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カプセルホテル *選択肢2 <駄目。明日に備えて寝る。>

ここは明日の受験を優先するべきだろう、当然。
「結構です。明日は早いのでもう寝ようと思います」
僕はそういって備え付けてあったティッシュでペニスについた体液をふき取っていった。
「そうですか…残念ですね。では失礼します」
女性はカプセルの外へ出て行った。
しばらく興奮が収まらなかったけど、疲労が激しかったらしくてちゃんと眠れた。

***

受験のためにカプセルホテルを利用した青年が泊まっているカプセルから出てきた女性は
重い足取りで上司の待つ部屋に向かった。
上司といっても彼女より若い美しい女性だ。
ただ、この職場ではどれだけ男を堕落させ金を搾りだせるかだけが収入と地位に直結する。
なんの収入をえることなく男にいかされてしまった職員は罰を受ける。
罰の与え方は人それぞれだが、この上司の罰は女性の心を狂わすのだ。
女性は部屋に入る。用件を言うまでもない。
上司はカプセルの中にある隠しカメラからずっと見ていて結果を知っている。
ちなみにこの隠しカメラの映像は違法なビデオの作成に使われまた別の収入を得ている。
「情けないわねぇ…あんなガキにいかされちゃってね?」
上司は女性に吐き捨てるように言う。
「申し訳ありません…」
「いいからこっちに来なさい。お楽しみの時間よ」
上司は女性を招きよせ、部屋にあるベッドの上に寝かせる。
ベッドの横には子供の手首ほどの太さのバイブが置いてある。
女性は今まで青年を攻めていたとは思えないようなおびえた顔を見せる。
「あら怖いの? 何度もしてるじゃない。
私は減給もしないし痛いこともしないのだから怖がることないでしょう?」
上司は女性の肌に手を滑らせる。乳房もクリトリスも感じるところを的確に撫で上げる。
それだけで喘ぎをもらす女性にゆっくりとバイブを女性の秘所に差し込む。
濡れてひくひくと男を求めていた膣が無機質で太いバイブをぬぷぬぷと飲み込んでいく。
「いつもと同じように、ただ10分間いかないように耐えればいいのよ」
そして上司はゆっくりとバイブを動かす。そうしながらも、体中の性感帯を撫でたり揉んだり、
あるいは舐めたりあま噛みしながら女性を快楽に溶かしていく。
耐えることも出来なくゆっくりとした快感の波に飲まれて女性は10分直前で達してしまう。
「あら駄目ねぇ…もう少し我慢出来ないの? あなたは本当にイクしか能のないメスね。
もう一回よ。10分我慢なさい」
だが、絶頂に達して少し波が引いたところに快感を浴びせかけられ、
今度は5分も経たないうちに達してしまう。バイブがのめり込んだ膣がジュプジュプといやらしい音をたてる。
「我慢する気あるの? これはイクしか脳のないあなたがここでやっていけるように鍛えるため親切でやってるのよ?
その親切心に応えて少しは耐えて見せようとか思わないの?」
女性は応える余裕すらない。ひたすら喘がされ続ける。イクように一定の刺激が与えられながらも、
刺激になれる前に他の刺激が与えられる。愛液がひたすら溢れる。
何度も何度も女性はイかされ、そのたびに上司から罵られる。
この罰は女性が10分耐えるか、女性がイクことも出来ないぐらい体力が消耗するまで続けられる。
そして女性が耐えられたことは一度もない。
女性が大きな嬌声をあげて仰け反ったかと思うとぐったりとして意識を失った。
「情けないわねぇ…」
バイブを引き抜く。秘所が名残惜しそうにわななく。
上司はバイブについた愛液を舐め取ってモニターに写る青年を眺めた。
「せっかく弟を堕ちるとこまで堕としてやろと思ったのに…こんなことなら自分で相手すれば良かったわ…」

***



その夜、僕は昨日のカプセルに入ってきた女の人を滅茶苦茶に犯してる夢を見た。
僕が彼女に腰を突きつけるたびに彼女は達した。
甘い嬌声が僕をより興奮させる。そして僕は何度も彼女に注ぎ込み、彼女の体に精液を浴びせかけた。
どろどろの精液が彼女のお尻や胸に付着してよりエロティックな雰囲気を感じさせる。
僕は何もかも忘れて女性とともに快楽に溺れた。
時間はひたすら過ぎていった。
延々と彼女を犯してさすがに疲れて時計を見ると既に受験は終わっていた。

そこで目が覚めた。夢精していた。
時計を見た。大丈夫、まだ余裕もって会場にいける時間だ。
僕は精液を拭き取って捨てて、シャワーを浴びた。
昨晩、女性の誘惑に負けていたらこんな時間に起きれなかっただろう。
少し疲れはあるけど、早起きできたし頭もちゃんと働く。
快楽に流されることなく正しい判断を下せて良かった。
僕は汗やらなんやらを全部洗い流してすがすがしい気持ちで自分の服に着替えた。
そしてカプセルホテルを出て(本当に無料だった)、牛丼食べて受験を受けにいった。
満足な出来だった。万全のコンディションではなかったけど、どの問題も簡単に解けた。
もちろん合格だった。
僕は道を踏み外すことなくこれから希望に溢れた大学生活を送ることになる。


エンドA 合格おめでとう!!
これ、書いてあったんだけど不出来な上に需要なさげだったから控えてました。

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