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チン・コレクション

ある淫魔との戦い、死闘の果て俺は我慢できずに射精してしまった。
「うっ、俺は負けてしまったのか…」
「そう、私の魅力には勝てなくてぴゅっぴゅしちゃったの、
あは…すごい気持ちよさそうな顔してたね。恥ずかしいね。
うわっまだドクドクいってるよ。元気だねー」
女は最後の一滴まで搾り取るように綺麗に精子を舐め取った。

「それで…これから俺をどうするつもりだ?殺すのか?死ぬまで精を搾り取る気か?!」
「へぇ、よがってイったわりに精神は壊れてないのね。たいしたものだわ。
そうね、私は狂ってないおもちゃには興味ないの。開放してあげる。ただし…」
女はペニスを掴むと何か呪文のようなものを唱え始めた。
そして詠唱が終わると同時に………ペニスを引きちぎった。
「ぎゃあああっ!!!痛っ…痛…く…ない?なんで?」
俺はペニスをもぎ取られたにもかかわらずまったく痛みを感じていなかった。
恐るおそる股間を覗くと棹も睾丸もなくなっいて、つるりとした肌があるだけだった。
「これは没収するわね、倒した男のおちんちんをコレクションするのがわたしの趣味なの。
ああ、取ったといっても感覚は繋がっているから安心して。おしっこがしたくなったら
こっちから出るし、このおちんちん触ったらあなたの方にも伝わるようになってるの。
これで見逃してあげるんだから安いものよね。それじゃあ私、もういくから」
言うだけいうと淫魔は次の獲物を探してどこかへ行ってしまった。
俺はしばらくの間呆けていた。
「助かった…のか」
淫魔に負けた者はよくて精神崩壊、行方不明、捕らわれ死んでしまうという話をよく聞く。
俺は運が良かったのかもしれない。意識もしっかりしている。多少排泄に不便があるかも
しれないがなんとか生きてゆけるだろう。
その時の俺は己の状況が呪いじみたものだとは思っていなかった。


俺がその重大さに気がついた時には手遅れだった。
オ、オナニーがしたい。したいしたい。出したくて出したくてたまらないのに
出すことができない。直接ペニスを刺激してしこしこしこしこやりたいのに
擦るべきペニスがないのだ。間違いなくギンギンに勃起しているのにだ。
こう見えて俺はもてる。女とキスをすることもあれば女の裸を見る機会もある。
今までそんな日は、家でこっそりオナニーをしていた。

しかしここ一ヶ月間まったく射精ができないのだ。

しかもそれだけではない。時々、思い出したように快感が伝わってくる。
例えば朝起きて顔を洗っているとき、仕事をしている時。
不思議なことにそれは俺が射精を求めているときにはやってこない。
欲求を我慢し耐えきったときに限ってやってくるのだ。
その刺激は時に激しく、時にもどかしく。ゆっくりとなんども棹をしゃぶられたり。
亀頭と皮の境目、カリ首の溝を丁寧に舐められたり。金玉をしゃぶられたり揉まれたり
しながら手コキをしてくることもあった。しかし決まって射精だけはさせてくれない。
何度も何度もイきそうになるが、最後もうひと擦りというところで刺激は中断されるのだ。

俺は淫魔を探した。無論探すだけでは返り討ちにあいかねない。
とある淫魔封じのアイテムを手に入れ再戦の準備も怠らなかった。
早く返してもらわなければ普通に生活することもままならない。
あるときは重要な会議の場で、またあるときは小さな女の子がいるところでエッチな刺激が
やってきてしまい周りに危ない目でみられてしまった。俺の精神もどこまで持つかわからない。


そして、俺は再び淫魔を見つけ出した。というより向こうからやってきたのだが。
「私を探しているって聞いて会いにきちゃった。久しぶりね。
半年くらいかしら?元気そう…には見えないわね。少しやつれた?」
「おかげさまでね。でもおれの分身いつもは元気だったろ。もうそろそろ、返してもらおうか」
「ふうん、強気ね。あなたの弱点はここにあるっていうのに」
女は懐から俺のペニスをとりだした。そして俺に見せつけるように亀頭をぺロッとひとなめした。
「うっ」
「あらぁ。とっても敏感ね。そっか半年も射精してなかったらこの玉々のなか精子がいっぱいで
溢れそうだもんね。これ返して欲しいのね。でも、だめよ。
あなたは私に近づくことも触れることもできないわ」
そう告げると女は服を脱ぎ始めた。俺は下着姿になった女を食い入るように見つめる。
それに呼応するように女の手の中でペニスが大きくなっていった。
「わあ、まだおっぱいも見せてないのにビンビンね。女の人の裸を見る機会があまりないのかな?
ほんとだったらそのズボンで隠せているのに隠せないね。」
下着姿だけで勃起しているなんて飢えてるもてない男みたいで恥ずかしかった。半年も射精
してなければ特に変でもないだろうが今の俺はその考えに至らなかった。オナニーしたい
射精したい、そのためにペニスを取り戻さなければ。
女はゆっくりとブラをはずしてゆく。大きめの豊満なおっぱいが目の前に現れる。
「さあよく見なさい。これが女の人のおっぱいよ。あらーどうしたのかな?まだ擦っても
いないのにおちんちんから透明なねばねばがでてるよー?この間は平気なふりしてたんだ。
早漏を隠してたんだね。こんなんじゃアソコを見ただけでイっちゃいそうだね」
確かに女の言うとおり今の俺には我慢がきかないだろう。しかも弱点は女の手の中にある。
俺は圧倒的に不利だ。だから俺はたった一つの秘策にかけていた。
「こんなのはどうかなー」
女はペニスと自分の乳房に唾液を垂らした。その光景だけでも淫らでいっきにイってしまいそうだ。
「たまーに触ってあげていたけどパイズリはやらなかったよね。なんでかわかる?
パイズリって視覚的にいやらしいから、ぜったい目の前でやってあげようと思っていたんだ」
女は棹を掴むと鈴口を乳首にこすりつけた。その瞬間どばっと我慢汁が溢れる。
「あーこんなに我慢汁がでるなら、唾液いらなかったね」
唾液と汁を混ぜ合わせながら胸にローションのように丹念に塗りこむ。
そして左手で下からおっぱいを抱え込むように支える。左右のおっぱいの間に深い谷間ができる。
「こんなパイズリ初めてでしょう」
右手で無造作にペニスを掴むと亀頭からその谷間へとつっこんだ。
「あああっ!いいっ!」
思わず声を漏らしていた。それほどに気持ちがいい。女は谷間にペニスを何度も出したり
いれたりした。唾と汁が潤滑油になりスムーズに快感を伝えてくる。
さながら生身のおっぱいをオナホールとして使っているような感じだ。
「はあ、やっぱりこういうのが好きなのね」
女の適当な感じが屈辱をさそい、それがまた興奮につながる。
俺はなにもない股間をおさえ必死に耐える。ペニスに刺激が伝わっている限りこの場から動くことが
できない。しかしこの時俺は股間に隠していた秘策を握っていた。あるタイミングを狙って。
「さあて次はどんなふうに責めてあげようかな?」
もうあとひと往復したら俺は果てていただろう。しかし女はそこで攻撃の手をゆるめた。今だ!

「遠距離攻撃できるのはお前だけじゃないぜ」
俺は股間から裸の女性を模った人形を取り出した。これぞ秘策中の秘策。離れた相手を攻撃するアイテム。
三ヶ月分の給料つぎ込んで買ったアイテム。この人形を触ればそれが相手の同じ場所に伝わるという代物。
発動条件は満たしている。
「そ、その人形は…!」
女はこれを知っているようだ。よし、くらえ!俺は人形の乳首を思いっきり吸った!
「あああっ!いいっ!」
声を出したのは女…ではなく俺の方だった。人形の乳首を吸ったとたん自分の乳首を
吸われる感覚が襲ってきたのだ!
「やっぱりねそうなるわね、そのアイテムは確かに離れた相手を責めることが出来るわ。でもね、
それは男が女に対して使うものなのよ。女が使えばそれは自分に返ってくる。今のあなたはおちんちんが無い
状態だから男であって男でない。まあ可能性は半々だけどあなたに良い目はでなかったみたいね」
えーなんてこった!どういう状況?やばい?これに賭けていたのに?次の手が無い。
「さーて、反撃しようなんて悪い子にはお仕置きが必要ですね…」

そこから先は女の独壇場だった。
「隠してもわかっているのよ。貴方がどんなときに勃起していたか。私は半年の間
貴方のおちんちんを観察していたんだから」
「おっぱい好きよね?大きなおっぱいの人とすれ違うだけでおちんちんぴくぴくなってたもんね」
くっ誰にも秘密にしている性癖がこの女には筒抜けだ。

人形もとりあげられてしまった。
人形の口に俺のペニスを咥えさせたりもされた。
「うわー自分で自分のものをフェラしてるどんな感じなの?気持ちいい?」
文字通り吐き気がするほどの気持ちよさだ。
「わたしのコレクションの中であなたのおちんちんが一番可愛い反応するから目をかけていたのよ」
「前に言ったわよね。私は狂ってないおもちゃには興味がないの。本当はおちんちん取り上げて寸止めしまくって
貴方を狂わせようと思っていたの。狂ったおもちゃが大好きだから、でも気が変わったわ。これからも大事にコレクションにしてあげる」

なんとか形にした感じです。ソードマスター並にむりやりまとめました。
予定変更は最後の台詞にあらわれています。
読みにくいところご都合主義なところモロモロですが、まあいいか。

あとボクは乳フェチです。

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