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幼魔 番外編(お食事編)

「じゃあ、食事」
クリスはそう言うと、俺の股間に指を這わせてくる。
「く…ふっ…」
淫魔の食事―それはつまり、こういうことなわけで。
「ちょ、クリス、ちゃんとベッドで…」
「だめ。もう一秒だって我慢できないっ!」
ズボンの前がずり下ろされると、ぶるん、と勃起しきったペニスが露わになる。
「あは、もうびんびんじゃない。本当はマシロだって、早く食べられたいんでしょ?」
にやにやと笑いながら、俺のモノをしごく。
クリスの細い指が2、3度往復しただけで我慢汁が止め処なく溢れ出す。
「う、ふぁうっ!クリ、ス、ちょっ…待っ…」
「ふふふ、観念しなさ〜い♪マシロの弱いトコは、全部お見通しなんだからっ」
その通り、だった。小さな指は、縦横無尽に動いてあっという間に俺を追い詰める。
「とりあえず一発、速攻でいただくね」
左手で亀頭を包み込み、右手は竿を高速でしごく。
そして、目線は俺の顔に固定され―まるで、快楽に歪む俺の顔を見て、愉しんでいるようだった。
「あっ!駄目だっ!も…出るっ!」
どびゅっ!どくっ、どくっ、どくっ…
飛び出した白濁は、全てクリスの手に受け止められる。
「はっ…はっ…はっ…」
―瞬殺、だった。ものの三分もせずに、クリスは俺のペニスを征服してみせたのだ。
「ふあ…?」
体から力が抜け、フローリングの床にぺたりと座り込んでしまう。これは―
「ふふ、久しぶりに呪縛かけちゃった」
やはり、淫魔の呪縛―
クリスと暮らすようになってから知ったことだが、淫魔はその気になれば呪縛を掛けない、ということも出来る。
事実、クリスは俺にはほとんど呪縛をかけない。
しかし、時たま気まぐれに掛けて―無抵抗の俺を、とびきり意地悪に、犯す。
「ふふふ…さ、じっくり食べてあげる。まずは…さっきいただいた、一番搾りから」
クリスがゆっくりと左手を開くと、にちゃあ…と糸を引いて、俺の精液が垂れ落ちる。
「たくさん出したねぇ…それに、すごい濃いし、匂いも…たまんない♪」
彼女はしばらくにちゃにちゃと手で弄んだ後、俺の前に屈みこんだ。
「精液食べちゃうとこ、アップで見せてあげる」
俺の目の前で、じっくりと見せ付けながら、精液を啜る。
ちゅるん、と音を立てて、精を口に含んだ後もすぐには飲み込まず、
俺の目をじっと見ながら、くちゃくちゃと音を立てて咀嚼する。
そんなエロティックな光景に、俺は―これ以上ないほど、興奮していた。
「ん…こくん。ふふ…食べちゃった」
精液を嚥下し、左手に僅かに残った精液もぺろぺろと舐めとっていく。
「まだごちそうさま、じゃないよ」
言うと、嗜虐的な笑みを浮かべながら、俺のシャツに手を掛ける。
「ぬぎぬぎしましょうね〜♪」
クリスは俺の服を一枚一枚脱がしていく。俺は屈辱を感じながら―勃起していた。
「もっと食べて欲しそうだね…けど、まだおちんちんは食べてあげない」
「―?どういう…」
「ふふ、こういうことっ!」
「ふあっ!」
突然耳の中に突き入れられた舌の感触に、俺は思わず声を上げてしまった。
「今日は、マシロの全身を味わわせてもらうわ。頭からつま先まで、ぜ〜んぶ
ぺろぺろして、そのあと、思いっきり吸い取ってあげる」
「あ…クリス、そんな…」
「…イヤ?」
嫌らしい笑みを浮かべたまま、問いかけてくる。俺は―
「嫌じゃ、ない…」
俺は、クリスに、食べて、欲しい―
「ふふふ、マシロはえっちだね…それじゃ、いただきま〜す」



その後、俺はクリスの宣言通り、射精することも叶わず、全身を散々舐めまわされた後、バキュームフェラで失神するまで吸い取られたのだった。
幼魔、番外編です。
後半部はいずれ詳しく描写するつもりです。

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