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少年の旅 第四章


ここは・・気がつくと僕は城門にいた。そうだ僕はメイド長に闘って、負けてしまったんだ。
「気が付きましたか?」
後を向くと、メイド長が両手を前に揃えて立っていた。僕は重い体を起こして身構えた。
「ご安心下さい。私達の目的は、貴方に腕輪を着けさせることでしたから、もう何もシませんよ。」
僕はメイド長と闘っている時の事を思い出した。メイド長の誘惑に負けて、自分の意志で腕輪を付けてしまった事、腕輪を付けた状態ではサキュバスを倒せなくなる事を思い出した。僕は慌てて腕輪を外そうとするが、外す事ができない。
「それは女王様にしか外す事はできません。諦めなさい・・それより早く故郷に帰ったほうがいいのではないのですか?」
「どうして?」
「知らなかったのですか?・・貴方の姉は死期が近いそうですよ。もって後数日だそうです。」
僕は耳を疑った。姉さんのかかっている病気は、もう治りかけていて余程の事が無い限り死ぬ事はないはず・・
「そんな・・そんなことない!姉さんの病気はもうすぐ治るんだから!」
「嘘か本当かは、自分の目で確かめてみなさい。裏門の近くにサキュバスが何人かいらっしゃいます。頼めば故郷まで連れて行ってくれるのではないのですか?では、私は仕事があるので失礼します。」
メイド長はそう言うと、城に戻って行った。僕はサキュバスの手なんか借りたくなかったから、走って故郷の町まで戻ることした。急げば5時間ほどで着く。僕は全速力で走った。
6時間ほどして僕は町に着いた。そして急いで家へと向かった。家に入って僕はこれまでの事が全て夢でだったらいいのにと思った。家には一つの棺桶が置かれていた。
「ルゥ・・帰ってきたのか?お前の姉・・ついさっき亡くなってしまった。」
「そ・・んな・・姉さん・・姉さん!!」
翌日、僕は姉さんの遺体を、町外れの丘に持っていき墓標を立てた。もう何もやる気が起こらなかった。とうとう僕は一人ぼっちになってしまった。僕が姉さんの墓の前に座り込んで、ヒクヒク泣いていると、誰かが来た。支部の使者かな?
僕は後を振り向くと、そこには水色の長い髪をした女性、いや淫魔がいた。間違いない女王だ!女王は僕の横に座り、僕に話しかけて来た。
「またお会いしましたね。まだ名前を申し上げていませんでしたね。私の名はリーリアです。よろしくお願いしますね。」
僕は女王の話を半分も聞いてなかった。名前は聞いていたけど、僕は女王が話してる最中もずっと姉さんの墓を見ていた。
「今日は貴方と交渉しに来たんですよ。条件さえ飲んでもらえれば、貴方の姉を生き返らせてあげましょう。」
「本当!?」
その時のリーリアの声は僕にとっては神の言葉に聞こえた。
「ええ・・ただしその時彼女は、人間ではなく淫魔になってしまいますが、構いませんか?勿論人間だった時の記憶もありますよ。」
「淫魔でもいいよ!姉さんに会えるんならどんな条件でも飲むから!?」
「分かりました。では明日までにこの5つの盃に、貴方の精液を入れてきてここに来てください。貴方の家には淫魔が待機していますから、彼女達に手伝ってもらいなさい。」
僕は渡された金色の小さな盃を5つ抱えて、家に戻った。家には二人の女性がいた。さっきリーリアに聞いたけど、大半の淫魔は、髪の色で何が得意か分かるらしい。青系統の髪をしたサキュバスは胸淫魔らしい、赤が手淫魔、金髪は口淫魔、そしてピンク色の髪が膣淫魔らしい。最も例外はいくつかあるらしい。ちなみに、今家にいる二人のサキュバスは両方とも髪は赤色で、一人はセミロング、もう一人は背中まである。胸はBぐらい、
「待ってたわ。それじゃさっそく始めましょうか。」
「いえその前に、これを飲んで下さい。」
長髪のお姉さんが、僕にカプセルを渡してきた。僕はそれを飲むと、薬の説明をしてくれた。
「その薬を飲むと、精巣の活動が早まります。それによって精液の量が多くなります。」
「じゃあ今度こそ、始めましょう。」
セミロングのお姉さんが僕の服を脱がして、背後から手コキを始めた。さらにもう片方の手で、乳首を抓んできて、背中に胸を押し付けて、舌で顔を舐めてきた。もう一人の淫魔は僕のペニスの前に盃を持ってきて、玉袋を愛撫でしてきた。
気持ちいいよ・・僕は顔を横に向けると、お姉さんが優しいキスをしてくれた。もう一人のお姉さんも亀頭にキスをしてくれた。
「イキたくなったら、申し上げて下さいね。全て受けてあげますから。」
「我慢なんてさせないけどね。んっ・・ちゅ」
「んあっ!・・はうぅ・・お姉さん僕もう・・」
「イキそうなんですね?ふふ・・沢山出して下さいね。」
「んあああ!」
ドビュルルルルルル!!ビュビュ!ドビュルルルル!ビュルルル!
僕が射精すると、ロングヘアーのお姉さんは盃に僕の精液を入れ始めた。イッている間も手コキを続けてくれた。薬の効果もあって、いつもよりでる量が多い。
「ふふ沢山出ていますよ。ほらもう二つ目もいっぱいですよ。いくつまでいけるんでしょうか?」
暫くしたら、射精が終わった。お姉さん達は驚いた顔をしていた。さっき射精だけで5つの盃をいっぱいにしてしまったのだ。
「う、嘘でしょう!たった一回でこんなに出るなんて・・」
「薬が効きすぎたのでしょうか?それにあんなに出したのに、まだ硬いままだなんて・・もう我慢できません・・私の口にも出して下さい。」
長髪のお姉さんが僕をベッドに仰向けに寝かせて、手コキを始めた。亀頭を咥えて、僕の玉袋にも愛撫でしてきた.もう一人のお姉さんも、顔面騎乗してきて膣を口に押し付けてきた。
「舐めて・・」
僕はお姉さんの膣を舌で舐め始めた。長髪のお姉さんが舌でペニスを舐め始めた。そして僕がイキそうだと分かると、手の動きを速めた。・・そ、そんなに急に速めないで・、我慢できなくなっちゃうよ・・もうだめ出る!
ドビュルルルル!ビュルルルルル!ドビュルル!
長髪のお姉さんは僕の精液を全て音を立てながら、飲み干していく・・僕は射精の快感を紛らわそうと舌の動きを速めた。
「ああん!・・イク・・イッちゃう!」
「ううん!」
僕の口に愛液が注がれる。お姉さんは暫くの間優越感に浸っていたが、長髪のお姉さんと、僕の精液を奪い合い始めた。僕は何時もより出す量が多いせいか、疲れてきた。僕はそのまま目を閉じて、眠ってしまった。最後に見えたのが僕の精液を美味しそうに飲む、二人のお姉さんの顔だった。
「あら、寝ちゃったわよ。」
「疲れたのでしょうか?あれだけの量を出しましたから、当然ですが。」
「これは私達がリーリア様に届けましょう。」
「そうですね。」

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