扉を開けるとそこは学校の教室ぐらいの大きさがある部屋だった。そして部屋の中央に十分の八ぐらいが大きなピンクのベットに占領されていて。凄くいい匂いがした。
「よく来てくれましたね、さあこちらに・・」
ベットで寝ていたシェンナが上体を起こし、近くに来るように言ってきた。僕はフラフラと操られたみたいにベットに近づき、かけ布団をきて、モコモコと移動しシェンナに近づいた。
「近くで改めて見ると、凄く可愛いですね・・・」
「・・・ありがとう」
顔を赤くして僕は言った。正直に言おうこの人も僕の好みのタイプだ。シェンナは暫く僕の髪を撫でていたが、頬に手を当ててきた。
「・・・・もう我慢できません・・んっ」
「ん〜〜〜〜!」
シェンナは僕に突然キスをした。僕はシェンナの肩を押し、離れようとしたが、頬から後頭部に手を回され、離れることができなかった。
「んっ・・ぷはっ」
「はあはあ・・あれ何か・・」
「息苦しいですか?まだ説明してませんでしたね、私達は人間ですがある程度階級が上がると、クリス様から力を与えて貰えます。」
「力?」
「そうです。私が授かった力は、男性にキスをすることで効果があります。私とキスした男性はうまく呼吸することができなくなります。他の場所なら窒息しますが、今、この城でなら辛うじて呼吸できます。最も非常に息苦しいですけどね・・」
僕は少し恐くなってきた。窒息することはないけど・・呼吸ができない苦しみを味わうことになるから・・
「心配することはありません。苦しみから逃れる方法はあります。」
「本当・・・?」
「空気を吸い込んでも呼吸できませんが、私の吐息を吸えば呼吸することができます。つまり私とキスをすれば、苦しみを味わうことはありません。」
「そん・・な・・」
「どうします??このまま苦しみ続けますか?それとも私とキスをして楽になるか?」
僕は迷った・・・苦しみ続けるのは正直嫌だけど・・・この人とキスしたら虜にされるかもしれないし・・・数秒迷った挙句、僕はシェンナにキスしようするが、顔を離され拒否された。
「会って間もない女性に、断りもなくキスをするのは失礼ですよ。」
「お願いだよ・・キスさせて・・苦しいよ・・」
「させて?人に物を頼む時は言葉を選びなさい。」
「シェンナ様・・どうかキスをして下さい・・お願い・・します・・」
「んふふ・・いいですよ。では・・んっ」
「んむっ・・んっ」
シェンナは僕の後頭部に右手を回し左手で自分のローブの紐を解き、全裸になった。そして僕の上に覆い被さるようにして乗って来た。暫くして気付いたがシェンナの言う通りキスすると息苦しくなくなった。
しかし彼女の舌が僕の舌に絡みついたり、乳房を胸板に押しつけてきたりした。僕は両手で抵抗しようとするが、体は言うことを聞かず、抵抗するどころか、シェンナの背中に手を回してしまう。
「ぷはっ・・私の体どうですか?自信はあまり無いんですけど・・気持ちいいですか?」
「気持ちいい・・それより・・・早くキスして・・」
「永遠にキスして欲しいですか?」
「永遠にして下さい。・・シェンナ様・・」
「分かりました。」
キスされてると目の前が真っ暗になってきた。意識を保とうとするがここに来るまで何度も射精したので限界だった。
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