夢を見ていた。見渡す限りがシーツの海だった。
そこは神秘的にさえ感じる場所だった。
俺にグラマラスな裸の女が2人まとわりついていた。
どちらの女も胸が大きくて腰がくびれてる。妖艶な体つきとは別に、顔は可愛らしい。
髪は肩にかかるぐらいの長さ。この上なく俺の好みな女達だった。
2人の女が俺の体を愛撫する。ペニスがギンギンに張り詰めている。
一人の女は俺の乳首を舐めながらペニスを撫でている。
もう一人の女は俺の背中に柔らかい乳を押し付けて、体中を撫で回してくる。
まだたいしたこともしてないのにイキたくて仕方ない。異常に欲情している。
最初はただのエロい夢かと思った。
でも違う。普通の夢にしては感覚が研ぎ澄まされすぎていた。
これはつまりあれだ。ニュースでよくやってる新種のウィルス…通称夢魔のウィルスってやつに
感染しちまったのかもしれない。今、世界中でこのウィルスによる死者が出てるらしい。
症状は特殊だ。まず、感染すると昏睡状態に陥る。
この状態で自分の一番好みのタイプの異性とセックスする夢を見る。
感染状況がひどいほど夢に現れる異性の人数は増えるそうだ。
異性をイかせるごとにウィルスは死んでいく。
全ての異性をイかせればウィルスは死滅してこん睡状態から目が覚める。
逆に自分がイッてしまうと、夢の中だけでなく実際の体が強い絶頂を迎える。
何度も夢の中の異性にイかされて昏睡状態のまま衰弱死してしまう。
衰弱死するまで感染したウィルスが増殖することはない。
本人以外にはどうしようも出来ない。夢魔のウィルスに効果がある薬は見つかってない。
栄養補給をしても消耗が速くて間に合わなかったり、体はなんとか保っても精神が壊れてしまったりだ。
男も女もたくさん死んでる。だが、夢に出てきた異性を全てイかして生き残った人もいる。
そして、もちろん俺もその一人になるつもりだ。
そんなくだらないウィルスで死ぬつもりはない。まだやりたいことだってたくさんある。
こんな良い女とただでハメられるんだから幸運だと思うべきだろう。
俺はまず目の前でペニスを撫でてる女の胸を揉みしだいた。
女の口から甘い声が漏れ出す。自分の欲望がますます膨れ上がっているのを感じた。
乳房全体を持ち上げるようにして揉んでやる。
俺の手の平にあたっている徐々に固くなってくる乳首をクニクニと刺激する。
女は俺の目の前でいやらしく悶える。ペニスを撫でる手がとまった。
いける。このままこの女をイかせてやる。そう思った俺のペニスを後ろに密着していた女の手が握った。
スペスベした気持のいい手だった。ゆっくりと上下に動かされる。思わず俺の手が止まる。
耳に後ろの女の熱い息が吹きかかる。ぞくぞくした快感を感じる。
後ろの女から体を離そうとして前のめりになると、前の女の谷間に顔を挟み込まれた。
甘い香りが鼻腔に広がった。急いで後ろに逃げようとしたものの後ろの女が俺に体重をかけてきて動けなかった。
息が出来ないほどに圧迫されているわけではないが、息をするたびに甘い香りを感じてしまって意識が朦朧とする。
気がつくと二人の指が俺のペニスを這い回っていた。
計20本の繊細な指がペニスに快楽を塗りこんでいく。
さわさわと指が動かされてくすぐったいような快感を感じたと思った次には、
全ての指が根元から先端にかけて搾り上げるように動かされる。
既に俺のペニスからはしたたるほどにカウパーが溢れていた。
それで滑りのよくなった20本の指が絶えずペニスを撫でて扱いて搾り上げる。
ペニスが痛いぐらい勃起してるのがわかった。
膨張したペニスの血管一本一本の上を華奢な指が滑っていくのを感じる。
女の手から与えられる快感が俺の射精欲を増幅させる。
射精感がこみあげてくる。なんとか耐えようとふんばるが、胸から香る甘い匂いのせいで上手く力めない。
それでも耐えようと前の女の体に手を回して抱きつく。
そのまま体重をかければ体勢が変わるかもしれない。
だが気づくのが遅かった。精液が精巣でドクドク煮えたぎってた。
俺が前に体重をかけてバランスを崩すと同時に、
二人の手がほんの少しだけ強めに握られて根元から一気に扱いた。
引っ張り出されるように精液がペニスから飛び出した。
前の女の少し柔らかいお腹や胸にに精液が降り注ぐ。
全身の力が一気に抜けた。気を失うかと思うような快感を感じた。
出せる精液を全て出したような感覚だった。
にもかかわらずペニスは以前に増して硬く張り詰める。
まだ出したりないと欲望が膨張していく。
こうして何度もこんな絶頂を繰り返すと死ぬんだろう。
…こんなに気持良いんじゃ夢魔のウィルスに感染した人の大半が死んでるのも納得だ。
前の女は俺に押されて仰向けに倒れていた。体についた精液を指で綺麗に掬って舐めとっている。
俺は後ろの女も引き離そうとしたが無理だった。後ろの女は後回しにして前の女を責めにかかった。
今度は前の女には何も出来ないようしっかり押さえつけた。
後ろから出来ることは限られてるだろうし、とりあえずは一人イかせるべきだろう。
押さえつけて胸を揉む。大きい乳房が俺の手の中で俺の思う思うように形を変える。
硬くなった乳首を指の腹で転がす。女の声が甘くなる。確実に効いてる。
その間、後ろの女は陰嚢をやわやわと揉んで玉を転がし、ペニスに優しく指を這わしていた。
強い快感が俺の責めを鈍らせる。それでも目の前の女をイかすことを最優先に集中した。
片方の手で秘所をいじってみた。既にシーツを濡らすぐらい愛液がこぼれていた。
クリトリスを愛液で濡らした指で優しくなぞる。女の体が震える。
そのままクリトリスをいじり続ける。そうしながらも胸を揉み、舌で乳首周辺をなぞる。
そして期待が高まったら乳首を存分に舐める。乳首のクニクニした固さを舌で味わってやる。
もう少しでイかせられる。本当はハメてやるつもりだったが、こっちにそんな余裕がなさそうだ。
なんとかこのままイかせてしまいたい。
だが俺の体は一瞬未知の快感に硬直した。
後ろの女がペニスと陰嚢への責めはそのままに、アナルを舐め始めたのだ。
体の芯にゾクゾクした感覚が蓄積されていく。
前の女を抑えつける力が弱まってしまった。
女の足を絡められ、後ろからも押されるように俺は挿入してしまった。
熱くでドロドロの締まりが良い膣に根元まで飲み込まれる。
後ろの女はアナル舐めをやめ、体重をかけて俺の背中に覆いかぶさる。いやらしい二人の女の体が俺をサンドイッチする。
巨乳が俺の胸板と背中でつぶれて吸い付いてくる。俺の体中を女の柔らかくてしっとりとした肌が覆い尽くす。
ほとんど自分で動けなくなった。膣の中でペニスがビクビクと震える。
後ろの女が腰を押し当てて俺に無理やりピストンさせようとしてくる。
俺の下になった女は器用に腰をくねらして俺を快感に溺れさせようとする。
ねっとりとひだが絡み付いてくる。ドロドロの快感の海に俺を引き込んでいく。
自分のペニスが脈打ってるのがわかる。さっきよりも大量の精液が自分の中で煮えたぎっている。
我慢しようとするよりも早く女のなかで精液が炸裂した。
すさまじい快感と強い疲労感が俺を襲う。
女に前後から艶かしい肌を押し付けられ、精液を垂れ流し、病的な快楽に体から力が抜けて痙攣していた。
今度は力めたのに耐えることが出来なかった。
一回目よりも強い快感と共に一回目より大量に射精した。
それでもより硬くペニスは張り詰める。欲望はひたすら膨張する。
体がいうことをきかない。もうヤバいのかもしれない。
だが勝機はまだある。この状況で前の女も相当高ぶっていた。
俺はなんとか腰を少し動かして角度をつけて女に快楽を叩き込む。
女は懸命にイクのを耐えようとする。イけば消えてしまうんだから当然か。
だが我慢できないレベルまで女は高ぶっていた。
膣に受けた精液の感覚がより女を絶頂へと押し上げていた。
俺の膨張したペニスに快楽を叩き込まれて女はあえなくイッた。
耳元で発せられた嬌声が俺の脳まで染みこんで来た。
体が一瞬緊張して膣が強く締められたかと思うと、全身が弛緩して動かなくなった。
女はシーツに沈み込むようにして消えた。
自分の下にいた女が消えたために俺はうつぶせにツーシに沈む。
後ろの女が一旦離れた。俺はなんとか仰向けになれたが動くことは出来なかった。
今までずっと後ろにいた女は俺の体にまたがって秘所を指で広げた。
そこは既にヌラヌラと濡れて俺に更なる快感を期待させた。
俺は自分が死ぬかもしれないのに快感を受容したくなっている。
女はゆっくりと腰をおろす。ペニスの先端にに熱いに粘膜が触れる。
ゆっくりと秘所が亀頭を飲み込んでいく。徐々に飲み込まれていく快感
それだけで俺は頭の中が快感で埋め尽くされる。
ペニスが根元まで完全に膣に飲み込まれた。女の腰が俺の腰にすっかり乗っかる。
熱かった。さっきよりずっと気持ちよかった。
ヌメヌメしたヒダにペニスが柔らかく強く圧迫され締められる。
ペニスが熱い膣の中でビクンビクンと蠕動する。もう精液を出したくて堪らない。
快楽が俺の生きたいと思う心を蝕む。俺の心が快楽に深く溺れていく。
死んでもかまわないからこのままイッてしまいたいと思い始める。
女は根元までペニスを飲み込んだ状態で俺を見下ろして微笑んだ。
このまま動かなくても俺をいかせられると確信した微笑みだった。
動いてなくても快楽を与えて死へいざなうウィルスのもと、現実にはあり得ない名器の感触が俺をイかそうとする。
でも…イクわけにはいかない。もうほとんど動けないのにまたイッたら少しも動けなくなってしまう。
や、それどころか死んでしまうかもしれない。
俺はやっぱり生きたい。
なんとか全身に力を込めて耐えた。そして女を下から突き上げた。
もう動かないと思っていたのか不意打ちに女は驚いたような嬌声をあげた。
女は俺がまだ勝つ気でいるのを知るとゆっくりと腰を上下に動かし始めた。
捻りをくわえた腰の動きでペニスを秘所が舐る。下から上にと搾りあげる。
だけど俺はまだ耐えていた。女の息が少しずつ乱れてきた。
また俺は女を突き上げる。さっきよりもはっきりと嬌声をあげる。女の顔は上気している。
女は一気に勝負をつけるべく腰の動きを変えてきた。
先ほどよりも速く激しい動きになった。俺の上で女が踊る。
許容量を超えた激しい快感が俺に流し込まれて俺は痙攣し喘ぐ。
その快感に俺の生きるという意志は一気に削りとられ思考全てを快感が埋め尽くした。
ペニスから俺の生命力が噴出する。勢いよく膣の奥を精液が叩く。
子宮を俺の命を削って作り出された多量の精液が満たす。
それでも俺は命を削って精液を搾り出される。
射精がまだ終わらない。結合部から精液がこぼれ出す。
女は俺の上で歓喜の声をあげ踊り続ける。
俺は一応生きていたが、もう体は少しも動かなかった。むしろあれだけの精液を流しても死んでないのが不思議なくらいだ。
でも次に射精すれば俺は確実に死ぬだろう。俺はもう我慢することは出来なかったし、するつもりもなかった。
快楽に溺れきっていた。全て溶けてこの女に飲まれてしまいたかった。
夢魔のウィルスは無慈悲に感染者を快感で破壊した。
女は俺をイかして殺して自身が増殖するために俺の上で激しく踊る。
それと同時に女は俺の上で喘いでいた。どんどん絶頂へと高まっていく。
快楽に溺れ止まることも出来ないでいた。
そして同じく快楽に溺れきっていた俺は最後の絶頂を迎えた。
神経が焼ききれ、全身の全てが精液になって流出するような快感を感じると同時に俺の意識は闇に沈んだ。
俺は目を開いた。明るいところにいた。ひどく疲れていた。
思考がうまく出来ない。体も動かない。
少しずつ意識が覚醒してくる。ここは病院のようだ。
どうやら俺は生きている。夢魔のウィルスに感染して俺は死んだと思ったんだが…。
なんとか記憶を呼び戻してみる。俺が夢のなかで最後に達したとき…女も達していたのだ。
それでウィルスは死滅して俺は昏睡状態から目覚めたのだろう。
あんなに異常な絶頂を繰り返したのに幸運にも生きていられたわけだ。
しばらくすると医者が来た。俺の状況について話をしてくれた。
やはり夢魔のウィルスに感染して昏睡状態に陥り、極限まで衰弱していたそうだ。
なんと一月ものあいだ眠り続けていたらしい。
俺はそのまま病院で療養し、更に一ヵ月後に退院した。
日常生活には支障がないレベルまで体力が回復したが、以前と比べると明らかに体力がなくなっていた。
更に自分でも意識出来るぐらい思考能力が低下していた。
もうひとつ問題なのが興奮して勃起しても射精出来なくなったことだった。
医者が言うには夢魔のウィルスに体が不可逆的に壊されているらしい。
俺は夢魔のウィルスの快楽を求め始めていた。
また感染すれば何にも優る快楽で俺を完全に壊してくれる。
だが、俺が夢魔のウィルスに再び感染することはなかった。
俺は全財産を放り出して夢魔のウィルスの培養液を手に入れた。
培養液を飲み干す。そして自ら夢魔のウィルスに感染した。
すぐに意識を失った。気がつくとまたあのシーツの海にいるはずだ。
だが、気がついたときに見た光景は想像とはことなるものだった。
見渡す限りが妖艶でいやらしい女の海だった。
俺のからだはすぐにその海に飲み込まれる。
どこを見ても女のいやらしい体があった。体の全てが女の体に触れていた。
聴覚も女に独占される。両耳とも女達にしゃぶりつかれ舐められて、水音と熱い吐息しか聞こえなくなった。
次に味覚も女しか感じなくなった。むりやり乳首が口の中に押し込まれる。甘い味が口の中に広がる。母乳を子供のように吸った。
全身を愛撫されていた。誰かがペニスを胸で挟んでしごいている。すぐに絶頂する。
以前感染したときに快楽に壊されていた体が再び壊されていく。
白濁が女の体に飛び散る。俺の命が溶け出して飛び散っていく。
全身に女の柔肌を感じる。全身から快感を感じる。精液を散らすペニスを大勢の女が舐め回している。
俺はまた命を削って精液を噴出する。体は動かない。快楽だけ感じる。
女の秘所がペニスを飲み込む。全身が膣に舐られて全身から生命力を搾り取られてる錯覚を見る。
そして実際にそんな快感を感じながらドバドバと精液を溢れさせる。
女が代わる。また全身から生命力を搾り出されるような快感を感じる。
実際に全身から生命力が搾り取られる。体にどんなに負荷がかかっても焼ききれてこわれた俺には快感しか感じられない。
ついに射精がとまらなくなる。ドクドクと全身が震え、快感と引き換えに命を削り続ける。
身を滅ぼす快感だけを感じ続ける。全身が愛撫されている。魂まで愛撫される。
命が直接搾り取られる。生命力が搾り出される。精液になって全てが溶け出す。
その精液を浴びた女たちがいやらしくそれを舐めとる。俺という全てが精液にとけて女達に飲まれていく。
***
その男の亡骸で夢魔のウィルスは異常に増殖した。
ウィルスは周囲に離散し、彼が住むこの国は世界で最も夢魔のウィルスに犯された国となった。
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