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B級ホラー学園物4

ついさっきまで渡り廊下に居たのに、気がつくとひとり違う廊下にいた。
ルルベルも神原も井上もいない。
何が起こったんだ? さっぱりわからない。
サキュバスに悪魔に瞬間移動? 夢か?
でも夢にしちゃさっきまで自分が経験した快楽は鮮明すぎた。
「ちょっと…そんなところに突っ立ってると危ないわよ?」
保健室の入口から水沢先生がこちらを見ていた。
…保健室? ってことはここはB棟の一階か。
水沢の目は赤くない。ずっと保健室に隠れてたのか…。

中に入り静かにドアの鍵を閉める。
「ふぅー、良かった。生き残ってる子もいたのね」
カーテンが閉められていて保健室の中は薄暗かった。
水沢は色っぽくて男子生徒から人気のある教師だ。
スタイルが良くて挑発的な表情がそそるのだ。
「こっちへいらっしゃい。
疲れたでしょう」
その水沢と密室で二人きりだった。
俺は言われるままに水沢の近くへ行いベットに腰掛ける。
美人で危ない感じがする教師だ。しかし、それにしても今の水沢は妙に魅力的だった。
白衣の隙間から深い谷間が見える。
…下に何も着てない様に見えるのは気のせいか?
女の甘い匂いがしてくる。谷間から目が反らせられない。
ペニスに血が集まる。
さっきまでルルベルにイカされかけていたこともあって、すぐにビンビンに硬くなった。
「こんなになっちゃって…大丈夫?」
俺の隣に腰かけた水沢が耳元で囁いてくる。
水沢の手が硬い俺自身に軽く指を這わせる。
「サキュバスに襲われても平気なようにこれを鎮めてあげる…」
水沢が流れるように俺の脚の間に移動して、ペニスを握りしめた。
ゆっくりと手が動かされ始める。
気持いい…ぼんやりと思考に霧がかかる。
何かがおかしいのはわかる。
でもそれを追求したくない。
現状に甘んじるのがもっとも気持のいい選択だとわかるから。
ペニスを扱く手。先ほどよりも深くまで見える谷間。挑発的な舌舐めずり。
それを快楽に没頭しながら見入るのが正しい選択か。
違うのはわかってる。
だが…俺は動けなかった。
「どうやって楽にしてほしい?
舌でレロレロしてあげようか…それとも胸で揉みほぐしてあげようか…」
俺は答えなかった。
見たことは有っても話したことは一度もないのに、どうして俺の名前がすぐにわかったんだ?
生徒は数多くいるのに…。
違和感が増してきた。快感に甘んじるわけにはいかない、そう思えてくる。
「リクエストなし? じゃあ胸で気持ち良くしてあげる…」
白衣がゆっくりとはだけて、大きめの乳房が露になった。
やっぱり白衣の下には何も着てなかった。
乳輪が大きめだ。乳首が上向きに立っている。
甘い匂いが強くなる。
ついさっきのルルベルの胸を嫌でも思い出してしまった。
現状と記憶のふたつが俺のペニスを更に固くする。
胸が優しく俺のペニスに触れた。
柔らかい感触が伝わり、やがてペニスのほとんどが柔らかい感触に包まれる。
気持ち良くてカウパーが止まらなかった。
しかし…おかしい。
「余計なことは考えないで…楽になりましょう?」
水沢の目は青い。
翼も尻尾も見えない。
だが、確信が有った。
この女はサキュバスだ。
それがわかる。
問題はこのサキュバスが与えてくる快楽への誘惑に屈するか否か。
正直言って既にされるがままだ。
柔らかい胸と硬いペニスの間は溢れだしたカウパーで満ちている。
ヌルヌルとした柔らかい快感に俺は打ちつけられている。
どうすればいいか…?

<1>騙されてるふりをして反撃のチャンスを伺う <2>言葉で揺さぶりをかける

<1>騙されてるふりをして反撃のチャンスを伺う

サキュバスだとバレてると知ったら、更に激しく責めてくるかもしれない。
それはまず耐えられない。
もう少しパイズリを受けて油断させて責めまくればいい…。
「ふふ…堕ちたも同然ね…」
「え…?」
ペニスが胸で両側から強く圧迫される…!!
精液が今にも吹き出しそうになる。
「楽になりたいんでしょう? 自分で動いてみたらどう?」
柔らかい感触にきつく締めつけられる。
すぐにいけそうなのにギリギリ出せない。
くそっ…でもこれは…チャンスかもしれない。
相手を責める…
「ひっ」
「黒川くんが自分で動かないみたいだから、やっぱり先生が搾り取ってあげる。
感謝してね?」
俺が攻めようとした瞬間、水沢は胸で圧迫したまま大きい動きでペニスを扱き始めた。
その強すぎる快感がたやすく俺の理性を粉砕した。
俺は結局水沢にされるがままで射精した。
谷間から精液が噴き出して水沢の口元を汚す。
体力や精神が損なわれる。大きな喪失感と快感。
やっぱりこの女はサキュバスだった…。
「たくさん出たわね。でもまだ収まらないでしょう?
本当に楽にしてあげるから…」
どうしてサキュバスなのに瞳が赤くないのか。
このとき簡単な答えにたどり着いたが、遅かった。
そんな思考も何もかも水沢の谷間にドロドロに溶けだしてしまった。

BADEND

<2>言葉で揺さぶりをかける

このまま耐えられる気がしない。
この状況から責めるのも難しい…なんとか隙を作ろう。
相手の注意を逸らしたり驚かせたりすればいい…。
俺は快楽に毒されそうになっている頭を必死に働かせる。
「お前はサキュバスだ」
言ってやった。水沢の動きが止まる。
「何を言ってるの、黒川くん?」
動揺しているのがわかる。
受ける快感が弱くなった。
「私の目を見て。サキュバスは赤いけど私はあなたと同じ黒よ?」
「カラコンでもつけてるんじゃねぇの? だいたい匂いで分るんだよ、サキュバスだって。
それに白衣の下に何も着てないなんでどこの痴女だよ。
人間を馬鹿にするんじゃねぇ!!」
少し驚いた顔をしてから、ゆっくりと水沢の表情が変わった。
何か面白い玩具を見るような目で俺を見る。
「あなた…面白い子ねぇ…。
匂いでわかる、か。でも人間を馬鹿にするなだなんて…ふふ…ふふふっ」

びりっ!!

水沢の背中の白衣が破れて大きな翼が現れた。
足もとに長い尻尾も見える。
瞳は赤く変わっていた。
「ふふふ…あなたの言うとおり、私はサキュバス。
大きな力を持ったサキュバスはある程度見た目を変えられるのよ。
ずっと学園側にスパイしてたの。
あまり信頼はされていなかったけど…今あなたを犯せるチャンスに恵まれたのだから良しとするわ」
目の前で起きたことに驚きを隠せなかった。
非現実的なことばかり立て続けに起こるな…今、水沢が言ったことも不可解な点が多いし。
まぁ、とにかくペニスは胸から解放されていた。
生き残るチャンスが到来したわけだ。
「あなたを全力で搾り殺してあげる。
サキュバスだと気付いたところで、手遅れだったのよ」
俺はたやすくサキュバスに押し倒され、体を重ねられた。
挑発的な笑みを浮かべたかと思うと、唇が唇に吸いついてきた。
さらさらした肌の感触が全身に刷り込まれる。
胸はさっきまで俺のカウパーでヌルヌルだったはずなのに、さらさらと柔らかい感触を胸板に与えてきた。
肌からカウパーを吸収してしまったようだ。
ヌルヌルした尻尾が俺の脚に絡みついた。
逃げるのは無理そうだな…。
熱くいきり立ったペニスに、熱く溶けた秘所が触れる。
今までとは異なる強さの快感が走る。
この女が本当に強い力を持ったサキュバスだとわかる。
だが、俺は妙に冷静だった。精神を強く持つことが出来るのを感じていた。
相手の舌に舌を絡ませ応戦する。
キスだけでも気持ちがいい。だけど、それは相手も同じはずだ。
臀部や胸に指を滑らせ愛撫する。
「ん…上手ね…」
水沢が口を離した。意外とこっちが優勢か?
「でもね、これでおしまいよ。
サキュバスのアソコはすごいんだから…」
水沢が上気した顔で俺を見降ろし…一気に深く結合した。
「かはっ!!」
全身に尋常じゃない快感が走りまわり、体が硬直する。
水沢はおかまいなしに最初から激しく腰をグラインドしてきた。
巨乳が動きに合わせていやらしく揺れる。
俺は許容範囲を明らかに超えた快感に涎を垂らして悶えていた。
射精を我慢しているは奇跡に近い。
「ほら、ほら、ほらっ!! 早く出しちゃいなさい!!」
激しい動きで俺を追い詰めてくる。限界なんて超えている気がする。
意識が飛びかける。精液が出そうになる!!
だが…感じてるのは俺だけじゃない。
硬くて大きいペニスを咥えこんでいる秘所から、熱い愛液がとめどめなく溢れだしてくる。
相手も感じてるのだ…サキュバスは無敵じゃない…耐えて耐えて…責めて責めて…勝つ!!
俺はサキュバスの腰を掴んで勢いよく突き上げた。
「あぁんっ!! やるじゃない…」
効いている。だが、動けば俺が受ける快感も増す。
何が何でも堪え切る精神力が必要だ…!!
俺の体は震えていた。強すぎる快感で。
でも快楽に堕ちる気は全くなかった。
一気に勝負つけるべく、サキュバスの体をのけぞらせてGスポットに激しいピストンを叩き込んだ。
「やぁっ、あっ…こんな、短期間で成長するなんて…ますますその力が、欲しいっ…!!」
水沢が俺の上で太ももを閉じた。
激しいピストンを、より締まりの良くなった魔性の膣が出迎えた。
「!!!!!」
絶叫した。

心臓がバクバクと高鳴り止まらない。
全身から不快な汗が出ている。
「はぁ、ぁ、そんな、仙崎のおもちゃに…負けるなん…て…っ…」
絶頂に達したのは水沢の方だった。
膣内をきつくしたのはもろ刃の剣だったのだろう。
良い具合に感じているところへ、より密着度が高い状態で激しいピストンを受け入れてしまい達してしまったのだ。
水沢が光を放って消える。白衣だけが俺の上に舞い落ちた。
…ギリギリ過ぎる勝負だった。
いつ出してもおかしくない筈だったのに耐えきれた。
でも、限界超えて痙攣しているペニスを見る限り、本当に鎮めないとまずそうだ。

…俺は水沢の感触やルルベルの胸、井上と繋がったことを考えながら3回もオナニーをしていた。
水沢の着ていた白衣が白濁にまみれる。
こんなに出したのに不思議と疲れは感じていない。
どうしちゃったんだ俺の体は…?
サキュバスを見ただけで思考が停止したり、雑魚を井上と2人でなんとか倒せる程度だったのに、
今、明らかにある程度力を持ったサキュバスを一人で倒してる。
自分が変化している気がする…なんか不気味だ。
知らないことが多すぎるからかもしれない。
…考えても仕方ないか。知らないことはわからない。
とりあえず生物室まで行ってみよう。
神原や井上とも合流できるかもしれない。
本スレから転載。

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