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B級ホラー学園物3

「ふふ…ふたりで協力して勝てたね」
井上が俺のペニスに顔を寄せて上目づかいで見つめてくる。
瞳は赤くない。サキュバスにはなってないようだが…なんだ、このいやらしさは。
「うっ」
井上のほっぺたが限界ギリギリのペニスに触れた。
本当にほっぺたが当たっただけなのに…正直やばい。
「黒川君のすごく熱くて硬くなってるね…次戦う前に鎮めといた方がいいんじゃないかなぁ?」
俺を見る目つきがいやらしすぎる。
井上てこんな奴だったのか…?
愛おしそうに俺のペニスに頬ずりし始めた。
「熱くて、硬くて、大きくて…いいなぁ…」
ギンギンに硬くなったペニスに頬の柔らかい感触が伝わり…
俺は射精していた。
思考が一瞬快感で埋め尽くされた。
「んっ…顔射されちゃったぁ…」
井上の頬っぺたが俺の精液で白く汚れる。
顔射なんて言葉知ってるとは意外だな…
ほっぺたについた精液を指ですくって口に運んで、井上は言った。
「黒川君の味…おいしい…」
…本当にサキュバスじゃないのか疑いたくなるな。
もっと井上を汚したくなる。
「お前ら何をしてる?」
怪訝な顔で神原が俺達を見ていた。
神原はサキュバスに一人で勝てたのか…何者なんだこいつは。
「何をしてるんだ。余計な体力使うんじゃない。
早く行くぞ。ここは安全じゃない…っ!?
ちっ、走れ!!」
なんだ?? 急にどうしたんだ??
疑問を口にするよりも早く俺と井上は神原に引きずられるように廊下に出た。
そのとき一瞬教室の方に振り向いて…ぞっとした。
サキュバスの群れが窓から侵入してきていた。
10人を越える魅力的な女体が目に焼きつけられる。
「おいで…」「いらっしゃい…」「気持ち良くしてあげる…」「精液いっぱい搾り取ってあげる…」
誘惑する甘い声。教室に引き返したい衝動に駆られる。
「このまま一気に走るからついてこい!!
振り向いたり余計なことを考えるなよ!!」
神原の叫び声が衝動をなんとか抑えた。俺と井上は神原に続いて走り出す。
後ろからサキュバスの群れが追いかけてくる。
たくさんの甘い声が後ろから追ってくる。
すぐ後ろにたくさんの艶めかしい女たちが迫ってきているのだ。
どんな様子か見たくて仕方がない。
彼女たちと交わりたくて仕方がない。
だがそれを耐える。気が狂いそうなぐらいやりたいのにそれを耐えている。
前からこんなに俺は我慢強い方だったか?
まぁいい。神原に追いつくべく走る速さをあげる。
井上も同じぐらいの速さで走っている。…意外と運動できるんだな。
後ろからサキュバスの気配が遠ざかっていく。
「階段上がって渡り廊下を渡ればすぐ生物室だ。
このまま行くぞ。そこまで行けば安全だからな」
だが、生物室に行くことは出来なかった。
渡り廊下で一人のサキュバスと遭遇してしまったから。

「てめぇはっ…ルルベル!!」
ブロンドが奇麗で胸の大きなサキュバスだった。
「知り合いか?」
神原は黙って答えなかった。
「久しぶりだねぇ、神原くん。今回は逃がさないよぉ。
ここを通ると思ったんだけど正解だったねぇ、神原くんに黒川くんと…君は誰かなぁ?
まぁいいかぁ。ふふっ、三人とも精気搾り取って殺しあげるぅ」
なんでこいつは俺の名前を知っているんだ?
ルルベルが他のサキュバスより大きな翼を広げて歩み寄ってくる。
歩くたびに大きな白い胸が揺れる。目を逸らすことが出来ない。
ペニスが痛いぐらい硬くなる。
このサキュバスは本当にヤバイ。
白い乳房がたやすく俺を魅了していた。
ルルベルが俺の目の前まで来て立ち止まる。
「おやおや? 黒川くんはわたしの胸が気に入ったみたいだねぇ?
触りたい? 揉みたい? 舐めたい? 吸いたい?
何したって良いんだよぉ?」
俺の右手を乳房に引き寄せて触らせてくる。
柔らかい感触と共に電撃のような快感が走った。
先走りが溢れ出す。
胸を触らされただけでイキそうになって頭が快楽に染まる。
何も考えられない。
俺は大きな乳房を揉みしだきしゃぶり付きながらペニスをルルベルの太ももに擦りつけていた。
「ははぁんっ、黒川くんえろいねぇ。
狂った猿みたいでかわいいよ」
もう…だめだ…イキそうだっ…!!
これじゃ死ぬっ…生きなければ…!!

<1>反撃する <2>耐える

<1>反撃する

俺は反撃しようと胸を強く揉みしだいた。
まったく反撃にならなかった。
柔らかい乳房に指が埋もれて大きな快感になって帰ってきただけだった。
「あぁぁぁっ!!!!」
ドバトバと精液が噴き出してルルベルの太ももを汚す。
深い喪失感と疲労感が訪れる。
思考が死んだ。
まさに猿のようにルルベルの太ももにペニスを擦りつけて精液を放出し続ける。
気持ち良くて気持ち良くてなんにもわからない。
「黒川!!!!」
「黒川君っ!!!!」
2人が駆け寄ってくる。
俺の体はルルベルの翼に包まれ、外界から隔たれた。
でも俺は胸を揉みしだきペニスを太ももに擦りつけるだけ。
「黒川くんは欲望に正直なんだねぇ?
ほら、胸を揉む力が弱くなってるよぉ?
もうそんな力も抜け出しちゃったのかなぁ?
ほら、もっとこうやってぇ…たくさん出して死んで?」
ルルベルが俺の手と顔を強く胸に押し付けて、ペニスを太ももで挟み込んだ。
あらゆるものが精液になって溶け、噴き出した。
順調に俺の命も記憶も大切なたくさんのものも俺から流出していく。
やがて、快楽にすべてを包みこまれ、俺は消えた。

<2>耐える

こいつはヤバすぎる…!!
生き残ることにすべてをかけなくては。
俺は全身全霊を掛けて快楽に抗う。
なんとか胸から手を離し、後ろに飛び退いた。
全身から嫌な汗が出ていた。
「おやぁ? 黒川くん意外と精神力があるねぇ?
これは早めに処分しなくちゃいけないかなぁ?
それとも…」
「ルルベル。お前らの目的はなんだ?
悪魔を一掃するのが目的ではないだろ?」
悪魔…?
ルルベルが俺から離れて神原の方へ近づいていく。
「わかってくせに白々しいなぁ、神原くん。
アマリリスを封印から解き放つのが狙いだよ。
今の世界に彼女が復活すれば地獄も現世も天国も快楽の海に飲み込まれるだろうねぇ。
これはすごい素敵なことなんだよ」
「封印は解けない。
お前らに鍵は見つけられないからな」
「鍵のことを知ってるんだね?
なら早急に君から記憶を全部搾りだしてあげなきゃねぇ」
ルルベルが舌舐めずりをした。
翼が神原の体を包み込もうとする。
「無理だな」
突如として俺と井上と神原の体が光に包まれ…この場から消えた。
「サキュバスの結界の中で無理やり転移の呪文? 無茶するなぁ。
しかも3人も…どこに出るかわからないうえにしばらく動けないだろうねぇ。
黒川くんと井上ちゃんは泳がせといて神原くんを探しに行こうかなぁ」
本スレより転載。

登場人物紹介でも。
・黒川
主人公。情けなくて自己中で偽善的なところあり。いまのところ。
・神原
サキュバスのことに詳しかったり、呪文唱えたり、ちょっと不審な親友。
・井上
人のはずなのに、えろ過ぎる一面あり。
・学園長
人じゃない。爺。
・仙崎
生物の先生。頼りになる味方、らしい。
・メリア
サキュバスを率いて学園を襲撃した親玉。
・ルルベル
巨乳。神原を過去に襲ったことがあるらしい。
・アマリリス
最も強い力を持つサキュバス。
魔王が命をかけて封印した。

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