「ん…はぅ…」
すぐにでも襲い掛かってくるだろうと思われていたオンプだったが、セーターを脱ぎ捨て
てからは襲い掛かってくることなく、スタンの動きを封じたまま自らの手で自分の豊満な
胸を弄り、喘ぎ声を上げていた。
(一体何を…)
自分が淫魔はイッてしまえば消えてしまう。つまり今オンプのしている行動は、文字通り
自殺行為である。
「あん…うふふ、不思議ですが?私がオナニーしてることが。」
手を止めることなく胸を揉みながらオンプが尋ねる。心なしか先ほどよりも胸が大きくな
っている気がした。
「あふ…ハンデですよ〜。あとでもっとハンデをもらったらよかったって思えるくらいい
っぱい気持ちよくしてあげますから。」
挑発的な視線でオンプは自分の胸を揉み続けた。それは扇情的で幼い顔立ちの割に熟女の
ような色気がある。視覚的攻撃だと推理するが、身近に同レベルの大きさの胸を持つ知り
合いのいるスタンにはあまり効果はない。…またオンプの胸が大きくなったように見える。
気のせいではない。徐々にその小さめの乳首の位置が上がってきている。大きくなってい
ると言うより張りが出てきていた。
「ん…そろそろかな…」
首だけ下を向いても胸に隠れて何も見えないほどの大きさまでパンパンに膨らんだところ
で胸の愛撫をとめた。柔らかそうだった胸は硬く張っている。
「お兄さん、甘いものって好きですか?」
唐突にオンプは尋ねた。自分の胸が重いのか腕を組んで谷間を深くするように持ち上げて
いる。
「別に嫌いじゃな…」
そこまで答えて嫌な予感がした。しかしもう遅い。
「じゃあいっぱい飲ませてあげますね。ほら。」
グニ!
片方の乳房をスタンの顔に押し付ける。口を閉じて拒むと押しつぶされた乳首から白い液
体が噴出した。母乳だ。恐らく催淫効果があるのだろう。顔をそらして避けようとするが、
思った以上にオンプの乳房の圧力が強い。もがけば硬くなっている乳首がスタンの口を押
し開け、動くたびに母乳が噴出してくる。そして徐々に柔軟性を取り戻してきた乳房はス
タンの口と鼻を覆い隠すように塞ぎ、母乳の逃げ道を塞いでいく。
「ぼぶ!」
ついには鼻の中に流れ込み、咳き込んだ隙にしっかりと口の中に入ってしまった。
「ふはっ…(しまっ…)」
「えい!」
スタンが後悔の声を出す前にオンプは咥えさせた自分の乳房を根元から絞るように揉み扱
いた。その瞬間、
ビュー!
先ほど以上の勢いで母乳が噴出し、すごい勢いでスタンの口の中をいっぱいにしていく。
必死に飲むまいと抵抗するも、依然鼻も乳房の肉圧で塞がれた状態。酸素がなくなれば気
を失って無防備になってしまうだろう。更に先ほど咳き込んだせいでもうほとんど酸素は
残っていない。スタンの意識は朦朧とし始めていた。
「あ、いくらおっぱいの感触が気持ちいいからってねちゃだめですよ?」
そんな理由ではないのだが少しだけ肉圧が緩められ、鼻だけ開放される。足りない空気を
補うために一気に鼻から空気を吸い込み、
「ごぼ!」
再び咳き込んだ。当然である人間の気管は喉の奥にあるのだ。口の中いっぱいに母乳が入
った状態で呼吸だけを出来るはずがない。気管の中に母乳が流れ込んで咳き込んでしまっ
たのだ。そして吐き出した酸素を取り戻そうとひきつける様に息を吸い体が無意識に母乳
を飲み込む。さっぱりとした甘みの母乳がスタンの喉を鳴らして流れ込んでいく。1度飲ん
でしまえばそこでおしまいである。依然口は塞がれた状態。飲んでも飲んでも溢れ出る母
乳を飲みながらでなければ呼吸が出来ない状態だ。当然大きく息を吸い込むことも出来な
い。オンプはやや前かがみになっている状態なのだから足を振り上げたところで胸と肩を
固定されていては届かない。乳房で口を塞がれた時点ですでに母乳から逃げる手段はなく
なっていたのだ。
「んぐ…んぐ…」
喉を鳴らしながらスタンはどんどんと飲み込んだ。あまり得策ではないが、このままゆっ
くり飲むよりはさっさとすべての母乳を飲み干したほうがいい。そう思ってより母乳が出
るよう乳首に吸い付いた。
「あん…ふふふ、スタンさん赤ちゃんみたいだね。もうお兄さんじゃないみたい。ママの
おっぱいはおいしいですか?スタンちゃん?」
オンプのからかいを無視してスタンは母乳を吸い続けた。もう10分以上吸い続けている。
ようやく出が鈍くなってきた。
「あん、まだ足りないの?しょうがないなぁ…反対のおっぱいもあげるから吸うの少しや
めて?」
母乳の出尽くした乳房とまだいっぱいの乳房を交換しようとするがスタンは吸い付いて離
さない。
(冗談じゃねぇ。今ですらどんな効果かもわかんねぇのにこれ以上飲まされてたまるか…)
このまま乳首を攻めるのがベストだと一心に吸い付く。舌を動かせばもっと効果があるの
だろうが、そうするとどうしても数値からが弱まってあっさりと抜かれてしまうだろう。
今は攻めるしかない。
「スタンちゃん?まだあげるから離して。…スタンちゃん?…スタン!」
言っても攻め続けるスタンにオンプは怒鳴り声を上げた。思わずびくついてスタンは口を
乳首から離してしまった。
「ママの言うことは聞きなさい。ほら、ちゃんとあげるから。ね?」
少し後ろに下がり、オンプは導くように手を差し出した。上半身の自由が利くようになり、
このまま押し倒してと思うスタンと裏腹に、体は優しくオンプを抱きしめてオンプを仰向
けに寝かせ、先ほどと逆の母乳でいっぱいな乳首に吸い付いた。
「ん…おいしい?いいよ、全部飲んで。私のお乳はみんなお兄さんのものだから…」
理性の制止を無視して体は本能のままに乳首に吸い付く。片方の手はよりよく出るように
と吸い付いている胸を揉み、逆の手は空いている胸の乳首を弄る。
「ん!…いいよ。もっと触って。触ったら触っただけまたお乳が出るようになるから。い
っぱいになったらまた飲んでね。」
(この…言うことを聞け!…)
必死に理性はこれ以上母乳を飲むのを止めようとするが、体はまったく言うことを聞かな
い。
「んぅ…うふふ、すっかり私のお乳の虜だね。もう気付いてると思うけど私のお乳は飲ん
だ人を夢中にさせるの。これだけ大きいと感度もちょっと鈍くなっちゃってるからこれだ
け弄られてもそれほど私にダメージはないけど、飲めば飲むほどお兄さんはこのお乳に夢
中になっちゃうよ。さらにね、」
母乳を飲み続けるスタンの額を押さえて乳首から遠ざける。
「もっと飲みたい?じゃあ服を脱いで私にお兄さんの裸を見せて。」
(ふざけるな、いくらなんでもそんなことするわけ…)
オンプの言葉を理性では否定するが、体は躊躇なく服を脱ぎ始めた。
(馬鹿な…)
オンプが手を出すことなくスタンはあっさりと全裸になった。そのモノは既に腹につくぐ
らいに反り立っていた。そしてそのまままたオンプの胸へと吸い付こうとするが、再び制
止された。
「まだ駄目。お兄さんばっかりお乳を飲むのはずるいよ。お兄さんのミルクを私にも飲ま
せてくれないとあげないわ。」
オンプの言葉に反応してスタンの体はオンプの顔の前にモノを突き出した。理性が制止す
るが一切聞こうとしない。淫気の鎧を纏っているはずだが…
(…中和されているのか?同等の強さの淫気がぶつかり合って鎧が無効化されているとい
うのか?)
スタンの予想は当たっていた。スタンの淫気はオンプによって中和されている。しかし今
オンプはまったく淫気を放ってはいなかった。スタンの淫気を中和している淫気はスタン
の中にあるのだ。オンプは…いや、淫魔のすべては自らの淫気を体外排出物に含ませるこ
とが出来る。それは唾液の場合もあり、愛液の場合もあり母乳。果ては糞尿にも可能だ。
スタンが大量に飲まされたオンプの母乳にも催淫効果を含む淫気が含まれており、催淫を
防ぐことを目的にした淫気の鎧は内側から中和されてしまっているのだ。催淫は中和され
ているが、母乳への骨抜きに無抵抗だったため、理性を残したまま体を操られているとい
うわけである。
「自分で扱いて?私の目の前でオナニーをして濃いミルクをお口に注ぎ込んで?ほら、興
奮できるように私も自分のおっぱいを揉むから…」
再びオンプは自身の胸を弄り始めた。スタンの体も母乳を求めて自らのモノを扱き始める。
「すごいいやらしい…ほら、お兄さんのオナニーを見て私も興奮してるからどんどんお乳
が溜まってきてるよ?早く頂戴、お兄さんのミルクを頂戴!」
再び大きく張っていくオンプの胸を見ながらスタンの手の動きがどんどんと早くなってい
く。
「ううぅ!」
ビュルルル!
そしてオンプに触られることなくスタンのモノから精液が噴出し、オンプの顔を白く汚し
た。
「…あ〜あ、お口に頂戴って言ったのに…これじゃお乳は上げないよ。お口でしてあげる
から今度はちゃんとお兄さんのミルクを飲ませてね。」
言いながら出したばかりのスタンのモノをオンプは咥えようとしたが、スタンはその頭を
抑えて腰を引いた。一度出したことによって再び体の自由が利くようになったのだ。
「あんまり調子に乗らないでほしいな。」
不敵な笑みを浮かべそう言うとスタンはそのまま力任せにオンプの体を反転させ四つんば
いにさせ、一気にチェックでミニのフレアスカートから覗く白いショーツを一気にずり下
げた。
「あん!流石に淫気を使えることだけあるね。イッちゃうと同時に骨抜きも中和されると
は思わなかったな…でもどうするの?このまま入れちゃう?」
強がって言っているのだろうか。しかし迷っている暇はスタンにはなかった。自分の最強
の武器はコレなのだからと一気に奥まで挿しいれる。
「くうぅ!」
しかし声を出したのはスタンのほうだった。予想以上に狭くきつい膣内。無数にある襞が
彼のモノの形に合わせて歪み、全方向から愛撫する。
「あふ…おっきいね、お兄さんの…でもね、私の中も気持ちいいでしょ?おっぱいが大き
いからってバックで入れてくる戦士さんが多いからすごくがんばって鍛えちゃったんだ〜。
仲間の子にバイブで何度もイク寸前になるまで出し入れしてもらって…だからバックじゃ
負けないよ?」
確かにそう言うオンプの表情は感じているのは確かだがまだ余裕がある。スタンもイッた
ばかりということもありまだ余裕はあるがこのまま真っ向にぶつかり合っては勝ち目が薄
い。体位を変えたほうがいいと入れたままオンプの足を掴んだ。しかし、
「駄目、変えさせてあげないよ!」
オンプの腰が捻られ、それに合わせて襞が蠢き、襲い繰る快感にスタンの動きが止まった。
体位を変更するのは不可能のようだ。
「うおぉ!」
腰を掴んで激しく腰を前後させる。自分へのダメージも大きいが聞こえる喘ぎ声からオン
プのダメージも少なくないのがわかる。しかし、
(駄目だ…このままじゃ先にイッちまう!)
やはり明らかにスタンのほうがダメージが大きい。しかしこれだけ激しく腰を動かしてい
る中同時に攻めることが出来る性感ポイントなんて1つしかない。
ギュム!
腰に合わせて激しく揺れる両胸をスタンは揉み始めた。
「あふ!…無駄だよ?…私の、胸は感度が悪いって…さっきもいったでしょ?」
挿入の快感から言葉は途切れ途切れだが確かに胸を弄る前と喘ぎ声はあまり変わっていな
い。それならば…
「ひぅ!…お兄さん、痛いぃ!」
爪の痕が付くぐらい強く両乳房を握った。両乳首から母乳が噴出す。オンプから抗議の声
が上がるが、気にすることなく母乳を搾るように強く握る愛撫をスタンは続けた。
「いっ!…お兄さん…痛いって…やめ…」
オンプの抗議が続くがやめようとしない。すっかり両乳房の母乳は出しつくしたようだ。
「そう言う割に絞る度に締め付けがきつくなってるぞ?」
出尽くしたところで乳房から両乳首に手をずらし、すり潰すように摘む。
「ひぐぅ!…そんなこと…」
否定しようとするが強く摘まれる度にオンプの体は激しく跳ね、膣もモノを締め付ける。
スタンのダメージも大きいが徐々に劣勢だったダメージが五分になっていく。
「ほら、素直に強く触れるのがいいって認めたらどうだ?」
乳首のみの攻めで強弱を付けてオンプを追い込む。激しいバックは相手は膣以外の抵抗手
段がない。すでにダメージはスタンが優勢になっている。
「感じてなんか…あひぃ!」
必死に否定しようとするが誰が見ても感じているのが明らかだ。そしてもう彼女にはほと
んど余裕がない。
「認めろよ。自分は強く攻められることで感じるM女なんだって。認めたらもっと気持ち
よくなれるぜ?」
それは淫魔にとって死の誘惑。認めてしまえば間もなく彼女はイッてしまうだろう。しか
し、
「あぁん!いいぃ!」
口に出さなくても彼女は自分がスタンの攻めに感じていることを認めてしまっていた。そ
れをわかっているスタンはモノを深く入れた状態で腰を固定し、そのまま座り込んで背面
座位の体制になる。
「ほら、強く乳首を攻めてやるから自分で腰を振るんだ。」
言葉と捻りを咥えた乳首への愛撫でオンプは言われた通り快感を求めて腰を振り始めた。
しかし徐々に動きが鈍くなっていく。
「だめぇ…もうイッちゃうぅ…」
しかし動きが鈍くなったのに鞭を入れるかのように腰を突き出され、無理やりにオンプは
腰を降らされ続ける。
「いいぞ、イけ。乳首をいたぶられながらイッちまえ!」
スタンの強い言葉にまでオンプの体が跳ねる。
「はぅぅ!イク…イクゥゥゥゥ」
ビクビク!
より激しく反り返り、オンプは果ててしまった。
「冥土の土産だ。受け取ってから消えろ。」
スタンも激しく腰を突き出した。
ビュルルルル!
消える前のオンプの膣内に精液を注ぎ込む。
「ああぁ…出てる…入ってくる…」
快感の表情を浮かべたまま、オンプの体は霧散し、スタンの証に吸い込まれていった。
余韻が収まり、服を着るとスタンは森へと歩き始めた。予想外に時間を消費してしまっ
たが、目的地はまだ遠いのだ。
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