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<if>スタジアム〜壊れた人〜


起こりえたもう一つの可能性。


「これはどういうことだ…?」
対戦相手はナツミという名のスマタが得意な女のはず…なのに目の前の女が記憶の中のナツミとかけ離れている。
「はぁはぁはぁ…」
発情した猥らな牝。
乳首はピンと立っていて乳房が前より大きくなったように見える。
既に愛液が滴り内股を濡らしている。
その濡れた太ももを見ると以前スマタで与えられた快感を嫌でも思い出してしまう…。
ペニスに血液が集中する。既に先走りが出始めた…これはヤバイかもしれない…。
女がいきなり抱きついてきた。

にゅるん

「う…」
素早くペニスが太ももに挟み込まれる。
それだけなのにすごく気持ちがいい…が、なんとかこの女を引き離さなきゃいけない。
以前と同じように胸を攻めて俺が勝利するんだ。

にゅるんにゅるん

「くうっ…」
女が俺にしがみ付いて腰だけ動かしてくる。
胸が俺の体に押し付けられて歪む。柔らかい感触と二点の固い感触を伝えてくる。
胸を攻めようにも攻められない。ペニスに熱い愛液がまとわりつく。
愛液で濡れた太ももが優しくペニスを締め付けて舐めまわす。
一回動くごとに奥から精液が搾りだされるような快感が走る。
引きはがそうにも強い快感にまるで力が入らなかった。

にゅるん、にゅるん、にゅるん…

俺が抵抗しかねてる間にもナツミはどんどん俺を高めていく。
女は俺の体に腕をしっかりと絡めつけ、首筋や耳にレロレロと舌を這わす。
耳元でいやらしい声が漏れて俺のペニスはビクビクと震える。
太ももに締め付けられてドロドロに濡れたペニスは限界まで固く張り詰める。
精液があふれ出すのを必死に耐えようとする…!!

にゅるんにゅるんにゅるんにゅるん…

「イッて…精液いっぱい出してっ…」
くうっ…もう、我慢が……!!

ドクドクドクドクッ!!

精液が噴き出す。以前と同じように…や、以前よりも激しく精液が噴き出してスタジアムの床に降り注いだ。
全身から力が抜ける。ひどい脱力感がある。今まで経験してきた射精とは明らかに別物の快感があった。
頭の中が快感で真っ白に染まる。明確に自分の体力が削られたのを感じる。
それでもペニスは固く張り詰めている。頭の中が真っ白い快感に染まったままなかなか元に戻らない。
体が崩れ落ちそうになる。なんとか耐えた。ナツミは腰を動かし続けている。

にゅるん、にゅるん、にゅるん…

快感が更なる絶頂を導き出そうとしてくる。こちらの力を完全に奪おうとしてくる。
与えられる快感が立っていることすら難しくさせる。
でも…ここで倒れてしまってはされるがまま…なんとかして反撃してやる…っ。

にゅるん、にゅるん、にゅるん、にゅるん…

太ももが心地よい締め付けと共にペニスを弄る。
戦おうとする意思が快感に押し流されそうになる。
それを必死に耐えて…好き勝手に動き続けていた女の腰を押さえつけた。

にゅるん、にゅる…


「あぁん…もっと精液出して欲しいのに…」
「はぁ…はぁ…ふざ……けるなっ…」
今になって自分の息がだいぶ荒いことに気づいた。
そしてこの状況の危険さにも。
動きが止まったものの、体液で濡れた太ももに挟まれ絞められてるだけでも
気を抜くと精液が漏れ出しそうなぐらい気持ちがよかった。
そして更に危険なのは動いていたときのさらに激しい快感を求める狂おしい疼きが生まれたこと。
「自分で動いて…気持ち良くなっても良いんですよ…?」
耳元で甘く囁かれる。
疼きが大きくなっていく。動きたい。もっと気持ち良くなりたい。
くそっ…これじゃ前よりひどい…なんとか相手を…くぁっ…
微妙に太ももを絞めたり緩めたり。微妙な振動を与えてきたり。
焦らすような快感を蓄積してくる。
こんなにも気持ちがいいのに足りない…!! 動きたい!!
理性はあっけなく欲望の前に崩れ去り、俺は少しだけ腰を動かししまった。

にゅるっ…

っぁ!! 体に電撃が走る!!
すべての感覚がペニスから与えられる快感に塗りつぶされる。
俺の体は俺の意思とは全く無関係に動き始めた。
快感を求めてテンポ良く太ももと秘所の間にペニスを出し入れする。

にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ…!!

何も考えられなかった。快感に全てが塗りつぶされていた。
俺の細胞のひとつひとつが精液になってとけていく…そしてその白濁が今にも迸ろうと熱く煮えたぎっていた。

にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ…ドクッドクッドクッドクッドクッ!!!!

本当に大量の精液が迸った。射精しながらも腰を動かし続けたために、ナツミの秘所や太ももにも精液が熱くぶち当たった。
大量の体液が失われる。クラクラする。にもかかわらず腰は止まらない。
さらに大きなどろどろした快感が俺を壊そうとしてくる。
また細胞が精液に溶けていく…。

にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ…

一度射精しても思考は白く塗りつぶされたままだった。
快感を求めて激しく腰を動かす。
このままでは金銭はもちろん自分の体が危なくなる。
それがわかっていても快感に抗えなかった。快感を求めて死ぬまで腰を動かすしかなかった。
相手は俺の耳元で熱っぽく喘ぎ続けている。
それがさらに俺の理性を叩きつぶし快楽に走らせる。

にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ…

にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ…ドクンッドクッドクッドクッドクッッ!!!!

先ほどよりも大量の精液が迸りナツミの下半身とスタジアムの床を白く染める。
壊れてしまったかのように精液が溢れ出る。
「すごいいっぱいぃ…もっといっぱい出してっ…」
どろどろになったナツミの下半身に擦りつけるように、すべてを堪能するように太ももの間に何度も何度もペニスを出し入れする。
射精していも関係ない。常に快楽を求めて腰を動かす。
再び精液が迸る。体力が失われる。
体を構成していものがドロドロした精液に溶けて外に放出されていく。
女は甘い嬌声をあげて俺を破滅へ向かわせようと誘惑する。
俺は確実に破滅に向かって快楽を貪欲に求める。
また精液が迸る。視界が歪む。平行感が失われる。なんとか立っている。腰を突き立てる。
女が俺の体をしっかり抱きしめて倒れることが許されない。
腰だけはカクカクと壊れたように動いている。
精液が迸る。とうに限界を超えている。
全身に力が入らない。耳もほとんど聞こえない。
快感だけを感じている。快感に支配されている。
最高に気持ちがいい。最高に幸せだ。
最後の射精が訪れる。

にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ、にゅるっ…ドグッドクドクドクドクドクッ!!!!

…………



俺が目覚めたのは一週間後だった。
ナツミに限界を超えた量の精液を搾り取られて体が壊されてしまった。
歩くことは出来るが激しい運動は出来なくなった。
幼い少女以下の体力しか今の俺には無い。
そんな体にもかかわらずペニスは簡単に固く張り詰めて女を求める。
ナツミの太ももに搾り取られる夢を見て何度も夢精した。
ナツミに太ももに搾り取られることを想像して何度も自慰をした。
俺の体も心もおかしくなってしまった。
試合にはボロ負けで金を払いきれなかった。
容体が安定したら物好きな金持ちのもとに俺は買い取られることになる。
どんな奴に買われるのか…。
ただ分るのは普通の人間として人生はもう終わってしまったということだ。
バッドエンドバージョン。
書き始めるまではモチベーション高かったのに書き始めたら一気に気力低下してしまった…。
そんな感じの質です。おまけ。

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