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ある世界の話 序章 第一話

  これはある世界が紡ぐ物語。
 
  平和で誰もが幸せな生活を送っていた世界に、突如現れた淫魔という存在。その女性ばかりの集団は、次々と人々を襲い始め、全世界は恐怖に包まれた。襲われた男性は、干からびて死に絶えるまで精液を搾り取られ、女性の方は淫魔化して、淫魔の手先となっていった。
  事態を重く見た連邦政府は、数年ぶりに軍を召集、淫魔掃討作戦を行ったが、物理的攻撃が全く利かず、作戦は失敗。何んとか弱点を見つけようと、様々な方法を試すが、全て無駄であった。
  もう世界もおしまいかと人々が諦めていた時、唐突に淫魔の軍団は去っていった。人々が喜びに浸る中、ある学者が、淫魔の弱点「逝かせたら消滅する」を発表した。「もう後の祭りだよ」と人々が笑う中、新たなる問題が発生していた。
  
  政府が、人口調査を行った結果、世界の人口は元の30分の1まで激変し、さらに男女比がほぼ男:女=10:1となっていた。この事態に対処するため、政府はある連邦法を作成する。それは・・・・・・・・

1、男女とも1日のうちに少なくとも1回は異性と交わらなければならない。これを怠るものには厳罰を処する

2、交わる際、SEXによるバトルを行い、女性が勝った場合はその男を所有できる。その際、その男のすべての権利は女性が行使できる。
 男性が勝った場合に限り、男はその相手に精を注ぐことができる

3、両者認める恋愛関係の間でのバトルでは、2の項目は除外できる

4、SEXの誘いを断ってはならない

5、事情によりSEXができなく、なおかつ国から許可をもらっているものは、1と4の項目を免除する

  政府は理不尽極まりにないこの法律を過半数ギリギリで可決した。世に言うBF法の誕生である。政府の民衆に対する弁解は、「今の人口の現状打開と精力ある有能な男の選抜、そして、突如として消えた淫魔の再来に備えたSEX技術の向上」であった。しかし、そのBF法が誰も予想し得なかった事態を生み出すこととなる。
初めてBFの小説に挑みます。といってもまだ何も始まってませんが・・・・
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