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ラブ&ピーク 第八話「姉? 登場」

姉貴に与えられた始めての任務をクリアしてから一週間。 僕は相変わらず店の女の子とセックスする、
 
というかバトルしていた。 試練や任務のおかげで僕も店の女の子のうち、約半分までは圧勝できるま
 
でになった。 このペースで進めば僕が心の中で決めた第三の試練も終わる日は近いだろう。
 
 
 
そして、今日は休業日だ。 店の女の子達数人に強くなるのに手伝ってくれと頼んで店に来てもらうこ
 
とになっている。 まぁ、つまりはHするから来てくれと言ったようなものだが・・・
 
トントン
「浅岸です。 入りまーす」
「あたしもいるよー!」
 
落ち着いた口調の浅岸さんと朝から元気な佐々木さんの声が僕の部屋の向こうから聞こえた。 予定よ
 
り20分も早かったが、僕も待ちきれなかったので嬉しい限りだ。
 
 
ドンドンッ
「ねぇー、支配人くんいないのー?」
 
「今開けるよ」
 
ドアを開けると私服姿の(いや、いつもそうだけど)2人が部屋に入ってくる。
 
かわいいなぁ。 僕はいつもながらここの女の子に見とれてしまう。 支配人になる前までは考えもしな
 
かっただろう。 まさかこんな女の子達とウハウハ(死語)な関係になれるだなんて・・・
 
「あの・・どうしました? もしかして起きたばかりでした?」
 
「あ、いや、なんでもないよっ」
 
どうやら自分の世界に入っていたようだ。 危ない危ない。
 
「支配人くん、早速ヤろうよ。 今日はそのためにあたし達を呼んだんでしょ?」
 
「ああ、うん。 早速始めようか」
 
店の女の子を取られないためにも強くなるんだ。
 
 
 
浅岸さんと佐々木さんの話し合いの結果、浅岸さんから僕と戦うことになった。 僕は裸で浅岸さんと
 
向き合う。
 
「よろしくお願いします、支配人さん」
 
「ああ、よろしく」
 
僕はまだ浅岸さんに勝ったことはない。 もちろん佐々木さんにも。 何故負けるのかはわからない。
 
今まで戦ってきた女の子の全員より強いとは思わないのに・・・。 恐らくそこに答えがあるはずだ。
 
闘いの中で見つけなければ。
 
「紀美子ー、さっさと勝ってね。 早くあたしもしたいからー」
 
その言葉に頷く浅岸さん。 言わないが心の中では僕に絶対勝てる自信があるということか・・・
 
「じゃあ、始めっ」
 
佐々木さんの合図と共に僕も浅岸さんも動いた。 部屋にはベットとソファーがある。 僕はソファー側
 
へ、浅岸さんはベット側へ蟹歩きで移動する。 そして互いにソファーとベットを背にして向かい合う
 
ことになった。 ソファーとベット、普通ならベットで戦うけども、それだと今まで通り負けてしまう
 
気がする。 だから僕はソファーで戦うことを望んだ。
 
「・・なるほどソファーでしたいのですね? わかりました」
 
「ぇ?」
 
別にどこで戦おうと構わない、そんな浅岸さんの態度にちょっと精神的にぐらついた。 いやいや自分
 
で望んだ場所での戦いなんだ。 こんなことで気圧されてたまるか。
 
僕は浅岸さんが寄ってくるのを待ちながら隙を伺う。 さすがに浅岸さんも警戒していて隙はない、い
 
や見つけられない。 そうしているうちに浅岸さんが近づいてくる・・・!
 
 
「ずいぶん・・・」
 
「え?」
 
「ずいぶん隙が減りましたね。 前に戦ったときと比べるとそれは格段に・・・」
 
そうなのだろうか? あまり実感はわかないけど。
 
「π農場でしたか・・・その敵地でいい経験を積めたようですね」
 
「そ、そうかな?」
 
「ええ、実際に戦ってみれば分かります。 ほら、遠征に言ってからのあなたはあまり負けてないでし
 
ょう?」
 
「あ・・そういえばそうかも」
 
確かに圧勝とも言える勝ち方を出来たのはπ農場遠征の後だ。
 
「とにかくです。 支配人さんの成長ぶりを感じ取った今、もう手加減はしませんから」
 
華やかな笑顔で恐ろしいことを言う浅岸さん。 逆に怖いって・・・
 
「でも、やっぱり今まで手加減されてた?」
 
「・・・半分当たりです。 今までは支配人さんを成長させるための本気。 でも今からはあなたを倒す
 
ための本気でいくと言うことです」
 
「な、なるほど・・」
 
つまり僕も敵だと、敵だと思って戦うということか。
 
「では、そろそろ再開しましょうか。 舞も拗ねていますし」
 
「え? ・・ああ」
 
佐々木さんはというと部屋のベットに座ってつまらなそうにしていた。 何か言われる前に戦いを再開
 
するとしよう。
 
「それではいきますよ」
 
 
浅岸さんが仕掛けてきた。 右か、左か。 しかし左右、もちろん前にもいない。 ということは・・・
 
「くっ」
 
下から来た! 腰に抱きこうとしている!
 
僕はとっさに浅岸さんが腰を抱こうとするのを避けると、細い両肩を掴んでソファーに押し倒した。
 
勝機! 僕は肩を掴んだ手を、肌の上をすべらすように胸へと持っていった。いや、胸があったはずの
 
場所へと持っていった。 ・・・あれ?
 
そしてその瞬間、むにゅりという擬音が適切であろう感触が僕のペニスに押し寄せていた。この感触は
 
間違いなくオッパイのそれだった。
 
 
浅岸さんは僕かその肩から掴んだ手を移動させたとき、同時に僕のまたの間をくぐり抜け、適当な位置
 
で止まってペニスをそのふくよかな胸で挟み込んだのだった。 僕がそのあまりの早業に少しの間だが
 
思考が停止してしまった。 その少しの間に浅岸さんはひざで立つと仁王立ちしているままの僕の腰を、
 
手も一緒に前から逃がさないようにがっしりと抱いた。 そして僕が状況を把握できたときには浅岸さ
 
んのオッパイがペニスを蹂躙していた。
 
吸い付くようで全てを跳ね返すような張りもある乳房がペニス、それに玉や太股まで押し寄せて快感を
 
残して引いていく。 でも引くのは僅かで柔らかな乳は短い間隔で何度も何度も押し寄せてくる。
 
「うくっ・・」
 
僕は何とも言えない快感に捕らわれて身体が痺れてしまった。 ペニスもその例外ではなくて浅岸さん
 
のオッパイの動きに捕らわれ、されるがままとなっている。
 
「どうしました支配人さん? 動けなくなるほど気持ちいいのですか?」
 
浅岸さんは僕の顔を見上げて微笑む。 明らかに挑発なのだろうが、今の僕にとっては甘い言葉としか
 
聞こえない。 心も浅岸さんの技に捕らわれ、痺れていた。
 
 
「ふふ・・♪ 早く逃げないとどんどん気持ちよくしていきますよ」
 
浅岸さんは上半身をくねらせて、少しずつパイズリのペースをあげていった。 スピードが上がれば人
 
間の動きは乱れるものだ。 パイズリの場合その乱れがオッパイの揺れの乱れに繋がって気持ちよさを
 
増長させる。 もちろん素人ではこの乱れを扱いきれないだろうが浅岸さんはプロだ。見事な技でオッ
 
パイの揺れを利用し、単にオッパイでペニスを擦る性技の何倍もの快感を送り込んでこれるのだ。
 
「やっやめてっ・・ 気持ちよすぎる・・・」
 
僕の足はあまりの快感によってがくがくと震えてしまっていた。 オッパイがペニスに触れて揺れるだ
 
けでもかなり射精までの時間を削られた。
 
「早く逃げないからですよ。 ほらほら、射精するまで止めませんよ?」
 
「うわあっ?!」
浅岸さんはさらに乳首を亀頭に擦りつけてきた。 これがまた恐ろしい性撃力で、3回ほど乳首が亀頭
 
を擦っただけで急激に射精感が込み上げてくるほどだった。
 
 
「やめ・・ うあ・・・で、出ちゃいそうだぁ・・・!」
 
「それではたくさん出してくださいね」
 
浅岸さんはラストスパートかけてきた。 僕のペニスの先からは我慢汁が溢れ、浅岸さんの性撃力を増
 
し、パイズリの刺激は射精寸前のペニスにとってはとうてい耐えきれない刺激と化した。
 
「これで、終わりですっ」
 
浅岸さんはとどめに勃起した両乳首で亀頭を擦ってきた。 乳首が亀頭をくすぐり、張りつめた亀頭の
 
先から敗北の証でもある精液が勢いよく飛び出した。
 
ドクドクドク・・
「ああ・・・・はぁ・・はぁ・・・」
 
「相変わらずたくさん出ますね」
 
勢いよく出た精液は仁王立ちしている僕の胸の辺りまで何度か飛んだ。 浅岸さんの顔にもけっこうか
 
かってしまっていた。 でも、今の僕にはそんなことを見ている余裕はなく、浅岸さんが顔についた精
 
液を落とすために僕の腰に回した腕を放したと同時に、支えがなくなって床にへなへなと座り込んでし
 
まった。
 
 
「お疲れさまっ。 紀美子に本気させるなんてなかなかやるじゃん」
 
戦いの終わったのを知ると、佐々木さんはティッシュを持ってきてくれた。 ついでにゴミ箱も。
 
「ありがと。 でも、全然敵わなかったな」
 
僕はティッシュを受け取ると自らの急所をキレイにしながら言う。
 
「それはまあ・・経験の差ですよ。 多分性技だけなら支配人さんの方が上だと思いますよ」
 
「そういうこと。 だから支配人くんも経験をもっと積めば紀美子とも良い勝負できるはずだよ」
 
「そう・・ありがと」
 
「うん。 じゃ、そろそろあたしと勝負しよっ」
 
「・・・ ・・・ ・・・えっ?!」
 
急に話が変わってビックリした。 佐々木さんらしい会話の流れだけどまだ慣れない。
 
「このまま2回戦大丈夫でしょ? いつもやってることじゃん」
 
「いや、まあそうだけども」
 
何か今日の戦いは疲れた。 何でか知らないけど。
 
「ええー、じゃあ待ってたあたしは何なのよー」
 
「わ、わかった。 だけどもう5分だけ休ませてよ」
 
「だーめ。 今すぐ勝負しようよ」
 
 
トントン・・
 
ノックの音だ。 何ともタイミングのいい。
「入って良いよ」
 
「し、失礼します・・橘です」
 
ドアの向こうから橘さんが現れた。 いつも通りおどおどしているふうだったが今日は頬が紅潮してい
 
た。
 
「ゆかりん、次はあたしだから待っててね」
呪詛のような声で言う。 ある種の執念を感じる・・
 
「あ、いえ・・そうじゃないんです」
 
「え? もしかして何かあったの?」
 
「はい・・お客様です」
 
「誰? 今日は休業日だって入り口にあるのに」
 
「いえ、その・・支配人様のお姉さまがいらっしゃってるんです・・」
 
「ああ、姉貴がね・・・って姉貴?! どうしてここに!」
 
僕は思わず橘さんの両肩を掴んで問いただした。 橘さんはそれに驚いて声が出ないようなので手を放
 
してあげた。
 
「いえ、用件はわからないのですけど、とにかく弟に会わせて欲しいと言っていました・・」
 
「わ、わかった。 じゃあ、呼んできてくれるかい?」
 
「は、はい」
橘さんは早足で部屋を出ていった。 ・・と思ったら戻ってきた。 姉貴を後ろに連れて。 すぐそこま
 
で来ていたということか。
 
 
「「「お、おはようございます!!」」」
 
「へっ?」
 
浅岸さん、橘さんそしてあの佐々木さんさえも深々と頭を下げた。 こんなの僕でもされたことはなか
 
った。
 
「ん、苦しゅうない。面をあげい」
 
その言葉に頭を上げる三人。 というか何様だよ、姉貴め・・
 
「そして久しぶりだな弟よ。 いや、義弟よ」
 
「あ、ああ久しぶり・・だけど何だよ義弟って」
 
「ん? 言葉通りじゃないか。 義理の弟だろ?」
 
「初耳だ!」
 
まったくこの姉貴は。 久しぶりにあったと思ったらつまらない冗談を言う。 総支配人とはいっても姉
 
貴は姉貴だった。
 
「ん? 知らなかったのか? わたしはお前の義姉なんだぞ」
 
「いい加減冗談はやめてよ。 つまらないから」
 
「冗談じゃないぞ。 親から電話なかったのか?」
 
「無いって」
 
「ん〜、そうか。 親は今外国でイかせあいによる風俗店争いを繰り広げてそれどころじゃなかったな」
 
「あぁ、それで電話がなかったのか・・じゃなくて親はそんなことしてるの?!」
 
「あぁ、お前は知らなかったかも知れないがうちの家系は代々そういう仕事をしてるんだぞ。 お前は
 
実は親が負かした風俗店の看板代わりだそうだ」
 
「・・・・・・・・・」
 
ちょっと待った。 整理しよう。 親は実は本当の親ではなく、僕は単に看板代わりに持ってかれた子だ
 
ということか。 いや、違う。 そうだ、これは姉の冗談なんだ。 いつもよりちょっと違うけどこれも
 
姉貴の冗談なんだろう。
 
「言っておくがこればかりは冗談じゃないぞ」
 
「・・・・・・・・・そ、そうだったのか」
 
ショックだ。 何がショックかって看板代わりに持ってかれたなんてことだ。 せめてもっと普通の養子
 
ならばいいものを・・・
 
「まあこうでもしないど倫理的に問題あるからな」
 
「・・もしかしてそれだけのために僕は義弟になったの?」
 
「いや、それは事実だ。 まあ気にするな。 大したことじゃない」
 
「とてもそうだとは思えないのだけど」
 
「・・・まっ、それはおいといて今日わたしが来た本題に移るとしようか」
 
「よくないし・・・」
 
「あぁ、それから・・・」
 
「?」
 
「これからは姉貴ではなく義姉と呼ぶように」
 
人差し指をピンと立てて言う姉貴、いや義姉・・・いや、姉貴だ。 これが一番しっくりくる。
 
 
 
「本題に移るぞ」
 
姉貴はベットに腰掛けている。 浅岸さん、佐々木さん、橘さんは三人がけのソファーに、僕は床だ。
 
浅岸さんらはソファーに座るよう薦めてくれたが姉貴の命令で僕は床に正座させられたのだった。
 
「弟よ。 今までにお前は15号店、5号店そしてどっかの風俗店との勝負に勝ったんだよな?」
 
「うん、一応勝ったけど?」
 
「一応は無し。 勝ちは勝ちだろ?」
 
「ああ、うん。 勝ったよ」
 
「うむ、それでだ。 お前に最後の試練を与える」
 
「さ、最後の試練?」
 
「ああ、これをクリアしたら支配人として認める」
 
そういえば僕はまだテストとしての支配人だったんだっけ。 ほとんど忘れてた。
 
「そ、それで最後の試練というのは・・・?」
 
浅岸さんが控えめに聞く。 最後の試練というのは何なんだろうか? まさか姉貴に勝てとか言うんじゃ
 
ないだろうか。 まさかね・・・
 
「ん、わたしにイかせあいで勝つことだ」
 
そのまさかだった・・・
 
「ちょ、ちょっと待ってくださいっ。 いくら何でもそれは無理というものです」
 
「そうだよ。 総支配人に勝てる男なんているわけないじゃん!」
 
「そ、それは厳しすぎます・・・」
 
浅岸さん、佐々木さんそして橘さんが僕の心を代弁してくれた。このラブ&ピークの女の子が戦いを思
 
い返すだけ顔を赤らめ、同時に恐れるほどの強さを持つほどの姉貴に勝てるわけがないんだ。
 
 
「決めたもんは決めたんだ。 お前らが何と言おうともこいつが支配人になるかどうかは総支配人であ
 
るわたしが決める。 文句無い?」
 
「「「はい・・」」」
 
「お前も最後の試練はそれでいいだろ?」
 
「よくないし。 だってほら、近親相姦になるし・・」
 
「大丈夫だって。 義理の姉、妹とのセックスなんてAVだとかエッチなゲームだとかじゃよくあるだろ
 
?」
 
「い、いやでも・・・」
 
「はは〜ん、さてはびびってるな?」
 
「うっ」
図星。
 
「わたしに勝てないからといって避けようとしているわけだ」
 
「うっ、それは仕方ないじゃないか。 姉貴に勝てるわけがない!」
 
「ああ、それはそうだ。 わたしは絶対に負けはしないさ」
 
「じゃあ、なんで無理なことを試練にするのさ?」
 
「ん〜、ぶっちゃけた話この試練は勝敗を見る試練じゃないから。 ようはどれだけ強くなったか知る
 
ための試練なわけ。 でも、わたしが定めた基準より弱ければ容赦なく落とすから気を抜かんでくれ」
 
「な、なるほど・・」
 
ちょっと安心。 でもまだ不安は残ったままだった。 『わたしの定めた基準』、それはどのくらいの強
 
さなのだろうか? どんな強さなのだろうか?
 
「ま、話はこれだけだ。 早速試練へ移ろうか」
 
「えっ、ちょっと待って。 今すぐなの?」
 
「ん? 言わなかったか? まぁいいか」
 
「よくないよ」
このクソ姉貴め。
 
「ん? 今悪口を心の中で思言っただろ弟よ」
 
「き、気のせいじゃないかな」
 
「・・・ ・・・ まぁ、いい。 ともかく最後の試練は今始める。 いやなに、落ちてもすぐにはここ
 
から追い出しはしないから安心してくれ」
 
「「「・・・・・・」」」
 
複雑な気持ちで部屋を移る姉貴を見つめる女の子三人が非常に印象的だったのを覚えている。
 
 
 
「じゃあ、準備するから待ってろよ」
 
何故か部屋を移った僕たちだったが、姉貴が服を脱ぎ始めたことでそんなことはどうでもよくなってい
 
た。 姉貴が衣服を脱ぐごとに露わになる綺麗な白い肌と漂ってくる甘い香水の香り。 それだけでも十
 
分魅力的だが、ブラジャーを外したことで露わになった乳房は、言い過ぎかも知れないが神の芸術と言
 
ってもいいぐらい美しい形をしている。 下半身を見ると僕の分身は完全に勃起していた。何日も溜めてお
 
いた錯覚すら覚えるぐらいである。
 
「それじゃあ始めようか」
そう言ったものの、姉貴はまだパンティーを脱いでいなかった。
 
「下は脱がないの?」
 
「ん? ああ、そうだな。 いや、必要ないと思ったが一応脱いでおいでやるか」
 
姉貴はパンティーを脱ぎ始めた。 しかし・・姉貴の裸を見るなんて何年ぶりだろうか。 まさかここま
 
で魅惑的で美しい身体になっているなんて思いもしなかった。 いや、黙っていれば美人だというのは
 
わかっていたけど。
 
「よし、これで文句無いだろ? 始めるぞ?」
 
「・・・・・・」
コク
僕は無言で頷く。 かなり緊張してきた。 心臓はバクバクしているし、足は小さく震えている。
 
「合図はそこの三人、頼む」
 
「はい。 それでは私が・・」
 
浅岸さんが始めの合図を言うことになったようだ。 場に緊迫の空気が流れる。 もちろん余裕の姉貴を
 
除いて・・・
 
 
「始めてください」
 
始めの合図、僕は同時に姉貴に突進していった。 相手は僕が知っている限り最強の姉貴だ。 小細工は
 
無用っぽいから真っ正面から向かうことにした。
 
「無駄だな無駄。 わたしはお前の義理だが姉だぞ。 お前の行動パターンなど読み通しさ」
 
「昔の僕とは違う!」
 
「そうかな?」
バッ
 
バフッ
「うわっ?!」
 
姉貴は何とベットのシーツを僕にかぶせてきた。 僕が距離を詰めていたというのに何という早業だ!
 
それに何という滅茶苦茶で強引な技なんだ。 くそっ、相手はあの姉貴だとわかっていたのに・・・!
 
こうなるともう相手のペースだ。 僕はシーツから抜け出そうとするが一時的なパニック状態になって
 
もがくばかりだ。 姉貴はもちろんこの隙を見過ごすはずもなく、僕のかぶっているシーツに潜りこん
 
ですかさずペニスを掴んできた。
 
「うっ!」
 
僕はペニスを掴まれた瞬間硬直してしまった。 今まで女の子に手で掴まれたことは何度もある。 姉貴
 
の手はそのいずれとも違う感触だった。 具体的には説明はできないが、ただこれで手コキされたらす
 
ぐさまイってしまうだろうということだけはわかった。
 
「チェックメイトだ。 いつもなら手コキでイかせるが特別サービスだ。 姉のフェラを味わうがいい」
 
動けなかった。 これからフェラされ、イかされると知っていて微動だに出来なかった。 これは諦めで
 
はなく、快楽への期待だった。 そうだと気づいたのはもう少し後ではあるがとにかくその時は正気を
 
失っていたのだ。
 
ちゅぶぅっ! ずずず・・
「ああっ! あっあっあっ・・・」
 
下半身からいやらしい音が響いた。 姉貴は僕のペニスを思いっきりバキュームしていた。 僕はその時
 
すでに射精を始めていて、視界に白いもやがかかり始めていた・・・
 
 
 
 
 
その後のことはよく覚えていない。 ペニスから体中に広がる電流のような快楽だけは鮮明に頭に残っ
 
ていた。
 
目が覚めたときにはもう姉貴はいなく、僕は自分の部屋で寝ていた。 浅岸さん、佐々木さんそれと橘
 
さんによると気絶した僕を何度も射精させた後帰っていったという。 それと・・
 
「それと最後の試練は一週間後にまたやるって言ってたよ」
 
「今のは様子見だと、そうは言っていました」
 
「わかった。 あと、僕はどれぐらい気絶してたの?」
 
「その、もう夕方です。 他に今日戦う予定だったみんなも今は下にいます・・・」
 
ということは9時間ぐらいも気絶していたのか。 みんなにも迷惑をかけたな。
 
「んしょっと」
 
まだ気怠い体を無理矢理起こす。 その時気づいたのだがペニスが痛い。 どれだけ吸って帰ったんだあ
 
のクソ姉貴は。
 
「大丈夫ですか? まだつらそうですけど」
 
「いや大丈夫だよ。ありがとう。 それより姉貴は一週間後に最後の試練をするって言ったんだよね?」
 
「うん。 確かにそう言ったよっ」
 
「どうしますか・・・?」
 
「どうするって・・・それはもちろん逃げるわけにはいかないよ」
 
そう、逃げるわけにはいかない。 でも、一週間後までに強くならないと結果は逃げたのと一緒だ。 支
 
配人を辞めなくてはいけなくなる。 どうやって強くなるか・・・
 
「ねぇ・・・」
 
「はい?」「どしたの?」「な、なんでしょうか・・?」
 
「僕が強くなるのを手伝ってくれないか?」
 
「何言ってんの? 当たり前じゃん」
 
「あなたがいなくて誰がこの15号店の支配人になるというんですか。 私にはあなたしか考えられま
 
せん」
 
「わ、私も僭越ながら手伝わせていただきますね。 その、役に立つかわかりませんけど・・」
 
やることは今までと大体同じだから了承してくれるのは分かっていたけど、こうして言葉にしてももら
 
うととても嬉しかった。
 
「ありがとう・・」
 
「ふふふ、お礼を言うほどのことでもありませんよ。 私、下の娘たちにも伝えてきますね」
 
「あ、あたしもーっ」
 
「わ、私もいきます・・・」
 
「三人とも行くの? じゃあ、支配人くんはそこで待っててね」
 
三人の女の子は出ていった。 いい娘だなぁ。 やっぱりこんなことで彼女たちと離れるのはイヤになっ
 
てきたぞ。 絶対にラブ&ピーク16号店の支配人として認められてやるんだ。 そのためにも絶対に強
 
くなってみせる。 僕はこの日、仮支配人となって何度目かの誓いを立てたのだった。

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