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午前2時

午前2時。いつも通りのネット徘徊。
お気に入りの椅子にもたれかかり、ほうじ茶飲みながらネットを楽しむ。
明日は土曜日で仕事も無いからまだ起きてられる。
なんの異常もない真夜中。僕の日常の一コマ。
その日常のなかで異変が起きた。
たまたま開いたページで突然画面に浮かび上がる難解な魔方陣。
紫色の光がディスプレイから放たれる。操作を一切受け付けなくなった。
魔方陣がいくつも浮かび上がっては消えて、紫色の光を放つ。
僕の視界は紫色の光に満たされた…。


ようやく紫色の光が収まり視界が元に戻り始めた。
「こんばんは」
「な…!!」
全裸の知らない女の子が僕の両足に跨ってた。
濃い紫色のショートカットで可愛らしい女の子。
肌が白くてスベスベでスボン越しにも彼女の肌の感触が伝わってくる。
胸は小さめでツンと上を向いていた。
この子が誰か僕は知らない。
女の子の甘い匂いが僕を包み込む。
僕は勃起していた。
女の人が悪戯っぽい目で僕の顔を覗き込む。
「あなたから生きる力を貰うね」
突然キスされた。最初は軽く、徐々に激しく。
女の子の舌が僕の唇を舐める。舌が舌にまとわりつく。
レロレロと僕の口の周りから口のなかの隅々まで舐め回す。
僕の体から何かが吸い出されて抜けていくような感覚を感じる。
そんなキスが数分続いた。
「ぷはぁ……美味しい…これで少しは動けそうね…」
少し疲れを感じた。何がなんだかさっぱりわからない。
「…君は誰?」
「わたし? たった今現世に喚起された悪魔。
喚起されたときに一番近くに居た人から魂を奪うようプログラムされてるの」
生命力を奪う…? 悪魔…?
「言ってる事がよくわからないんだけど…」
「わからなくいいの。
あなたは私にされるがままで精を出して」
女の子はスボンのジッパーを下ろして硬くなった僕のペニスを取り出した。
そして止めるまもなくペニスは幼い秘所に飲み込まれた。
「なっ…なにを…」
「いいからされるがままになってて」
女の子は椅子に座った僕の上で上下に体を弾ませる。
膣は愛液でぐしょぐしょに濡れてて僕のペニスを舐りまわした。
きつく締めつけられて上下にテンポよく扱かれて一気に僕は限界へと近づいた。
「いいよ…そのまま中にいっぱいちょうだい」
耳元で熱っぽく囁かれる。
女の子の中で僕は爆ぜた。
感じたことのない快感が僕の全身を駆け巡る。
異常な快感が脳に刷り込まれた。
心臓が早鐘のように拍動する。
ドクドクと精液を女の子に注ぎ込む。
ペニスが脈打って精液が溢れるたびに女の子は目の前でいやらしく身悶えする。
強い喪失感を感じた。
「今日はこれでおしまい。
今かけてしまったあなたの一部を返して欲しかった明日私をいかせてみてよ。
また明日会いましょう」
「はぁはぁ……君は…いったい……」
僕の意識に闇に沈んだ。


目が覚めた。もう昼だった。
椅子に座ったまま寝ていた。
パソコンもつけっぱなしだった。
ペニスも少女に犯された状態のまま出したままだった。
起きた直後だからなのかペニスは硬く張り詰めていた。
女の子の中の感触が鮮明に思い出される。
ペニスは更に硬くいきり立つ。
気がついたら僕は自慰に耽っていた。
女の子の膣の感触だけが僕の思考を支配する。
ただ、いくらペニスをしごいても達することが出来なかった。
疲れを感じて扱くのをやめた。
そして今更になって重大な異変に気づいた。
左目が全く見えなくなっていた。

病院に行った。
色んな精密検査を受けた。
何も異常はないから精神的なものかもしれないと言われた。
検査の間も医者が話してる間も少女の熱く濡れた感触の記憶が僕を蝕んだ。
そして夜が来た。

習慣のように僕はお気に入りの椅子に寄りかかってパソコンを弄る。
明日は日曜日だから時間は気にしなくていい。
そして気がついたら昨日と同じように魔方陣が浮かび上がって僕の足の上に女の子が現れた。
「こんばんは。気分はどう?」
「君はなんなんだ…?」
「昨日言わなかったっけ? 悪魔よ。
あなたから魂を奪うの。力が制約されてるから少しずつ少しずつ…ね」
「制約されてる…?」
「そ。だから、まだあなたが私をいかせれば私が奪ったものをあなたは奪い返せる。
つまり少し元気が出るし左目も見えるようになるの。
私から開放されたかったら私を気持ちよくして?」
そういって女の子は僕の股間をまさぐる。
ズボンからペニスをとりだす。
女の子の秘所が亀頭にあてがわれた。
それだけ快感が僕を貫く。
僕は女の子を感じさせようとして小ぶりな胸を指でなぞった。
女の子の言ってることは滅茶苦茶だけど現状が異常だった。
それに僕は女の子が僕と交わろうとするの拒絶出来なかった。
あの快感を忘れることが出来なかった。
でもそのまま犯され続けるのが危険なのは理解できた。
だから僕は女の子を拒絶しないで感じさせることに集中しようとした。
「ん…丁寧で…なかなか上手。彼女とやり慣れてるからかな。
でもそんくらいじゃ私はいかないよっ」
女の子の中に僕のペニスが一気に飲み込まれた。
そのまま女の子は僕の上で踊る。
快感が僕を椅子に縛り付ける。
突き上げようと思っても踏ん張ることしか出来ない。
目の前ですべすべした女の子の体が僕を魅了する。
右目から入ってきて僕の脳に焼き付けられる。
快感が許容範囲を超えて僕はまた爆ぜる。
全身を痙攣させて僕は女の子に精液を注ぎ込む。
女の子は満足げに僕の顔を見つめていた。
僕の意識は闇に沈んだ。


目が覚めた。もう昼だった。
目が覚めると昨日の昼と同じ状況だった。
僕はとりつかれたようにペニスを扱いた。
女の子の中の快感と艶かしく動く光景が何度もフラッシュバックする。
いくらペニスを扱いても硬くそそり立つばかりで達することはなかった。
僕は疲れを感じて自慰をやめた。
そしてまた異常に気づいた。左耳が聞こえなくなっていた。
僕は着実に自分の体が使えなくなっていくに危険を感じ始めた。
だが、その危機感はあまり悠長なものだった。
その日は彼女からデートの誘いがあった。
でも断った。
彼女の顔や体を思い出そうとしても悪魔の女の子の体と顔しか思い出せなかった。
一人で買い物に出かけて表面上は退屈な一日を過ごした。
ただ内面では悪魔の女の子への欲望に満ちた壊れてしまいそう一日だった。
そして夜が来た。

パソコンを起動するべきではない気がした。
あの子をいかせるより先に僕はいってしまう。
それで僕の色んなものが奪われていく。
だけど僕はパソコンをつけた。
今日は起動しただけで魔方陣が現れて僕の両脚の上に悪魔の女の子が現れた。
「こんばんは。会いたかった?」
可愛らしい顔でニコニコ微笑みながら僕を見る。
「会いたくなんてない…」
「それは嘘だよ。あなたは私に気持ちよくしてもらいたくて仕方なかったから今こうしてるんだもの」
「違う…僕の体を戻してくれ」
「そういうことはズボンの中で固くなってる立派なものを沈めてから言いなよ。
ズボンの上からでもよくわかる…私の中に入れて欲しいんでしょ?」
悪魔は僕のペニスをとりだした。
亀頭を秘所に擦り付ける。
一日中彼女の感触を渇望していた僕はそれだけで達しそうになる。
「今から入れてあげるからまだ出しちゃ駄目よ?」
ゆっくりとペニスが膣に飲み込まれていく。
全身が痙攣する。歯ががちがち鳴った。
先端の方からぬるぬるの膣に締め付けられ飲まれてく。
気持ちよすぎておかしくなる。
そして根元まですっぽり快楽の海に飲まれた。
僕のペニスは快楽の海に大量の生命を放っていた。
悪魔の膣に飲み込まれていく白濁液。
強い喪失感と快感。
入れただけで達してしまった。
「すごい量が入ってきた…今日はもう少し時間があるわ。
もっと気持ちよくしてあげる」
悪魔が前後に腰を動かす。
膣の中で射精直後のペニスが前後に揉まれる。
それでもすぐにイキたくなる。
だけど僕は耐えてなんとか女の子に合わせて腰を動かした。
女の子が甘く切ない喘ぎ声をあげる。
その声が僕を魅了する。
右耳から入ってきて僕の脳に染み込む。
腰を動かしながら何も考えられなくなる。
目の前で艶かしく肌が動く。
快楽が僕を縛り付ける。
僕は限界が近づいていく。
女の子はテンボよく僕を快感で縛り続ける。
少女の中で再び精液が爆ぜた。
疲労感と喪失感で僕はぐったりと椅子にうなだれる。
だけど悪魔は動きを止めない。
何度も何度も僕は射精する。
「あなたは私に精液搾りとられる運命にある生贄なの」
僕の意識は闇に沈んだ。


目が覚めた。
ひどい疲労感だった。
すぐに異常に気づいた。左手が動かなくなっていた。
もう昼の3時だった。
留守電に仕事先からの電話が入ってた。
厳しい職場で無断欠勤してしまった。
だけど職場に電話をかける気力はなかった。
廃人のように椅子に座りつくしていた。
それでもあの悪魔に対する欲望だけはずっとうずまいていた。
頭の中で彼女の喘ぎ声が何度も繰り返される。
ペニスは勃起しっぱなしだった。

夕飯時に彼女が訪ねてきた。
憔悴した僕を見て驚いていたが、僕は疲れてるだけだと言って何事も無いように振舞った。
彼女は夕飯を作ってくれた。美味いはずなのに今の僕には美味しく感じなかった。
夕飯の後で彼女は僕の体を求めてきた。
今僕が求めているのは悪魔だけだったが、彼女とすることにした。
彼女がベッドで服を脱ぐ。
その瞬間でなにかがおかしくなった。
豊かで女らしい体つきの彼女が悪魔の女の子にしか見えなくなっていた。
僕は右手で彼女を押し倒してのしかかる。
乱暴に愛撫して硬くそそり立つペニスで無理矢理彼女を貫いた。
彼女は悲鳴をあげる。僕の耳には届かない。
欲望が僕を支配する。
僕の目には艶かしく動く幼い体が映ってる。
僕の耳には甘く切ない喘ぎ声だけが聞こえてる。
僕の体を狂おしいあの快楽の海が突き動かす。
狂ったように腰を動かす僕。
あの悪魔を好きなようによがらせていると錯覚する。
僕は達する。彼女の中に射精する。
そして目が覚めた。
彼女は泣いていた。
「ひっ…ひくっ…今日のあなた…変よ…痛いって言ってるのにやめてくれないし…
何を言っても反応がなくて……ねぇ…どうしちゃったの……ねぇ…?」
急に欲望が引いていく。
僕はどうしてしまったんだろう。
悪魔に犯されて快楽に溺れて…仕事もいかないで一日過ごして。
しまいには愛する彼女まで傷つけてしまって…僕は……。
心の底から謝った。
そして彼女にしばらく距離を置いてもらうように頼んだ。
問題が解決したら僕から連絡すると言って。
彼女は僕のことを心配していたが、了解してくれた。
彼女は自分の家へ帰った。

すぐにパソコンをつけた。
悪魔が僕の両脚の上に現れる。
「こんばんは。今日は裸?
えっちする気まんまんじゃない。
彼女と私の違いをしっかり教えてあげる」
「だまれ。お前に奪われたものを全て取り返す」
「やっとしっかり私を気持ちよくしてくれる気になったの?」
少女が上半身に抱きつく。
つるつるの肌が僕の体に密着する。
甘い香りがする。
固くなった乳首が僕の肌を刺激する。
愛液が僕のペニスに垂れてきた。
垂らされた部分は焼けてしまったみたいに快感を感じる。
ペニスがヒクヒクと震える。
「さぁ…今日もいっぱい気持ちよくしてあげるからね…」
ゆっくりと悪魔の膣がペニスに降りていく。
僕は女の子の体を右手で抱きしめて一気に下におろした。
ペニスが僕を狂わせる愛液に満ちた膣に滑り込む。
悪魔の女の子は嬌声をあげた。
僕は小さな体を抱きしめて腰を突き上げる。
そうしながらも精液はペニスからあふれ出ようと煮えくりたつ。
それを必死に耐えながら僕は彼女を責める。
女の子の肌は上気し、嬌声はどんどん甘く切なくなる。
確実にこの悪魔を絶頂へと追い込んでいく。
だけど。
悪魔の快楽は甘くない。
僕は目の前で乱れる幼い体に魅了され、
耳元で激しさを増してく嬌声に思考を奪われ、
膣に締められ叩きこまれる快楽に縛られる。
全身の筋肉がが緊張して僕はきつく女の子を抱きしめる。
そして堤防が決壊したように大量の精液を膣に流し込んだ。
長い時間悪魔に生命力を流したこんだ末、僕の体はぐったりと椅子にもたれかかる。
「…はぁ…はぁ…こんなに抵抗するなんて……早く力を得ないと……」
独り言のようにつぶやいて悪魔は僕の上からどいた。
「今日はもうこっちがいっちゃいそうだから…口であなたを逆らえなくして……明日に全部食べきってあげる」
脚の間に女の子が滑り込む。
そこから見上げる形でペニスについた精液を舐めとり始めた。
僕はビクビクと震えることしか出来ない。
女の子の小さな口にる根元までペニスが飲み込まれた。
口内で執拗に舐めまわされる。
そしてペニスを吸った。
条件反射のように僕は達する。
僕の全ての体液を精液としてペニスからストローみたいに吸い出す。
何度も何度も僕は達する。
精液が悪魔に吸いだされる。
生命力が吸い出されてく。
快感と喪失感の中、僕は気を失った。


目が覚めた。でも何も見えなかった。
両目とも見えなくなっていた。
右耳はまだ聞こえる。右手もまだ動く。
だが膝から下が右も左も動かなかった。
イスから立つことが出来ない。
ただ、快感を求めてペニスが固くそそり立っていた。
性欲意外のなんの欲求も感じなかった。
食事も睡眠も排出もなにも必要なかった。
見えなくなった僕の目には悪魔が移り何度も想像の中で僕を犯した。
椅子に座ったまま想像の中で犯され続けて一日を過ごした。
そして夜と共に悪魔が来た。

悪魔はいつも通り僕の両脚の上に現れた。
もうパソコンとは関係なく出てこれるらしい。
脚にすべすべした肌を感じる。
「こんばんは。今日であなたはおしまい。
死ぬまで犯してあげるから覚悟してね?」
入れたい。今すぐ君の中に入れたい。
そう言おうとして喋れないことに気づいた。
舌は動くけど声が出ない。
僕は喋る力まで奪われていた。
奪われるなら全て奪われてしまえば良い。
そこには絶対的な快楽があるのだ。
「あぁ…可愛らしい人の子…快楽に溺れて沈んでしまった。
もうあなたは浮かんでこれない。快楽の海に深く沈んで…私の糧になるの」
僕の右耳に悪魔が囁く。
それだけで素晴らしく気持ちが良い。
こんな快感は人間の彼女相手じゃ得られない。
……人間の彼女?
「昨日はどうなるかと思ったけど…人の子は所詮快楽に溺れるだけ。
あなたはよく頑張ったけど快楽の海からは逃げられない」
彼女……そうだ……僕はこんなところで死んじゃいけない……
「さぁ…入ってくところ見える?
見えるわけないよね、両目とも機能してないんだから。ふふっ」
ペニスの先端に熱い快感が走る…だけど我慢できる。
この悪魔をいかせて全部とり戻す。
ちゃんとした体になって彼女に謝らなきゃ…。
相手は油断してる。
僕は昨日と同じように彼女を抱き寄せて一気に挿入した。
予想してなかった反撃に悪魔が大きく喘いだ。
そのまま勢いよく上体を倒して悪魔を机と僕の体で挟んで動けなくする。
膝から下が動かないから踏ん張れないけど、なんとか反動で悪魔を突き立てる。
「ゃっ、どうして!? なんでまだ動けるの!?」
もちろんそれに答える余裕もないし、答える力も悪魔に奪われてる。
悪魔が感じるにつれて膣が締まり熱くなっていく。
絶頂に近づくにつれて今まで以上の快感へと増幅していく。
信じられないくらい気持ちがよかった。
このまま女の子の中に溶けてしまいたいと思った。
僕の脳内では乱れ狂う女の子が見えていた。
僕の右耳には切迫した喘ぎ声が聞こえていた。
快楽がまた僕を縛りつけ始める。
だけど僕は耐えた。
精液がいまにも噴出しそうになる。
僕の命とひきかえに巨大な快感を受け入れてしまいそうになる。
射精しないと快楽に耐えかねて全て焼けてしまいそうな気がする。
だけど僕は耐えなきゃならなかった。
死にたくない。でも死ぬほど気持ち良い。
今、思う存分、欲望の赴くままに悪魔に精液を注ぎ込めばそのまま死ぬだろう。
それがこの上なく魅力的に見える。
最初に悪魔の女の子に犯されたときから快楽がずっと僕を蝕んできた。
そして今にも完全に浸食しつくされそうとている。
ここであきらめてしまえばどんなに楽で気持ちが良いのかわからない。
人外の者に僕みたいな人間が最初からかなうはずない。
気持いい。こんなに気持いいんだ。出してしまおう。
死んだってかまわない。この悪魔が次の犠牲者を出そうが知ったことじゃない。
こんなに気持ちよくて…あぁ…もういくっ…いくよっ……っ!!駄目だ!!
耐えよう。あと少し耐えよう。そけで駄目なら僕は……。
違う。そうじゃない。気持いい。でも違う。相手をいかせるまで出しちゃ駄目だ。
僕は耐えた。必死に悪魔に突き立てた。
強く膣が締め付けられる…
今までにない最高の快楽の波が僕の魂を飲み込む…
精液が噴出………すると思えた瞬間に悪魔が絶叫した。
絶頂時にあげた甲高い嬌声が僕の耳に入ってくる。
だけどそれはもう僕を魅了する力をもってなかった。
悪魔が絶頂すると同時に勢いよく暖かい何かが体内に流れ込んできた。
すると体力が瞬く間に回復し力が漲る。
両目とも見えるようになった。両耳とも聞こえる。両手両脚が動く。ちゃんと喋ることも出来た。
ペニスは射精の直前でわなないていたが、もう病的なものではなかった。
僕の体も心も悪魔の快楽から開放されていた。
「はぁ、はぁ、今回の男は…まったく…ひどいはずれだったわね……」
そう言って女の子は紫色の光を放って消えた。



翌日、会社にも出勤し無断欠勤の理由を適当に誤魔化した。
上司は大層ご立腹だが、クビにはならないですみそうだ。
彼女にも会った。謝罪し、何があったのか正直に話した。
とても非現実的な話だったのに彼女は信じてくれた。
そして僕を許してくれた。
今夜は彼女と二人で幸せに眠る。













夢を見た。
僕は体が少しも動かせない。
気が狂いそうな快感が僕を動けなくしている。
僕の上であの悪魔がいやしらしく腰を動かしている。
濡れた膣でペニスを咀嚼して腰は円を描く。
僕は何度も射精する。
「これはただの夢じゃない。
イクたびにあなたの記憶はぬけてくの。
精液にとけて彼女を愛した記憶もなくなっちゃうの。
私を地獄に逆戻りさせた仕返しの呪いよ」
悪魔の責めは延々と続く。そして激しくなっていく。
捻りをくわえで上下に動く。
僕は壊れてしまったように何度も何度も記憶の溶けた精を放つ。
精を放つたびに喪失感を感じる。
だけどそれを超える病的な快感が僕に耐えることを許さない。
何度も何度も精を放つ。
色んなことを忘れていく。気持ちがよくて仕方ない。
おびただしい量の精液が悪魔に飲み込まれていく。
僕はもっと動いてくれと悪魔に頼む。
悪魔は満足そうに微笑んで僕を気持ちよく溶かしてくれる
彼女のことなんかなにも覚えてない。
もっともっと気持ちよくなりたい。
悪魔は激しく腰を動かす。僕はまた射精する。
世界は真っ赤で悪魔が僕を犯してる。
最後に大きく射精する。全ての記憶が僕から溶け出した。



…これがただの夢だったらよかったのになぁ…
自分ではなかなかエロく出来た気がします。
書いてて楽しめました。
ご意見、ご感想ありましたらお願いします。

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