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少年の旅 第十七章

目を開けると僕は布団の上で寝かされていた。僕は起きると魔界に行きたくなくなってきた。ここに来るまで、色んな人と闘って来たけど9割は負けてしまい彼女達に精を提供してしまった。
このまま魔界に行ったって、彼女達に力を貸すような物だ。いっそのこと、家に帰って何もしないほうが世のため人のためかもしれない・・考え事をしていたらドアが開いてイリヤが部屋に入ってきた。
「目が覚めたのですね。ではこちらに来て下さい。」
イリヤに手を引かれて、僕は最深部に連れて行かれた。扉には厳重に鍵がかけられていた。扉を開けるとその先は大部屋で、部屋には大きな魔法陣が書かれていた。
「これが魔界へ行くための魔法陣です。昨日のお礼です。貴方を魔界へ連れて行ってあげましょう。」
「嫌だ。」
「今なんと?」
「魔界に何か行きたくない。」
「何故です?貴方は女王様を封印するために旅をしているのでしょう?女王様は魔界にいらっしゃいます。魔界へ行かなければ封印どころか会う事もできないのですよ。」
「どうせ行ったって僕はリーリアには勝てないし、淫魔に力を与えるだけ・・それなら行かないほうが決まってる。」
僕がそう言うと、イリヤは微笑んで僕に話し掛けてきた。
「いいのですか?貴方が行かなければ、ユアンという少年が廃人になってしまうかもしれませんよ?」
「そんな卑怯だよ!」
「どうするのですか?魔界に行けば、彼の無事を保証してあげましょう。」
「分かったよ・・行くよ・・」
「では魔法陣の上にお乗り下さい。」
僕はユアンを無事と引き換えにシブシブ魔界に行く事にした。でも・・今思うと本当にユアンは捕らえられたのかな?








瞬きしている間に魔界に着いたみたいだ。ここはどこだろう?建物の中みたいだけど・・
「では私はここで失礼しますね。魔界は良い所です、きっともう地上には戻りたくなくなりますよ。ふふ・・」
イリヤはそう言うと、地上へ戻って行った。部屋には窓があったので外の様子が伺えた。外を見ると僕は驚きを隠せなかった。高い山や湖があるのは普通だけど、空の色が変だ。空は雲一つ無く、ピンク色の空が広がっていた。
とりあえず、この建物にも淫魔がいないとは言い切れない。隠れる場所もないし、見つかったら大変だ。僕は部屋を出ると、広い所に出た。長い椅子が沢山並べてあり、部屋の奥には大きな石像があった。
ここは何処かの神殿みたいだ。でも間違いなく地上には無い物だろう。石像が神や天使ではなく、サキュバスなのだから・・僕は神殿から出ようとしたら、入口の方から足音が聞こえてきたので、慌てて何処かに隠れようとしたけど、隠れる場所は何処にも無かった。
入口から三人のシスターが入ってきた。三人は僕を見つけると、逃がさない様囲むと三方向から抱き付いてきた。
「遂に来てくれたのですね・・私達に力を与えるために・・」
「違うよ・・僕はリーリアを封印するために」
「下級淫魔にも勝てるかわからないのに、どうやって女王様を倒すつもりなのですか?」
「ついでに教えてあげます。魔界では淫魔をイカせても消えることはありません。少しの間気を失うだけです。」
「さらに中に出させれば、私達の力は跳ね上がります。」
そんな・・魔界では地上と違い淫魔は倒せない、しかも中に出せば人間にも力を与えてしまう・・魔界では戦闘は避けて、一刻も早く城を目指したほうが良いみたいだ。
「折角来てくださったのですから、聖女の間に連れて行ってさしあげますね。」
「聖女の間?」
「この教会の地下にある部屋の名前よ。行けばきっと驚くわ。」
シスター達に連行されて僕は地下に連れてこられてた。大きな扉を開け、聖女の間に入っていった。中は広い直径20mほどの円形の部屋だった。僕は部屋の中央に連れて行かれた。
するとシスター達は僕を置いて部屋を出て行った。外に出ようと思ったけど、やっぱり鍵が掛かってる。
「ようこそ・・私の部屋へ。」
後から突然声がした。さっきまで誰もいなかったのに、後を振り返ると長い金髪で青い瞳をした女性がいた。とても優しそうな人だ。薄い真っ白のローブを着ていて、他には何も身に付けていなかった。大きな胸がローブを押し上げている。下着を着けてないから、乳首が見えそうだ。それにしても気のせいかな?この人周りが何だか少し光ってるような気が・・
「いつまでそこにいるんですか?来てください。」
僕はまた女性の誘惑に負けて、抱きつきそうになった。いつも迂闊に近寄るから負けてしまうんだ。ここは様子を見て、彼女がどんな攻撃が得意なのかを調べないと・・
「来てくれないなら、私が行きますよ。」
彼女は僕の方に少しづつ近づいて来た。あまり部屋は広くないので、いつまでも逃げつづける事ができず、すぐに追い詰められてしまった。彼女は両手を広げ僕に抱き付いてきた。
「ふあぁぁ!!」
ただ抱きつかれただけなのに、凄い快感が襲って来た。こんな初めてだよ・・何で抱きつれただけで、こんなに感じちゃうんだろう?
「あら?絶頂に達しませんでしたか、熟練された戦士でも抱きつかれただけで、イッてしまうのに・・中々やりますね。では次はこうです。」
僕の顔に手を添えて、唇を合わせてきた。さっきよりも強い快感が電撃のように体中に走った。もうペニスはとっくに勃起していて、射精一歩手前だ。彼女は舌を僕の口内に入れてきた。僕も舌を絡めて反撃しようとするけど、さっきの強烈な快感のせいで舌をうまく動かせない。
ただでさえディープキスは苦手なのに、今はもう無抵抗に近い・・散々口内を舐め回され、唾液をたっぷり吸われて、漸く唇を離してくれた。何とか堪える事ができたけど、もう一度キスされたら絶対にイッちゃうよ・・
「・・驚きました・・今のキスで殆どのハンターはイッてしまうのに・・ふふ、気に入りましたよ。もう分かってると思いますが、私は人間ではありません。淫魔でもありません。私は女神です。」
「女神?」
「ええ、天界に神は沢山います。私は人と交わるのが好きだから、淫魔に協力しているんです。彼女達と一緒にいれば、貴方みたいな子とよく出会えますから。名前をまだ言っていませんでしたね。私はイヴです。宜しくお願いしますね。さて話はこの辺でよいでしょう。さあいらっしゃい・・坊や・・」
イヴはローブを脱ぐと一子纏わぬ姿になって、仰向けに寝た。彼女の上に乗っても抱きついただけで僕はイッちゃうよ・・挿入は避けたほうがいいかな・・僕は彼女に触れないように、股間に顔を近づけた。舌でイヴの膣を舐め始めた。
「ああん!上手よ・・ふふ、抱き締められるとイッちゃうから、こうしたみたいだけど・・無駄よ。女神の愛液はただの愛液じゃないんだから。」
イヴは太ももで僕の顔を挟み、膣を口に押し付けてきた。愛液を飲んでいたら、さっきと同じで触られてもないのに、感じてしまう・・
「そういえば、力の説明をしてませんでしたね。女神や天使はペニスに触れなくても、相手に強烈な快感を与える事ができるの。体のどこかが、相手に触れるだけで、因みに挿入は人間相手では味わえないほどの快感ですよ。」
このまま舐めてたら、僕が先にイッちゃうよ!僕は彼女の膣を舐めるのをやめて、
股間から顔を離した。
「あら?やめてしまうのですか?では次は私の番ですね。」
イヴは身を起こして僕を押し倒して、シックスナインをしてきた。僕の眼前には彼女の性器があった。僕の口に膣を押し付け、再び愛液を飲ませてきた。
「もうイク寸前ですね。まだ直接触ってないのに・・触ったらどうなるんでしょう?」
僕のペニスを掴み、イヴはそのままペニスを口に咥えた。もうダメ!イク!
ドビュルルルルルル!ビュルルルルルル!!
僕のペニスから勢いよく精液が飛び出した。イヴは僕の精液を全て飲み干した。とても満足そうな笑顔が最後に見えた。
久しぶりの投稿です。遅れて申し訳ない。

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