正支配人になるための最後の試練までの7日間、僕は少しでも強くなるために今まで以上にイかせ合い
することにした。そして次の相手は橘さんだ。僕にとって一方的な相性を持つ名器を持った女の子だ。
決して油断はならないけど、挿入されなければそんなに恐れるような相手ではない。
「し、失礼します・・・」
橘さんはいつものように部屋の扉からこっちを控えめに覗いてから、またも控えめな感じで部屋の中へ
入ってきた。小さなバッグを持っているようだけど荷物を置かないで僕の部屋に来たのかな?
「来てくれてありがとう。・・・じゃ、早速始めようか」
「はい・・・! 支配人様のためにも・・その、がんばりますね?」
会話、というより挨拶もほどほどに僕たちは服を脱ぎ始める。そして服をどちらも脱ぎ終えたところで
イかせ合いが始まる。これは僕が姉貴と戦って気絶したあと、姉貴が提案したルールだそうだ。わかり
やすいのでどちらかが服を着ていればこの服を両人とも脱いだ時点でスタート、というルールを適応し
ている。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
橘さんが緊張した面もちでじりじりと僕に近寄ってくる。前にイかせ合いしたときよりも全然隙が無く
なっている。仕事や他の女の子とのイかせ合いの中で成長しているのがよくわかった。本当に油断なら
ないと思う。どう攻めたらいいものか・・・
「・・・・・・・・・」
橘さんもどう攻めたらいいか困っているようだった。しかし、細い体だ。子供みたいな体型をしている
から余計にそう見えるのかもしれない。・・・そうか。
「・・・!」
橘さんが怯えたようにビクッと震えた。僕が一気に距離を詰めたからだ。僕は男として力は無いほうだ
ろうけど、橘さんのような女の子と比べればその差は歴然としている。つまり、この力の差で押し伏せ
てやろうというわけだ。
「えいっ!」
「きゃ、あぁっ??!!」
僕は橘さんの両肩を掴むと、少し強引に部屋のソファーへと押し倒した。・・・大丈夫、だよね? 見
ると橘さんは何がなんだか分からない様子、これはチャンスだ! 僕はそのまま無い乳(タブー)を揉
めないのでくすぐるように撫で始めた。
「あ、んん・・・」
橘さんはぴくっと体を震わせ、可愛い声で軽く喘ぐ。僕はその声に少なからず興奮して無い乳にもっと
激しく愛撫を加えていく。
「あ、やん・・・支配人様ぁ・・・」
僕は気持ちよくなるのを必死に我慢する橘さんの顔と、それでも出る喘ぎ声に気をよくしてまだまだ激
しく無い乳を攻めまくる。それはそう、他のことに気が回らないぐらいに、だ。
「し、支配人様ぁ・・・ぁ・・・」
「どうしたの? 気持ちいいの?」
「はい・・・でも、支配人様も・・・気持ちよくなって下さい」
ぐちゅ・・
「え、あっ?!」
ペニスから背中にかけて電流が流れるような感じを受けた。間違いなく快感だ。それもかなり気持ちい
い! 僕は慌てて自らの股間を見るとそこには大人の玩具が生えていた。それには“オナホール稲垣版
スペシャル”と書かれている。どこかで見たことあるような・・・いやっ、記憶の詮索よりも今はこの
玩具を外さないと・・・! 見るとソファーの脇には橘さんのバッグがある。くそ、そういうわけだっ
たんだ。
「次は、その、支配人様の番ですっ!」
橘さんは今までに見たことがないほどの機敏な動きで僕の背中側に回り込むと、手を伸ばしてオナホー
ルを握った。
「うっ」
これはいつか誰かに使われたもの(第六話・前編参照)と違ってオナホールを握った圧力がペニスにも
伝わる仕様になっていて、さらに中のイボイボが強力だ。橘さんの手が動くとそれはさらに凶悪な一面
を見せた。オナホールがペニスの根元まで下がると、ホールの一番奥に尿道口を突っつくような突起が
あって、それがじわじわとした、それでいて確実な快感を僕にもたらすのだ。
このままじゃやばい! 僕が必死に考えを巡らせようとしたその時・・・
「え・・えぃっ」
「ぎゃっ?!」
橘さんが可愛い声で気合を入れたと思ったらもう片方の手で玉をぎゅっと握ってきた。何とも言えない
地味な快感が股間に広がる。橘さんは引き続き玉をぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっ・・・と揉んでくるので
僕は、
「うっ、くっ、んっ、うぅっ・・・」
と、オナホールによる攻撃にも合わせて喘ぎ、橘さんに身を任せてしまう。ど、どうにかして逃げない
と本当にイってしまいそうだ。背中から橘さんに抱きつかれた状態ではあるものの、幸い両手は封じら
れていない。この両手でどうすべきだろうか?
「ど、どうです・・・? 気持ちいいですか支配人様・・・」
「う・・ううぅ・・・(気持ちよすぎる!)」
橘さんはますますオナホールを動かす手つきを激しくしてきている。オナホールは道具でありながら凶
悪な仕様で僕にペニスを貫くような快楽をたたきつけてくる。・・これは色々と考えている暇はなさそ
うだ。結論は1つ、無理矢理橘さんをひっぺかすしか無い!
「橘さ・・んっ、これまで・・だぁ・・・」
我ながら間抜けな声をあげると、僕の背中から股間へと伸びる橘さんの二の腕を掴む。橘さんはもちろ
ん抵抗するが、ここは力の差で無理矢理離し・・・いや離せない?!
「は、離しません・・・」
橘さんは必死に抵抗する。思った以上の力で僕のペニスにしがみついている。簡単に離せると思っただ
けにちょっとショックだ。いやしかし離さないわけにはいかない。こうしているうちにも橘さんは手を
微妙に動かしてペニスをオナホールでしごいている。僕の方も限界がそろそろ近づいている。こ、ここ
までなのか・・・?
「イ、イくまで・・その、離しませんから」
「くぅ・・は、離してくれ」
そう、オナホールを離してくれないとイってしまう・・・ん? そこで僕は気づく。橘さんは今、僕の
ペニスをしごいている。しかしそれはオナホールを通じて、だ。そこで僕の股間を見ると、今橘さんが
握っているのはオナホールだけで、それも両手だ。ということは・・・
「なら、これで・・・どうだ!」
「ひ、ひゃぁっ?!」
僕は橘さんのオナホールを掴む両手の上から橘さんの両手を掴むとぐいっと前へ引き抜いた。すると橘
さんの両手も前へいとも簡単に動いて、僕のペニスはオナホール稲垣版スペシャルから逃れることがで
きた。オナホールは奪い取って橘さんの手が届かない場所まで放った。・・よし、これであとは逆転あ
るのみだ!
僕は橘さんの方に振り返ると早速押し倒そうとした。しかしそこでまた橘さんが予想以上の行動に出た。
橘さんは僕が橘さんの方を振り向く瞬間、勃起しきったペニスをその小さなお口でぱくっとくわえたの
だ。まさかしてくるとは思っていなかっただけにこのダメージは大きい。橘さんはそのままずるずると
唇をすべらせて根元までペニスをくわえ、腰に強く抱きついてきた。・・・今度は外せそうに無かった。
「は、離して・・・ああっ!」
橘さんは上目遣いに僕を見ると楽しそうで、そして淫靡に微笑んだ。そしてペニスを一気に吸い上げた。
バキュームフェラだ。唇をすぼめ、舌で裏筋を圧迫し、そして吸い上げながらピストンするフェラ。そ
れは素人の女の子がやったとしても強力な性技となる必殺技だ。しかし、まさか・・・橘さんがバキュ
ームフェラをマスターしていたなんて!
「うぅ・・・あっあっ・・・やめて、くれ・・・うあぁ・・・!」
僕は橘さんに吸い上げられるままに腰を前へ突き出していた。橘さんの顔が前後に揺れるたびに精液が
尿道をせりあがっているようにも感じた。僕は橘さんの頭を掴んで止めようと考えたが、力が入らずに
ただ押さえているだけだった。橘さんは苦しいのか顔を真っ赤にしながら顔を前後している。
その必死にフェラしてくれている顔にまたそそられてしまう。かと言って目を閉じればペニスからの感
覚やバキュームフェラの淫猥な音が僕の射精を早めてしまう。も、もう快楽、射精のことしか考えられ
なくなって・・・もうっ!
しかしそこで奇跡が起きた。いや同然とも言うべきか、力の抜けた僕は膝がかくんと折れたのだ。そう
なると前に重心の傾いていた僕は橘さんの方へ倒れてしまう。
「ん、んん〜〜〜!!!?? ぷはっ」
橘さんは押し込まれたペニスに耐えきれず無意識的にペニスを口の外へ出してしまった。もし吐き出さ
れずにいたら亀頭が喉の奥に擦れ、僕はたまらずイってしまっただろう。だが、助かった。
僕は頭で考えるよりも先に橘さんを押し倒していた。橘さんの股間に顔を埋め、激しい舌さばきでクン
ニを仕掛けた。
「あ? あ、あっ、あっああぁ〜〜〜〜!!!」
僕のクンニに橘さんが喘いだ。顔をイヤイヤしながら感じている。僕は追い打ちをかけるようにクリト
リスを指で摘む。
「ひっ、だだ駄目ですぅ〜〜〜っ!!!」
橘さんは感じやすさまでは成長しなかったようだ。とてもよく感じている。僕はもう油断しないように
しながら橘さんを追いつめていった。
「やぁん! し、支配人様ぁっ!!」
とどめだ! 僕は膣のなるべく奥まで舌を差し入れ、クリトリスをひねるように摘み上げた。
「イ、イきますうぅ〜!! あ、やぁ、ああぁ〜〜〜〜んっ!!!!」
橘さんは一時の硬直の後、ソファーに沈んだ。
「すぅ・・・すぅ・・・」
橘さんはもう仕事の時間だというのにまだ眠っていた。まあ、ご指名があるまで寝かせておこう・・・
そう思って寝かせておいた。さすがに風邪を引かせたらまずいので後始末と着替えをしておいたけど。
「しかし・・・本当油断ならない子だなぁ」
正直今日は危なかった。ちょっと16号店最弱だったはずなのに・・・もう最弱どころか平均以上なん
じゃないか? ・・・というかピンチだっただけにそう思いたい。
「うぅん・・・支配人様ぁ・・・・」
「・・・寝言か。本当、こう見てると二十歳には見えないなぁ」
僕は子供のような寝顔の橘さんに何とも言えないほっとしたような気持ちを覚えると、仕事のために静
かに部屋を出ていった・・・
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