9771

バトルファック部物語(14)

「早く杜若紫の試合が見たいんでね。さっさと終わらせてやるよ」

男…葉山が無造作に茜に歩み寄っていく。

「……」

茜はほっぺたを膨らませたままで葉山を睨むと、すっと近づいてきた葉山の足元にしゃがみこんだ。

「うおっ!?」

オレは我知らず声を上げて、股間を押さえていた。
股間が火を噴いたような… いや、股間が爆発したかのような衝撃だった。

茜の乳、その揺れっぷりのエロさは半端ではなかった。
ただしゃがむだけの動きで余すことなくさらされる、柔らかさと弾力とボリューム。
抑えた指の隙間から、不覚にも粘液が溢れ出すのをどうすることもできなかった。

応援席から見ていたオレでさえこうなのだ。
至近距離から正面で見せ付けられた葉山は…

あの不躾な目をいっぱいに見開いて、茜の胸を凝視していた。
その股間が天へ跳ね上がり、先走りを散らすのがはっきり見えた。

茜の胸が、葉山の股間へ突き出されていく。
誘われるように、葉山のチンポが茜の胸に突き出されていく。

は、と我に返った葉山が、慌ててチンポをかばうように両手を茜の胸に伸ばした。

「葉山くん!?」
「おい、一樹っ!!」

花園学院の応援席にざわめきが走る。
が… 時すでに遅し。



「おっほぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

世にも間抜けな悲鳴が上がった。
茜のオッパイを握り締めた葉山は、茜の指にアナルを貫かれていた。



「あれぇ? 全国でも最強レベルって聞いてたんだけどなぁ…」

茜が葉山を見上げて笑う。

…茜のあんな顔、始めてみた。
人間ってあそこまで人間を見下せるものなのか。

「こんな初歩的な犯され方しちゃって。まるでド素人じゃん…」
「なっ……」

葉山の惚けきった表情が我に返る。
その顔に、ありありと怒りの表情が浮かんだ。

「てめぇ… 調子に乗るなよ…!」

茜を睨みつけ、握り締めた乳房を揉みしだこうとした葉山は、しかし次の瞬間、

「アッーーーーーーーーー!!!」

悲鳴を上げて反り返った。
茜がアナルにねじ込んだ指を捻ったのだ。

「なぁに? まだ指一本だよ?」

犬のように舌を突き出して喘ぐ葉山に、茜が容赦なく笑いかける。
茜を見下ろす葉山の顔が、ぐにゃりと歪んだ。
その表情は、狼狽を通り越してすでに……

絶望。



「さすがは、去年の全国中学生大会の準優勝者ですねぇ」

紫センパイが、頬に手を当ててにこにこと笑った。

「あれだけで、彼我の戦力差を正確に把握してしまうなんて」



……え?
今なんて言ったの、先輩?
あいつが… なんだって!?



「ほら、オッパイ揉んでよ。BFするんでしょ?」

絶望した男に、茜はさらに言葉を紡ぐ。

「それとも犯して欲しいだけなの? ヤダなぁ、勘違いクンの相手は…」
「うっ……」

葉山の瞳孔がぐり、と回る。
血走った目で茜を睨むと、葉山は絶叫した。

「嘘だ! このオレが!! そんなハズねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

そして咆哮とともに、茜のオッパイを揉みしだいた。
五指が乳房に食い込み、掌が乳首を摩り尽くす。

「へぇ…」
「ほぉ…」
「おやおや」

スピード、パワー、テクニック。うちの部ではまず見られない鮮やかな手さばき。
男衆が思わず唸らされた愛撫を受けて、茜はわずかに… しかしたっぷりと、絶妙な間を取って顔を上げ、囁いた。



「へたっぴー」



葉山の指が止まった。
茜は致命的な言葉を吐いた唇から、さらに舌をちろりと突き出す。
葉山の顔がくしゃくしゃに歪んだ。
茜の舌がチンポに迫っていく。急く様子も無く無造作に。
手に乳房、アナルに指。逃れる術はどこにも無い。
無様な泣き笑いを晒したまま、葉山は下腹に力を込めると、茜のオッパイを必死にいじくりまわした。

「ウソだ… ありえねぇよ… ウソだ…」

繰り返し呟きながら、葉山は茜の乳を揉む。
その指は時に茜のオッパイに埋もれ、またある時は茜のオッパイに弾かれる。
その度に葉山のチンポは反りを増し、無防備な裏筋を茜に晒していく。

「ああっ… あああっ… 待ってくれ… このオレが… こんなハズじゃっ…!!」

亀頭からカウパーを、目尻から涙を溢れさせ、葉山が子犬のように震える。
その震えるチンポを、茜が、

「べ〜〜〜っ、だ♪」

舐め上げた。



「はひゃぁぁぁぁぁ!?」

どぴゅっ
どぴゅどぴゅっ
どぶどぶどぶどぶっ!!!!



俺たちと同い年の男子の中では全国最強のはずの男が、
大量の精液を吹き上げて白目を剥き、泡を噴いてベッドに崩れ落ちた。

「そ… それまで! 勝者、と…鳥子茜!!」



試合時間24秒。失神KO勝ち。それが茜のデビュー戦だった。
次鋒戦終わり。ありきたりだけど下手に奇を衒うよりは…

お次の三鋒戦は藤。まぁ蘇芳の前座でさくっと流すと思う。

[mente]

作品の感想を投稿、閲覧する -> [reply]