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妖精物語・<1−1、不用意に動くのは危険だ。>

 このまま妖精たちの愛撫を受け続けていれば、確実に体の感度は上がってしまうし、よがらされて体力もかなり消費してしまうだろう。しかし、それでもなおアルはペニスを守り続けることを選んだ。
 淫魔、あるいはそれに属する系統とのBFは一度射精させられてしまえば淫呪をかけられてしまい、相手の成すがままになってしまう。すぐに射精の危険がある責めに打って出るより、まだ射精は我慢することが出来るかもしれない守りのほうがアルにとっては魅力的だった。
 ――くそっ・・・耐えろ・・・・・・耐えるんだ!
 ここを乗り越えれば何かチャンスがあるかもしれない――そんな望みにかけて、アルは乳首と睾丸、二つの刺激に必死で耐え――

 ――え・・・・・・?二つだって・・・・・・?

 アルは愕然とした。確か妖精は赤髪、青髪、緑髪の三人いたはずだ。しかし、今アルを責めているのは睾丸を揉み解してくる赤髪と、乳首に吸い付いてきている緑髪――二人だけだ。青髪の姿がどこにも見えない。
「んふふ〜、もうすっかりたまたまもとろけてるよ〜・・・・・・えいっ♪」
「んっ・・・ちゅっ・・・・・・えろえろ、ちゅ・・・・・・おいしいです、あなたの乳首・・・・・・ちゅ、ちゅ・・・・・・」
「ふああああっ!」
 しかし、この二人の責めだけでも気を抜くとすぐに脱力してしまいそうな気持ちよさだった。絶え間なく送り込まれる快感に必死に抗いながら辺りを見回してみるが、やはり青髪の姿はどこにも見当たらない。
 ――くそっ、どこだ・・・どこにいるんだ・・・・・・
 アルが徐々にあせり始めたその時。

「とっか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!」

 いきなり青髪の声がアルの後ろ下のほうから聞こえた。
「あぎいいいいっ!!」
 同時にアルの肛門に何かが差し込まれる感覚。アルは必死にそれを体外へ押し返そうとするが、それはぐりぐりと回転したり、うねうねと蠢いたりして、アルの抵抗も空しく完全にアナルに入り込んでしまった。
 そこで不意に睾丸と乳首への刺激が止んだ。視線を下に落とすと、愛撫の手を休めてアルの顔をじっと見上げている赤髪、緑髪と目が合った。
 ――何だ?
 アルが疑問に思った瞬間、突然アナルに入り込んだ青髪が激しく動き始めた。体を前後させて腸壁全体を擦りあげながら、ある一点を執拗にマッサージしてくる。
「あんっ、あひいいいいっ!!あっ、うあっ、ふやあああああっ!!!!」
 同時にアルの体全体を凄まじい量の電流が走りぬけた。さっきまでの責めと違って、今度は直接射精に導こうとする、そんな快感だ。ペニスからはまるで射精のような勢いで先走りがぴゅっ、ぴゅっと噴き出し、あまりに量が多いため指の間から我慢汁がゆっくりと漏れ出してきている。
「うあっ、き・・・気持ちよすぎ・・・る・・・・・・あああ〜・・・」
 ついにアルは快感に耐えられなくなり、へなへなと崩れ落ちてしまった。ペニスを守っていた手も、脱力して力が入らず、だらんと下にぶら下がってしまった。
「うっわ〜・・・すっご〜い・・・・・・」
 それと同時にアルのペニスが露わになった。度重なる妖精たちの愛撫で既に限界まで怒張したそれは、アル自身の我慢汁でびっしょりと濡れ、今もなお断続的に痙攣を続けながら我慢汁を射精のような勢いで分泌し続けている。
 それでも青髪によるアナルマッサージはとどまるところを知らず、少しずつではあるが送り込まれる快感がどんどん強くなっていく。腸壁をかりかりと優しくひっかかれ、前立腺をもにゅもにゅとマッサージし、時にはちゅうちゅうとしゃぶられる。青髪の圧倒的なテクニックにアルは翻弄され、今やペニスを直接弄られることにも匹敵する肛悦にもだえ続けた。
「ふあっ・・・・・・ひもち・・・ひいよぉ・・・・・・んんっ!」
 アルの目にはうっすらと涙が浮かんでおり、口元はだらしなく開きよだれが滴り落ちている。呂律が回らなくなるほどの快感を受け続けたアルには、もうこの状況を脱する力は残っていなかった。
「うふふ・・・どうですか?これがあの子の得意技です。もうどうしようもないほどに気持ちいいでしょう?これを受けた男の方はみんなあなたのようにおちんちん以外はへなへなになってしまうのですよ・・・・・・って、ふふ・・・もう聞こえていないですかね・・・」
 アルの視線はもう半ば定まっておらず、開いた口からは喘ぎ声ばかりが発せられている。ペニスがびくんびくんと脈打ち、また時折刺激に耐えられず身を震わせる以外にはアルの体は動かなくなっていた。
「はっ、はっ・・・はひぃ・・・・・・んんっ・・・・・・!」
 最早アルは青髪がもたらす肛悦の虜にされてしまった。母親のことなど頭からすっぽりと抜け落ちてしまい、この快感を長く味わっていたいという思いが彼の心を殆ど侵食し尽くしていた。
「ねえ、お姉ちゃん・・・この子どうしようか?もうおちんぽがら空きだから〜、さっさと弄って射精させちゃう?」
 赤髪が緑髪にそう尋ねる。赤髪はアルの体が崩れ落ちたときもしっかりと睾丸にしがみついて離さなかった。すぐにでもアルのペニスを愛撫できる位置に彼女はいる。彼女の全身は、降り注ぐアルの我慢汁で既にべとべとになっており、身動きするたびにくちゅくちゅといやらしい音が辺りに響く。
「そうですね〜・・・・・・・・・・・・せっかくですからこのままおちんちんに触らずにぴゅっぴゅっ、ってさせてあげましょう。それと・・・・・・そうですね、たくさん出せるようにアレをしてあげてください」
 緑髪はしばらく考えた後にそう答えた。彼女の目の前にある乳首は、よほど激しく吸われたのか、半ばふやけてしまっている。
「は〜い、わかった〜。じゃあ、さっそく・・・・・・」
 赤髪は少し上体を伸ばすと、睾丸とペニスの境目辺りに口をつけた。
「んっ・・・ちゅ・・・ちゅ〜〜〜〜〜〜〜〜っ・・・・・・」
 そして両手をペニスに回して自分の体をしっかりと固定した後、激しい吸引を仕掛けてきた。
「ひんっ!」
 普通の口の感触とは違う、何か内部から溶かされていくような口づけだった。普段ならなんともない程度の刺激ではあるが、非常に敏感になってしまったアルの体はどんな些細な刺激でも快感に書き換えてしまう。
「ちゅ〜〜〜〜〜っ・・・・・・・・・ぽんっ!・・・・・・えへっ・・・よ〜し、完成したよ〜、お姉ちゃん♪」
 ペニスの根元から口を離した赤髪は緑髪にそう呼びかける。緑髪はそれに対して笑顔で肯いて答えた。
「それでは準備完了ですね。ではたくさんこの方を気持ちよくしてあげましょうか♪」
 そう言って緑髪は再び乳首にしゃぶりついてきた。それに続いて赤髪も元の位置に体を戻し、睾丸を激しくこねくり回してくる。
「あっ、ああああああああああ〜〜〜〜っ!!!」
 青髪はアナルマッサージによりつんっ、とした鋭い刺激とじんじんと痺れる刺激二つを同時に送り込んでくる。緑髪は両乳首の間を何度も往復しながら、乳首へ絶妙な力加減の甘噛みを繰り返し、痛みにも似た快感をもたらしてくる。そして赤髪は睾丸を緩急織り交ぜて揉み転がして精子の製造を促進すると同時に、作られた精子を外に追い出そうとしてくる。
 妖精三姉妹の息が合ったコンビネーションに快感はどんどんと増幅していき、まるで膨らまされる風船のように下腹部に切なさがたまっていく。ペニスからは絶えず我慢汁が噴き出し、まるでヘッドバンキングをしているかのように激しく痙攣し続けている。
「ひっ・・・らめぇ・・・・・・もう・・・イっちゃうぅ・・・・・・」
 アルは最後の理性をかき集めて必死に快感に抗っていたが、最早それも限界だった。自らの意思に関係なくペニスは激しく脈打ち、射精が近いことを示している。
「ほ〜らっ、もうイっちゃえ〜!!」
 赤髪が止めとばかりに睾丸を力いっぱい抱きしめてきた。
「んん〜っ・・・・・・はむっ、んっ、んっ、んっ、ん〜っ・・・」
 緑髪がそれに合わせて乳首を甘噛みするスピードを上げる。
 そして更にアナルに入り込んだ青髪が前立腺を一層強く押し込んできた。
「ああっ!らめぇ!きちゃうううううううぅぅぅ!!!」
 三種類の異なる責めから生み出される快感が下腹部で激しくスパークした。睾丸から精子が押し出され、輸精管を通って尿道口から凄まじい勢いで精液が吹き出す――はずだった。

「あ・・・ああっ!!な、なんでえ!?」

 ペニスが空しくびくびくと震えた。アルは確かに精液が輸精管を上っていく感覚を味わっていた。そう、自分は確かに射精したはずだった。だがペニスから出てくるのは我慢汁ばかりで、肝心の精液は一滴たりとも出てこない。それどころかペニスの根元の方がじんじんと熱くなり、狂おしいほどの射精欲求と苦しみが同時にアルに襲いかかった。
 だがそれでも妖精たちはアルを責める手を休めない。アルの体の異常などお構いなしに、更なる絶頂を味あわせようと激しく愛撫を繰り返す。アルは力が入らない体を必死によじって快感に耐えようとするが、そのような些細な抵抗は全く意味を成さず、程なくして再びアルは絶頂を迎えた。
「あっ・・・ああっ、くうううっ!!ら・・・らめえ!!」
 しかし、またもや精液がペニスから噴き出されることはなかった。体外に吐き出そうとして精巣を押し出された精液は、逆流して体の奥底に再び戻ろうとする。その度に耐え難いほどの苦しみがアルに襲い掛かるのだ。
 アルの顔は涙でぼろぼろだった。絶頂を迎えても精液を吐き出すことが出来ないという異常事態に、アルの心は恐怖と焦燥に侵食されていく。
「へへ〜、どう?射精出来ないでしょ〜♪」
 そんな時、赤髪の明るい声が響いた。見ると睾丸を責めるのを一時的に止めてアルの顔をじっと見上げてきている。
「な・・・なんで・・・・・・・・・」
 アルはおそるおそる尋ねた。この悶絶しそうな欲求をどうにかして解消したい。もうそれで頭の中は一杯だった。
「ふふ〜ん、さっきボクがキミのおちんぽの根元にキスをしたよね?実はあのキスには魔力をた〜っぷり込めてあって、その部分の輸精管に蓋をしちゃったんだ♪そうすればたとえキミがいくら早漏でもザーメン出したり出来ないでしょ?だからいくらでも気持ちよくなれるんだよ〜♪嬉しいでしょ〜♪それじゃ、理解したんだったらた〜っぷり気持ちよくなってね〜♪」
 そう言って赤髪はまた睾丸マッサージを再開した。
「そ・・・・・・そんな・・・うああっ!!」
 アルは赤髪の言葉に抗議する暇もなく、また絶頂させられてしまった。コツを掴んできたのか、時間がたてばたつほど妖精たちの愛撫は気持ちよさを増していく。というよりも、妖精たちが愛撫している場所が勝手にじんじんと疼き始めているのだ。
どんどんと絶頂の感覚が短くなっていく。それとともに射精欲求がどんどんとアルの中に沈殿していく。
「ああっ・・・もう・・・らめえ!!らしたいい!らしたいよぉ!!」
 ついにアルは自分でペニスをしごき始めてしまった。もう動かせないと思っていた両手が驚くほどにスムーズに動き、ペニスを擦りあげる。我慢汁ですでにぐちょぐちょになっていたそこは、アルが手を上下に動かすたびにぐちゅぐちゅ、ぐちょぐちょと卑猥な音を立てた。
「えっ・・・すごい・・・これが・・・・・・男の人のオナニー・・・・・・・・・」
 赤髪は突然自分の目の前で繰り広げられた痴態に、顔を真っ赤にしながら見とれている。彼女はそのまま自分の股間に手を伸ばすと、秘所を指でゆっくりと弄り始めた。
「うっ・・・・・・あっ・・・はああ・・・・・・」
 彼女の股間からも次第に水音が響き始めた。彼女の太腿を伝って愛液が地面に滴り落ちていく。
「あらあら・・・そんなことをしても精液は出てきませんよ。・・・・・・それにしても自分でしごき始めた方は初めてですねえ・・・。まだ自分のものをしごける体力があったなんて・・・最初から責められていたら危なかったかもしれませんねえ・・・・・・」
 緑髪は乳首をしゃぶりながらそんなことを一人ごちる。そうして視線を下に移すと、アルのオナニーを見ながら自分の股間を弄っている妹の姿が目に入った。
「あらあら・・・あの子ったら・・・・・・。ほらほら、そこでオナニーしちゃいけませんよ?今はちゃんとこの方を気持ちよくしてあげませんと」
 赤髪は緑髪の言葉にはっとすると、今まで秘所を弄っていて愛液でべとべとになった自分の手を見つめ・・・・・・ぼっ、という擬音が聞こえそうなくらい急激に赤面した。そして今までの自分の行動を忘れようとするかのようにアルの睾丸に飛びつき、一心不乱に揉み解すのであった。
「ふふっ・・・あの子もまだまだ若いですねえ・・・・・・」
 緑髪は溜め息を一つつくと、再び乳首を口に含んだ。

 アルはそのようなやり取りの間もずっとペニスをしごき続けていた。そして妖精たちの愛撫もあって何度も絶頂を迎えていたが、決して射精に至ることはなかった。
「うっ・・・・・・ぐすっ・・・・・・ひぐっ・・・・・・」
 アルは涙をぼろぼろと零しながらもオナニーを続けた。しごけばしごくほど苦しみは増していくのだが、それでも快感を求めるあまり手が止まらない。ペニスはぱんぱんに張り詰めており、たった数こすりしただけでイってしまうほどに敏感になってしまっていた。
「ううっ・・・・・・ひっ・・・あああああ・・・・・・」
 アルはついに体力を使い果たしてしまった。もう手どころか指さえも動かすことが出来なくなってしまった。自分自身の手から開放されたペニスは痛いほどに反り返り、それでもなお妖精たちの愛撫によって悦ばされ続けていた。
 睾丸を揉み転がされて絶頂を迎え、乳首に吸いつかれて絶頂を迎え、アナルをマッサージされて絶頂を迎える。最早妖精たちの責めは、それ単体だけでもアルを射精させてしまうような強烈な快感をアルに与えていた。
「ああ・・・あああ・・・・・・しゃせい・・・しゃせいさせてぇ・・・・・・」
 休むことなく絶頂にのぼらされ続けたアルの理性は既に崩壊していた。精をほとばしらせてしまえばその先には死が待っているというのに、アルはもう妖精たちに射精を懇願することしか出来ない。
「おね・・・がい・・・します・・・・・・しゃせい・・・・・・しゃせいさせて・・・くださいぃ・・・・・・」
 ペニスをびくびくと痙攣させ続けながらアルはお願いし続けた。
「しゃせい・・・・・・せいえき・・・・・・ださせてぇ・・・・・・せいえきぃ・・・」
 妖精たちはしばらくアルの訴えを無視して快感を送り込んでいたが、緑髪が乳首を開放すると、ゆっくりとアルに向かって喋りかけた。
「ふふ・・・・・・どうです?気持ちよくって・・・たまらないでしょう?」
「は・・・・・・はいぃ・・・・・・ですから・・・ださせて・・・・・・ださせてください・・・・・・」
 アルの答えにはもう力は全くこもっていなかった。まるで喉の奥から絞り出すような声でアルは質問に答える。
「ふふ・・・・・・そうですか、わかりました。もう魔力もたっぷり塗りこんだことですし・・・・・・そろそろ開放してあげましょう」
 そう言って緑髪が睾丸を責める赤髪に目配せすると、赤髪は輸精管を塞いだときと同じようにペニスと睾丸の境目に口をつけて、吸引をしかけてきた。
「ああっ・・・・・・あああああああああぁぁ!!!!!」
 その瞬間、アルの内側で蠢いていたものが一斉に出口を求めて殺到した。赤髪がペニスの根元から口を離すのとほぼ同時に、鈴口から大量の精液が噴き出してきた。
「ああっ・・・ひいっ・・・と、とまら・・・はあんっ!!」
 焦らしに焦らされてきただけあって、その射精は驚くほど大量であった。まるで尿のように噴き出したそれは、びちゃびちゃと音を立てて地面に落下し、あっという間に精液溜まりが出来てしまった。
 アルが射精し始めたのを確認すると赤髪と緑髪はアルの体を離れ、アルの長々と続く射精を観察し始めた。それと同時に肛門から青髪がぬぽん、と抜け出し自分の体に塗れた腸液をぷるぷると払いながら二人のところに戻っていった。
しかし――
「えっ?・・・あああ!!なんで?なんでぇ!!」
 睾丸、乳首、そしてアナルからもたらされる快感は収まるどころか更に強くなっていく。絶え間なく送り込まれる刺激に、アルの射精は一向に終わる気配を見せない。
「えへへ〜、気持ちいいでしょ、お兄ちゃん♪た〜っぷり魔力をおしり全体に塗りこんであげたから、もうおしりが気持ちよすぎてたまらないでしょ♪」
 青髪の言うとおり、もうアナルには何も入っていないはずなのに腸壁をかりかりとひっかかれる感覚、前立腺をぐにぐにとマッサージされる感覚、そしてちゅぷちゅぷと吸われる感覚が未だにリフレインしている。
乳首と睾丸も同様に、まるでそこに緑髪や赤髪がいて愛撫されているかのような快感が走っている。
「ふふ・・・どうですか?魔力を愛撫とともに時間をかけて流し込むことによって、あなたが今まで受けた愛撫の感覚を再現しているんです。しかもこの快感は蓄積していきますから、無限に気持ちよさはあがっていきますよ・・・。」
 緑髪の言葉を裏付けるように、三箇所にもたらされる快感の量が徐々に多くなっていく。
「・・・・・・・・・・・・!!」
 最早アルは声もあげることが出来ないほどの快感に曝されていた。それに伴い、一回ごとの射精の量もだんだんと増加していく。精液をいくら大量に吐き出しても赤髪の愛撫の感覚により、どんどん補填されていく。淫呪の効果もあってか、精子が作られるスピードもどんどん早くなっていく。
「それに、淫呪に少し細工をして、あなたが年を取らないようにもしてあげました・・・。それからあまりに気持ちよくて気絶してしまわないようにも・・・。よかったですね、あなたはこれから先、ず〜っと気持ちいい思いをして過ごしていけるんです・・・・・・。こんなに幸せなことって他にないですよね?」
 もう神経が焼き切れそうなほどの快感をアルは味わっていた。しかし、緑髪の言うように意識は決して途切れることはなく、射精に伴う凄まじい快感だけをその身に感じ続けていた。
「ねえ〜、お姉ちゃ〜ん。もうそろそろザーメンいただきますしようよ〜。ボク、お腹すいちゃったよ〜」
「・・・そうですね、ではいただきましょうか。この方が無限に出してくれますからもう食糧の心配はしなくても大丈夫そうですね」
「わ〜い、ごはん、ごはん〜♪」
 妖精たちは話しながらアルの精液溜まりにゆっくりと下りていった。そして降り注ぐアルの精液を全身に浴びながら、ぴちゃぴちゃと精液を舐め取っていく。
――キ・・・・・・キモチ・・・イイ・・・キモチ・・・・・・イイ・・・
 アルはもう快感しか感じ取ることが出来なくなっていた。睾丸、乳首、アナルへの快感と、自分の睾丸からペニスへ精液が流れていくことだけが意識され、それ以外の体の部位は最早存在しないも同義だった。
 無限に大きくなる快感に身を任せ、アルはひたすら精液を吐き出し続けるのだった・・・。

                            BAD END
 というわけで2つ目のBAD ENDですね。相変わらず冗長なのは、何かもう自分では諦めました。申し訳ない。
 このシーンは青髪の見せ場のつもりで書いたんですが、殆どセリフありませんね。さて、どうしたものやら・・・
 あと、アルがかわいそうだという方には申し訳ないです。今回もなにやら救いようがない内容になっていますが、BAD ENDはとびきりひどくが私の信条なので。それでは。

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