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B級ホラー学園物11 フィナーレ

「くぅっ…ぁっ…!!!!」
アマリリスの胸はルルベルよりも凶悪に俺の欲望を喚起させた。
爆発しそうな欲望を全身全霊をもって押さえつける。
欲望に走れば、死ぬ。
このまま欲望を抑えながら相手を感じさせることに集中すれば勝てるはずだ。
相手はまだ俺を甘く見て油断している。
「ふふっ、私が油断してると思っているんでしょうか?
あなたが思うほど甘くはないんですよ、私は」
俺の手を巨乳に押し付けながら耳元でアマリリスが囁く。
濡れた唇が耳に押し付けられて熱い吐息が脳に染み込む。
そして…ペニスに冷たい指が絡みついてきた。
「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」
「ハンデはもう無しです。
全力で搾り殺して差し上げましょう」
指が浮き出た血管をなぞる。根元から先端にかけて裏筋を撫であげる。
鈴口やカリを指がくすぐる。亀頭を指が撫でまわす。
既にカウパーでドロドロのペニスをアマリリスの手が快楽で包み込む。
「出してしまいなさい。あなたの命も記憶も何もかも。
もっと気持ち良くしてあげますから…ね?
出して出して消えてしまいましょう?」
誘惑が頭の中に響き渡る。
出してしまいたい。楽になりたい。もっと気持ち良くなりたい。死んでもいい。
…だが……だが…まだ…!!
「…頑張りますね」
答える余裕などなかった。
俺は相手をイカせるために豊かな胸を揉みしだき、ヌルヌルの秘所に指を這わせていた。
どちらの感触も俺の理性を打ち壊そうとしてくるが、気にしちゃいけない。
ひたすら倒すことに専念して手を動かす。
「んっ、さすがはサリムルクの子孫…というわけですか。
でもあなたは私には勝てませんよ。
あなたは内心ザーメン出したくて出したくてたまらないんですもの」
ペニスに絡みついた指がゆっくりと締まっていく。
そして搾りだすようにゆっくりと上下に手が動かし始められた。
甘美で熾烈な快感が俺に襲いかかった。


耐えられない まだ終われない


耐えられない

こんな快感耐えられない!!
だんだん相手を攻める手が緩慢になっていく。
それにしたがってアマリリスの手の動きはテンポよくリズムを上げていった。
気持ち良すぎる。
俺は情けなく喘ぎ声を漏らしてしまう。
生命力が溶け出した精液が今にも吹き出しそうになっている。
「やっぱり出したくてたまらなかったんですね。
今まで出さないで我慢してきたのは私にペニスを触って欲しかったからですか?」
「ちがっ…」
「そうですか。じゃあ触るのをやめましょう」
ペニスを撫であげるようにしてアマリリスの手が離れていく。
白い手とペニスの間にカウパーがたっぷりと糸をひいた。
ペニスは射精直前のわななきを見せながら放置される。
「さぁ、触りませんから私を攻めたらどうですか?」
「……」
チャンスだった。
相手は俺が堕ちたと確信して油断している。
そこで責めればもしかしたら…。
だが、俺の口はそんな考えとは違うことを言った。
「続きを……して…くれ…」
俺は既に快楽に堕ちていた。
アマリリスの手が与えてくれる快感に魅了されていた。
「ふふ、良いでしょう」
アマリリスの手がペニスに絡み付き再び扱き始める…!!
すぐに精液が…出る直前にアマリリスの手は離れた。
「はい、続きをしてあげましたよ。
早く私を攻めたらどうです?
あなたは私を倒すのが目的なのでしょう?
自分が死に、自分の大切な人たたちも死ぬことを承知でザーメン撒き散らすのが目的じゃありませんよね?」
「っ……!!」
またペニスに手が絡みついてきた。
艶めかしい手つきで絶頂直前まで高めて、離れていく。
俺の生命力がどんどん精液に溶けていく。
濃厚な精液が大量に生産されていく。
「ザーメン撒き散らすのが目的なんですか?」
「そういうわけじゃ……くそっ…」
裏筋がツーッと撫でられた。
ペニスがビクビクと震える。
「どうなんですか? どうしたいのかぐらい言ってくれないと。
精液まき散らしたいなら要望に応えて差し上げますよ」
また裏筋が撫でられる。
イク直前までの刺激で微妙に保たれている。
俺はもうイキたくてイキたくてたまらなかった。
理性はもう崩壊していた。
「いかせてくれっ、頼むっ!!」
「死んでもかまいませんか?」
「かまわない!!」
「大事な人が死んでもイキたいんですか?」
「そうだ!! いいから速くいかせてくれっ!!」
「良いでしょう。私は快楽に溺れて消えていくあなたのような人は大好きですよ。
たっぷり気持ち良くしてあげますね」
アマリリスの両手がしっかりと俺のペニスを握って激しくシェイクした。
それとほぼ同時に俺の命が噴き出していく。
ドクドクと濃厚な精液が迸り、アマリリスの手や体を汚す。
俺は急速に体温が低下したのを感じた。
だが、極上の快感の中、自分に死が近づいてることなんてどうでも良かった。


BADEND


まだ終われない

このままやりあってたら不利だ…手で一方的に搾り取られる。
相手がもう油断してないなら一気に攻める。
長期戦になったらこっちが不利だろうしな。
どっちにしろ無謀だが…仕方ない。
「ふんっ」
俺はアマリリスを押し倒した。
ペニスから手が離れる。
アマリリスは面白そうにこっちを見ている。
「もう我慢できなくなってしまったんですか?
たっぷり犯してくれて構いませんよ。
結果としてどちらが犯されることになるのかは明確ですが」
「黙れ。お前をイカせるためにこれをぶち込んでやるんだよ!!」
俺は一気にアマリリスの秘所にペニスを突き込んだ。
「!!!!!」
奥まで突き込むと同時に俺は動けなくなった。
あまりの快感に動けなくなった。
膣はペニスをキツく締めつけて、根元から搾りだすように蠕動している。
ペニス全体を内壁に舐められ締め付けられ吸いつかれる。
止まっていても激しく膣にペニスが犯されている。
通常じゃありえない感覚だった。
ペニスを通じて魂に傷を入れられてるような気がした。
そしてその傷から魂がドロドロに溶けていく。
至福の快感と共に。
射精を耐えられなかった。
「だめだっ、だめだ、だめっ!!!!!」
アマリリスの胎内に俺の命が迸る。
快感に俺の理性は破壊された。
「ふふっ、無謀でしたね、私の中に入れるなんて。
どうぞ、もっとたくさん私を犯してください。
遠慮せずに腰を動かして快楽でバラバラになってしまってください」
それからは勝手に腰が動いた。
「あ、ああっ、ああああっ」
アマリリスの膣が変化をつけながら俺の精液を搾り取る。
俺は激しく腰を動かしながら、生命力や記憶を損なっていった。
アマリリスの豊かな胸が腰を突き入れるたびに揺れる。
もう自分が何のために闘っていたのかもわからなかった。
何度も何度も射精する。
俺の腕は老人のように細く干からび始めていた。
射精を繰り返し、とうとう動けなくなってアマリリスの体に倒れ込んだ。
「最高ですよあなたの精液は…最後の一滴まで残しませんからね」
俺の体を横に転がして、アマリリスは俺の上に跨った。
騎乗位の体勢で俺のペニスを飲みこんでいく。
そして艶めかしく腰をグラインドさせ始めた。
俺はまた射精した。
もう限界が近い。
ひどい喪失感だった。
アマリリスが腰をひねって上下に動いた。
何度も射精を繰り返しながらも硬さを増してているペニスが膣の内壁に揉まれる。
「っあ……」
「んんっ…ふふっ…さぁ……そろそろフィナーレです。
せっかく私も盛り上がってきたところだというのに、残念ですね。
何もかも出しきって…死になさい」
膣がペニスを今までになく激しく締めつけて吸い上げる。
俺の最後の命のエキスが迸ろうとしていた。
最高の快楽の中で、世界は急速に光を失っていった。


























『おい、死ぬのは早いぞ』
なんだ……?
『お前はまだ死ぬわけにはいかないんだよ。
いいか、良く聞けよ』
世界は真っ白で見知らぬ男が俺を見下ろしているだけだった。
『俺は自分の血統に呪いをかけた。
アマリリスを殺すためだけを考えて使った呪いだ。
お前はまだ死ねない』
どういうことだ…?
『理屈は考えなくてもいい。
お前に流れる血がお前を一時的に強くしてくれる。
俺を含む多くの者が望んだアマリリスの死を実現しろ。
 死ぬのはそれからだ。いいな?』
何を言ってるんだ…?
『煮え切らないやつだな。
お前に大事な人はいるか? いるならそいつを幸せにすることだけを考えてアマリリスと戦え。
くだらん欲望も怒りも何も考えず、幸せな未来と果たすべき使命に命をかけろ。
それでお前は勝てる。いいな?
さぁ時間だ。勝てよ!!』
視界が暗転した。








「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!」
俺は残された体力を振り絞り、全力で下からアマリリスを突きあげた。
ボロボロになった体からこれだけの力が出るなんて信じられないが、とにかく俺の体は動いた。
硬いペニスがアマリリスの奥深くを揺らす。
「あぁぁんっ!! まだこんな力が残っていたなんてっ…くっ…」
そう言いながらも腰は艶めかしく激しく動き続ける。
快感と引き換えに俺から何もかも奪おうと容赦なく動き続ける。
一旦力が満ちたがこれじゃ…ヤバイ。
体は動くもののあと一回出せば、もう無理だろう。
俺は負けじとアマリリスの腰を掴んで何度も突き上げる。
「ふふ…ふふふっ……そうですね…こうでなければ……
死が近づき緊迫した戦いであればある程、歓びが増すというものです…
ああっ、すごく気持ちいいですよ…んんっ。
あなたの努力や根性に応じた…私に出来うる最高の快楽を差し上げましょう」
その言葉と同時に不思議なことが起きた。
床に仰向けになってアマリリスと繋がっていたはずなのに、背中が柔らかい感触に抱きとめられていた。
「!?」
俺の下でアマリリスが俺の体を抱きとめていた。
背中だけじゃない。
複数人のアマリリスと同じ姿の女が俺の体に群がっている。
「な、なんなんだこれは…!!」
「私の影ですよ。 私と一緒にあなたを気持ち良くしてさしあげますから…
されるがままで最後の一滴まで出してくださいね」
アマリリスの影達はそっくりそのままアマリリスと同じ姿だった。
どこまでもいやらしく美しい。
その女たちが俺の体中にキスの雨を降らせる。
軽く触れるキスをしている者もいれば、吸いついたり舐めたくっている者もいる。
乳首はレロレロと舐められ硬くなっているのを感じる。
豊かな胸を押しつけてくる者もいた。
筋肉の筋や骨に沿って熱い舌がなぞっていく。
指は舐められたり、秘所の中に導かれたり。
俺の下にいる影は柔らかく俺の全身を抱きしめ、首筋を舐めてくる。
耳には共鳴するようにたくさんのアマリリスの喘ぎが染み込んでくる。
体中を複数人のアマリリスに愛撫される。
その間もアマリリスは艶めかしく腰を動かし、膣でペニスを搾り上げる。
腰の動きは激しく耐えがたい快感をもたらした。
発狂しそうな快感だった。
魂までも熱くとろけてしまいそうだ。
すぐにでもイッてしまいたい。
快楽と欲望にすべてを絡め捕られてしまうのを耐えながら、下からアマリリスを突きあげる。
ああ…もう、すぐにでもイッてしまいたい。
「んっ、はぁ、はぁ、はぁぁっ…」
アマリリスはかなり高ぶっている。
もう少しでイクはずだ。
余裕がないのが見て取れる。
このまま一気に攻め上げればアマリリスは達する。
それで世界は危機を免れる。
多くの人の望みが叶う。
井上もきっと助けることが出来る。
あと少し…あと少し下から突き上げれば…!!
だが。
もう俺は耐えられそうになかった。
俺の全てが溶けた精液がペニスの根本でドクドクと放出のときを待っている。
アマリリスが叩きつけた無比の快楽は俺に耐えきれるものではなかった。
俺は必死に耐えながらアマリリスを突きあげる。
だが。
俺の中で快楽に屈して楽になりたいという欲望が加速度的に膨張していた。
全部溶けてしまいたい。
快楽があればそれでいい。
欲望が理性も使命も心も全てをひれ伏した。
もう出る…!!
アマリリスと影達が残酷に微笑んだ。


「黒川くん!!!!」


知ってる声が聞こえた。
これは……井上…?
その声は疲れ果てて掠れていたが、確かに俺に届いた。
その瞬間に俺の中で何かが弾けた。
声にならない叫び声をあげながら俺は我武者羅に腰を突きあげた。
アマリリスが嬌声とも悲鳴ともとれる声をあげる。
もう射精は止められない。
熱く濃厚なマグマは今にも吹き出そうと動き始めている。
確かに間違いなく俺は快楽に破壊され死ぬ。
だが…その前にアマリリスを倒す!!
全てが溶けた精液が尿道を上り始める。
絶望的な快感と喪失感が訪れる。
それでも俺は動けなくなるその瞬間までアマリリスの奥深くをペニスでえぐった。
勢いよく大量の精液が尿道を駆け上がり、子宮にぶちまけられた。
尋常じゃない量と勢いでアマリリスの胎内を満たす。
アマリリスがひときわ大きな嬌声を上げて体を震わした。
絶頂の震えがペニスに伝わってくる。
射精はまだ終わらなかった。
アマリリスの体から光が迸り始める。
「っぁ、ああぁっ、そんなっ、私がイクなんてっ……そんなっ…!!」
視界が急速に暗くなっていく。
体はもう動かなかった。
耳も聞こえない。
破滅的な快感に曝されながら、俺という人間は溶けていった。




***




アマリリスは死んだ。
俺も死んだ、はずだった。
アマリリスの死後、天使と悪魔が総力を上げて俺を蘇生してくれたらしい。
病弱な少女程度の体力しかなくなってしまったが、記憶まで戻るとは驚きだ。
禁忌やら奇跡やら色々使われたらしい。
天使たちも悪魔たちもアマリリスを倒した俺に並々ならぬ感謝をしているらしかった。
それだけアマリリスによる被害は大きかったのだ。
過去に天界も地獄も滅びかけたというのだから、よく自分が勝てたと思う。
や、正確には相討ちか負けだな。
助けてくれる人がいなければ俺は死んでいた。
あの時、井上は結界の中で欲情するのを耐えながら必死で屋上まで来たらしい。
俺を助けるために。
メリアに犯されたダメージが大きく、立つのも大変なぐらい衰弱していた。
それなのに体育館地下から屋上まで這いつくばりながらも来たらしい。
そして屋上まで辿り着いて、俺の名前を呼んだ。
その一言が俺に力を与えてくれた。
おかげでアマリリスを倒せた。
どれほど深い感謝をしても足りない。
俺が目を覚ましたとき傍にいてくれたのも井上だった。
涙を流して喜んでくれた。
俺も井上もお互いのことを詳しくは知らないけれど、同じ気持ちだと分った。
それから俺達は付き合い始めた。
井上のことは絶対幸せにしてやろうと思う。

アマリリスの結界のせいで、あの街に住む大半の人間が死んだ。
路上だろうが駅だろうがお構いなしに男女が交わり、快楽に飲まれながら自らの命を削っていったらしい。
自室で自慰に耽りながら死んだ者も多いそうだ。
助かった者もいるが、その多くはひどく衰弱している。
井上と俺の家族はみんな死んでしまった。
この大事件は天使と悪魔が情報コントロールによって揉み消した。
日本から町がひとつ、最初から無かったことになった。
俺と井上は二人で生活していくことになった。
金銭面や様々な援助を天使たちと悪魔たちがしてくれた。
そして俺達2人は悲しみや苦難を乗り越えながら、幸せな生活を築いていった。


今でも、たまにアマリリスと交わる夢を見て夢精することがある。
だが、断言しよう。
サキュバスの盟主と交わるより、愛する妻と交わる方が断然充実している。


HappyEnd
ようやく終了。
学園物とB級ホラーが欲しいって声を受けて一発ものとして始めたコレが11話まで伸びるとは思わなんだ。
だから矛盾とか多いのは勘弁ね。
全体としての出来は微妙かなぁ…長編は難しい。

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