勝たせてもらうで。」
男女対抗戦先鋒戦
○高志−香織×(3枚舌)
男子1−0女子
第一話 了
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