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僕は王様2〜王様と6人の姫〜 宣伝用SS

僕は王様2〜王様と6人の姫〜 外伝

人間の国『コキテ』の姫、薫子の場合

「つまらないのう…しかし…」

股の下でグッタリとしている男を見ながら薫子は汗を拭った。
腕利きのバトルファッカーと言うので期待していたが何の事は無い。
跨がって軽く腰を揺すっただけで情けない声をあげて男は果ててしまった。

「今日はこのくらいにしておこうと思ったが…時間が余ってしまった。
もう一人呼んでくりゃれ…」

部屋の奥で控えていた侍女にやる気無く声をかけると薫子は体についた
体液を拭き取り香水を吹き掛ける。

「何をボーッとしておる。さっさと出ておいき。弱い男に興味は無いでな」

薫子はたった今、負かした男を部屋から追い出すと寝床を整え次の相手
を待った。

「失礼いたします…」
「またか…男はどれも同じじゃのう…」

部屋に入ってきた男を見て薫子は溜め息をつく。逞しい体つきの男は薫子の
態度に怪訝な顔を見せる。
今度の男も先程の男と非常に似た体つきだ。

「いや、何でもない。お主は何処から参った?」

男は畏まりながらも己の出身国、そしてその国で自分がどれ程に性技に
通じていたかを得意気に語った。

「ツンデレ…か…確かあそこは最近新国王が即位したのであったのう?」

同盟国であるツンデレの王位が変わったことは当然『コキテ』にも伝わっていた。
なんでもそれまで性技に縁遠い立場にいた1市民が奇跡的な快進撃を続け、
王位を得たと言う…

「して…お主もその王位継承の儀には参加したのかえ?」
「い、いや…私は…」

薫子の問いに男は一瞬煩わしげな表情を見せた。
だがすぐに気を取り直し、己も当然参加しようとしたのだが体調が優れずに
参加出来なかった。もし自分が参加していれば自分が王になったのは間違い
ないなどと強がってみせた。

「出なかったのかぇ?ふ〜ん…まあ、そう言う事にして置こうか…それよりも…
ほれ、そろそろ抱いてやろうかね…」

薫子は人差し指をクイクイと動かし男を誘った。
その態度に腹は立ったが男は内心、ホッとしていた。これ以上儀式の事を話していては
ボロが出たかも知れないからだ。
本当は男も儀式に参加していたのだ。国の青年以上の男はみんな参加していたの
だから当然である。王室お抱えの美女とSEX出来ると言うだけで、参加したものが
殆どではあったが…
男は自身満々で参戦したものの、1戦目開始前に妖艶な女に呼び出されノコノコ
着いていき…干からびる寸前まで搾り取られたのだった。
『参加していない』と言うのも強ち嘘では無いという事だ。

「どうした?臆したかえ?ふふ…臆して逸物が縮こまってしまったのかの…
安心せい、すぐに固く戻してやるでな…」

薫子はそう言って笑うと無防備に寝転んだ。隙だらけの態度…まるで自由に
攻めさせてやろうと言うかのようだ。
その余裕の態度に男はカッとなり飛びかかるように薫子にのし掛かった。
片手で薫子の両手首を頭の上に抑えて自由を封じると残った手で優しく薫子の
胸を愛撫し始めた。薫子の肌がほんのりと朱に染まっていく。

「いきなり服を毟り取ったりするような男かと思ったが…意外と繊細な動きを
するのう…ンッ…しかしこのように腕を握られていては少々痛い…これではあまり
気持ちよくなれぬのう?」
「…そうはいかない」

ふざけるな…男は思った。適当な事を言って腕の自由を取り戻して反撃に出る
つもりに違いない…男はさらに強く薫子の腕を握り締めた。

「ツッ…これだから男と言うものは…無粋でいかん…良いわ。わらわがお主に
女を抱かれるという事がどう言う事か教えて進ぜよう」
「え・・・?」

薫子はそう言うと僅かに上体を起こした。薫子の胸が男の手に押し付けられる。
何処までも柔らかく、まるで男の手を飲み込もうとするかのような…それでいて
手を押し返そうとする強い『張り』が同居すると言う矛盾を成り立たせている
不思議な肉の感触が男の手の平から脳天まで駆け抜けた。
ムクリと股間でペニスが首を擡げたのが分かった。

「どうした?目に怯え…竦みの色が出て来たぞ?フフ…」
「なっ…こんな…!?」

男は戦慄していた。男も一流を自負するバトルファッカーだ。並みの快感では
ペニスを勃起させないようにする事くらいは出来る。現に、薫子と肌を合わせて
いただけでは男のペニスは萎れたままだったと言うのに…

「わらわに『抱かれる』のが恐ろしいかえ?案ずるな…優しくしてやる故にな」

男は自分の状況を再確認し、さらに戦慄した。何も快感など感じてはいない。
確かに薫子の胸を揉んでいる事で手に心地よい感触を感じてはいるがそれは
『快感』と呼べるようなものではない…それなのに何故己の意思とは関係なく
勃起してしまったか…思い当たる節は一つしかなかった。男はどうしようもなく
興奮してしまっていたのだ。
まるで初めてのSEXを経験した時のように…薫子の存在全てが神聖な物の様に
思えてしまっていた。

「息が荒いぞ…?これは伽では無く『ばとるふぁっく』なのであろう?ならば
そのように興奮を表に出すのは如何なものかのう?」

落ち着け…男は強く念じたが興奮は治まるどころか膨れ上がっていくばかりだ。
淫魔を相手にしている時に、その身から発せられる「淫気」に当てられてしまった
状態ににていた。だが薫子は紛れも無く人間…淫魔の血を引いているわけでもない。
にもかかわらず、男の体を、意思に纏わりついて染み込んで来るこの感覚…

「そんな事では相手に責め気を誘発させるぞぇ?今の状態ではどんなささいな
責めでもたまらなく感じてしまうであろう?」

それは「色気」と呼ばれるもの…その密度を激しく濃くしたものであった。
薫子の何気ない動作…仕草、表情、呼吸までもがまるで計算されたかのように
男の心の琴線を揺さぶるのだ。

「う…うぁ…くっ!」

これ以上薫子を見ていたらおかしくなってしまいそうだった。男は薫子の視線から
逃げるように目を逸らした。そして我武者羅に責めようと胸に顔を近づける。
気を飲まれそうになったが、腕の自由は封じている…自分が責められている訳では
ない…そう思い、舌先を乳首に近づけた時だった。

「ひっ!?うひぃぁ…」
「フフ…」

男の口から悲鳴のような喘ぎ声が漏れた。ペニスにネットリとした感触が纏わり
ついている…
男は薫子の胸の谷間から自分のペニスを覗き込んだ。
スベスベと淫らに輝く太股がペニスを挟み込んでいた。そして気づかないほど僅かに
蠢いてペニスにその柔肌を擦り付けている…

「愚かな…腕の自由を封じたくらいで責めはないと思うたか?女の体は全てが男を
責める武器じゃと言うのに…」

男もそんな事は重々承知していたはずだった。少なくとも薫子の腕を抑えた時は
下半身での責めを警戒し、なるべくペニスを遠ざけようと気を回していた。
だが勃起してしまった瞬間…そんな考えは吹き飛ばされてしまっていた。
興奮が男から余裕を奪い、冷静な判断力をかき消したのだ。
『気を飲まれそうになった』男はそう思った…だが違ったのだ。男は気づかぬ内に
『飲み込まれて』しまっていたのだ。薫子の気に…『色気』と言う名の淫らな女気に…

「ほれ…どうじゃ?苦しいであろう?その玉袋に詰まった熱い精を吐き出して
しまうがよい…お主ではわらわには敵わぬぞ?ほれ…ほれっ!」
「うっ・・・はぁぁっ!!」

ピュッ…!

太股に挟まれたペニスから透明な液体が勢いよく噴出した。まるで射精のように
噴出した我慢汁を見て薫子は満足そうに微笑む。

「ほう…まだ堪えるかぇ?お主がどれほど耐えようとその男根は既にわらわの
思うがままよ」
「うぅ…あ…あぁ…!!」

男は射精を何とか堪える事が出来たが、その為に全身の意識をペニスに回して
しまっていた。
力が抜けた手からするりと薫子の腕が抜け、男の肩を掴む。そして瞬く間に男を
組み伏せてしまう。一瞬の内に男と薫子の立場が逆転する。

「いつもお前たち男はその筋力に任せて女を組み伏せ強引に犯そうとする…
たまにはそれがどのような気分か己で味わってみるが良い」

薫子は淫らな微笑みを浮かべた。その顔に男は見覚えがあった…あの日、儀式の日
男が枯れ果てるまで搾り取った女…グリモアと名乗った女淫魔も同じ顔をしていたのだ。

「わぁぁっ、だ、駄目だっ!!」
「もう遅いわ。ほれ、お主のモノを見てみるが良い…」

男は薫子を押しのけようとしたが既に遅かった。薫子は男のに跨り、その秘所は
今まさにペニスを飲みこもうとしていた。

「まるで童貞の男のような怯えぶりじゃのう?わらわは初物が大好物じゃ…どれ、
お主の『初めて』をわらわが喰ろうてやろう…『犯される』と言う言葉の意味を
身をもって知るが良いぞ?」
「ひっ・・・あぁぁっ、だ、だめ・・・あぁぁっ!!!」

ニュプッ・・・ビュッ!ビュビュルッ!!

あまりにも呆気なく…男は薫子の膣内に精を放った。それこそ薫子に嘲笑された
ように…童貞だった時のように…
男は自分が何故負けたかも分からなかった。確かに耐え難い快感はあった。
だが耐え難きを耐える訓練はしっかりとつんだはずだった。
だが、現実はどうだろう。『薫子の膣内に挿入された』男はその事実だけで
イッてしまったのだ。快感を感じたのはむしろイッた後だった。

「ホホホ…本当に…男と言うのはつまらない生き物よ。どれもこれも、少し
煽って昂ぶらせてやれば勝手に果ててしまう…それでいて出来る事は体格に任せた
筋力勝負だけで、それを性技だなどと…生意気な口を叩く」

薫子は男を冷たい目で見下ろした。軽蔑の視線が男の心を射抜いた。
興奮が冷め、ペニスが急速に萎えていく。

「フン…何をボーッとしておる。さっさと出ておいき。弱い男に興味は無いでな」

薫子は股の下でグッタリとしている男を見ながら薫子は汗を拭うのだった。


「薫子様…今日は伽の相手はいかがいたしましょう?」
「よい。飽いた。男など、どれも一緒じゃ…」

薫子は侍女の言葉にため息を漏らしながら答えた。

「そう言えば、近く『ツンデレ』の新王が我が国を訪問されるそうですが…」
「あぁ、親同士が定めた『ばとるふぁっく』をすると言う約定がある故にな…
だが所詮その男も筋肉だけの馬鹿男じゃろう…」
「いえ…ツンデレ王は華奢な…どちらかと言うと女のような方と聞いて
おりますが…」
「ほう?詳しく聞かせてたもれ」

薫子の目の色が変わる。まだ見ぬツンデレ王におおいに興味を引かれたようだ。

「面白い事に…なるやも知れぬのう?」


淫魔の国・・・「セックル」の姫、アーニー

「お姉さま…なんで来てくれないの?毎月一度は絶対遊びに来てくれてたのに…」
アーニーは鏡の中の自分に呟く様に尋ねる。当然答えは返ってこない。
「この前、面白い人間を見つけたって言ってたけど…名前は確か…」
アーニーは唇を噛んだ。憧れの女性…従姉妹であるグリモアに少し似た顔が
鬼のように歪んでいく。
「許せない…エルフィナちゃんの男だって言っても…私からお姉さまを奪う奴は
絶対に許せない!」
アーニーは怒りに燃えていた。


人間の国・・・「モッコリ」の姫、タリサ

「今度ツンデレからくる新しい王は…王宮の性闘士を倒して王になったそうよ。
とっても強い男…」
タリサは足に絡み付いてくる猫に優しく語り掛ける。
「強い男と戦えるのは私の至上の悦び…潔く、正々堂々と己の肉体を武器に
私に向かってくる男…想像しただけで濡れて来ちゃうわ…」
猫はタリサの顔をじっと見つめている。タリサはそれを見て微笑み返す。
「そんな男を私が弄び…束縛するの…」
タリサが呟いた途端、猫は踵を返して逃げていく。余程恐ろしい顔をしていたのだろう。
「でも…もしも…その男が私よりも強いのなら…私は…」
だがその顔も一瞬にして消え、タリサは何処か切なげな表情を受かべるのだった。


人間の国・・・「モッコリ」の姫、レムの場合

一人の少女が窓から落ちる夕日を見つめている。その瞳は憂いを帯びた輝きに
満ちていた。この世の全ての悲しみを一箇所に集めたかのような、そんな表情だ。
「・・・お腹・・・空いた・・・」
少女…モッコリの姫、レムは切なげな溜息を漏らすのだった。



天使の国・・・「フェルチア」の姫、

(またお前の元に男がやってくる…)
「嫌なのに…バトルファックなんて…私には出来ないのに…」
(出来ない?笑わせるんじゃない。今までお前は何人の男たちから精液を無理矢理
搾り出してきたと思ってるんだ…)
「違う…私は…私はそんな事していない」
(違わない…全部お前がやったのさ…お前の力だよ…今度来る王子もお前の
尻の下で果てるだけさ…いつもと変わらない…お前が強いんだ…)
「違う!私は…私は何も出来ない駄目女だもの…あぁ…どうか…来ないで…)
(ふふふ・・・)

一方・・・ツンデレでは・・・

「ひっ・・・」
「ん?どうしたの?」

エルフィナは隣に寝そべる優男に尋ねる。

「いや、何か急に寒気が・・・」
「む〜・・・なんか疚しい事でもあるんじゃないの?例えば・・・他の女とか」
「そ、そんなはず無いじゃないか!浮気なんて・・・」
「絶対しない?」
「し、しないよ?」
「相手が私の百倍可愛くても?」
「そんな人・・・いるわけないよ」
「う・・・じゃ、じゃあ・・・私の百倍気持ちいいことしてきても大丈夫なわけ!?」
「それは・・・」
「あ〜!やっぱり!そう言う相手とは浮気するんじゃない!これはお仕置きね」
「また無理矢理そんな話に・・・」
「私にされるの・・・嫌?」
「・・・嫌じゃない」
「それじゃいいじゃない!うっへっへっ・・・それじゃいただきま〜す!」
「あ、あの!エルフィナ・・・」
「ん?」
「・・・優しくしてね?」
「もう辛抱たまら〜ん!!」
「きゃあああ〜♪」

この幸せな馬鹿ップルに、波乱の時が訪れるのはそれから少し経っての事だった・・・

                        
                       僕は王様2〜王様と6人の姫君〜 外伝 完


僕は王様2にはこんな姫達が出ます。

もちろん雑魚キャラも充実してます・・・もしかしたら姫よりも夜のお供的にはいいかも・・・

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