「遊戯(あそび)に行きませんか?」
突然そう言われミナリは驚いて少年の顔を見た。
今まで
「あそびにいきたい!」
「駄目です」
という会話はしても、少年のほうからあそびに行こうなどと言った事はなかったからだ。
「どういうこと?」
「そのままの意味ですよ」
少年は笑みを崩さないまま言葉を続ける。
「今までは庶民の方々が行くような所に行く事は、奥様がお許し下さりませんでしたけど、お嬢様ももう年頃ですし、そういうところにいくのもいい社会勉強になると」
「うそ?!お母様が」
「はい」
「やったー♪」
ミナリは飛び上がらんばかりに喜ぶ、いや文字道理飛び上がっていた。
「じゃあすぐ支度しなきゃ」
「はい」
少年は頷くと豪華な衣装の並ぶ衣装ケースの中からアレコレ服を選び始めた。
「早く早く」
「ちょっと待ってください、ええと、あとはこれとこれ・・・」
少年が取り出したのはミナリの衣装の中でも、ごくごく一般的な女の子がきるような洋服だった。
「これこれ、いちど着てみたかったのよね〜♪、さ、早く早く」
「はいはい」
少年はスルスルと少女の服を脱がすと手際良く選んだ服を着せてゆく。
「?」
と、少年の手がぴたりと、止まる。
「?どうしたの?
「あ、いえ・・・」
そう言うと少年は今着け様としていたブラを外し衣装ケースに戻る。
「少し大きくなられたみたいですね」
そういうと先程より大きいカップのブラを取り出す。
「ほんとに?ま、私もお母様みたいなレディに近づいたってとこかしら」
フフン 得意そうな顔をする少女にたいし
「いえ、僕が散々ミナリお嬢様の胸をもんだからですよ」
少年はこともなげに答える。
そのとたん今日まで目の前の少年に好いように逝かされつづけた記憶がよみがえる。
「あ・・な、なによ!今はチョット休戦中なだけだからね!!帰ってきたら今度こそ決着をつけるんだから!!」
「はいはい」
「解ったらささっと支度しなさい!!」
「はいはい」
その決着をつけるべき筈の相手の支度をしてもらいながら、ミナリは叫ぶ。
そして
「ハイ、お待たせしました」
少年は最後にかばんを手渡す。
「待ちくたびれたわよ!さあ、早く行くわよ」
そう言うと少年の手をぐいと引っ張り部屋を出る。
「はいはい」
と、急に少女がぴたりと止まる。
「?」
「で、どこにつれっててくれるの?」
「あ、ああ」
少年は少女の顔を見ると
「いいところ、ですよ」
とだけ告げた。
「うわー、ここが本で見た‘らいとばっくす って所なんだ!!」
「ライト・バックス・・ですけど・・そんなに大声で喜んでいただけるとは・・・・」
恥ずかしい・・・・そんな気持ちを心の中に閉じ込める。
二人はまず、全国規模で展開するコーヒーッショップの、
‘ライト・バックス
に、来ていた。
ここは本格的なコーヒーを出すことで知られているが二人にしてみたら、もっといい豆を取り寄せもっと贅沢をしているわけで、さほど、美味しいというわけではなかった。
しかし、外に出たことのない、ミナリは大喜びだった。
「すごい変わった味、ねえ、薫はこういうとこきたことあるの?」
「いえ、僕はあまり・・・・」
そう言い掛けて言葉をぴたりととめる。
二人の目の前に先程注文した、パフェが来たのだ。
「オモシローい、ねえ、どうやってたべるの?」
「ああ、これですか」
スプーンを摑もうとして、少年はぴたりと、手を止める。
そして、
「こうして食べるんですよ」
にっこりと微笑むと、指でクリームをすくい、ミナリの口元に持ってきた。
「さあ、どうぞ」
「え、え!?」
驚きの声を出したミナリの口にそっと指を入れる。
「んん、」
「さ、綺麗に舐めとってくださいね」
そういいながら指で口の中をいじり始める。
「んんん!!」
思わず口から指を吐き出し、激しく咳き込む。
「な、なにするのよ・・・」
ミナリは、なおも咳き込む。
「?今のがこれの正しい食べ方ですよほら、ちゃんと食べないから、周りの方々が変な目でミナリお嬢様のことを見てますよ」
そう言われミナリは周囲を見渡す。
確かに周りの人々が自分たちを見つめて、なにやらひそひそしている。
「い、今のは突然だったから驚いただけよ、さ、さあつづけて」
ミナリは目を瞑ると再び口をあけた。
「では」
少年は再びクリームを指につけると、それを少女の口の中に入れた。
冷たいクリームの感触と温かな少年の指の感触がミナリの口の中に広がる。
「ん、んんくうーん」
「お上手ですよミナリ様」
一心不乱に自分の指を舐める少女をいとおしそうにに見つめる。
と、
「あのーお客様、もうしわけないのですが・・・・」
突然の声に気分を害された少年はだが、その店員を一瞥することも無く。
自分のスーツの胸のバッチを見せ付けた。
「!!し、失礼しました」
店員があわてて立ち去り少年は再び目の前の少女に意識を戻す。
「ほらほら、お嬢様、舌の動きが悪くなってきましたよ?」
「・・・んん・・・・」
チュパチュパ、たっぷりと唾液を絡ませ少年の指を舐め続ける少女をじっと見つめ。
そして
チュポン
突然少年は指を引き抜いた
「ああん」
短い悲鳴を上げるミナリ
「お嬢様があまり遅いから、食べる前にみんな解けてしまいましたよ?」
少年が指差すグラスを見ると確かにすべて解けてしまっている。
「それじゃまだまだぼくにはかてませんね」
「・・・」
悔しそうに下を向く少女に、少年は言葉を続ける。
「でも、今の舌技けっこう効きましたよ、もしかするとつぎやったらわかりませんね」
それを効きふっと得意そうな表情を浮かべ少女が少年の顔を見る。
「あたりまえよ、初めて食べる食べ物だから戸惑っただけで誰があんたなんかに」
それを見て少年はクスリと笑う
「ハイ、そうですね、お嬢様」
「ナニその顔!家に帰ったら見てなさい!!」
「はいはい・・・そろそろ次の目的地に行きますか」
腕時計をちらりと見つめ、少年が立ち上がる。
「え・・、ああ・・うん・・」
少し名残惜しそうに、グラスを見つめ、少女も席を立った。
「ねえ、で、どこなのここ」
「今日の目的地ですよ」
車を降りた後、二人はさびしい町の裏通りを歩いていた。
薄暗い風景が続く。
「ねえ、ほんとにこの先に面白いところがあるの」
不安そうな顔で少女は少年を見つめる。
「はい、・・・・とはいえ、僕もここに来るのは、初めてですけど」
「え?」
「僕はAランカーだから・・あ、いえ、あ!あれです!」
少年の指差した先に一つの建物が立っていた。
ドアの前には怖そうな顔をした男が立っていて、人をチェックしている。
「え?!あんなところ?!」
「はい」
にっこりと笑い
「さ、いきましょう、お嬢様」
無理やりぐいっと少女の手を引っ張る。
「ちょっと!」
そしてドアの前に立つと
「お疲れ様です」
先程の店と同じようにバッチを見せる
その途端男はハッとして少年に道を譲る
「さあ、いきましょう」
嬉々とした表情で少年は少女の手を引く
「なに?なんなの?」
ミナリは少年に引っ張られるままみちをすすむ、と、
ワー!!!
という歓声が道の先より巻き起こる
「ああもう始まってるんですね」
「?なに、なんなの?」
訳が解らないまま進むと急に明るい部屋にたどり着く。
そこには大勢の人間が集まり、部屋の真ん中にはプロレスや、ボクシングの試合で使われるようなリングが据え付けられてた。
そしてリングの中央には
全裸の女性がうつぶせに倒れていた。
「な、なにここは!?」
ごくりとつばを飲み込み少女はあっけに取られ言葉をはく。
「ここはSEXバトルが行なわれてるバトル・ファック・スタジアムです」
「SEX・・・バトル?」
「はい、お嬢様と僕がいつもやってる様なことですよ」
さらりと少年は言う
「・・・・・」
「ただ一つ違うのは」
そういうとリングを指差す
その指の先には恐らく今の試合で敗北を喫したのであろう一人の女性がいた
よろよろと立ち上がる姿が大きなモニターに映し出されている。
よく見るとミナリと同じぐらいか少し若い少女だった。
「ああなる事です」
と、リングにスーツを着た男たちが数人上がってくる。
「あ、いや、いや!!」
両腕を抱えられリングから下ろされる、と、同時にリングアナウンサーと思われる声が響く。
「さあ!!神嶋ユカリ選手敗北のため彼女にかけた、115番のお客様のお客様に権利が渡ります!!多額の損失をユカリ選手に思いっ切りぶつけて下さい!!」
リングから引きずりおろされた少女は、リング下で待ってた男の元に連れて行かれる。
「どういうことなの?」
「試合ごとに賭けが行なわれていて、負けた選手に一番多額のお金をかけていた人物がその選手を自由にできる権利を得ることができる・・・賭けと競売を同時に行ってるってことです」
唖然としながらその様子を見つめるミナリ
「このやろう!!てめえにかけたせいで大損だ!!」
「ゆるして・・・ゆるしてください・・・」
悲鳴を上げながら少女は男に連れて行かれる。
「ふーんDクラスってけっこう乱暴だな・・・・。」
「え?」
「あ、いえ、なんでもありません、ここで試合を観戦すればお嬢様の勉強にあるかなと思って連れて来たんですよゆっくり観戦しましょう・・・、あ、お嬢様、ポップコーンですって、へ〜Dクラスってこんなの売ってるんだ」
釈然としない気持ちで、空いている席に腰をかけるミナリ
その横にポップコーン片手に腰を下ろす少年
そのご試合は女同士の試合や、女性と男性のタッグマッチやら様々な試合が行なわれていった。
「・・・す、すごい・・」
だんだんと息が荒くなるのを感じながら少女はじっと食い入るように試合を見つめていた。
「・・・すいません、お嬢様、チョット試合を見ててください、急用をおもいだしました」
「・・・・え・・?」
半ば試合に当てられボーっとしたまま少年の言葉を聞くミナリ。
「では、すいません、すぐもどりますので」
そして、少年が席を立ったとき、目の前のリングでは長身のブロンド髪の女性がオルガズム・ギブアップをつげ試合が終了した。
観客席は今目の前で起こった激しい試合にヒートアップしていた。
「チョットどこ行ったのよ」
まるで観客に襲い掛かられるのではないかという不安を抱えるのと同時に、身なりはもし自分がリングにあげられ、今みたいにな男に犯されたらと考えた瞬間、股間が‘ギュウ と収縮した。
ブル、その快感に一瞬身を振るわせる
「これより本日のメインイベントを開始します」
その声がミナリを危ない妄想から現実に引き戻した。
「私・・何考えてるんだろう」
頭を振り怖い考えを振り払う
「赤コーナー、無敵のタッグ王者!!シュナイダーズ!!」
リングアナが告げやってきたのは筋骨隆々の二人組みだった一人はスキンヘッドに黒々と日焼けした体の男でもう一人は短髪に顎鬚を生やした男だった。
二人が入ってきた瞬間観客席は最大の盛り上がりを見せる。
二人は筋肉を見せつけながらゆっくりとリングに入ってくる。
「対する青コーナーはただいま5連勝中のジュリアとアンナの双子タッグ!」
ワー!!
先程と同じく歓声が起こる
しかし
肝心な選手が入ってこない。
観客席がざわつき始めたそのとき。
「イヤーすいません」
入場ゲートよりミナリは聞き覚えのある声を聞いた。
「薫!?なんで?!」
チョット用があるといって席を立った少年が青コーナー側から入ってきた。
「アンナさんとジュリアさんならこれませんよ、今楽屋で失神しちゃってますから」
マイク片手にいつものスーツ姿でニコニコ笑いながらゆっくりとリングに上がる。
「あんナニ言ってんだお嬢ちゃん、じゃなんだてめえが俺たちと犯るのか?」
「あいにく僕は男でそういう趣味は無いんで・・、かわりに・・・」
と言うと観客席のミナリを指差す
「彼女なんてどうです?もし勝ったら今夜のファイトマネー・・・いえ、あなた方の年俸の十倍払います、どうですか?」
「な!?なにいってるの!?」
「良し、いいだろう」
「?!?」
「じゃあ決まりですね、係員さんその子をリングに上げてください」
「ちょ、!うそいや!!」
ミナリは係員に両脇を抱えられるとそのままリングにあげられる
ミナリの目の前には彼女よりはるかに背の高い大男がじっとミナリを見つめていた。
「おい兄ちゃん、ほんとにこいつに勝ったら金をくれるんだろうな」
スキンヘッドの大男が薫を見る。
「スコットやめろあいつは約束をやぶらねえよ」
短髪の男が薫の胸のバッチを指差す。
「ほ・・う、ちょっとしたお遊戯ってわけか?」
そう言いながらミナリをちらりと見つつ
「まあ何にしろけっこういい娘じゃねえか、あいつを犯せた上金までもらえる言うことねえな」
指をぽきぽき鳴らしじっとミナリを見つめる。
「ワリいな、リック先にやらしてもらうぜ」
「好きにしな」
闘志満々のスコットに対し、ミナリは反対側のコーナーのロープにしがみつき動こうとしない。
「いや、何で私があんなやつの相手をしなきゃいけないのよ!!!」
「ミナリ様、あいつらに勝てないようなら、僕には絶対に勝てませんよ?」
コーナーの下より薫が声を書ける。
「そんな・・・」
カーン
無常にもゴングが鳴る。
「いくぜ」
そう言うとスコットが走りよってくる。
「きゃ!!」
思わずしゃがみこむミナリ
「おう、悲鳴もけっこうかわいいじゃねえか」
そういった途端その場でマットに押し倒し洋服に手をかける
「やあ、やめて!!」
洋服はいとも簡単に引きちぎられ身なりは半裸状態となる。
「へへ、いい胸してるじゃねえか」
「まあ、僕がたっぷりさわりましたから」
リング下で薫が間の抜けたことを言う。
「なるほどな・・・じゃあ感度はばっちりって訳か」
そう言うとグローブのような手でミナリの胸を攻める
「いや、やめて、きたない手でさわんないで」
抵抗しようとするが大きな手で抑え込まれミナリは身動きが取れない。
その間にスコットの大きな指がミナリの乳房そして乳首を攻め立てる。
「へえ〜やっぱり王者だけあって見た目よりも器用なやつだ」
ポップコーンを食べながらかおるは感心したようにつぶやく。
「ちょっと、のんきな事言ってないで助けてよ!!」
押さえ込まれたミナリが悲鳴を上げる
「うーん、お嬢様、頑張んないと今週のお小遣いなくなっちゃいますよ?」
「な、ナニ言ってんの!ん、ん」
「しかたないな・・・」
ふう、とため息をつくと薫は口を開いた。
「お嬢様は、左側の胸のほうが感じやすいですよ」
「ちょ、ああ、あんたどっちのみか、あ!」
スコットの攻めにびくりと状態をそらすミナリ。
「しぶてえ女だな、もっとよがってもいいのによう」
「だ、だれがあんたなんかに」
荒い息を吐きながら怒りに満ちた目でスコットをにらみつけるミナリ。
「あの服一番きにってたのに!!」
「なに言ってんだこの女・・しかたねえ、おい、リックあれをやるぞ」
「おいおいマジか?」
そう言いながらロープを潜りリックが入ってくる。
「おおっと、ここで相棒の登場だ、謎の少女ピンチです!!」
薫がうれしそうに叫ぶ。
「な、あんたさっきからなんなの・・・え?きゃあ!!」
いきなりスコットはミナリを持ち上げるとうつ伏せにする、そして
グイ
とミナリの上半身を後ろに反らす。
「あ、痛い!!いたいいいあああ!!」
思わず叫び声をあげるミナリの口にリックが自分のものをねじ込む
「んんんん!!!」
スコットは状態を反らしながら先程と同じくミナリの胸を攻め立てる。
先程と違い大きく上半身をそらされているため、乳首がそれだけ前にそそり立ち、先程とは、比べ物にならないほど感じやすくなっている。
「どうだ、シュナイダーズの必殺技、‘プレミアム・シート はこれで逝かない女はまずいねえゼ」
ぐいぐいと上半身を反らしながら、胸と口を犯し続ける、シュナイダーズの必殺技、乳首もさることながら、口の中も上半身をそらされているため舌がうまく使えずどんな舌技を持つ女性も犯され放題となってしまう。
「おい、スコット念のためだ、アナルも攻め立てておけ」
リックが相棒に告げる
「用心ぶけいな、おうよ」
「!?んぶ!!うんん!!!」
声にならない悲鳴をミナリが上げるが、左手でミナリの胸を攻めつつ右手で器用に見ないのおしりの穴をほぐし始める。
先程からその様子は大型モニターで余すことなく伝えられ、観客立ちはリングの上の少女がオルガズム・ギブアップを告げるのを今か今かと待ち受けているこらえきれづに先に精を噴出す男性客も出てきている。
「よし、いくぜ」
ズブリ
「!!!!!」
アナルにスコットの物が侵入してくる、口、胸、そしてアナルを攻め立てられる。
「うーんもう終わりかな、以外に持たなかったな・・・」
「悪いなアンちゃん賞金はいただきだぜ」
「いや、きみたちが」
「は?なにいって・・うおう!?」
突然スコットの物がすごい力で締め付けられる。
そしてそのまま、ぐいぐいとスコット自慢のものからせいを搾り出そうと動き始める
「う、す、すげえ」
「どうした、?!うっ!うおう?!」
今度はリックの物に何かの生き物が絡みつくかのようにねっとりと舌が絡み付いてきた。
アナルはしっかりと物をしごくように動き徐々にスコットを追い詰めていく。
「うをす、すげえ」
「嘘だ・・う、うおおおお」
リックはミナリの口の中に精をぶちまける。
次に
「う、うあああ」
スコットもミナリのアナルの中に精を注ぎ込む。
カンカンカンゴングが打ち鳴らされ、ミナリの勝利が告げられる。
リング下より薫が上がってくると身なりをぎゅっと抱きしめる。
「お疲れ様でしたミナリ様、いい試合でしたよ、奥様や旦那様が見てたらきっと喜んでくれますよ」
薫はやさしく耳に息を吹きかけるように言葉を呟く。
巨漢二人にも屈することの無かった少女はその瞬間からだをぶるりと震わせ
逝き果てた。
気が付くとミナリは自分のベットの上で寝ていた。
「お目覚めですか、お嬢様」
見慣れた顔の少年
薫が優しく微笑みかけてくる。
「いやー、あの試合DVDで売られてだんな様と、奥様に買ってきたんですよ、御二人人ともたいそう気にってくれてましたよ・・・ってどうしたんですか?」
じーっと怨むような、いやうらんでる以外の何者でもない顔でミナリは薫をにらんでいた。
「誰のせいであんな目にあったとおもってるのよ!!!」
「ああ、そうそう」
思いっ切りその抗議を無視すると、薫はラッピングが施された箱をミナリに手渡した
「なにこれ」
バリバリと包装紙を破くとなかからは
あの時破られた洋服が出てきた。
「探すの苦労したんですよ」
にこりと微笑む
「・・・・・ば・・か・・・」
ミナリは横になると
箱を手元に寄せ
大事そうに
ぎゅっと抱きしめた。
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