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淫魔の洞窟 第一章

ジーニアス『・・・ふあ〜あ・・眠い・・』
村長『一年間ずっと寝てたくせに、何言ってるんじゃ!!』
ジーニアス『あれ・・村長何でこんな所に??』
村長『一年間ずっとこのディア王国の都に住んどるんじゃ。テパの村は無くなったからの。ここにお前を連れて来て移住したのじゃ。』
ジーニアス『確かにここ僕の家じゃないね・・でも一年間平和だったでしょ?』
村長の表情が変化していった事に気付いた。
村長『そうじゃな・・やっと平和な世界になると思ったのにな・・』
村長がこの一年の出来事を話してくれた。ディア王国の国王とクリスが暗殺されかけたという、誰がやったのかと聞いたら人間との共存を良く思わないサキュバスが反乱を起こしたという。反乱を起こした組織を「反クリス軍」と呼ばれている。
ジーニアス『未遂で終わったのならそれでよかった。』
村長『そうじゃな、それだけでも不幸中の幸いじゃ・・じゃがサキュバスは皆反クリス側に着いた、人間も多少おる。ずっと前から、国王がお呼びじゃ早く城に行け。』





国王『おお!よく来てくれた。さて呼んだ理由は分かるな?』
ジーニアス『はい。反クリス軍のことですね』
国王『うむ。奴等は、フォルティア領土にある、黒の穴と呼ばれておる洞窟を根城にしているらしい。既に何人もの戦士や魔道士を送り込んでおる。他にもあそこはもともと珍しい薬草などが取れるから市民も入っておる。最も行方不明や死人がかなり出ておるがな・・お主もこれからフォルティアに向かい、その洞窟に行きなさい。』
ジーニアス『はい。そういえば、クリスはどうしたんですか?』
国王『・・・彼女はサキュバスを説得するため、洞窟に向かった・・しかし反クリス軍に捕らえられてしまった。恐らく一番奥で監禁されとるじゃろう・・村長から聞いておる思うが・・サキュバスが全員反クリス軍についたのは彼女を人質に取られているため従っている者もおる。』
ジーニアス『分かりました・・では、さっそくフォルティアに向かいます。』
国王『うむ。頼むぞ・・おお、そうだ言い忘れておった。戦士の中には女性もおる。サキュバスと間違えて攻撃せんようにな。後、帝国に着いたら皇帝に会いなさい。』
ジーニアス『分かりました。』




フォルティア帝国に着き現皇帝に会った。ヴァーグとは正反対の性格だ。黒の穴の場所を兵に案内してもらい。そして兵に注意事を書いた紙を受け取った。紙にはこう書かれている。


一・中は淫魔の数が半端ではありません。サキュバス以外にもかなりの種類が居ます。それと一、二階はそんなに強力な淫魔いないのでご安心を・・

二・敵は淫魔だけではなく、罠があることも忘れないで下さい。淫魔に会い、敵わないと思ったら迷わず逃げる事・・

三・戦闘して体の負担が大きかったら、徒歩で城まで戻るか、このテレポマジックという魔石を使ってください。使えば一瞬で城に戻れます。但し、これはサキュバスが近くにいたら、使えませんので注意してください。洞窟の入り口付近に設置しある。転送装置を使えば、前回テレポマジックが使った場所記録しているので一瞬で行けますが、一度行くと記録は消えてしまうので注意。もし無くしたら買ってくださいね。

四・サキュバスを倒すと報酬金が貰えます。強さや種類によって額は変わりますが・・

五・薬の素材などを拾ったら、街の薬屋に持って行ってください。奥に行けば、行くほど高価な物が手に入ります。

                   以上です。御武運をお祈りしています。


ジーニアス『よしっ行こう、初めてだし今日は一階までにしておこう。』
僕は洞窟に入っていった。中は意外と明るかった。今日は薬草などを拾って、帰ろう。僕はその辺に薬草はないかなと思い探す。結局三時間程探して少ししか見当たらい。僕は帰ろうと思ったら、角から人影が見える。
僕は魔法が何時でも使えるよう身構えた。そして角から人が出てくる、鎧をきているところからみて騎士のようだ。顔が見えたロングヘアーの女性だ。
女騎士『誰!?』
ジーニアス『わあ!』
いきなり短剣を投げてきたのでびっくりした。危く命中するところだ。
女騎士『人間よね。ふぅー・・びっくりしたわ。』
ジーニアス『びっくりしたのは、こっちだよ!!』
女騎士『ごめんごめん。』
女性はこっちに歩み寄って来る。その時何かを踏んだ音が聞こえた。
とりあえず、物語と書き方を変えました。キャラクター変わっていません。また何かご意見ご要望、ご指摘がありましたら、申し上げて下さい。

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