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お嬢様のお遊戯 番外 シックスセンス

「ほらほらどうしたさっきまでの威勢は?」

男の激しい腰の動きが少女をアクメへと追い立てる。少女は長い髪を振り乱しながら、襲い来る快感の波に必死に耐えていた。だが少女が耐えれば耐えるほど逆に快感の波は更なる津波となって少女に襲い掛かっていた。

「ま、まだよ、ま、あ、ああだめ、だめええええ」

必死になり快感に耐え続けた少女であったが堪え切れず、ついにアクメギブアップを迎える。
カンカンカンその瞬間激しいゴングの音が試合終了を告げる。

「く、くやしい・・・・」
ぐったりと肢体を晒したまま少女がつぶやくその足の間からこぼれる愛液が少女の完全敗北を告げていた。

「これで通算成績は俺の勝ち越しだな」

女の隣で男が勝ちほこったように言う

「つ、次よ次はあたしのかちなんだから」

「ま、楽しみにしてるぜ」

そう言うと男は倒れている少女の背中に指を這わす

「ひゃ、ひゃん」

思わず漏らしてしまったかわいい悲鳴を聞かれ少女は耳まで赤くなる

「次もそんなかわいい声で鳴いてくれよ」

男は笑いながらリングを降りていった。

「うう、くやしい・・・・」

快感のために立ち上がれないまま少女はその後姿を見つめていた。



「悔しいな・・どうしてもいいところで負けちゃう・・・・」

控え室の鏡を見つめながら少女がつぶやく。改めて少女は鏡に映る自分の全身を見つめた。同年齢の子達と比べてもほっそりとした体格に、バスト周り。
実年齢よりも2〜3歳程度若く見られてしまっている。体格に比例しスタミナの方も今日みたいな大柄な相手と戦ったときはすぐ切れてしまう。

「やっぱり向いてないのかな・・・・」

少女にはあこがれの選手がいた、誰もが惹きつけられる美しさと、見るものすべてを魅了するその戦い方、そんな姿に憧れ自分もそうなりたいと想いこの世界に入った、だが現実は厳しく、なかなか憧れの人には近づけないでいた。

「ほかの子に比べて胸だって小さいし・・・顔だって子供っぽいし・・テクニックもないし・・・そのくせお尻だけは大きいなんて」
「別に卑下することなんてないんじゃないですか?」

突然後ろから声をかけられ驚きのあまり振り返る

「だ、だれです・・か?」
「ああ失礼、ちょっと声が聞こえたものですから、なんか悩みでも?」
「えっ・・あ・・あの・・・」

少年の瞳が少女の目の中に飛び込んでくるその瞬間何かに操られる様に少女はポツリポツリと目の前の少年に自分の悩みを打ち明け始めた。

「今日の試合相手、私と同じ時期に入ったんです、経験だって私と同じぐらいなのに」
「その相手に勝てずになやんでいた・・と」

聞き終わった少年はハァーッと深いため息を吐く、それと同時に笑みがこぼす。

「な、何ですか!?ばかにしてるんですか?」
「あ、いやこれは失礼、何処も同じかと想い、つい」

不思議そうに首をかしげる少女にかまわず少年はせりふを続ける。

「止めたいなら止めればいいでしょう、20年前ならいざ知らず、今ならそこら辺は自由のはずですし」

その言葉を聞き少女は言葉なくうつむく、

「だが続けたいのならば」

その言葉に少女ははっとして少年の顔を見る

「こうしてみてください」

少年は少女の耳元に口を近づけると一つの作戦を告げた。
それは甘い吐息と共に少女の鼓膜を優しく揺さぶりながら少女の耳へと入ってきた。





試合当日


対戦相手の男は意気揚々とリングの上で対戦相手の少女が登場するのを待ちうけていた。

「まあ、あいつには悪いけど今日も俺が勝たせてもらうか」

やがて、対戦相手の少女がコールされ入場ゲートに姿を現す。

「なんだありゃ」

入場ゲートに現れた姿を見て男が思わずつぶやく、少女は全身をすっぽりとバスタオルで隠したままリングに上がってきた。

「ああ、なるほど下に何か着込んでガードを固める作戦にきたか」

今までの少女のリングコスチュームは大人っぽさを意識した黒が基調の露出が多い下着姿であった。

「まあ、それならそれでさっさと脱がしてやるか」

力ならこちらが上だ、上から押さえつけてしまえばどうとにでもなる

はずだった

リングに上がると、少女はバスタオルをはずす
そのコスチュームを見て男のみならず、観客も唖然とした。

少女が身に着けていたのは、世界より失われて久しい女子学生用運動着

いわゆるブルマーであった。

「なるほど・・そうきたか・・・」

男は油断無く少女を見つめる。上半身の体操服を出すことによりブルマーを隠しながら腰を低く構える。

「ガードと同時にちらリズムの攻防一体の構え・・・なんでこいつ短期間でここまでのことが」

腰を低く構えることで垂れ下がる体操服から見えそうで見えない胸元
そして視界の端にちらちら映るブルマー、すべてが一体となり男の視界から大脳を通じダイレクトに股間を反応させる。

「くそっ」

男が頭を振り闘いに集中しようとしたまさにそのとき矢の様な速さで少女が飛び込んできた。

「しまった」

男は仰向けに倒される、そして体勢を整えようと体を動かす前に少女は
お尻を男に向けると其のまま男の股間に顔をうずめた。

「なかなかやるな、だが詰めが甘かったな、お前のテクニックはたかが知れてる、舐め合いの一騎打ちならおれのほうが・・・なに!?」

少女がぐいっとぶるまーに包まれた豊かなお尻を押し付けてきた。
むっちりとしたお尻にしっかりとフィットしたブルマーは男の鼻をくすぐった

「こ、これは!?」
「ど、どう?いい匂いでしょ?」
「これは・・汗のにおい?だが、こんな短時間でこれほど・・・」
「た、短時間じゃないわ、だって今日は朝からこれを履いてるんだから」
「く、くおおお」

少女の汗やそのほかの体臭でしっかり蒸らされたブルマーは男の鼻を徹底的に攻め続ける、視覚、嗅覚そして男の口に押し付けられるたびに味わうその耽美な味わいと男の感覚器官を徹底的に責め続けた。

「すげえ・・何があったかしらねえけど、ここまで変わるなんて・・だが!」

男はブルマーを掴むとそれを一気に剥ぎ取った、守るものを失った少女のかわいいお尻が観客に晒される。それと同時に観客からは一斉にブーイングが巻き起こる。

「危ないところだったがな、脱がしちまったら勝負ありだ、さあ、後は俺の舌技で試合を決めてやるぜ」

クチャリ

男の舌が少女の中に入ってくる

「ああ!!」

たまらずに悲鳴を上げてしまう。ガッシリと両手でお尻をつかまれ、ロープに逃げようにも、動くこともままならない

「なかなかがんばったけどな、もう終わりだぜ」

グチュグチュと音を立て少女の中を舌が這い回り体の中を味わい尽くされる

「あ、うう、はうう」

切ない声を上げながら必死に男のペニスを、少女の手が擦り上げるが男の口撃をとめるにはあまりに脆弱だった。

「危ないとこだったぜ、・・・駄目押しをしておくか」

ズブリ

「ひっ、ふ、ふひゃああ!!」

男の指が少女の菊門を攻め立てはじめた。
ぐりぐりと腸内を攪拌されながら、舌で股間から流れ出る愛液を残らず味わい尽くされる。少女の手からはだんだんと力がぬけていき、誰の目にも少女のギブアップ負けは時間の問題に見えた。
が、

「う・・・・、」
「どうした、もう声も出ないか?」

余裕からか舌を抜いて男は話しかける。

「ううん、ちがう・・・うれしいの・・・だってあなたにここまでしてもらえるんだから・・・」
「・・・・!・・し、しまった!!」

男が叫んだときには遅かった少女の言葉に心を奪われ、攻めの手が休まったときに、一気に少女は勝負をかけてきた。
人間の感覚の最後を攻め立て試合を一気に覆す。、
すなわち想像力、第六感である。
男なら「あなただけ」宣言を女の子にされ反応しない者はいない
ましてやそれがお互いの性感帯を責め合い、憎からず思っている相手ならばなおさらだ。

「く、で、でるく、くっおお!!!!」

男は少女の顔にいきおいよく白濁液を噴出させる
それを顔全体で受け止めると少女はうれしそうに微笑んだ

カンカンカンカン、ゴングがけたたましく鳴り響き試合終了を告げた。


「キタネエ・・・・」

男は仰向けに、リングの上にねっころがっている、その顔を少女が覗き込んでいた。

「うそ?さっき顔は洗ったんだけど」
「ちげえよ、やり方がキタネエって言ったんだ」

頓珍漢な答えに思わず男が怒鳴る

「・・・そう、でもあれ、本心だったんだけど?」
「え?」

驚いた瞬間男の口に柔らかな感触が当たる、それが目の前の少女の唇だとわかるのに時間はかからなかった。

「なーんて、うっそー」
「!!?こ、てめえこのやろう」

男は怒鳴るがどうにも立ち上がることができない。

「次は俺の勝ちだからな!!」

「はいはい」

そう言うと少女はにこりと微笑んだ。















「ねえ、薫そういえば気になることがあるんだけど」
「はい?」
不意に呼び止められ薫はミナリに向き直る。
「まえにあんたうちの学校の制服着てなかった?」
「ああ、・・・似合いませんでしたか?」

間の抜けた言葉にミナリは1寸唖然とする

「そ、そうじゃなくて、あんたいつもあんなの持ってるの?」
「ああ、なるほど・・・御側仕えたるもの、制服ぐらい持ってるのが基本ですので」

ぜったいうそだ。そう思ったがミナリは口に出すのを止めた。









終わり
どうもです

楽しんでいただけたらうれしいです。
楽しんで頂けなければざんねんです。


というわけでやはり全裸よりなんか着てたほうが嬉しい派の私としてはこんな作品にあいなりました。

どうでしたでしょうか。



後作品に感想くれた方感謝です

774さん>突然触られたときに思わず出てしまうかわいい声、を表現してみました。
気にって頂けて嬉しいです。

MEGさん>あれにしろ今回の「少年」にしろ薫かどうかは謎ってことで、まあ別に秘密にした所でどうという訳でもないんですけどね・・・。
今回のはどうでしたかね?


ではまた・・・

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