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「淫魔が露と消える時〜ある女性ハンターの日記〜」



〇月−日

私は女の淫魔ハンターです。今日から日誌をつけることにしました。
誰かに見られてもいいように名前は伏せておきます。

男の淫魔も増えてきた昨今、私のような女性のハンターも増えてきました。
今までは主に男のハンターの練習相手を務めていましたがやはり男の
ハンターに男の淫魔の相手をさせるのは可哀想ですからね・・・
私達の出番となったわけです。
とは言え、ハンターと言っても毎日世界を飛び回っているわけでは
ありません。普段は養成所で己の技を磨いています。
任務に当たるのは・・・多くても月に一度程度でしょうか?
無い時は半年くらい任務が無くお金に困る時もあります。
やはりパトロールや教習所での講師だけではあまりお金にはなりません。

○月!日

今日もいつもと同じように教習所で見習いハンターの男の子を相手に
実技の特訓を行っているわけですが・・・
最初はやはりこんな程度なのでしょうか。今私のお尻の下で喘いでいる
少年・・・実技訓練が始まってからまだ3分も経たないのに5度も射精を
をしてしまっています。
私が呆れてため息をつくと、一瞬少年の瞳に「負けるか!」と言う感じの
意思が宿りましたが少し腰を振ってあげるとまた大きな声を上げながら
イッてしまいました。
まぁ、最初ですからね・・・最初に自分が挑む世界がどれほどのものか
しっておくのも良いと思います。
私はこれから、この少年の担任になるので成長が楽しみです。

○月#日

・・・皆さん、淫魔がどうやって増えるかはご存知でしょうか?
ええ、女淫魔は淫魔が出産する場合と、人間の女性が淫魔にイカされて
しまった時に淫魔化する事で産まれます。
男淫魔は現在のところよくは分かっていませんが、稀に人間の精を孕んだ
淫魔が出産するのではないか・・・と言われています。
では淫魔が消える時はどうでしょう。そうです。絶頂に達する事で淫魔は
「死」を迎えます。男淫魔だろうが女淫魔だろうがそれは変わりません。
ですが、私は思うのです。人間に非常に近しい思考を持つ淫魔・・・
彼らが「死」を迎える時、彼らは何を胸に抱いて逝くのでしょうか。
私も今まで幾人もの男淫魔を射精に導いているので彼らの死に際には
何度も立ち会っています。
ですが分からないのです。その目には絶望が満ちているのに、表情は
幸せそのものと言った様子で彼らは消えていきます。
女淫魔も変わりません。私の教え子たちが彼女たちを倒したところを
何度も見ていますが、皆人間のように死を恐怖している様子はありません
でした。

私は常々疑問に思っているのです。淫魔が消える時、彼らは何を考えて
いるのだろうか・・・と。
この疑問の答えが出る事はまずないでしょう。
淫魔が人間を食料にする以上分かり合える事はないし、万が一分かり合え
ても分かり合えた相手の死に際にそのような事を聞けるはずもありません。


○月☆日

少年が私の教えを受けて1年が経ちました。本来ならばそろそろ
ベテランハンターについて実戦を学ばねばならない時期ですが・・・
どうにもいけません。彼には戦士の才能がありませんでした。
未だに女子生徒との実技試験になると為すすべなく敗北し、白濁液を
惜しげもなく放っています。
先日など、実技訓練がはじめての女性徒にも負けてしまい担任として
私も頭を抱えている次第です。
これでは実戦にでようものなら淫魔達に食料を提供することしか出来ない
でしょう。
何が悪いかと聞かれると、一つ一つ挙げていくのが大変になるのですが
何よりもまず、彼が早漏であることがいけないと考えています。
これは戦士にとって致命的な弱点です。
もうすぐ私のもとを卒業し、上級者コースに進む彼ですが、出来る事なら
私は彼を手放したくありません。
彼は私にとって特別な生徒です。才能が無いのを知りながら、必死に
努力する姿をみていると私の母性本能が疼くのです。
ですがそれも無理な話・・・私に出来る事は彼が危険な任務につく事が
無いよう祈る事くらいです。

$月к日

今日、大変驚くべきことがありました。とても喜ばしい事です。
我々ハンターは任務に就く時、敵の淫魔がどちらの性別でもいいように
男女ペアで行動します。
今日から私も新しい任務につく事になったのですが、そのパートナーが
・・・覚えていますでしょうか?
以前私が担任をしていた少年だったのです。最早少年とは言えないほど
立派になっていましたが・・・
これから彼に守られ、彼を守ってあげられると思うと幸せでなりません。

$月и日

昨日浮かれた内容の日誌を書きましたが、正直反省しています。
昨晩、彼との再会を祝してベッドを共にしたのですが、彼の早漏癖・・・
まだ治っていなかったのです。
私が彼に跨ってから数分もしない内に彼はイッてしまいました。
こんな事でよく今まで任務をこなして来れたものだと思い、彼に聞いてみると
今までの任務では男淫魔にしか会った事が無いとの事・・・
彼はまだ実戦経験の無いチェリーボーイだったのです。
正直不安です。明日から淫魔の討伐任務だと言うのに・・・

$月!日

今日、任務中に女淫魔に遭遇した。本来ならば彼が対応しなければならないが
彼は淫魔と遭遇するとすぐに淫気に当てられてしまい戦える状態じゃ
無くなっていた。
私は身を挺して彼を逃がした。慣れない女淫魔との戦いのうえ、相手の淫魔が
3人もいた事もあり、私は手も足も出ずあっさりと淫魔化してしまった。
淫魔になった事は悪くない。それどころかラッキーだったと思う。
なんと言うか今まで縛られていた「しがらみ」が無くなったと言うか・・・
これからHなことだけ考えて生きていけば良いと思うと最高だ。
だが残念なのは彼を逃がしてしまった事だ。あんな美味しそうな子二人と
いないのに・・・彼を思うとお腹が鳴ってしかたない。
いつかまた会うことが出来たら無理矢理にでも食べてしまおうと思う。

$月@日

淫魔になっていくつか疑問が解けた。淫魔が何故人を襲うのか・・・その理由だ。
勿論食料の確保と言う理由もあるが、我々淫魔は単純にSEXがしたいのだ。
寝ている時以外、常に体が火照った状態にある。
淫魔が人間を襲う理由・・・それはSEXのパートナーを求めているからだ。
私も今日4人の男を食べたが空腹は1人目で満たされた。
だが空腹が満たされると更に股間が疼いてしまい・・・片っ端から出会う男を
犯してしまった。
特に3人目の男が可愛らしくて美味しかった。またあんな子を襲いたい。

и月#日

最近、近くに淫魔ハンターが来ているらしい。昨日も仲魔が何人か消された
と言う話を聞いた。
まぁ、それは私にとってはどうでもいいことだ。彼らが何を考えて消えたか
知らないが私は今、捕まえてきた男たちを甚振るのに忙しい。
今日は久しぶりに好みの美少年をゲット出来たのでご機嫌だ。彼のペニスが
フニャフニャになるまで下の口でしゃぶり尽くしてやろうと思う。

и月!日

淫魔ハンターと遭遇した。驚いたことに、その淫魔ハンターはあの彼だったのだ。
私の教え子で、私が淫魔になって初めての食事で逃がしてしまった思い出の獲物。
彼も驚いた様子で私を見た。辛そうな顔をしながら向かってくる彼を見て私は
不思議に思った。
気持ちのいい事をするのになんで泣きそうな顔をしているのだろう。
あぁ、そうか。未だに早漏な事を私に見られるのが恥ずかしくてたまらないのだ。
なんて可愛いんだろう。なんて美味しそうなんだろう。
彼は私が責任をもって嬲り、堕とし、犯しつくしてやろうと思う。



・・・驚いた。彼がこんなに強くなっているなんて。私は彼にイカされてしまった。
凄く気持ちいい。
彼はなんで泣いてるのだろう。こんなに気持ちいいのに。あぁ気持ちいい。
最高だ。溶けてしまいそう。
そう言えば・・・昔淫魔が消える時何を思ってるか・・・なんて悩んだ事が
あったっけ。
思えば馬鹿なことで悩んだものだ。だってそうだろう。イッた瞬間、頭の中は
快楽に支配されて何も無くなるのに。
あぁ気持ちいい、気持ちいい。きも

淫魔は露と消えました。
たまにはエロくないのを作ってみたい時もある。

ちなみに世界観とかにはあまりこだわらないでね?所謂、パラレルワールドって便利言葉で一つお願いします

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