「おはようございますミナリ様」
「あっ、・・おはようございます、サヤカ様」
ミナリは校門をくぐった時同じクラスメイトである霧島サヤカに声をかけられた。身長170cmのスラリとした体型にボリュームの必要な所はキチンと必要な分だけ備えている、黒髪のストレートヘアーは腰まで伸びキチンと手入されているのがよく分かる。
二人が歩いているととても同じ年齢とは思えない、ミナリが年齢よりも成長がおとなしく、サヤカは年齢の割りには十分すぎるほど大人びていた。
「あ、サヤカ様!お、オハヨウ御座います!」
「おはよう二ノ宮リリコさん、お体の調子はよろしくて?」
緊張した面持ちで挨拶をする下級生に対してにこやかに挨拶を返すサヤカ
「・・・・すごいわね、全校生徒の名前と顔が一致するなんて」
「・・・ミナリ様、‘すごいですわね,です」
そういわれ口を‘へ,の形に曲げるミナリ、彼女はこのお嬢様言葉と言うのがひどくいやだった。
いわく、「同級生を呼ぶときは何々様と付ける」
いわく、「上級生を呼ぶときは何々お姉さまと付ける」
いわく、「何時如何なるときも走ってはいけない」
いわく、いわく、いわく
「いわく、いわく!幽霊でも出るアパートか!?」
ミナリはとてもお嬢様とは思えない一人突っ込みを心の中で叫ぶ。
「は〜、ミナリ様?もう少しお言葉、態度、立ち居振る舞い、色々な事にお心を砕かれたほうが宜しいかとおもいますが?」
ムー、心の中でミナリは動物のようなうめき声を出す。
学校に来てからまで、薫と一緒にいるようで、
イライラする。本気でミナリは思った。
と、
「あら、これはこれは、お嬢様方、ごきげんよろしそうで!!」
突然場違いな声をかけられる。
「・・・もう少し小さなお声で話していただけますか?六角春樹さん」
そこにいたのは4人組の男達。
彼らは今年から学園の方向転換により特待生として特別に、この学園に入園する事になった者達だった。普通ならば女の中に男が数人と言うと肩身が狭いものだろうが、学園の理事会から彼らには様々な特権が与えられていて、それが態度を増長させる要因でもあった。
そして、その四人組のリーダー格の男が、六角春樹、男子アマチュアレスリングのオリンピック候補だ。
「モウスコシチイサナコエデオハナシデキマスカ〜、だってよ!」
そういうと何がおかしいのかげらげらと大声で笑い出す。
「・・・いきましょう、ミナリ様」
くるりと背を向けるサヤカに
「まあまてよ」
と、声をかけ春樹は腕をつかんだ。
「お放しください」
声こそ冷静だが怒りが見て取れる。
「おお、おっかね〜、そんな怖い顔しないでさ、俺らと楽しいことしね?」
「・・いいからお放しください」
サヤカの声のトーンが低くなる。そして次の瞬間
「失礼」
くるりと春樹は一回転し、そのまま地面に叩き付けられた。
「いってーなにすんだ!!」
背中をさすりながらよろよろと立ち上がる。
「警告はしました」
無表情でサヤカはつぶやく。
「上等だこのやろう」
叫ぶと春樹はそのままサヤカに掴み掛かる。
だがそれをひらりとかわすとそのまま鳩尾に当身を食らわす。
「ぐえっ」
体を九の字に曲げ、ゴホゴホト咳をする春樹。地面に手を突きながら怒りに満ちた目でサヤカを睨み付ける。そのままよろよろと立ち上がるとサヤカの前でレスリングのタックルの姿勢をとる。
「てめぇもう手加減しねえぜ覚悟しな」
「・・・いいでしょう、お怪我されても知りませんからね」
そういうとすっとサヤカも流れる動作で身構える、その姿は優雅の一言だった
「死ね!!」
無粋な言葉を吐きながら春樹はレスリングのタックルを繰り出す。それは、さすがにオリンピックに選ばれるだけあり見事なまでのタックルであった。
タックルの入る動作、スピード、そして高さ、オリンピックの本番であってもまず決まるであろう、そんな見事なタックルであった。
が、だれもが、いや、春樹自身が一番完璧だと思ったであろうタックルは見事にかわされた。何もない空間を抱きとめたそのとき背中に鋭い痛みが走った。
タックルが避けられそのまま背中にサヤカの肘が振り落とされる。完璧なはずのタックルがかわされ無様に崩れ落ちる春樹。
そのまま地面を痛みで転げまわる春樹の腕をサヤカは取りに行く。
がっしりと、サヤカの腕ひしぎ逆十字固めが決まる。
「右腕戴きます」
淡々とした声でサヤカがそう告げた瞬間
「きゃぁ」
悲鳴を上げたのはサヤカのほうだった。
春樹は腕を完全に決められる前にサヤカの股間に指をあてがったのだった。
「ひ、卑怯よ」
思わず手を離して逃げようとするサヤカに覆いかぶさる春樹。
「今まですき放題やりやがって」
そういうが早いか、サヤカのボディにパンチを叩き込む。
「う、ぐうう」
強烈なパンチに悶絶するサヤカ。
「まだこんなんじゃすまねぜ」
そのまま立て続けに次々とパンチを叩き込む春樹、其の度にサヤカは悲鳴を上げ、悶絶する。美しい黒髪をふりみだし、全身は汗でびっしょりになる。
「やめなさい!!!」
そんな様子に耐えられなくなったミナリがとめに入る。
「あ!?なんだ、ガキは下がってろ!それともてめえが俺らの相手でもするか?」
そう脅されミナリは一瞬ひるむが、
「え、ええ、私が相手になるわ」
春樹をにらみながら、精一杯言葉を振り絞る。
その瞬間男達より笑いが起こる。
「おいおい声が震えてるぜだいじょうぶかよ」
「あんまりなめた事いってんと、みんなでまわしちまうぞ」
その瞬間ミナリは唐突にある考えが思いつく。
「やってみなさいよ」
今度はしっかりとした口調だった。
あまりの豹変振りに一同は一瞬唖然となる。
そしてミナリの次の行動にさらに唖然となる。
ミナリは自分から上着を脱ぎだしたのだ。
「あんたが私をイかせられたらあんたの勝ち、逝かせられなかったらあんたの負け、勝負はそれでどう?」
「はっぁ!?」
「み・・ミナリ・・様?」
二人の驚きの声は同時だった。
「ははははっは、こりゃいい、こいつあたまおかしいんじゃねえか?いいぜ、そんなにおかされてえならやってやンぜ」
そう言うと、春樹はズボンを脱ぎミナリにちかずく。
「や、やめてくださいミナリ様」
「大丈夫別に頭がおかしくなったとかじゃないから、逆にこいつのプライドをズタズタにしてやるわ」
そう言って春樹のほうを向き直った瞬間ミナリは強い力で地面にひきずリ倒されるそしてそのままの口の中に春樹は一物を捻り込んできた。
「ん!?んぐうう」
「おら!どうだお譲ちゃんシッカリくわえこめよ」
いきなり不利な体勢にされ口の中を犯されるミナリ。
「生意気なこと言いやがって、徹底的にやってやるから覚悟しろ!」
力ずくで強引にミナリの口の中を犯し続ける春樹。
何とか不利な体勢から抜け出そうともがくが体を押さえつけられ抜け出せない。
思わずミナリはちらりと自分の横を見る、だがそこにいるのはいつもの小生意気で何かといえばすぐ自分に説教をたれ、自分がピンチに落ちいってる所を楽しそうにみている少年ではなく、自分のことを心配そうに見つめるクラスメイトの姿だった。
「・ま・・まけない!」
ミナリは自分の気持ちを振るいたたせると、唯一自分の自由になる舌を春樹のものに絡め始めた、すると今まで余裕を見せていた春樹の態度が豹変する。
「く、こいつ、やべえ」
焦りのあまりミナリのくちから自分のものを引き剥こうとする。だがミナリはシッカリとくわえ込みなおも春樹のものを舌で攻め続ける。
「あいつより、全然弱いこのまま攻め続ければ勝てる」
ミナリは勝利を確信した瞬間、ガシッと頭をつかまれる、それはそのまま見おなりの頭を万力のように締め付け始めた。
「あああ!!!」
悲鳴とともに口から離してしまうミナリ。
「アブねえ、こいつ見かけによらず相当好きもんだぜ」
そう言いながらそのまま地面に叩きつける。ミナリは成すすべなく、そのまま地面へと叩きつけられる。小さな悲鳴がミナリの口からこぼれる。
「ミナリ様!」
サヤカの叫び声があがる。
春樹は地面に引きずり倒したままミナリの制服を破りにかかる、ミナリの体も守っていたそれは、あっという間に剥ぎ取られ上半身を敵の前に曝け出すことになった。
「これなら、反撃できねえだろう」
そう言いながら春樹はうつ伏せになっているミナリの上半身をぐいっと引っ張ると、そのまま胸をもみ始めた。
俗に言うプロレス技のキャメルクラッチという技である。
痛みのためにいつもよりも過敏に感応してしまいミナリの両方の乳首も硬く張り出してしまっている。
「よしゃ、このままこいつを落としてやるぜ」
ぐりぐりと胸を揉みしだきながら乳首を時折指で捻る。
そんな春樹の攻撃にミナリは必死で耐えていた。攻撃そのものは大したことはないが、力任せの攻撃による屈辱と痛みのために抵抗する気力がじりじりと奪われつつあった。
「オラオラ、パイオツを揉まれながら涎をダラダラたらしやがって、この変態め」
「そんな、ちが、あああ!!」
ギリギリと体を絞り上げられるミナリ。
痛みのためにだんだんと意識が薄れ掛けそうになりながら、ミナリは何とか気力を振り絞りながら耐える。
何分ぐらい攻められたのだろうか。ぐったりとなったミナリを解放すると今度はミナリの髪の毛をつかみ強引に起き上がらせた。
「おらよ」
そう言うと再び地面に叩きつける。
ミナリの顔は、涎と泥によりぐちゃぐちゃになる。
「よし、とどめだ、誰か一緒にこいつやっちまおうぜ」
「おう」
それまで傍らで見ていた男達の一人がミナリにちかずく。
「ひ、ひきょうよ!!」
サヤカが助けに入ろうとした瞬間、残りの男たちのより取り押さえられる。
そのまま地面に引き釣り倒すと、顔だけをミナリの方に向けさせられる。
「後でてめえもまとめておかしてやるから、そこでみてろ」
春樹はそう言うと、ぐったりとしているミナリに四つんばいの体勢をとらせそのまま後ろから、ミナリのクレバスに向かい自分の物をねじ込んだ。
そのとたん下半身から背骨を伝い頭のてっ辺までずんと電気信号のように、快感の波が走る。
「ああっ!」
思わず悲鳴を上げるミナリ、と、その口へ強引にもう一人の男のペニスがねじりこまれる。上と下を一度に侵され両方の口からダラダラと、液がもれる。
「おお、すげえ、こいつ汁だくだぜ」
春樹が卑猥な歓声を上げる。
「オら、生意気な口聞いてた割には、全然動いてねえぜ、シッカリとケツ振りやがれ」
上の口を犯す男も、卑猥な言葉で攻め立ててくる。
抵抗しようという気力が薄れ、ミナリはそのまま沸き起こる快楽に身をゆだねていた。
上の口をおかされ、下も肉壁をかき混ぜられながら、陰核をゆびで摘まれる、
其の度にミナリはびくりと状態をそらす。
頭の後ろがジンジンと熱くなり、だんだんと力がぬけていく。
「もうだめ・・・ごめんね・・・」
意識が飛びそうになりながら頭の中で謝罪する。
と、そのときふと、思う。
いま自分は誰に謝ったのか?
今隣で押さえつけられ、この後いっしょにおかされてしまうかもしれない、クラスメイトにだろうか。
それとも自分のピンチを楽しそうにみつめ、いつも傍らにいてくれる少年にだろうか?
ふと、いつも傍にいてくれる少年のことを思った瞬間
「ミナリ様、いつまであそんでるんですか?」
いつもの聞きなれた声が聞こえた気がした
「そうよ、こんなやつらに、まけてたまるもんですか!」
そのとたんミナリの心にまた闘志がわいてきた。
舌を使い嘗め回し吸い上げ、口の中すべて使い、自分を攻め立てていたペニスに反撃を開始する。
突然開始された反撃の口勢に口を攻め立てていた男はあっけなく崩れ落ちる。
ミナリは口の中に出された男の精液を吐き捨てると、そのまま下半身に力を込める。
もともと挿入るだけでも、すごい快楽を味わえるほどの名器である。
それが相手を追い込むために動き出したのだからたまらない。
ぐいぐいとした締め付けは、今までの恨みを晴らすかのように春樹のペニスを締め付け始める。
「うおおお!!す、すげえ、やべえ」
勢い良く噴出する瞬間。
ズボッ
ミナリは腰を引き抜く
「おおうう」
途中で止められ春樹は情けない声を出す。
「まさかこのまま負われると思ったの?」
ミナリが冷たい表情で見下しながら、春樹のペニスの根元を強く握る。
「おおうおお」
「情けないやつ、どうしてほしい?こう?」
左手で強く抑えながら右手でやさしく先端部分をなでる
「や、やめううお」
春樹は仲間をちらりと見るが、サヤカを押さえつけていた男たちは、すでに彼女の手により気絶させられていた。
春樹は身をよじって暴れようとするが根元を押さえつけられているため動くこともままならない。
「逝かしてほしいならちゃんとお願いしなさい、惨めな負け犬君」
そう言いながら名をも指先でペニスを撫で回し続ける、射精寸前の状態で留められたまま春樹は身もだえをする。
「お、お願いです、出させてください」
「言えるじゃない、じゃあご褒美をあげる」
すくっと立ち上がると、ミナリは足で春樹のものを踏みつける。
ぐりぐりと靴下を履いた足が春樹のペニスを撫で回す。
「うああ!!で、でる、でる!!!」
痛みと屈辱と快感の嵐の中春樹はミナリの靴下に自分の精液を噴出させた
「ふぅ・・・」
ミナリはため息をつくと、その場にぺたりと尻餅をつく。
「つかれた・・・・」
すると、最初にミナリによってしとめられた男が息を吹き返し、身なりに向かい襲い掛かってきた。
「きゃああ!!」
頭を抑えその場に恐怖でうずくまるミナリ。
だが惨劇は訪れなかった。
「お疲れ様でした、ミナリお嬢様」
「か、か・・・」
ミナリの最も見慣れた少年が男の手首を捻り上げていた。
学園の制服を着て・・・・。
「薫!!あんた何やってるの?」
「ミナリお嬢様が心配だったので」
事も無げにさらりと言うと、手首を決めたまま地面に投げ飛ばす。
「大丈夫でしたか?ミナリお嬢様?」
「・・・だ、大丈夫なわけないでしょ、・・第一あんたどこからみてたの!」
「 ‘やめなさい!!, からです」
「最初じゃない!!ばか!?あんた」
「いえ、あのままあいつの物でも噛み千切って逃げるのかと思ってたので」
「あっ・・・」
今更ながらのことに気が付くミナリ。
「まあ、いつまでも裸ではなんですから、どうぞ」
そう言うと、薫は自分の制服をミナリに渡す
スカートと上着を羽織るミナリ
「・・・こんなんじゃ、今日授業に出れないよ・・・」
「そう、ですか・・じゃぁ」
ひょい、っと、薫はミナリを抱えあげる、俗に言うお姫様抱っこという形だ。
「ちょ!?なにするの!?」
「帰るんですけど・・・サヤカさん」
「あ、は、はい」
突然声をかけられ戸惑うサヤカ
「申し訳ないですが急病でミナリお嬢様はお帰りになられたとお伝えしておいてください」
「は、はあ」
くるりと車へと向き直ると薫は腕の中の少女を見た。
安心したからか気が付くとすやすやと寝息を立てている。
「・・・それにしても」
くるりと後ろを振り向き、
「ずいぶんと成長されてしまったものだ」
と、呟いた後、天を仰いだ。
終わり
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