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制服の価値は

着衣淫術
…淫術の中には着衣のまま男をイかせてしまうものがあるらしい。ただのウワサだ。



「お前がこの町を襲っているという淫魔か、なんだかなり若いじゃないか」
久々にハンターがやってきた。わたしを倒すために。わたしの名前も売れ始めたのかな。

「へんなところを根城にしているんだな」
「まあ、趣味でしてね」
はじめてこの町に来た時、襲った男が服屋だった。それからしばらくここで暮らしている。

「前置きはいい、さっさと犯ろうぜ。どうせ俺たちは敵だ」
血気盛んな男がきたものだ。とはいえわたしにはわたしの戦い方がある。

「戦う前に…ちょっと変則的なルールがあるんだけどいい?」
「なんだ?おまえにとって有利なものじゃないだろうな?」
「あなたは30分、わたしの責めに耐えられたら勝ち、イかせられなかったらわたしの負け、
その間あなたからはいっさい攻撃をしてはいけない」
「そんなの…おまえにとって…」
「最後まで聞いて、ただしわたしは着衣のまま戦う。多少の乱れはともかくあからさまに服を脱いだらわたしの負け。
勝ったらあなたの好きなように好きなだけわたしの体を楽しんでくれたらいい。そのあとわたしは消滅する」
「そのルールをお前が守るとは限らない…」
「バトルに関して嘘は言わないし、あなたもハンターならこの部屋にかけられた術式がわかるでしょう、
今言ったルールを守らなければ即刻消滅しますよ」
男はしばらく考えているような仕草をしたが、
「ふむ、…たしかにな。俺も30分でかたが付くなら話が早くていい。その条件で戦おうじゃないか」

「そうそう、これは別にルールじゃないんだけどイっても制服にはかけないで欲しいの。嫌いなの。服にかけられるのは」
「いらぬ心配だ、俺はイかない。そしてお前は負けるのだから」

そしてまた今日も狩りが始まった。この男も知らないのだろう。
制服は飾りじゃない。服を着るとその役になりきる暗示がかかることを。
そして服というものはある種の人間に対しては強力な武器となりうることを。

「ちょっと待っててね。着替えてくるから」

それとね、もう戦いは始まっているし終わっているのよ。
入ってきた時からちらちらと視線をさまよわせていたのを見逃してはいない。男が見ていたのは…

「お手やわらかに頼むわね」
着替えたのはセーラー服。夏用で上は白く胸元は赤いスカーフ下は紺のスカートというオーソドックスなもの。
狭い部屋にすっぱだかの男と制服姿の女の子なんてシュールな光景だろうな。

わたしは右手を差し出した。握手を求めて。男は最初もじもじとしていたけど
おずおずと右手を出してきた。その手を掴む。すごく汗ばんでいる。表情を確認すると
顔を真っ赤にしてうつむいているがどうも制服を見ている。やっぱりね。
さっきまでの多弁で強気な態度がうそのようだ。
わたしは握手したまま体を近付け彼の耳元でささやいた。
(女子校生の制服が好きなんでしょ。変態)
彼は驚いたようにわたしの顔を見つめ、すぐに目をそらせた。

まずは手コキからやってあげましょうか。
「あんまり簡単に出さないでよ。さすがに手コキだけでイっちゃった男なんていないんだからね」
なんてね。この人も制服姿の少女に手コキされたことなんてなさそうね。その状況だけで興奮してそうだ。
わたしは屈み込み男の太ももから膝にかけて乳房をピッタリとくっつける。
ぎりぎり乳首だけを隠すように制服を捲くりあげて、下乳のふくらみを感じさせるようにして。
左手は男のお尻の方から右ももに絡めて逆手に玉々を優しく揉みほぐす。
そして口元をさげわからないくらいに舌で亀頭を刺激する。
実際にはわたしの上半身を全部使って愛撫してあげているんだけど
男の視界にはただ手コキをされてるだけに映っているはずだ。

「えー?なんかおちんちんがドクドクしてきたよ?まだ手だけだよ」

実は制服の生地も凄いのだ。肌触りや柔らかさ。
微妙に透けて見えそうで見えないところとか。

「わたしのおっぱいも見てないのに射精しちゃうの?あなたはおっぱい好きなんでしょ。
最初胸をちらちら見てたもんね。わたしが気づいてないとでも思ってた?ほら、このおっぱい見たいんでしょう?」
わたしは男の手をとり制服の上から乳房へと導いた。
「わかる?ブラしてないの。直接さわりたいなら我慢してね。あなたが勝ったらいくらでもさわれるからね」
男がゴクリと唾をのみこんだ。
「でも今ちょっとだけ感じさせてあげようか?」
わたしは胸をペニスに押し付けてちょっとだけ体を上下に揺らせた。
「制服越しのパイズリってのもなかなか面白いでしょう」
胸を押し付けているだけなんだけど、こういう言い方をするとこの手の男は感じるみたいなんだよね。

しばらくは地味に責めていたんだけど、5分もしないうちに男が目を閉じた。理由はわかっている。
制服を見ていると我慢ができなくなってきたのだ。

「ほーら、目を閉じないで。それとも裸にもなってもない女の子を見るだけでイッちゃうの?
女子校生見たら射精しちゃうような変態くんなの?」

それでも男は目を開けようとしない。
「そう、そんなに見たくないの…。だったらこういうのはどう」
わたしはペニスを握り締めたまま男の背後に回りこみ抱きついた。
二人羽織のような状態だ。そのまま背中に胸を押し付け上下に擦り付ける
わたしの体中の毛穴から汗が大量に噴出す。女の子の汗。甘いフェオモンの漂う汗はセーラー服を濡らす。
そしてぬるぬるになったおっぱいをさらに密着させる。手のひらの滑りもよくなる。後から抱きついたままペニスをこする。
男がマスターベーションするのってこんな感じなのかな。
「はっ…はっ…ふう…ふうー」
必死で呼吸を整えようとしている。でも無駄だよ。わたしはべとべとになった体で…男を抱きしめた。
「どう、これが女子校生の匂いよ?甘いでしょ?くらくらするでしょ。わたしの匂いと体温を感じてね」
男はしばらくウーウー唸っていたがヤばいと思ったのか腰を曲げてわたしから離れた。
わたしはすかさず男の前にまわりこんで切なそうな瞳で男を見つめる。

「射精しそうだったの?ふふこれで隠してあげるから精液出していいよ…なんてね」
わたしはスカートを捲くってペニスの上に被せた。そしてペニスの先っぽがわたしのパンティにぎりぎり
当たるか当たらないかという状況で擦り付ける。
ぼーっと制服を眺めている男の右手をとり、そっと肉茎をつかませる。上からわたしの手を添えてゆっくりと上下させる。
2、3こすりした後、さっと手を放す。すると男は自分で扱きはじめた。でもわたしは気づかないふりをして。
――― ふふ
もどかしい状況。ぎりぎりなのに激しく亀頭がこすれているのがよくわかる。
下着越しに必死で扱いているのがわかる。ぬめりのある液体が伝わってくる。
もうペニスは我慢汁でぬるぬるを通り越してびちゃびちゃになっている。

そんな男の耳元で今気づいたようにつぶやく。
「ああ、これだとイったかどうかわからないか。ん?なんかへんだよ」
わたしはお互いが見えるようにスカートをおおげさにめくった。
男の怒張した亀頭とガマン汁でびしょびしょに濡れたわたしのパンティがあらわになる。

「あっ…あ…だめー見るな!見ないでー見せないでー」
男は情けない声で懇願した。そこに白々しく言ってやる。
「えっ自分でしごいてたの?イっちゃったら負けなんだよ?」
男は根性でペニスから手を放そうとした。だけどわたしはその手を押さえつける。

すごいすごい!もうほとんどイきかけてるのに必死で耐えてる。うわーホンと辛そうだよ。
でもね射精寸前まで高められたペニスは止まらないよね。駄目押しにわたしは目を潤ませ申し訳なさそうな顔で
男を見つめながら尿道口に顔を近づける。男がなにかを期待した顔をした。
そこでニッと笑みを浮かべ上目使いで舌を出す。
「フェラしてもらえると思った?あなたのおしっこが出るところなんか汚くて舐めるわけないでしょ」

そしてわざと胸元を緩め上乳をみせながら言ってあげた。
「つらそうだから後は何もしないからずっと見ていてあげる、我慢できるかなぁ〜」
そこで思い出したように付け加える
「あ、制服にかけちゃ駄目だよ」
わたしの生あたたかい吐息を限界寸前の亀頭へふっとと吹きかけた。

「そ、そんな、ああっ!駄目出る。かかっちゃうよ…服に…ごめん…出る!」
びゅっびゅびゅっ!!!
短く激しい痙攣を起こしつつ、わたしの顔に服に熱い精液がかかる。
びゅびゅびゅ!
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
男は謝りながら何度も何度も精子を放ち続けた。
イく間際の顔を見られるのが恥ずかしいのか左手で顔を隠しながら。
だけど右手の動きは止まらない。白くて臭い雄の匂いが充満する。

「あーあ。出しちゃった。裸にもなってない女の子にイかされちゃったね」
わたしは顔についた精液を指ですくいとり、口の中に入れながら言った。
「ん、美味しい。着衣のまま戦うのも嗜虐的で好きなのよね。
男は自分だけおちんちん丸出しで無様に射精するんだから。
情けないね。プライドないね。クスクス」

「だいたいあなたまだ15分も経ってないわよ。ほんとにプロのハンターだったの?
あれだけ服にかけちゃ駄目って言ってたのに服にかけちゃうし」
まあ全部作戦通りなんだけど。

着衣は男にとって有利…そんなことはない。ある種の趣味の男には絶望的な弱点になる。
男は服を着てもバトルにおいて男でしかない。
しかし女は服を着ることで学生にもメイドにも看護士にもなれるのだ。
だから服を脱いだりはしない。たとえばセーラー服なら全てを脱いでしまったら
それは女であって女子校生ではなくなるのだから。

「じゃあ次は本番っていきたいんだけど…ここでお仕舞い。我慢できなかったからね。
残念だったね、最期の射精がオナニーで」

ぶぴっ…ぴゅる…びゅくびゅ…びゅくん…粘性のつよい精液が溢れている…止まらない。射精が止まらない。
そんな男を横目に見ながら、わたしは次の獲物をどんな制服で狩ろうかなんて考えていた。
思いついたネタをつなぎ合わせたから
つながりが変なとこがあるかも。

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