黒川を逃がしたあと、神原とルルベルは小部屋で対峙していた。
「ざまあみやがれ。サリムルクの子孫がメリアを殺す。
それでハッピーエンド、封印は解けずに終りだ」
「君達は本当に素直で良い子で愚かだよ。
どいつもこいつも、まったく、ねぇ?」
予期せぬルルベルの言葉に神原の表情が強張る。
「私がヘマをして黒川くんを逃がしたと思ってるのかい?
私がそんなミスをするはずがないじゃないか。
それと君が以前、私から逃れたと思い込んでる時もそう。
自分が泳がされたのだと気づいても良いんじゃないかなぁ?
無能な魔王のお孫さん?」
「………どういうことだ?」
「ふふ、教える必要はないよ。
神原くんは今から人生で最高の快感を受けて馬鹿になっちゃうから」
「…はっ。余裕こいてると足元すくわれるぜ?
胸がでかいだけのサキュバスがほざくなよ。
お前が何を企んでようが、今ここで始末してやる」
「そんな強気なこと言ってるけど胸が気になって気になって仕方ないみたいだよぉ?
もしかして実は私の胸を一人占めしたくて黒川くんを逃がしたのかな?
頭では否定しても本能がそうしたんじゃないのかな?
いいよ、たぁっぷり、死ぬまで、私の胸を堪能させてあげるよ」
ルルベルは自身の胸を見せつけるように揉みあげながら、神原に歩み寄る。
視線を奪われそうになりながも神原は必死に平静を装った。
だが、ペニスは既にはち切れんばかりに大きくなっていた。
「もう相当興奮してるみたいだねぇ?
このおっぱいに包みこまれながらドクドク白濁液を漏らしちゃうところを想像してるのかな?
それとも、おっぱいにしゃぶり付いて母乳を吸いながら私の中にたっぷりザーメン出しちゃうところを想像してるのかな?」
「だまれ」
ルルベルの言葉を聞きながら目の前でいやらしく揉まれる巨乳を見せつけられるのは大きなダメージだった。
欲情が駆りたてられ、だらしなく快楽に溺れながら搾り取られる自分を想像しそうになってしまう。
神原は相手のペースを乱すべく、一気に近づいて唇を奪った。
「っぅ…!!」
当然のことながら、神原の胸板にルルベルの白い乳房が当たる。
ルルベルが神原の体を引き寄せたせいで、胸板に柔らかい胸の感触が強く押しつけられた。
そしてその中で固くなった乳首の感触がくすぐったく当たる。
キスでは明らかに神原が優勢になって責めているのに、余裕がないのは神原だった。
両手でルルベルの体を万遍無く愛撫しているが、際立った効果もない。
思考が徐々にルルベルの胸に奪われていく。
硬くそそり立ったペニスがルルベルの腹部に当たって滑る。
カウパーが大量に溢れていた。
キスも攻め返されてくる。
頭の中がルルベルの胸のことでいっぱいになりながら、唇を舐められ口内を犯される。
早くも神原は堕ち掛けていた。
「ぷはっ…はぁ…はぁ……」
「ふふっ、良い顔になってきたねぇ、神原くん。
おっぱいで搾り殺されるのと、おっぱいしゃぶりながら搾り殺されるの、どっちが良いか決めていいよ」
「だまれよくそがっ…勝った気になってんじゃねぇよ…!!」
神原はルルベルの肩を手で押さえて自分に胸が当たらないようにしながら濡れた秘所に指を這わせは始めた。
「やだなぁ、神原くん。もう君は負けたも同然だよ?
私のここを弄ってるけど、神原くんの目は胸しか見てないよ?
胸のことで頭がいっぱいなのに無理して戦おうとしてるでしょ?
そんな無駄なことはないよ。
無駄なことは考えないで、この谷間にザーメン溜めることを考えればいいんだよ」
ルルベルは上目づかいに神原を見つめながら谷間に唾液を垂らしてみせる。
唾液は谷間の深くまで蜂蜜のようにとろとろと流れていく。
神原は口を半開きにしてその様子に魅入っていた。
自然と両手がルルベルの胸に伸びていた。
「大きくて柔らかいでしょ?
これでたぁっぷり可愛がってあげるから…ね」
ルルベルの胸から母乳が迸った。
暖かくヌルヌルしたそれが神原の手や体を濡らす。
甘くいやらしい匂いが部屋に充満する。
ルルベルはゆっくりと下の方に向って乳房を擦り付けながら母乳を浴びせる。
神原は直立不動で恍惚としていた。
ペニスにも母乳が浴びせられ滴り落ちる。
それだけで神原は期待と興奮で震えた。
亀頭が乳房の下部に当たってニュルンと滑る。
「くぅっ!!」
「気持いい? まだ挟んでもいないんだからイッちゃ駄目だよ。
イキたいなら、お願いです、ルルベル様のおっぱいで搾り殺してくださいってお願いして?
そしたらペニスを挟み込んで天国を見せてあげるよ」
ガチガチに硬くなったペニスを乳房に執拗に押し付ける。
先端が柔らかい乳房に包まれながら滑らされる。
「ぅっ……舐めるなよ、このクソ女…!!」
「っ!?」
神原がルルベルの乳首をつねっていた。
痛いほどの刺激を受けたらも関わらず、ルルベルの秘所からはよりいっそう多くの愛液が染み出す。
「さっき体中を触った時にお前の弱点は分ったんだよ。
どのくらいの強さでされるのが好きなのかもな。
それにこうやって乳首つまんで引っ張っとけば自慢のパイズリも出来ないだろ?
もうお前の負けは決まった…このままイけ!!」
硬くなった乳首を神原は引っ張り上げる。
ペニスを今にも飲み込みそうだった深い谷間が上に持ち上がる。
「あぁぁんっ!! 乱暴だなぁ、神原くん…
でも…気持いいよぉ…強く乳首つねられるの好きだよ…
でも…それでも…私の弱点見つけただけで勝った気になるのはちょっっとねぇ?」
ルルベルは残酷な微笑を浮かべて神原を見上げていた。
「ああっ!!」
突然、神原が情けない声を上げて腰を引こうとする。
だがルルベルにペニスと陰嚢をしっかりと掴まれて逃げることは叶わなかった。
「ふふっ、乳首責めてるは良いけど、ここがとっても無防備になってたよ?
パイズリしか出来ないとでも思ってたのかな? おバカさん。
私の母乳でヌルヌルのガチガチになったおちんちんをたっぷり扱いてあげる」
「くそぉぉっ…!!」
ルルベルの手が艶めかしく袋を揉みほぐし、ヌルヌルと音を立てて硬いペニスを扱きあげる。
神原は必死に乳首を責めるが思うように力が入らなかった。
あまりにいやらし過ぎる谷間を見せつけられ、ペニスには媚薬である母乳が塗れている。
つまんでいる乳首からも絶えず母乳は溢れだし、指を痺れさせヌルヌルに濡らしている。
扱いてる手は大きな乳房に隠れて見えない。
見えないところで大きな快感が叩きつけられていく。
神原は乳首を放さないようにするのが精一杯だった。
「ねぇ、わかるかな?
今さぁ、タマタマで神原くんの命とか魔力とか大切なものがどんどん精液に溶けてるの。
その濃厚で神原くんの大事なものがいっぱい溶けた美味しい精液が、
あと1分も経たないうちに強烈な快感と引き換えに噴き出しちゃうの、わかるかな、神原くん?」
「…はぁ…はぁ……」
「答える余裕もないの?
大きな口叩いた割には無能な魔王のお孫さんだね。
早く出しちゃいなよ、精液。
気持ちいいの好きでしょ?
10秒以内に射精してくれたら、あとは胸で可愛がってあげる。
10秒より長く我慢したら最後まで手でしか可愛がってあげない。
でも神原くんは気持ちいいの大好きな無能な悪魔だから10秒経たないうちに射精しちゃうの。
神原くん、おっぱい好きだものね?
それで最後はおっぱいに包まれながら限界まで気持ち良くなって死ねばいいよ」
ペニスを扱く手がぎゅっと締まりピッチを上げてくる。
今にも射精しそうになるのを必死に耐えるが限界が近いのは分っていた。
一度射精すれば負けは間違いないだろう。
「さぁ数えるよ10秒。
いーち、にーっ、さーんっ…」
耐えなくてはならない。
耐えて耐えて耐え抜いて反撃のチャンスを掴むのだ。
限界なんて超えてやる。
「しーっ、ごーっ…」
ルルベルのパイズリを食らわないで済むなら好都合だ。
驕り高ぶったこのサキュバスを倒してやる。
「ろーくっ…」
ルルベルの乳首を摘む手に力が入る。
熱い吐息が体をくすぐる。
手の動きは激しさを増している…どうしてこんな気持いいんだ…くそっ!!
「しーちっ…」
限界が近付くにつれてよりルルベルの胸が魅力的に見えてくる。
ただの脂肪の塊であるはずのそれが、怪しく欲望を駆り立ててくる。
見ただけで達してしまいそうなぐらいのいやらしい巨乳。
あれで気持ち良くなりたい……くそっ。
「はーちっ…」
ああぁ…畜生…なんでだ…気持ち良すぎる。
出したい…まだなんとか我慢できるが…出してしまいたい。
何より、あの谷間の中で大量の精液を溢れさせたい…。
どうせ耐えきれるわけはないんだ…ならルルベルの言うとおり早くイって気持ち良くなればいい…!!
「きゅーっ…」
あぁ、もうだめだだめだだめだめだだめだだめだ!!!!!!!!!
あの巨乳に包まれてイキたいっ!!
ああぁぁっ、だめだぁっ、イクっっっっ!!!!!
ルルベルが目を細めて小さく笑った。
大量の精液がペニスから迸り、ルルベルの乳房を下から汚していく。
神原は絶頂と同時に深い喪失感、絶望感と同時に今まで味わったことのない巨大な快感を感じていた。
そしてこれからさらに大きな快感が得られるであろう期待も。
止まらない射精を続けながら神原は乳首を離していた。
巨乳がぶるんと大きく揺れる。
乳首や谷間を、命と魔力の溶けた精液が濡らしていく。
ルルベルは射精するペニスを激しく扱きながら、神原を見つめる。
「ふふふっ、すごいねぇ、こんなにたくさん精液出してね?
すごい勢いで神原くんは自分を損なってるんだよ?
でも気持ち良くて気持ち良くて射精止められないかな?
ははっ、あんまり射精しちゃうと胸で可愛がる前に死んじゃうよ?」
神原は言葉にならない喘ぎ声をあげながら必死に射精を止めようとするが、
壊れてしまった蛇口のように精液は吹き出し続け、まったく止まらない。
止まらない快楽の濁流の中で神原という存在が曖昧になっていく。
「でも流石に魔王のお孫さんだね。
おバカさんだけど莫大な生命力と魔力を持ってる。
このペースで射精しても死ぬのに少し時間がかりそうだよ。
少しペースを上げさせてあげるよ」
ルルベルはいったんペニスを扱くのをやめる。
射精を胸や顔に受けながら、ゆっくりとペニスを谷間へと導いていく。
大きく損なわれ快楽に溺れる神原は歓喜の声をあげた。
射精の止まらないペニスが大きくて柔らかい凶器に挟み込まれ、押しつぶされる。
「くかっ…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
敏感なペニスに強烈過ぎる快感が叩きつけられる。
乳房がペニスを柔らかく包み込み、挟み込み、押しつぶし、舐めまわし、刺激する。
より濃厚さを増した精液が谷間で爆ぜるように溢れだす。
ペニスはしっかりと谷間に捕らわれて姿が見えないが、
ペニスから溢れ出た精液は谷間から溢れだし、噴き出し、ルルベルの体を精液まみれにしていく。
精液でドロドロに濡れた巨乳でペニスをより艶めかしく刺激し、より濃厚な精液を搾りだす。
「最高だよ、神原くんの精液…うっとりしちゃうね。
こんなに美味しくて力になる精液をあと少ししか味わえないと思うと残念だよ。
最後は中にもらおうかな。
さ、全部出し切って死んじゃって」
神原にその言葉は聞こえていなかった。
神原の理性はカウントダウンの途中に死に、神原の心は射精の途中に死んだ。
ルルベルは死にかけの神原を押し倒して、跨った。
そして手早く結合する。
熱く狂おしい感触が彼を襲う。
まるで独立した生き物のように艶めかしく動く膣がどんどん残された神原の命を搾りだしていく。
精液まみれの体でルルベルは腰を振る。
「あっ、あっ、最高だよ神原くん…神原くんの命がたくさん入ってくるよ…
終わらない射精に、損なわれ続ける君の全て。
そして何より、死ぬ直前のその顔!!
最高だよ神原くん、バイバイ」
残酷なサキュバスはとどめをさすべく最高の快感を彼に提供する。
捻りの入った艶めかしいグラインドが神原の最後の精液を導いた。
「あはっ、全部もらったよ、神原くんのぜーんぶね…」
そして神原の全ては死んだ。
The End
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